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第一部 チートが暴く世界 1章 楽しきチート・ライフ
1-6. 氷結石の福音
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男性の名はエドガー。剣士をやっている35歳の冒険者だった。たまたま近くの街へ行っていて、うちのアンジューの街に戻るところだったそうだ。彼がポーションを分けてくれたおかげで、俺はすぐに傷をいやすことが出来た。
エドガーは中堅の剣士であり、主にダンジョンの魔物を討伐して暮らしているそうだ。ステータスを見るとレベルは53、この辺りが中堅らしい。
院長のレベルが89となっていたが、これは相当に高いレベルだということがわかる。院長は何者なのだろうか?
俺は彼と一緒に街まで同行することにした。チートが気になって薬草採りどころじゃなくなっていたのだ。
道中、エドガーに聞いた冒険者の暮らしはとても楽しかった。ダンジョンのボスでガーゴイルが出てきてパーティが全滅しかけ、最後やけくそで投げた剣がたまたま急所にあたって勝ったとか、スライムを馬鹿にして適当に狩ってたら崖の上から百匹くらいのスライムの群れがいきなり滝のように降ってきて、危うく全滅しかけたとか、狩りの現場の生々しい話が次々出てきて、俺は興奮しっぱなしだった。
彼の剣も見せてもらったが、レア度は★1だし、あちこち刃こぼれがしており、『そろそろ買い替えたい』と言っていた。
俺はさっき気が付いたチートの仮説を検証したかったので、代わりの剣を用意したいと申し出る。
エドガーは子供からそんなものはもらえないと固辞したが、俺が商人を目指していて、その試作の剣を試して欲しいという提案をすると、それならと快諾してくれた。
◇
街につくとエドガーと分かれ、俺はチートの仮説検証に必要な素材を求めに『魔法屋』へ行った。魔法屋は魔法に関するグッズを沢山扱っている店だ。
メインストリートから少し小路に入ったところにある『魔法屋』は、小さな看板しか出ておらず、日当たりも悪く、ちょっと入るのには勇気がいる。
ギギギ――――ッ
ドアを開けると嫌な音できしんだ。
奥のカウンターにはやや釣り目のおばあさんがいて本を読んでいる。そしてこちらをチラッと見て、怪訝そうな顔をすると、また読書に戻った。店内には棚がいくつも並んであり、動物の骨や綺麗な石など、何に使うのだか良く分からない物が所狭しと陳列されている。昔、東南アジアのグッズを扱う雑貨屋さんで嗅いだような、少しエキゾチックなにおいがする。
俺はアウェイな感じに気おされながらも、意を決しておばあさんに声をかけた。
「あのー、すみません」
おばあさんは本にしおりを挟みながら、
「坊や、何か用かい?」
と、面倒くさそうに言った。
「水を凍らせる魔法の石とかないですか?」
「氷結石のことかい?」
「その石の中に水を入れてたらずっと凍っていますか?」
「変なことをいう子だね。魔力が続く限り氷結石の周囲は凍ってるよ」
俺は心の中でガッツポーズをした。いける、いけるぞ!
「魔力ってどれくらい持ちますか?」
「うちで売ってるのは十年は持つよ。でも一個金貨一枚だよ。坊やに買えるのかい?」
「大丈夫です!」
そう言って俺は金貨を一枚ポケットから出した。
おばあさんは眉をピクッと動かして、
「あら、お金持ちね……」
そう言いながらおばあさんは立ち上がり、奥から小物ケースを出してきた。
木製の小物ケースはマス目に小さく仕切られ、中には水色にキラキラと輝く石が並んでいる。
「どれがいいんだい?」
おばあさんは俺をチラッと見る。
「どれも値段は一緒ですか?」
「うーん、この小さなのなら銀貨七枚でもいいよ」
「じゃぁ、これください!」
俺が手で取ろうとすると、
「ダメダメ! 触ったら凍傷になるよ!」
そう怒って、俺の手をつかんだ。そして手袋をつけて、慎重に丁寧に氷結石を取り出し、布でキュッキュと拭いた。すると、氷結石は濃い青色で鮮やかに輝きを放つ。
「うわぁ~!」
俺は深い色合いのその碧い輝きに魅せられた。
どうやら石の表面には霜が付くので、そのままだと鈍い水色にしか見えないが、拭くと本来の輝きがよみがえるらしい。本当はこんなに青く明るく輝くものだったのだ。
俺が興味津々で見ていると、おばあさんはニコッと笑って小さな箱に入れた。そして、
「はい、どうぞ」
と、にこやかに俺に差し出す。
「ありがとう!」
俺は、満面の笑みで小箱をポケットに押し込み、お金を払った。
◇
俺の仮説はこうである。
ゴブリンを倒したのは俺の血がついた槍、つまり、俺の血がついた武器で魔物を倒せば、俺がどこで何してても経験値は配分されるのだ。ただ、血が乾いてカピカピになってもこの効果があるかといえば、ないだろう。そんな効果があったらどんな武器にだって血痕は微量についている訳だからシステム的に破綻してしまうはずだ。だから、まだ生きた細胞が残っている血液が付いていることが条件になるだろう。しかし、血液なんてすぐに乾いてしまう。そこで氷結石の出番なのだ。この石を砕いてビーズみたいにして、中にごく微量、俺の血を入れて凍らせる。そしてそれを武器の中に仕込むのだ。これを冒険者のみんなに使ってもらえば俺は寝てるだけで経験値は爆上がり、世界最強の力を得られるに違いない。
