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プライステイスト
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「お前の腕なら、このワインに合う最高の料理を作れるはずだ。次に買ったときに作ってくれ」
「うん……。次作るね」
タクトがニコリと笑うと、コウも釣られて同じように笑う。そこへ、タクトの唇が近付けられていき、ゆっくりと触れ合っていく。
唇に残ったワインの甘酸っぱさが互いの舌を刺激し、どんどん絡み合うまでに深くなっていく。奥の奥まで貪りたい、そんな気持ちがコウの中に芽生えていく。
だが、タクトは自ら離れていき、ニコリと微笑みながらコウを見上げる。
「飲ませてぇ~……」
「おう」
コウは自らのカップに残っていた中身をある程度口に含むと、タクトの顎を掴んで唇を重ねていく。微妙に開かれた口からゆっくりと彼の体温によって少し熱を含んだ液体が入っていく。
一滴も零さないように慎重になりつつも、大胆に飲み下していく。ゴクリと喉が鳴る。
一口目を全て飲み干し、再び離れていく。タクトはニヤリと笑みを浮かべながら、もっと欲しい、とねだる。
それに心を動かされてコウはカップに残っていた全てを口にし、先ほどよりも若干荒々しく重ねていく。その勢いがうっかり口の端からワインを零していき、タクトの口の端から伝い落ちる。
「うん……。次作るね」
タクトがニコリと笑うと、コウも釣られて同じように笑う。そこへ、タクトの唇が近付けられていき、ゆっくりと触れ合っていく。
唇に残ったワインの甘酸っぱさが互いの舌を刺激し、どんどん絡み合うまでに深くなっていく。奥の奥まで貪りたい、そんな気持ちがコウの中に芽生えていく。
だが、タクトは自ら離れていき、ニコリと微笑みながらコウを見上げる。
「飲ませてぇ~……」
「おう」
コウは自らのカップに残っていた中身をある程度口に含むと、タクトの顎を掴んで唇を重ねていく。微妙に開かれた口からゆっくりと彼の体温によって少し熱を含んだ液体が入っていく。
一滴も零さないように慎重になりつつも、大胆に飲み下していく。ゴクリと喉が鳴る。
一口目を全て飲み干し、再び離れていく。タクトはニヤリと笑みを浮かべながら、もっと欲しい、とねだる。
それに心を動かされてコウはカップに残っていた全てを口にし、先ほどよりも若干荒々しく重ねていく。その勢いがうっかり口の端からワインを零していき、タクトの口の端から伝い落ちる。
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