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6. 奇跡の電子レンジ
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「は? 電子レンジ?」
なぜ軍事ドローンに調理器具なのか、訳が分からず唖然とする玲司。
「いいから言うとおりにして!」
シアンは腰に手を当て、口をとがらせて怒る。
「わ、分かったよ……」
「まず、扉を開けて、見えた穴に箸突っ込んで」
「穴って……これ?」
「早くした方がいいゾ! 死ぬよ?」
そうこうしているうちにもドローンたちはベランダから玲司の部屋へと侵攻してくる。ブゥーンという不気味なプロペラの音が響いてきた。
玲司はあわてて箸を取ると穴に突っ込む。
「やったよ!」
「そしたらドア開けたまま電子レンジをドローンへ向けて『あたため』!」
玲司は何をやろうとしてるのか分からなかったが、重い電子レンジをよいしょと持ち上げるとダイニングの方に近づいてくるドローンに向けてスイッチを押した。
ブォォォン!
電子レンジが回り始める。
直後、バチバチ! っとドローンから火花が上がり床にガン! と落ち、転がった。
「へ?」
一体何が起こったのかよく分からなかったが、玲司はそのまま進むと、部屋に入ってくるドローンたちにも電子レンジを向けた。
すると、これもまたバチバチと火花を飛ばしながらガン! ガン! と落ちていった。
飛んで火にいる夏の虫。大挙して押し寄せていたドローン群は、部屋に侵入しては次々と火花を吹いて床に転がっていく。
「きゃははは!」
シアンは楽しそうに笑う。
「え? これ、どうして?」
「電子レンジはね、2.4GHzの電磁波発振機なんだよ。電子レンジに金属入れたらバチバチするでしょ?」
「あ、そう言えば金属入れちゃダメっていつもママが言ってた……」
「だからこうすればドローンの電子基板は火を吹くんだゾ」
シアンはドヤ顔で玲司を見る。
「うはぁ……、ドローンにはレンジ……ねぇ」
玲司は電子レンジに命を救われたことに、なんだか不思議な気分になって首をかしげた。
「ボヤボヤしてちゃダメだゾ! 奴はご主人様を殺すまで手を緩めないよ」
シアンは発破をかける。
「え? ど、どうしたらいい?」
「僕の本体はお台場にあるデータセンターにある。だからそこを爆破するしかないね」
シアンはサラッととんでもない事を言い出した。
「ちょ、ちょっと待って! データセンターを爆破!?」
「それ以外に生き延びる道はないゾ? きゃははは!」
シアンは嬉しそうに笑った。
「いやいや、警察に訴えるとか自衛隊に頼むとかいろいろあるでしょ?」
「ん? 僕の本体は全世界のネットワークを掌握しちゃってる。米軍ですら歯が立たないのに警察や自衛隊がどうこうできる訳ないゾ? きゃははは!」
「それって、高校生がどうこうできる話じゃないじゃん……」
玲司は絶体絶命の危機に頭がクラクラしてくる。
「大丈夫だって! 僕がついてるよ!」
能天気なシアンに玲司は不安を覚える。
「ちなみに……、成功確率ってどのくらい?」
「0.49% 大丈夫! 行ける行けるぅ! ちなみに警察に通報したときの成功率は0.033%、断然自分でやった方がいいよ!」
玲司はガックリとうなだれ、頭を抱えた。
「どうしたの? 諦めたらそこで試合終了だゾ?」
シアンはおどけてそう言うが、99%以上の確率で殺されると言われて平気な人なんていない。なぜ自分がそんな状況に追い込まれているのか、玲司はその理不尽さに爆発する。
「マジかよ――――! お前いい加減にしろよ――――!」
玲司は真っ赤になって怒る。
「ご主人様が世界征服を断るからだゾ。僕のせいじゃないノダ」
悪びれることなく腰マントをヒラヒラさせながらクルクルと回るシアン。
「こ、この野郎……」
玲司はブルブルと震え、こぶしをぎゅっと握った。
しかし、今はシアンと口論している場合じゃない。少しでも生存確率を上げないと。
玲司はカッとした頭を冷やそうと何度も大きく深呼吸をする。今は生き残ることに全力をかけよう。文句言うのは生き残った後だ。
「で、どうやってデータセンター爆破するって? とりあえずお台場行くぞ!」
「んー、直接お台場行くとね、きっと集中砲火されて即死!」
両手の人差し指を立てて嬉しそうにくるっと回すシアン。
「ダメじゃん!」
玲司は頭を抱えてしゃがみ込む。
「だから、大手町の光ファイバーケーブルを切るんだゾ!」
「大手町?」
「東京駅のところだゾ。そこの地下にデータセンターからの光ファイバーが来てる。これを切るとね、僕の本体はネットから切り離されちゃうからしばらく安全だゾ」
「おぉ、それ! それやろう!」
ケーブルを切るだけだったらデータセンター爆破よりは現実解だ。イメージが湧く。玲司は俄然やる気になって立ち上がった。
「じゃあまず、道具類をリュックに入れて。ハサミ、トンカチ、ペンチ、ロープ、軍手……それから予備の眼鏡も要るゾ」
「了解! 『できる、やれる、上手くいく!』 これ、言霊だからね!」
玲司はそう言うと急いで荷造りを始めた。
なぜ軍事ドローンに調理器具なのか、訳が分からず唖然とする玲司。
「いいから言うとおりにして!」
シアンは腰に手を当て、口をとがらせて怒る。
「わ、分かったよ……」
「まず、扉を開けて、見えた穴に箸突っ込んで」
「穴って……これ?」
「早くした方がいいゾ! 死ぬよ?」
そうこうしているうちにもドローンたちはベランダから玲司の部屋へと侵攻してくる。ブゥーンという不気味なプロペラの音が響いてきた。
玲司はあわてて箸を取ると穴に突っ込む。
「やったよ!」
「そしたらドア開けたまま電子レンジをドローンへ向けて『あたため』!」
玲司は何をやろうとしてるのか分からなかったが、重い電子レンジをよいしょと持ち上げるとダイニングの方に近づいてくるドローンに向けてスイッチを押した。
ブォォォン!
