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人智を超える者
4.レイプ魔のおしおき
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「クリスさんはどういう女の子が好きなんですかぁ?」
美奈ちゃんがちょっと作った笑顔で、別の角度からアタックを再開した。
「…。今は女の子には興味ないな」
「まさか男の子……」
「いやいや、恋愛はもう卒業……と言えばいいかな」
「え~、イケメンなのにもったいない~」
あっさりと逃げられる美奈ちゃん。
「そう言う美奈ちゃんはどういう男が好みなんだ?」
俺がすかさず突っ込む。
「うーん、やっぱり包容力のある人? 力強い頼れる人が最高だな!」
美奈ちゃんは目を上に向けて指折りしながら条件を挙げる。
「俺も包容力バッチリだぞ」
「またまた~」
あっさりスルーされた。しょぼん。
笑ってた美奈ちゃんだが急に下を向いて暗くなった。
「あ……でも……な……」
急にトーンが落ちる美奈ちゃん。
あれ?美奈ちゃんどうしちゃった……の?
「…。無理しなくてもいいんだぞ……」
クリスが美奈ちゃんに声をかける。
え? どういう事?
美奈ちゃんがうつむいて動かなくなった。
「クリスさんにはわかっちゃうんだね。さすがだなぁ……」
俺には全然分からないぞ。ナニコレ?
慎重に話を聞いてみると、先月、美奈ちゃんの親友の麻里ちゃんという女の子が同じサークルの先輩にお酒を飲まされてレイプされてしまったらしい。麻里ちゃんはそれ以来引きこもってしまって美奈ちゃんも心を痛めているようだ。さらに、美奈ちゃんはその先輩の事気に入っていたので自分の男を見る目のなさにすごいショックを受けてもいるらしい。
「麻里ちゃん……すごい良い娘なの……。いつも笑って明るくて優しいいい娘……。こんな事になっちゃって私どうしたら良いか……。」
また場が暗くなってしまった。
「…。裁きを……受けてもらうか……」
「いや、大事にしたくないの!これ以上麻里を傷つけたくないの!」
美奈ちゃんはクリスの手を両手で押さえながら首を振って言う。
「…。時間が解決してくれるとは限らない。ちゃんと前向きに対処しよう。レイプ犯を放っても置けないし……。彼に電話をかけてもらえるかな?」
「え、そんな、今ですか? え?」
慌てて悩み、俺の目を見る美奈ちゃんに俺が諭す。
「クリスに任せればすべてうまく行くよ」
そう言って微笑んだ。何しろクリスは救世主なんだから一人の女の子の心くらい救えるに違いないのだ。
美奈ちゃんはうつむいてしばらく考え込んでいたが――――
「わかった……」
美奈ちゃんがスマホで先輩の番号を選び、発信してクリスに渡した。「発信中:佐多先輩」と見えた。
ほどなく、先輩が電話に出る。
「あれ? 美奈ちゃん? ど、どうしたの?」
ひそひそ声で少しキョドりながら話す声がする。
「初めまして、私はクリス。麻里さんとの件で君に話がある。今すぐ八丁堀まで来なさい」
「え? え? いったい何の用で? 今、仕事で忙しいので今すぐには……」
「君は大手町で彼女とデート中だろ、仕事なんかじゃない。今すぐタクシーに乗って八丁堀の○×マンション1002号室に来なさい。来なければ麻里さんとの件を君の上司の前川さんに報告する」
クリスは淡々と事務的に突き放すように通告する。
「え? ちょっ、それは困る、いや、あれは合意で……」
「いいから今すぐ来なさい。20分以内に来なければ前川さんに電話する」
「そ、それ……」
プッ
先輩は何か言っていたがクリスは電話を切った。
しばらく沈黙が支配した。
何か言わないと……。
「そうだ、音楽をかけよう! 美奈ちゃんはどういうのが好き?」
「お、音楽いいね! うーん、私は洋楽かな……Ariana Grande……とか?」
ちょっと堅い笑顔をしながら言う。
「お、いい趣味してるね!」
スマホでAriana Grandeの曲を選んでアンプに繋いだ。
最初の曲は「side to side」、力強い彼女の伸びる高音が部屋を満たした。
「俺この曲、好きなんだよ。良く聴いてる」
「いいよ……ね」
美奈ちゃんは目を瞑ってゆっくりと聞き入った。
しばらく俺達は飲み物を飲みながらAriana Grandeの歌声を楽しんだ。
ピンポーン!
どうやら逃げずに来たようだ。
俺は深呼吸を一つして、ドアを開けた。
そこにはちょっと小柄でスーツ姿の佐多と思しき男が立っていた。
まぁ確かにイケメンの部類ではある。相当女の子を泣かせてきたに違いない。
「よく来たな、まぁ入れ」
俺はそう言って彼を招き入れた。
佐多はおびえた様子でそーっと部屋に入ってくる。
美奈ちゃんはキッと佐多を確認し、無言で窓の外に目をやる。
俺は座布団を彼に勧め、座ってもらった。
しばらく沈黙が流れる。
クリスが静かに口を開く
「…。佐多君、麻里ちゃんを暴行した事、これは重大な犯罪だよ。どう償うつもりなのかい? 麻里ちゃんは今は病んでしまって大変な事になってるんだよ。」
「え? 暴行? 麻里ちゃんは俺の部屋に来たんだよ? もう十分合意でしょ? そんなの!」
佐多が上気しながら答える。
「何言ってんの? 麻里は何度も『いや! 止めて!』って言ったはずよ!」
美奈ちゃんは涙目になりながら反駁する。
「そんな事言ってたかな? 俺は聞いてないよ。証拠はあんの? 証拠!」
佐多は目を背けながらうそぶく
「証拠って……そんなのある訳ないじゃん……」
「証拠もないのに人を暴行犯みたいに言われても困るな、冤罪だよ、冤罪!」
佐多は得意げに無罪を主張する。
なるほど、証拠が無ければ立件は難しい。先月の話となれば今から集められる証拠などほとんどない。だからこそ佐多も強気なのだろう。
美奈ちゃんは涙目で佐多をじっと睨んでいる。
「…。証拠とはこれかね?」
クリスがスマホに写った写真を佐多に見せた。
そこには明らかに嫌がっている女の子の下着を強引に脱がせている男、佐多が写っていた。
暴力的なエロ顔でいやらしく開けた口からは舌が覗いている。左手で麻里ちゃんらしき女の子の手を押さえて右手で下着を引っ張り下ろしている。どこが合意なのか。
写真を一目見て佐多の顔色が変わる。
「ちょっと、ナニコレ? 誰がこんなの撮ったんだよ!? 捏造なんてしてんじゃねーよ!」
クリスは落ち着いて答える。
「…。捏造? 捏造かどうかは裁判官が判断すればいいんじゃないかな? まずはこれを警察に見てもらう。これから110番して警察呼ぶから君は警官にそう主張すればいい」
「ちょっ! 汚いぞ! 捏造写真で俺を追い込むのか!?」
佐多は真っ赤になって反駁する。
「…。捏造かどうかは関係ない、君が麻里ちゃんを暴行したのは事実なんだから。いい訳は警察官に言いなさい」
「暴行じゃない! 合意だ!」
「…。この写真を見た人がどう判断するかだね。でもこれで合意はないかと。まずは警察に電話だな」
そう言って110番通報をしようとするクリス。
「ま、待ってくれ」
佐多はクリスの手を押さえる――――
クリスは佐多の様子をじっと見る。
佐多はしばらくうつむいて何かを考えていたが意を決して謝り始めた。
「お、俺が悪かった。何でもする、だから警察だけは……警察だけは勘弁して欲しい!」
やはりレイプしてたんじゃねーか!
