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ソサエティ
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その夜、ホテルに戻った俺はアンナが用意してくれたタキシードに身を包み、
言うことを聞かない蝶ネクタイとの格闘を済ませてどうにか支度を整えた。
ロビーに降りるとアンナはまだだった。
女の身支度というやつはいつも男よりも時間がかかる。
いつも呼び出すと予想より早く駆けつける彼女だがアンナのような凡そフェミニンさから程遠い人物でもドレスアップするような時はその法則に当てはまるらしい。
今夜、行われるソサエティの会合、通称アンニュアルに御伴するためだ。
彼女の話によると、昼間の「気の進まない用件」は自分のことを快く思っていない親戚との会合だったらしい。
そこで、例年の通り、魔術界の権力争いに興味がないことを証明した彼女は、
今夜、魔術師の権力者たちが集まる会合で改めて自分の意思を証明する必要があるらしい。
「フィッツジェラルド家以外にも私の存在を気にかけている家系がいくつかあってね。気は進まないけど行くしかない」
というのが彼女の弁だ。
会自体はアフタヌーンティーを簡略化したような形のものだそうだが、
ここは紳士と淑女の暮らす歴史と伝統の国。
そして、魔術師という連中は時代の変化に迎合しないことに意固地になっているような連中だ。
暗黙の了解として厳しいドレスコードがある。
しばらくするとようやく彼女が降りてきた。
いつもの関わり方のせいで、彼女が人目を引く美人だということをすっかり忘れていた。
機能的ないつもの服装とは正反対のシックなイブニングドレスを身にまとった彼女は控えめに言ってゴージャスだった。
ロビーにいた他の男たちが息をのむ音が、はっきりと聞こえるぐらいに。
男たちの視線を集めながら俺の元に歩み寄って来た彼女は言った。
「何かご感想は?」
「そうだな。じゃあ、4語で言っていいか?」
「どうぞ」
「You are wonderful tonight(今夜の君はとても素敵だ)」
そう、俺が言うと、彼女はいたずらっぽく笑って言った。
「今夜は?いつもは違うってこと?」
「いつも以上にってことだよ。言わせんな、恥ずかしい」
「エスコートしてくれる?色男さん」
「喜んで、美人さん」
突き出した俺の肘に、アンナの手がかかる
その手は柔らかで極上のシルクのような肌触りだった……と言いたいところだが、実際、彼女の手はゴツゴツだった。
考えてみれば当然だ。
いつものように銃やナイフを振り回している手がそんなヤワな手触りなはずがない。
この世には、千年の恋も冷める瞬間というやつがあるらしいが、仮にそんなものが本当に存在するとしたら、その瞬間は意外とこんなものなのかもしれない。
×××××××
すっかり陽の落ちたオックスフォードの街中を進む。
24時間営業の店が当たり前のように立ち並ぶニューヨークと違い、
このイングランドの古都はすでに静まり返っていた。
アンナに連れられて、モードレンカレッジの中を進み、
思いがけない場所から地下に潜る。
しばらく地下道をまっすぐ進むと1つの大きな扉にたどり着いた。
ソサエティ本部施設内に存在する食堂らしい。
レセプションらしきものは特になく、ただ扉を開けて中に入る。
地下にも関わらず、中はかなり広く、既に多くの人間が集まっていた。
彼らは一様に何かを疑っているような目つきをし、紅茶の入ったカップを傾けながら、部屋のあちこちで立ち話に興じていた。
「ようこそ。腹の探り合いをする者たちの楽園へ」
隣の相棒がそう言った。
「こいつら、全員魔術師か?」
「そうだよ。腹の探り合いと相手を出し抜くのが趣味みたいな歪んだ連中の集まりだ」
「こっちだ」と言ってアンナは俺を部屋の奥に誘った。
奥のテーブルには紅茶やサンドイッチやオードブルが並んでいる。
俺が料理に手を伸ばそうとすると、アンナが言った。
