18 / 20
18
しおりを挟む
ヨシュアの手がトーマを掴み、その動きを遮ったのである。
「ヨシュアさん……?」
「トーマさん……僕の、そばに……いてください。それから……僕の手を、握ってください……」
予想外のことにトーマは一瞬固まった。しかし、ヨシュアの願いを叶えることでよくなるのであれば、今はそうするべきである。
恐るおそる伸ばされた手を、トーマは両手で握り返した。
「分かりました、ヨシュアさん。俺がそばにいますよ」
「ありがとう……ございます……」
ニコリと小さく笑みを見せると、ヨシュアはそのまま眠ってしまった。
トーマの存在がここまでヨシュアを安心させていることに、トーマ自身はただただ驚きしかない。
ヨシュアにとってトーマという存在はどれほどのものだろうか。
それを知りたくてしょうがない。
そう思いながらも、トーマはヨシュアの体調がよくなるよう、ぎゅっと手を握り締めた。
「ヨシュアさん……?」
「トーマさん……僕の、そばに……いてください。それから……僕の手を、握ってください……」
予想外のことにトーマは一瞬固まった。しかし、ヨシュアの願いを叶えることでよくなるのであれば、今はそうするべきである。
恐るおそる伸ばされた手を、トーマは両手で握り返した。
「分かりました、ヨシュアさん。俺がそばにいますよ」
「ありがとう……ございます……」
ニコリと小さく笑みを見せると、ヨシュアはそのまま眠ってしまった。
トーマの存在がここまでヨシュアを安心させていることに、トーマ自身はただただ驚きしかない。
ヨシュアにとってトーマという存在はどれほどのものだろうか。
それを知りたくてしょうがない。
そう思いながらも、トーマはヨシュアの体調がよくなるよう、ぎゅっと手を握り締めた。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
くまさんのマッサージ♡
はやしかわともえ
BL
ほのぼの日常。ちょっとえっちめ。
2024.03.06
閲覧、お気に入りありがとうございます。
m(_ _)m
もう一本書く予定です。時間が掛かりそうなのでお気に入りして頂けると便利かと思います。よろしくお願い致します。
2024.03.10
完結しました!読んで頂きありがとうございます。m(_ _)m
今月25日(3/25)のピクトスクエア様のwebイベントにてこの作品のスピンオフを頒布致します。詳細はまたお知らせ致します。
2024.03.19
https://pictsquare.net/skaojqhx7lcbwqxp8i5ul7eqkorx4foy
イベントページになります。
25日0時より開始です!
※補足
サークルスペースが確定いたしました。
一次創作2: え5
にて出展させていただいてます!
2024.10.28
11/1から開催されるwebイベントにて、新作スピンオフを書いています。改めてお知らせいたします。
俺と両想いにならないと出られない部屋
小熊井つん
BL
ごく普通の会社員である山吹修介は、同僚の桜庭琥太郎に密かに恋心を寄せていた。
同性という障壁から自分の気持ちを打ち明けることも出来ず悶々とした日々を送っていたが、ある日を境に不思議な夢を見始める。
それは『〇〇しないと出られない部屋』という形で脱出条件が提示される部屋に桜庭と2人きりで閉じ込められるというものだった。
「この夢は自分の願望が反映されたものに違いない」そう考えた山吹は夢の謎を解き明かすため奮闘する。
陽気お人よし攻め×堅物平凡受けのSF(すこし・ふしぎ)なBL。
罰ゲームって楽しいね♪
あああ
BL
「好きだ…付き合ってくれ。」
おれ七海 直也(ななみ なおや)は
告白された。
クールでかっこいいと言われている
鈴木 海(すずき かい)に、告白、
さ、れ、た。さ、れ、た!のだ。
なのにブスッと不機嫌な顔をしておれの
告白の答えを待つ…。
おれは、わかっていた────これは
罰ゲームだ。
きっと罰ゲームで『男に告白しろ』
とでも言われたのだろう…。
いいよ、なら──楽しんでやろう!!
てめぇの嫌そうなゴミを見ている顔が
こっちは好みなんだよ!どーだ、キモイだろ!
ひょんなことで海とつき合ったおれ…。
だが、それが…とんでもないことになる。
────あぁ、罰ゲームって楽しいね♪
この作品はpixivにも記載されています。
膀胱を虐められる男の子の話
煬帝
BL
常におしがま膀胱プレイ
男に監禁されアブノーマルなプレイにどんどんハマっていってしまうノーマルゲイの男の子の話
膀胱責め.尿道責め.おしっこ我慢.調教.SM.拘束.お仕置き.主従.首輪.軟禁(監禁含む)
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
俺の小学生時代に童貞を奪ったえっちなお兄さんに再会してしまいました
湊戸アサギリ
BL
今年の一月にピクシブにアップしたものを。
男子小学生×隣のエロお兄さんで直接的ではありませんが性描写があります。念の為R15になります。成長してから小学生時代に出会ったお兄さんと再会してしまうところで幕な内容になっています
※成人男性が小学生に手を出しています
2023.6.18
表紙をAIイラストに変更しました
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる