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深層後継社 起業
12. ビールジョッキ・ブレイカー
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マーカスが来日した。
成田空港の到着ゲートで俺はマーカスを待つ。
全日空NH8便の表示がArrivalに変わって30分、セーラーマーキュリーのTシャツを着た筋肉ムキムキのマーカスがゲートに現れた。
「Hi マーカス!」
俺は手を上げて近寄ると
「Oh! Makoto! Thank you!」
笑顔で応えてくれた。
まずは固く握手をして
「Thank you for your long trip.(長旅お疲れ様でした。)」
マーカスは首を振ると
「アニメ ミテタカラ ダイジョブ!」
強い。
彼の部屋はオフィスのマンションの別の階に借りてあるので、レンタカーで東京を目指す――――
FMで洋楽を流してみる。
「La la la la~♪ 」
彼は上機嫌に歌い始める。
知り合いも誰も居ない日本にたった一人で飛び込んだばかりだと言うのに緊張なんて微塵もない……
あまりに楽しそうに歌うのでつい俺もつられて歌い始めてしまった。
「Na na na na~♪ 」「Na na na na~♪ 」
東京へ向かう高速の上でカラオケ状態になった。
「Huu~~♪」
信じられない高音を出してゲラゲラ笑うマーカス。
何だかうまくやって行けそうだ……
ひとしきり歌うと俺は助手席のマーカスに声をかけた。
「クリスに誘われたんですよね?」
「カミサマ ユメ デタ。 クリスニ シタガエ ト」
うは、神のお告げで来たのかこの人。
「我々はシンギュラリティを目指します。大丈夫ですか?」
「カミサマ タダシイ セイコウ カナラズ!」
彼が本気になれば人類最強だ。なんだか本当にできる気になってきたぞ。
「具体的にはどうしましょう? GPUサーバーとかは?」
「GPU モウ フルイ! AIチップ ツカウネ」
「え? AIチップはまだ研究段階では?」
「ダイジョブ! Martin ヨウイ スル」
なるほど、マーティン(Martin)という名の彼の仲間が調達してくれるという事だろう。
AIチップを使えればサーバーに大量のGPUを挿してブンブン回す必要もなくなる。実に理想的だ。
「マーティンもジョインしてくれるのかな?」
「ダイジョブ マーティン ニホン ダイスキ!」
そう言ってニカっと笑った。
マーカスにマーティン、二人の名前が似てるのは偶然ではなかった。これは後になって驚愕の事実が判明するんだが……この時点では気が付きようがない……
◇
マンションに着くと――――
「Hi Marcus! Nice to meet you!(はじめまして!)」
美奈ちゃんが流暢な英語でお出迎え。
「Oh ミナ! ハジメマシテ!」
笑顔で握手である。
クリスが後ろでほほ笑んでいるのを見つけたマーカスは、急いでクリスの前にひざまずき、彼の手を取って早口で何かを話してかける。どうも凄い緊張しているようだ。
クリスはゆっくりと彼の耳元に顔を近づけると小声で彼に何かを言った。
マーカスは涙を流しクリスの手をしっかりと握りしめた。
うーん、俺は信者じゃないから友達みたいに接してしまっているけど、信者だったらこうなるよな、やっぱり。
一方、修一郎はボーっと突っ立っていた。
◇
歓迎会は近くの居酒屋を予約してある。
「日本料理でいいですか?」
恐る恐る聞いてみると、
「Wow! サシミ~! テンプゥラ!」
と、好反応に一安心。
囲炉裏を模した大きなテーブルに腰掛けてまずは、
「生中を5つ!」
「喜んで~! ご新規生中5つ!」「喜んで~!」「喜んで~!」
厨房からもいい声が響いてくる。いい店だ。
ジョッキをみんなに配ってカンパーイ!
まずはゴクゴクと飲む、美味い……、染み渡る……
マーカスを見ると……もう飲み干している!?