「止めておいた方がいい。どれを食べても一様に、死んだ子供の指みたいな味がする。紅茶だけにしておきな。イングランドで食べられる数少ないまともな料理だ」
アンナはティーポットを取ると、2つのカップに注ぎ、片方を俺に渡した。
俺は一口飲んで言った。
「俺は何をすればいい?」
「横にいてくれればいい。
こんなところに1人でいるのは御免だからね
……早速来た」
アンナの視線の先を見ると1人の男が近づいてきていた。
「オリヴァー・クロウリー、メジャーリーグ級のクソ野郎だよ」
アンナは親戚の子供が作った甘ったるいレモネードを我慢して飲み干した後のような表情を浮かべていたが、オリヴァー・クロウリーと呼ばれた人物が近づいてくると一転して明らかな愛想笑いを浮かべていった。
「ミスター・クロウリー、ご機嫌いかがですか?」
「ミス・ロセッティ。相も変わらず麗しい。ローマの1件以来だね」
ミスター・クロウリーは鼻にかかった――俺は別にイギリス英語に偏見を持っているわけじゃないが、こういう人種が話しているのを聞くとどうしてもそういう気分になってしまう――明瞭な発音のイギリス訛りで言った。
「ミス・ロセッティ、ミセス・クロウリーになる誘いついては考えてくれたか?君の才能は一介のハンターに留まるには惜しすぎる」
「私の感性は明らかな政略結婚にイエスと言えるほど古くはありません。以前にも申し上げましたが、謹んでお断りします」
「そうか。まったくもって予測通りの回答だ」
ここまで話したところで、クロウリーは挨拶すらしなかった俺に1瞬視線を向けた。
そして、俺には「ご機嫌いかが?」の一言もなく、アンナの方を向き直ると言った。
「ところで、隣にいるのは君の召使いか何かか?
召使いにしてもそれほど魔力が微弱だと使い物にならないのではない?」
「パトリックは私の相棒です。
確かに魔力は些か以上に劣りますが、
私にとっては大事な相棒で友人です。
侮辱はやめていただきたいですね」
「そうか。私には、まともな魔力も持たない劣等人種を連れて歩くメリットが理解できないが、趣味は人それぞれだな」
「ええ。私にあなたの趣味が理解できないのと同じです」
クロウリーはアンナの皮肉を受け止めると、
鼻を鳴らし言った。
「ミス・ロセッティ。ところで愚弟について何か知らないか?」
「いいえ、何も」
「それは意外だ。君のような鼻が利く人が何も知らないとはね」
「あなたもご存じないようなことを私が知っていると?買い被りですよ」
それが会話の終わりだった。
クロウリーはアンナに「ごきげんよう」と挨拶すると、
俺などそもそもの最初から存在していないかのように去って行った。
嫌な野郎だ。
アンナは溜息をつくと言った。
「悪かったね、パトリック。
これが魔術の世界だ。
奴らにとって世界はすべて魔術で、魔術師として優れているかどうかが
人を判断する基準なんだ。
それに、魔術の研究で優れた成果を出すことが何よりも大事なことだから、
私みたいに魔力が1流でも魔術を金儲けの手段に使っていると魔術師は邪道とみなされる。だから、あんなことをしょっちゅう言われる」
その後も会合は似た調子の会話が繰り返され、
俺の存在はそのたびに無視された。
表面上は礼儀正しく振舞うものから、明らかな敵意を向けてくるものまで様々だったが、全員が一様に疑り深い眼をしていた。
会合の参加者は殆どが白人だったが、一人だけ東洋人がいた。
射るような目つきをしたその小柄な男は、アンナが5度目の会話を終えたところでこちらに近づいてきた。
アンナはその男の姿を認めると言った。
「カゼノミヤ。あんたが来てるとはね」
「お前も知っての通り、私は魔術の権威など何の興味もないが、
時々奴らの顔を見たくなる。
奴らと話をしながら、顔に塩をふってソテーするところを想像するためにな。
中々楽しいぞ。お前も試してみろ」
「それは楽しそうだ」
そこまで話したところで男はようやく俺に目をむけて言った。
「お前の相棒か?」
「そうだ」
「そうか」
そう言うと小柄な男は何の挨拶もなく歩き去って行った。
更に、アンナと魔術師たちのやり取りは続いた。