もちろん、それだけだと他人の経験値を奪うだけの泥棒なので、良くない。やはり喜ばれることをやりたい。と、なると、特殊なレア武器を提供して、すごく強くなる代わりに経験値を分けてもらうという形がいいだろう。
俺はウキウキしながら孤児院に戻り、みんなに見つからないようにそっと倉庫のすみに作業場を確保すると、氷結石の加工作業に入った。
◇
週末に、街の広場で『蚤の市』が開かれた。いわゆるフリーマーケット、フリマである。街の人や、近隣の街の商人がこぞって自慢の品を並べ、売るのである。俺は今まで貯めたお金をバックに秘かに忍ばせて、朝一番に広場へと出かけた。
広場ではすでに多くの人がシートを敷いて、倉庫で眠っていたお宝や、ハンドメイドの雑貨などを所狭しと並べていた。
俺の目当ては武器、それも特殊効果がかかったレアものの武器である。鑑定スキルが一番役に立つシーンであるともいえる。
端から順繰りに武器を鑑定しながら歩いて行く……
グレートソード レア度:★
大剣 攻撃力:+10
スピア レア度:★
槍 攻撃力:+8
バトルアックス レア度:★
斧 攻撃力:+12
ショートボウ レア度:★
短弓 攻撃力:+6
どれもこれも★1だ。小一時間ほど回ったが成果はゼロ。さすがに鑑定を使い過ぎて目が回ってきた。フリマなんだから仕方ないとは思うが、なんかこうもっとワクワクさせて欲しいのに……。
★1の武器に氷結石を仕込んだら、使う人は損してしまう。損させることは絶対ダメだ。どうしても、レア武器で『強くなるけど経験値が減る』といったトレードオフの形にしておきたい。
しかし……、レア武器なんて俺はまだ見たことがなかった。本当にあるのだろうか?
俺は気の良さそうなおばちゃんから、手作りのクッキーとお茶を買うと、噴水の石垣に腰掛けて休んだ。
見上げればどこまでも澄みとおった青い空、あちこちから聞こえてくるにぎやかな商談の声……。クッキーをかじりながら俺は、充実してる転生後の暮らしに思わずニッコリとしてしまった。暗い部屋でゲームばかりしていた、あの張りのない暮らしに比べたら、ここは天国と言えるかもしれない。
俺は大きく息を吸い、ぽっかりと浮かぶ白い雲を見ながら、幸せだなぁと思った。
エドガーは中堅の剣士であり、主にダンジョンの魔物を討伐して暮らしているそうだ。ステータスを見るとレベルは53、この辺りが中堅らしい。
院長のレベルが89となっていたが、これは相当に高いレベルだということがわかる。院長は何者なのだろうか?
俺は彼と一緒に街まで同行することにした。チートが気になって薬草採りどころじゃなくなっていたのだ。
道中、エドガーに聞いた冒険者の暮らしはとても楽しかった。ダンジョンのボスでガーゴイルが出てきてパーティが全滅しかけ、最後やけくそで投げた剣がたまたま急所にあたって勝ったとか、スライムを馬鹿にして適当に狩ってたら崖の上から百匹くらいのスライムの群れがいきなり滝のように降ってきて、危うく全滅しかけたとか、狩りの現場の生々しい話が次々出てきて、俺は興奮しっぱなしだった。
彼の剣も見せてもらったが、レア度は★1だし、あちこち刃こぼれがしており、『そろそろ買い替えたい』と言っていた。
俺はさっき気が付いたチートの仮説を検証したかったので、代わりの剣を用意したいと申し出る。
エドガーは子供からそんなものはもらえないと固辞したが、俺が商人を目指していて、その試作の剣を試して欲しいという提案をすると、それならと快諾してくれた。
◇
街につくとエドガーと分かれ、俺はチートの仮説検証に必要な素材を求めに『魔法屋』へ行った。魔法屋は魔法に関するグッズを沢山扱っている店だ。
メインストリートから少し小路に入ったところにある『魔法屋』は、小さな看板しか出ておらず、日当たりも悪く、ちょっと入るのには勇気がいる。
ギギギ――――ッ
ドアを開けると嫌な音できしんだ。
奥のカウンターにはやや釣り目のおばあさんがいて本を読んでいる。そしてこちらをチラッと見て、怪訝そうな顔をすると、また読書に戻った。店内には棚がいくつも並んであり、動物の骨や綺麗な石など、何に使うのだか良く分からない物が所狭しと陳列されている。昔、東南アジアのグッズを扱う雑貨屋さんで嗅いだような、少しエキゾチックなにおいがする。
俺はアウェイな感じに気おされながらも、意を決しておばあさんに声をかけた。
「あのー、すみません」
おばあさんは本にしおりを挟みながら、
「坊や、何か用かい?」
と、面倒くさそうに言った。
「水を凍らせる魔法の石とかないですか?」
「氷結石のことかい?」
「その石の中に水を入れてたらずっと凍っていますか?」
「変なことをいう子だね。魔力が続く限り氷結石の周囲は凍ってるよ」
俺は心の中でガッツポーズをした。いける、いけるぞ!