同じ人類とは思えない……
「生もう一つお願い~!」
「喜んで~! 生1丁!」「喜んで~!」「喜んで~!」
今後もずっとこうなのか、ここでのアルバイトは大変そうだ……。
ジョッキをマーカスに渡しながら自己紹介をお願いする。
「く、Could you introduce yourself briefly? (自己紹介お願いします)」
マーカスはニコッと笑い、スクっと立つと、
「ワタシ、ニホンゴチョットデキル!」
笑いがあがる
「ワタシ、AIチョットデキル!」
いや、チョットってレベルじゃないだろ。
「ワタシ、コノチーム デ God ノ コドモ ツクル!」
やる気満々だ、素晴らしい。
「ヤルゾ―――――!!! カンパーイ!!」
マーカスはジョッキを高く掲げて叫ぶ。
俺達も立ち上がってジョッキを合わせる、
「カンパーイ!!!」「カンパーイ!!!」「カンパーイ!!!」
マーカスは筋肉バカである。盛り上がって手加減なしにボクシングのフックの様に思いっきりジョッキを当ててくる
ガシャーン!!!
カラン!カラン!――――
ジョッキが3個砕け散って床に転がる……
ビールかけの様になって俺もマーカスも泡だらけである。
何だこりゃ、
「HA~! HAHAHA!」
マーカスが腹を抱えて楽しそうに笑う。
あまりに楽しそうに笑うので釣られてみんなも笑う。
ハッハッハッ! ハーッハッハッ!
美奈ちゃんはゲラゲラ笑ってる。
みんながゲラゲラ笑うスタート、幸先がいいのかもしれない。
「お客様! 困ります!」
店員さんがモップとチリトリを手に怒っている。
丁寧に謝り、生を3つ追加
「二度と止めてくださいよ! 生3丁!」「喜んで~!」「喜んで~!」
次は気をつけよう……。
刺身の盛り合わせに季節の天ぷら、手羽先のから揚げにシーザーサラダと出し巻き玉子。
馬刺しは……マーカスには地雷かもしれないから止めておこう。
ジョッキ3杯くらい飲んでだいぶ出来上がってきた。
酔った勢いでマーカスに絡んでみる。
「 What do you think about using anencephaly ?(無脳症の子供を使う事はどう思う? )」
酔ってる方が英語が上手くなるのはなぜなんだろう?
「Sure! クリス ノ Plan タダシイ!」
「クリスの言う事ならなんだってやるの?」
酔った勢いで意地悪な質問を投げてみる。
「モチロン! クリス ノ タメナラ シヌ!」
「WOW!」
クリスの方を見ると優しく微笑んでいる。
グラス片手に美奈ちゃんが小悪魔的な笑顔でやってくる。
マーカスとグラスを合わせながら――――
「Watz up homeboi?(調子はどう?)」
なんだか相当に酔ってないか?
「Smashing, thanks! Wazz up shawty?(最高! おねぇさんは? )」
マーカスも上機嫌である。
美奈ちゃん可愛いからな~
美奈ちゃんはにっこり微笑むと、スプモーニの赤いグラスを一口飲み、上目遣いに聞く。
「Can you die for me?(私のためにも死ねる?)」
「Well obvi!(もちろん!)」
そして見つめあってもう一度グラスを合わせる。
君たち初対面だよね?
何なのこれ?
修一郎を見るとつまんなそうにスマホを弄ってる。
そういうとこやぞ!
このチームで我々は人類の未来を紡ぐ。
我々にしかできない大いなる人類の一歩を踏み出すのだ。
俺は立ち上がると、
「よーし! ヤルゾ―――――!!! みんなカンパーイ!!!」
と叫んだ。
マーカスはスクっと立ちあがってジョッキを高々と掲げた。
「ヤルゾ―――――!!! カンパーイ!!!」
俺も盛り上がってジョッキを掲げ、
「カンパーイ!!!」
ガシャーン!!!