更に6組と話したところでアンナは心底疲れたという様子で言った。
「用は済んだ。ここを出よう」
言うことを聞かない蝶ネクタイとの格闘を済ませてどうにか支度を整えた。
ロビーに降りるとアンナはまだだった。
女の身支度というやつはいつも男よりも時間がかかる。
いつも呼び出すと予想より早く駆けつける彼女だがアンナのような凡そフェミニンさから程遠い人物でもドレスアップするような時はその法則に当てはまるらしい。
今夜、行われるソサエティの会合、通称アンニュアルに御伴するためだ。
彼女の話によると、昼間の「気の進まない用件」は自分のことを快く思っていない親戚との会合だったらしい。
そこで、例年の通り、魔術界の権力争いに興味がないことを証明した彼女は、
今夜、魔術師の権力者たちが集まる会合で改めて自分の意思を証明する必要があるらしい。
「フィッツジェラルド家以外にも私の存在を気にかけている家系がいくつかあってね。気は進まないけど行くしかない」
というのが彼女の弁だ。
会自体はアフタヌーンティーを簡略化したような形のものだそうだが、
ここは紳士と淑女の暮らす歴史と伝統の国。
そして、魔術師という連中は時代の変化に迎合しないことに意固地になっているような連中だ。
暗黙の了解として厳しいドレスコードがある。
しばらくするとようやく彼女が降りてきた。
いつもの関わり方のせいで、彼女が人目を引く美人だということをすっかり忘れていた。
機能的ないつもの服装とは正反対のシックなイブニングドレスを身にまとった彼女は控えめに言ってゴージャスだった。
ロビーにいた他の男たちが息をのむ音が、はっきりと聞こえるぐらいに。
男たちの視線を集めながら俺の元に歩み寄って来た彼女は言った。
「何かご感想は?」
「そうだな。じゃあ、4語で言っていいか?」
「どうぞ」
「You are wonderful tonight(今夜の君はとても素敵だ)」
そう、俺が言うと、彼女はいたずらっぽく笑って言った。
「今夜は?いつもは違うってこと?」
「いつも以上にってことだよ。言わせんな、恥ずかしい」
「エスコートしてくれる?色男さん」
「喜んで、美人さん」
突き出した俺の肘に、アンナの手がかかる
その手は柔らかで極上のシルクのような肌触りだった……と言いたいところだが、実際、彼女の手はゴツゴツだった。
考えてみれば当然だ。
いつものように銃やナイフを振り回している手がそんなヤワな手触りなはずがない。
この世には、千年の恋も冷める瞬間というやつがあるらしいが、仮にそんなものが本当に存在するとしたら、その瞬間は意外とこんなものなのかもしれない。
×××××××
すっかり陽の落ちたオックスフォードの街中を進む。
24時間営業の店が当たり前のように立ち並ぶニューヨークと違い、
このイングランドの古都はすでに静まり返っていた。
アンナに連れられて、モードレンカレッジの中を進み、
思いがけない場所から地下に潜る。
しばらく地下道をまっすぐ進むと1つの大きな扉にたどり着いた。
ソサエティ本部施設内に存在する食堂らしい。
レセプションらしきものは特になく、ただ扉を開けて中に入る。
地下にも関わらず、中はかなり広く、既に多くの人間が集まっていた。
彼らは一様に何かを疑っているような目つきをし、紅茶の入ったカップを傾けながら、部屋のあちこちで立ち話に興じていた。
「ようこそ。腹の探り合いをする者たちの楽園へ」
隣の相棒がそう言った。
「こいつら、全員魔術師か?」
「そうだよ。腹の探り合いと相手を出し抜くのが趣味みたいな歪んだ連中の集まりだ」
「こっちだ」と言ってアンナは俺を部屋の奥に誘った。
奥のテーブルには紅茶やサンドイッチやオードブルが並んでいる。
俺が料理に手を伸ばそうとすると、アンナが言った。
「止めておいた方がいい。どれを食べても一様に、死んだ子供の指みたいな味がする。紅茶だけにしておきな。イングランドで食べられる数少ないまともな料理だ」
アンナはティーポットを取ると、2つのカップに注ぎ、片方を俺に渡した。
俺は一口飲んで言った。