クリスはジッと佐多の目を見た。
佐多の目には涙も浮かんでいる。必死である。
「…。何でもするんだな?」
「するする、何でもする!」
拝むような目でクリスを見てる。
「…。では、あの手すりの上に腰掛けてもらおう」
クリスは窓の外のベランダの手すりを指さす。しかし、ここは10階。落ちたら即死だ。シャレにならない。
「え? わ、わかった。座る座る!」
佐多も必死である。
自分で進んでベランダに出て、下を眺め……しばらく逡巡してたが――――
「落ちなければどうって事はない!」と、自分に言い聞かせるように言いながらそっと手すりの上に座った。手すりを握る手が震えている。俺だったら絶対いやだな……。
「座ったぞ!」
佐多はやけくそ気味に言う。
こんな危険な所に座らせて一体クリスは何をしようとしているのだろうか……。聖人の考えは凡人には到底分からない。
美奈ちゃんがちょっと作った笑顔で、別の角度からアタックを再開した。
「…。今は女の子には興味ないな」
「まさか男の子……」
「いやいや、恋愛はもう卒業……と言えばいいかな」
「え~、イケメンなのにもったいない~」
あっさりと逃げられる美奈ちゃん。
「そう言う美奈ちゃんはどういう男が好みなんだ?」
俺がすかさず突っ込む。
「うーん、やっぱり包容力のある人? 力強い頼れる人が最高だな!」
美奈ちゃんは目を上に向けて指折りしながら条件を挙げる。
「俺も包容力バッチリだぞ」
「またまた~」
あっさりスルーされた。しょぼん。
笑ってた美奈ちゃんだが急に下を向いて暗くなった。
「あ……でも……な……」
急にトーンが落ちる美奈ちゃん。
あれ?美奈ちゃんどうしちゃった……の?
「…。無理しなくてもいいんだぞ……」
クリスが美奈ちゃんに声をかける。
え? どういう事?
美奈ちゃんがうつむいて動かなくなった。
「クリスさんにはわかっちゃうんだね。さすがだなぁ……」
俺には全然分からないぞ。ナニコレ?
慎重に話を聞いてみると、先月、美奈ちゃんの親友の麻里ちゃんという女の子が同じサークルの先輩にお酒を飲まされてレイプされてしまったらしい。麻里ちゃんはそれ以来引きこもってしまって美奈ちゃんも心を痛めているようだ。さらに、美奈ちゃんはその先輩の事気に入っていたので自分の男を見る目のなさにすごいショックを受けてもいるらしい。
「麻里ちゃん……すごい良い娘なの……。いつも笑って明るくて優しいいい娘……。こんな事になっちゃって私どうしたら良いか……。」
また場が暗くなってしまった。
「…。裁きを……受けてもらうか……」
「いや、大事にしたくないの!これ以上麻里を傷つけたくないの!」
美奈ちゃんはクリスの手を両手で押さえながら首を振って言う。
「…。時間が解決してくれるとは限らない。ちゃんと前向きに対処しよう。レイプ犯を放っても置けないし……。彼に電話をかけてもらえるかな?」
「え、そんな、今ですか? え?」
慌てて悩み、俺の目を見る美奈ちゃんに俺が諭す。
「クリスに任せればすべてうまく行くよ」
そう言って微笑んだ。何しろクリスは救世主なんだから一人の女の子の心くらい救えるに違いないのだ。
美奈ちゃんはうつむいてしばらく考え込んでいたが――――
「わかった……」
美奈ちゃんがスマホで先輩の番号を選び、発信してクリスに渡した。「発信中:佐多先輩」と見えた。
ほどなく、先輩が電話に出る。
「あれ? 美奈ちゃん? ど、どうしたの?」
ひそひそ声で少しキョドりながら話す声がする。
「初めまして、私はクリス。麻里さんとの件で君に話がある。今すぐ八丁堀まで来なさい」
「え? え? いったい何の用で? 今、仕事で忙しいので今すぐには……」
「君は大手町で彼女とデート中だろ、仕事なんかじゃない。今すぐタクシーに乗って八丁堀の○×マンション1002号室に来なさい。来なければ麻里さんとの件を君の上司の前川さんに報告する」
クリスは淡々と事務的に突き放すように通告する。
「え? ちょっ、それは困る、いや、あれは合意で……」
「いいから今すぐ来なさい。20分以内に来なければ前川さんに電話する」
「そ、それ……」
プッ
先輩は何か言っていたがクリスは電話を切った。
しばらく沈黙が支配した。
何か言わないと……。
「そうだ、音楽をかけよう! 美奈ちゃんはどういうのが好き?」
「お、音楽いいね! うーん、私は洋楽かな……Ariana Grande……とか?」
ちょっと堅い笑顔をしながら言う。
「お、いい趣味してるね!」
スマホでAriana Grandeの曲を選んでアンプに繋いだ。
最初の曲は「side to side」、力強い彼女の伸びる高音が部屋を満たした。
「俺この曲、好きなんだよ。良く聴いてる」
「いいよ……ね」
美奈ちゃんは目を瞑ってゆっくりと聞き入った。
しばらく俺達は飲み物を飲みながらAriana Grandeの歌声を楽しんだ。
ピンポーン!