カランカラン――――
ジョッキがまた砕け散った……
あ…… またやっちゃった……
店員さんの鋭い視線に平謝りである。
それでも何だか今夜はすごくいい気分。
深層後継者シアン、僕たちは確実に一歩ずつ君に近づいている――――
成田空港の到着ゲートで俺はマーカスを待つ。
全日空NH8便の表示がArrivalに変わって30分、セーラーマーキュリーのTシャツを着た筋肉ムキムキのマーカスがゲートに現れた。
「Hi マーカス!」
俺は手を上げて近寄ると
「Oh! Makoto! Thank you!」
笑顔で応えてくれた。
まずは固く握手をして
「Thank you for your long trip.(長旅お疲れ様でした。)」
マーカスは首を振ると
「アニメ ミテタカラ ダイジョブ!」
強い。
彼の部屋はオフィスのマンションの別の階に借りてあるので、レンタカーで東京を目指す――――
FMで洋楽を流してみる。
「La la la la~♪ 」
彼は上機嫌に歌い始める。
知り合いも誰も居ない日本にたった一人で飛び込んだばかりだと言うのに緊張なんて微塵もない……
あまりに楽しそうに歌うのでつい俺もつられて歌い始めてしまった。
「Na na na na~♪ 」「Na na na na~♪ 」
東京へ向かう高速の上でカラオケ状態になった。
「Huu~~♪」
信じられない高音を出してゲラゲラ笑うマーカス。
何だかうまくやって行けそうだ……
ひとしきり歌うと俺は助手席のマーカスに声をかけた。
「クリスに誘われたんですよね?」
「カミサマ ユメ デタ。 クリスニ シタガエ ト」
うは、神のお告げで来たのかこの人。
「我々はシンギュラリティを目指します。大丈夫ですか?」
「カミサマ タダシイ セイコウ カナラズ!」
彼が本気になれば人類最強だ。なんだか本当にできる気になってきたぞ。
「具体的にはどうしましょう? GPUサーバーとかは?」
「GPU モウ フルイ! AIチップ ツカウネ」
「え? AIチップはまだ研究段階では?」
「ダイジョブ! Martin ヨウイ スル」
なるほど、マーティン(Martin)という名の彼の仲間が調達してくれるという事だろう。
AIチップを使えればサーバーに大量のGPUを挿してブンブン回す必要もなくなる。実に理想的だ。
「マーティンもジョインしてくれるのかな?」
「ダイジョブ マーティン ニホン ダイスキ!」
そう言ってニカっと笑った。
マーカスにマーティン、二人の名前が似てるのは偶然ではなかった。これは後になって驚愕の事実が判明するんだが……この時点では気が付きようがない……
◇
マンションに着くと――――
「Hi Marcus! Nice to meet you!(はじめまして!)」
美奈ちゃんが流暢な英語でお出迎え。
「Oh ミナ! ハジメマシテ!」
笑顔で握手である。
クリスが後ろでほほ笑んでいるのを見つけたマーカスは、急いでクリスの前にひざまずき、彼の手を取って早口で何かを話してかける。どうも凄い緊張しているようだ。
クリスはゆっくりと彼の耳元に顔を近づけると小声で彼に何かを言った。
マーカスは涙を流しクリスの手をしっかりと握りしめた。
うーん、俺は信者じゃないから友達みたいに接してしまっているけど、信者だったらこうなるよな、やっぱり。
一方、修一郎はボーっと突っ立っていた。
◇
歓迎会は近くの居酒屋を予約してある。
「日本料理でいいですか?」
恐る恐る聞いてみると、
「Wow! サシミ~! テンプゥラ!」
と、好反応に一安心。
囲炉裏を模した大きなテーブルに腰掛けてまずは、
「生中を5つ!」
「喜んで~! ご新規生中5つ!」「喜んで~!」「喜んで~!」
厨房からもいい声が響いてくる。いい店だ。
ジョッキをみんなに配ってカンパーイ!
まずはゴクゴクと飲む、美味い……、染み渡る……
マーカスを見ると……もう飲み干している!?