「俺は何をすればいい?」
「横にいてくれればいい。
こんなところに1人でいるのは御免だからね
……早速来た」
アンナの視線の先を見ると1人の男が近づいてきていた。
「オリヴァー・クロウリー、メジャーリーグ級のクソ野郎だよ」
アンナは親戚の子供が作った甘ったるいレモネードを我慢して飲み干した後のような表情を浮かべていたが、オリヴァー・クロウリーと呼ばれた人物が近づいてくると一転して明らかな愛想笑いを浮かべていった。
「ミスター・クロウリー、ご機嫌いかがですか?」
「ミス・ロセッティ。相も変わらず麗しい。ローマの1件以来だね」
ミスター・クロウリーは鼻にかかった――俺は別にイギリス英語に偏見を持っているわけじゃないが、こういう人種が話しているのを聞くとどうしてもそういう気分になってしまう――明瞭な発音のイギリス訛りで言った。
「ミス・ロセッティ、ミセス・クロウリーになる誘いついては考えてくれたか?君の才能は一介のハンターに留まるには惜しすぎる」
「私の感性は明らかな政略結婚にイエスと言えるほど古くはありません。以前にも申し上げましたが、謹んでお断りします」
「そうか。まったくもって予測通りの回答だ」
ここまで話したところで、クロウリーは挨拶すらしなかった俺に1瞬視線を向けた。
そして、俺には「ご機嫌いかが?」の一言もなく、アンナの方を向き直ると言った。
「ところで、隣にいるのは君の召使いか何かか?
召使いにしてもそれほど魔力が微弱だと使い物にならないのではない?」
「パトリックは私の相棒です。
確かに魔力は些か以上に劣りますが、
私にとっては大事な相棒で友人です。
侮辱はやめていただきたいですね」
「そうか。私には、まともな魔力も持たない劣等人種を連れて歩くメリットが理解できないが、趣味は人それぞれだな」
「ええ。私にあなたの趣味が理解できないのと同じです」
クロウリーはアンナの皮肉を受け止めると、
鼻を鳴らし言った。
「ミス・ロセッティ。ところで愚弟について何か知らないか?」
「いいえ、何も」
「それは意外だ。君のような鼻が利く人が何も知らないとはね」
「あなたもご存じないようなことを私が知っていると?買い被りですよ」
それが会話の終わりだった。
クロウリーはアンナに「ごきげんよう」と挨拶すると、
俺などそもそもの最初から存在していないかのように去って行った。
嫌な野郎だ。
アンナは溜息をつくと言った。
「悪かったね、パトリック。
これが魔術の世界だ。
奴らにとって世界はすべて魔術で、魔術師として優れているかどうかが
人を判断する基準なんだ。
それに、魔術の研究で優れた成果を出すことが何よりも大事なことだから、
私みたいに魔力が1流でも魔術を金儲けの手段に使っていると魔術師は邪道とみなされる。だから、あんなことをしょっちゅう言われる」
その後も会合は似た調子の会話が繰り返され、
俺の存在はそのたびに無視された。
表面上は礼儀正しく振舞うものから、明らかな敵意を向けてくるものまで様々だったが、全員が一様に疑り深い眼をしていた。
会合の参加者は殆どが白人だったが、一人だけ東洋人がいた。
射るような目つきをしたその小柄な男は、アンナが5度目の会話を終えたところでこちらに近づいてきた。
アンナはその男の姿を認めると言った。
「カゼノミヤ。あんたが来てるとはね」
「お前も知っての通り、私は魔術の権威など何の興味もないが、
時々奴らの顔を見たくなる。
奴らと話をしながら、顔に塩をふってソテーするところを想像するためにな。
中々楽しいぞ。お前も試してみろ」
「それは楽しそうだ」
そこまで話したところで男はようやく俺に目をむけて言った。
「お前の相棒か?」
「そうだ」
「そうか」
そう言うと小柄な男は何の挨拶もなく歩き去って行った。
更に、アンナと魔術師たちのやり取りは続いた。
更に6組と話したところでアンナは心底疲れたという様子で言った。
「用は済んだ。ここを出よう」
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