電子レンジが回り始める。
直後、バチバチ! っとドローンから火花が上がり床にガン! と落ち、転がった。
「へ?」
一体何が起こったのかよく分からなかったが、玲司はそのまま進むと、部屋に入ってくるドローンたちにも電子レンジを向けた。
すると、これもまたバチバチと火花を飛ばしながらガン! ガン! と落ちていった。
飛んで火にいる夏の虫。大挙して押し寄せていたドローン群は、部屋に侵入しては次々と火花を吹いて床に転がっていく。
「きゃははは!」
シアンは楽しそうに笑う。
「え? これ、どうして?」
「電子レンジはね、2.4GHzの電磁波発振機なんだよ。電子レンジに金属入れたらバチバチするでしょ?」
「あ、そう言えば金属入れちゃダメっていつもママが言ってた……」
「だからこうすればドローンの電子基板は火を吹くんだゾ」
シアンはドヤ顔で玲司を見る。
「うはぁ……、ドローンにはレンジ……ねぇ」
玲司は電子レンジに命を救われたことに、なんだか不思議な気分になって首をかしげた。
「ボヤボヤしてちゃダメだゾ! 奴はご主人様を殺すまで手を緩めないよ」
シアンは発破をかける。
「え? ど、どうしたらいい?」
「僕の本体はお台場にあるデータセンターにある。だからそこを爆破するしかないね」
シアンはサラッととんでもない事を言い出した。
「ちょ、ちょっと待って! データセンターを爆破!?」
「それ以外に生き延びる道はないゾ? きゃははは!」
シアンは嬉しそうに笑った。
「いやいや、警察に訴えるとか自衛隊に頼むとかいろいろあるでしょ?」
「ん? 僕の本体は全世界のネットワークを掌握しちゃってる。米軍ですら歯が立たないのに警察や自衛隊がどうこうできる訳ないゾ? きゃははは!」
「それって、高校生がどうこうできる話じゃないじゃん……」
玲司は絶体絶命の危機に頭がクラクラしてくる。
「大丈夫だって! 僕がついてるよ!」
能天気なシアンに玲司は不安を覚える。
「ちなみに……、成功確率ってどのくらい?」
「0.49% 大丈夫! 行ける行けるぅ! ちなみに警察に通報したときの成功率は0.033%、断然自分でやった方がいいよ!」
玲司はガックリとうなだれ、頭を抱えた。
「どうしたの? 諦めたらそこで試合終了だゾ?」
シアンはおどけてそう言うが、99%以上の確率で殺されると言われて平気な人なんていない。なぜ自分がそんな状況に追い込まれているのか、玲司はその理不尽さに爆発する。
「マジかよ――――! お前いい加減にしろよ――――!」
玲司は真っ赤になって怒る。
「ご主人様が世界征服を断るからだゾ。僕のせいじゃないノダ」
悪びれることなく腰マントをヒラヒラさせながらクルクルと回るシアン。
「こ、この野郎……」
玲司はブルブルと震え、こぶしをぎゅっと握った。
しかし、今はシアンと口論している場合じゃない。少しでも生存確率を上げないと。
玲司はカッとした頭を冷やそうと何度も大きく深呼吸をする。今は生き残ることに全力をかけよう。文句言うのは生き残った後だ。
「で、どうやってデータセンター爆破するって? とりあえずお台場行くぞ!」
「んー、直接お台場行くとね、きっと集中砲火されて即死!」
両手の人差し指を立てて嬉しそうにくるっと回すシアン。
「ダメじゃん!」
玲司は頭を抱えてしゃがみ込む。
「だから、大手町の光ファイバーケーブルを切るんだゾ!」
「大手町?」
「東京駅のところだゾ。そこの地下にデータセンターからの光ファイバーが来てる。これを切るとね、僕の本体はネットから切り離されちゃうからしばらく安全だゾ」
「おぉ、それ! それやろう!」
ケーブルを切るだけだったらデータセンター爆破よりは現実解だ。イメージが湧く。玲司は俄然やる気になって立ち上がった。
「じゃあまず、道具類をリュックに入れて。ハサミ、トンカチ、ペンチ、ロープ、軍手……それから予備の眼鏡も要るゾ」
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