同じ人類とは思えない……
「生もう一つお願い~!」
「喜んで~! 生1丁!」「喜んで~!」「喜んで~!」
今後もずっとこうなのか、ここでのアルバイトは大変そうだ……。
ジョッキをマーカスに渡しながら自己紹介をお願いする。
「く、Could you introduce yourself briefly? (自己紹介お願いします)」
マーカスはニコッと笑い、スクっと立つと、
「ワタシ、ニホンゴチョットデキル!」
笑いがあがる
「ワタシ、AIチョットデキル!」
いや、チョットってレベルじゃないだろ。
「ワタシ、コノチーム デ God ノ コドモ ツクル!」
やる気満々だ、素晴らしい。
「ヤルゾ―――――!!! カンパーイ!!」
マーカスはジョッキを高く掲げて叫ぶ。
俺達も立ち上がってジョッキを合わせる、
「カンパーイ!!!」「カンパーイ!!!」「カンパーイ!!!」
マーカスは筋肉バカである。盛り上がって手加減なしにボクシングのフックの様に思いっきりジョッキを当ててくる
ガシャーン!!!
カラン!カラン!――――
ジョッキが3個砕け散って床に転がる……
ビールかけの様になって俺もマーカスも泡だらけである。
何だこりゃ、
「HA~! HAHAHA!」
マーカスが腹を抱えて楽しそうに笑う。
あまりに楽しそうに笑うので釣られてみんなも笑う。
ハッハッハッ! ハーッハッハッ!
美奈ちゃんはゲラゲラ笑ってる。
みんながゲラゲラ笑うスタート、幸先がいいのかもしれない。
「お客様! 困ります!」
店員さんがモップとチリトリを手に怒っている。
丁寧に謝り、生を3つ追加
「二度と止めてくださいよ! 生3丁!」「喜んで~!」「喜んで~!」
次は気をつけよう……。
刺身の盛り合わせに季節の天ぷら、手羽先のから揚げにシーザーサラダと出し巻き玉子。
馬刺しは……マーカスには地雷かもしれないから止めておこう。
ジョッキ3杯くらい飲んでだいぶ出来上がってきた。
酔った勢いでマーカスに絡んでみる。
「 What do you think about using anencephaly ?(無脳症の子供を使う事はどう思う? )」
酔ってる方が英語が上手くなるのはなぜなんだろう?
「Sure! クリス ノ Plan タダシイ!」
「クリスの言う事ならなんだってやるの?」
酔った勢いで意地悪な質問を投げてみる。
「モチロン! クリス ノ タメナラ シヌ!」
「WOW!」
クリスの方を見ると優しく微笑んでいる。
グラス片手に美奈ちゃんが小悪魔的な笑顔でやってくる。
マーカスとグラスを合わせながら――――
「Watz up homeboi?(調子はどう?)」
なんだか相当に酔ってないか?
「Smashing, thanks! Wazz up shawty?(最高! おねぇさんは? )」
マーカスも上機嫌である。
美奈ちゃん可愛いからな~
美奈ちゃんはにっこり微笑むと、スプモーニの赤いグラスを一口飲み、上目遣いに聞く。
「Can you die for me?(私のためにも死ねる?)」
「Well obvi!(もちろん!)」
そして見つめあってもう一度グラスを合わせる。
君たち初対面だよね?
何なのこれ?
修一郎を見るとつまんなそうにスマホを弄ってる。
そういうとこやぞ!
このチームで我々は人類の未来を紡ぐ。
我々にしかできない大いなる人類の一歩を踏み出すのだ。
俺は立ち上がると、
「よーし! ヤルゾ―――――!!! みんなカンパーイ!!!」
と叫んだ。
マーカスはスクっと立ちあがってジョッキを高々と掲げた。
「ヤルゾ―――――!!! カンパーイ!!!」
俺も盛り上がってジョッキを掲げ、
「カンパーイ!!!」
ガシャーン!!!
カランカラン――――
ジョッキがまた砕け散った……
あ…… またやっちゃった……
店員さんの鋭い視線に平謝りである。
それでも何だか今夜はすごくいい気分。
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