どうやら逃げずに来たようだ。
俺は深呼吸を一つして、ドアを開けた。
そこにはちょっと小柄でスーツ姿の佐多と思しき男が立っていた。
まぁ確かにイケメンの部類ではある。相当女の子を泣かせてきたに違いない。
「よく来たな、まぁ入れ」
俺はそう言って彼を招き入れた。
佐多はおびえた様子でそーっと部屋に入ってくる。
美奈ちゃんはキッと佐多を確認し、無言で窓の外に目をやる。
俺は座布団を彼に勧め、座ってもらった。
しばらく沈黙が流れる。
クリスが静かに口を開く
「…。佐多君、麻里ちゃんを暴行した事、これは重大な犯罪だよ。どう償うつもりなのかい? 麻里ちゃんは今は病んでしまって大変な事になってるんだよ。」
「え? 暴行? 麻里ちゃんは俺の部屋に来たんだよ? もう十分合意でしょ? そんなの!」
佐多が上気しながら答える。
「何言ってんの? 麻里は何度も『いや! 止めて!』って言ったはずよ!」
美奈ちゃんは涙目になりながら反駁する。
「そんな事言ってたかな? 俺は聞いてないよ。証拠はあんの? 証拠!」
佐多は目を背けながらうそぶく
「証拠って……そんなのある訳ないじゃん……」
「証拠もないのに人を暴行犯みたいに言われても困るな、冤罪だよ、冤罪!」
佐多は得意げに無罪を主張する。
なるほど、証拠が無ければ立件は難しい。先月の話となれば今から集められる証拠などほとんどない。だからこそ佐多も強気なのだろう。
美奈ちゃんは涙目で佐多をじっと睨んでいる。
「…。証拠とはこれかね?」
クリスがスマホに写った写真を佐多に見せた。
そこには明らかに嫌がっている女の子の下着を強引に脱がせている男、佐多が写っていた。
暴力的なエロ顔でいやらしく開けた口からは舌が覗いている。左手で麻里ちゃんらしき女の子の手を押さえて右手で下着を引っ張り下ろしている。どこが合意なのか。
写真を一目見て佐多の顔色が変わる。
「ちょっと、ナニコレ? 誰がこんなの撮ったんだよ!? 捏造なんてしてんじゃねーよ!」
クリスは落ち着いて答える。
「…。捏造? 捏造かどうかは裁判官が判断すればいいんじゃないかな? まずはこれを警察に見てもらう。これから110番して警察呼ぶから君は警官にそう主張すればいい」
「ちょっ! 汚いぞ! 捏造写真で俺を追い込むのか!?」
佐多は真っ赤になって反駁する。
「…。捏造かどうかは関係ない、君が麻里ちゃんを暴行したのは事実なんだから。いい訳は警察官に言いなさい」
「暴行じゃない! 合意だ!」
「…。この写真を見た人がどう判断するかだね。でもこれで合意はないかと。まずは警察に電話だな」
そう言って110番通報をしようとするクリス。
「ま、待ってくれ」
佐多はクリスの手を押さえる――――
クリスは佐多の様子をじっと見る。
佐多はしばらくうつむいて何かを考えていたが意を決して謝り始めた。
「お、俺が悪かった。何でもする、だから警察だけは……警察だけは勘弁して欲しい!」
やはりレイプしてたんじゃねーか!
クリスはジッと佐多の目を見た。
佐多の目には涙も浮かんでいる。必死である。
「…。何でもするんだな?」
「するする、何でもする!」
拝むような目でクリスを見てる。
「…。では、あの手すりの上に腰掛けてもらおう」
クリスは窓の外のベランダの手すりを指さす。しかし、ここは10階。落ちたら即死だ。シャレにならない。
「え? わ、わかった。座る座る!」
佐多も必死である。
自分で進んでベランダに出て、下を眺め……しばらく逡巡してたが――――
「落ちなければどうって事はない!」と、自分に言い聞かせるように言いながらそっと手すりの上に座った。手すりを握る手が震えている。俺だったら絶対いやだな……。
「座ったぞ!」
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