「魔力ってどれくらい持ちますか?」
「うちで売ってるのは十年は持つよ。でも一個金貨一枚だよ。坊やに買えるのかい?」
「大丈夫です!」
そう言って俺は金貨を一枚ポケットから出した。
おばあさんは眉をピクッと動かして、
「あら、お金持ちね……」
そう言いながらおばあさんは立ち上がり、奥から小物ケースを出してきた。
木製の小物ケースはマス目に小さく仕切られ、中には水色にキラキラと輝く石が並んでいる。
「どれがいいんだい?」
おばあさんは俺をチラッと見る。
「どれも値段は一緒ですか?」
「うーん、この小さなのなら銀貨七枚でもいいよ」
「じゃぁ、これください!」
俺が手で取ろうとすると、
「ダメダメ! 触ったら凍傷になるよ!」
そう怒って、俺の手をつかんだ。そして手袋をつけて、慎重に丁寧に氷結石を取り出し、布でキュッキュと拭いた。すると、氷結石は濃い青色で鮮やかに輝きを放つ。
「うわぁ~!」
俺は深い色合いのその碧い輝きに魅せられた。
どうやら石の表面には霜が付くので、そのままだと鈍い水色にしか見えないが、拭くと本来の輝きがよみがえるらしい。本当はこんなに青く明るく輝くものだったのだ。
俺が興味津々で見ていると、おばあさんはニコッと笑って小さな箱に入れた。そして、
「はい、どうぞ」
と、にこやかに俺に差し出す。
「ありがとう!」
俺は、満面の笑みで小箱をポケットに押し込み、お金を払った。
◇
俺の仮説はこうである。
ゴブリンを倒したのは俺の血がついた槍、つまり、俺の血がついた武器で魔物を倒せば、俺がどこで何してても経験値は配分されるのだ。ただ、血が乾いてカピカピになってもこの効果があるかといえば、ないだろう。そんな効果があったらどんな武器にだって血痕は微量についている訳だからシステム的に破綻してしまうはずだ。だから、まだ生きた細胞が残っている血液が付いていることが条件になるだろう。しかし、血液なんてすぐに乾いてしまう。そこで氷結石の出番なのだ。この石を砕いてビーズみたいにして、中にごく微量、俺の血を入れて凍らせる。そしてそれを武器の中に仕込むのだ。これを冒険者のみんなに使ってもらえば俺は寝てるだけで経験値は爆上がり、世界最強の力を得られるに違いない。
もちろん、それだけだと他人の経験値を奪うだけの泥棒なので、良くない。やはり喜ばれることをやりたい。と、なると、特殊なレア武器を提供して、すごく強くなる代わりに経験値を分けてもらうという形がいいだろう。
俺はウキウキしながら孤児院に戻り、みんなに見つからないようにそっと倉庫のすみに作業場を確保すると、氷結石の加工作業に入った。
◇
週末に、街の広場で『蚤の市』が開かれた。いわゆるフリーマーケット、フリマである。街の人や、近隣の街の商人がこぞって自慢の品を並べ、売るのである。俺は今まで貯めたお金をバックに秘かに忍ばせて、朝一番に広場へと出かけた。
広場ではすでに多くの人がシートを敷いて、倉庫で眠っていたお宝や、ハンドメイドの雑貨などを所狭しと並べていた。
俺の目当ては武器、それも特殊効果がかかったレアものの武器である。鑑定スキルが一番役に立つシーンであるともいえる。
端から順繰りに武器を鑑定しながら歩いて行く……
グレートソード レア度:★
大剣 攻撃力:+10
スピア レア度:★
槍 攻撃力:+8
バトルアックス レア度:★
斧 攻撃力:+12
ショートボウ レア度:★
短弓 攻撃力:+6
どれもこれも★1だ。小一時間ほど回ったが成果はゼロ。さすがに鑑定を使い過ぎて目が回ってきた。フリマなんだから仕方ないとは思うが、なんかこうもっとワクワクさせて欲しいのに……。
★1の武器に氷結石を仕込んだら、使う人は損してしまう。損させることは絶対ダメだ。どうしても、レア武器で『強くなるけど経験値が減る』といったトレードオフの形にしておきたい。
しかし……、レア武器なんて俺はまだ見たことがなかった。本当にあるのだろうか?
俺は気の良さそうなおばちゃんから、手作りのクッキーとお茶を買うと、噴水の石垣に腰掛けて休んだ。
見上げればどこまでも澄みとおった青い空、あちこちから聞こえてくるにぎやかな商談の声……。クッキーをかじりながら俺は、充実してる転生後の暮らしに思わずニッコリとしてしまった。暗い部屋でゲームばかりしていた、あの張りのない暮らしに比べたら、ここは天国と言えるかもしれない。
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