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日常
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日常生活を送れるようになった。
学園が終わり王宮へと行く。
王子妃教育を受け、王妃様とお茶をする。
王妃様はフェリシアの様子を見て安心しているようだ。
結婚式に向けての衣装は母とアリシアが張り切っている。心強い。
アリシアは家に戻ってきてから、クリスタル伯爵家の娘として恥ずかしくないように、今まで通りに過ごすよう父に言われ、お茶会や夜会にも参加し始めた。
姉もまた日常を取り戻している
今日は王子妃教育の後エクトルとお茶をする
「フェリシア、兄の婚約者に一度挨拶をしておこうか…?」
エミリオが甲斐甲斐しく、リリアナの家に通っている事は噂になっているようだ。そして最近になりようやく外出をするようになり、王宮へとくるようになったのだそうだ。
「はい。体調を崩されたとお聞きしていますが、回復されたのですね。良かったです」
ほっとした。あの時のことは今でもうなされて、落ちた瞬間に目が覚める…という事があるのだが、記憶も戻り打ちつけた痣ももうすっかり元通りだ。
姉も帰ってきたし、リリアナを責めるつもりもない。エミリオとの婚約が解消にならなくて良かった…
数日後またもや偶然エミリオとばったり会う事になる。隣にはリリアナがいる。随分印象が変わったようだ…自信満々の表情はなく力なさげだ…怯えているようにも思える
「エクトルとフェリシアか…」
「エミリオ殿下、お久しぶりでございます」
淑女の礼をする
「フェリシアに紹介をしておくよ。私の婚約者のランディ侯爵令嬢リリアナだ」
そっと頭を下げるリリアナ、傲慢な態度は一切見られない
「このような形でお目にかかるのは初めてです。クリスタル伯爵が娘フェリシアと申します。よろしくお願い致します」
「リリアナ嬢…フェリシアは私の婚約者だ。宜しく頼みます」
エクトルがすかさず紹介する
「はい。勿論存じております。フェリシア様、こちらこそよろしくお願い致します」
さすがリリアナ、上位貴族の令嬢だ…こんな状態でもきちんとしている
「リリアナ嬢体調を崩されたと聞いています。その後の調子は?」
フェリシアが気になっていた事をエクトルが聞いてくれた。
「お気遣いいただきありがとうございます。エミリオ殿下のお陰でなんとか外の空気を吸う事が出来ております」
深々と頭を下げるリリアナ
「エクトルとフェリシアの結婚式までにはもう少し良くなるよう、頑張ろう。それでは私たちはそろそろ行くよ。じゃあな」
頭を下げるフェリシア。そっとリリアナを見るとこちらを見て、ごめんなさい。と呟いていた
「フェリシア、どうかした?」
エクトルに声をかけられた
「いいえ、なんでもありません。お式にはリリアナ様も参列してくだされば良いですね」
にこりと微笑むと、なんとも言えない顔をするエクトルだった
「…そうだね。私たちも行こうか、衣装合わせだろ?フェリシアの美しい姿を見るのはいいんだが、着せ替え人形は疲れる…」
そうして時が流れて結婚式当日
大聖堂ではたくさんの貴族が第三王子の結婚式に参列してくれた
その中にはリリアナの姿もあった。
生涯の誓いをたて、エクトルと口付けをした
恥ずかしいのと嬉しさで感極まって、その後に泣いてしまったが、それよりも兄が大泣きしていた…
王太子とエミリオに揶揄われていた。
エミリオと仲直りしたんだな。と思い嬉しかった
披露宴の前にエクトルと二人きりになる
「フェリシアはいつ記憶が戻ったんだ?」
どきっとした…でもこれは兄との二人だけの秘密…
「何のことか分かりません」
笑顔で微笑み惚ける事にした
「優しい君が考えそうだ。アリシアもおかげで帰りやすかった事だろう。私の家族も救われたよ、ありがとう」
「考えすぎですよ、エクトル様…」
微笑みは持続しているものの変な汗が出てきた…
「体調が急に良くなったあたりからかな…?惚けるのならそれでも良い…フェリシアを愛している事は変わらないよ」
バレていたのか…エクトルは私の事を優しいと言ったが、優しいのは黙っていたエクトルの方だ。申し訳ないがこの事はエクトルであっても言わない、言えないのだ。
「エクトル様、こんなわたくしをお嫁さんにしてくださってありがとうございます。わたくしはとても幸せ者ですね。今まで支えてきてくださった分お返しできるように頑張ります」
「うん、みんな幸せになれるよ、君のおかげだ」
アリシアは領地で知り合った職人がなんと隣国の伯爵家の嫡男であったことから、呆気なく隣国に嫁いで行った。これには驚きとても寂しかったが幸せそうな顔を見て、諦める事にした…
エクトルの仕事は外交でもあることから、隣国へ行く際にはついて行く事にした。
兄も半強制的に見合いを何度もさせられたが、肉食女子が多すぎると諦めていた時に、夜会で絡まれている令嬢を助けて何故か恋に落ちたそうだ…
皆んなの幸せを確認するとエクトルが不意に
「皆んなの幸せはフェリシアが記憶を失ったからだ」
と言ってきた
「そういう事にしておきましょう」
それを言うとリリアナのおかげじゃないか…と思ったことは内緒だ
罪を償いながらも生きて行くなくてはいけないのだから…
その後エミリオとリリアナは結婚式を挙げ臣下に降った。惜しむ声もあったが二人とも納得している様子だった。
とても穏やかな笑顔で祝福を受けていた
【終わり】
学園が終わり王宮へと行く。
王子妃教育を受け、王妃様とお茶をする。
王妃様はフェリシアの様子を見て安心しているようだ。
結婚式に向けての衣装は母とアリシアが張り切っている。心強い。
アリシアは家に戻ってきてから、クリスタル伯爵家の娘として恥ずかしくないように、今まで通りに過ごすよう父に言われ、お茶会や夜会にも参加し始めた。
姉もまた日常を取り戻している
今日は王子妃教育の後エクトルとお茶をする
「フェリシア、兄の婚約者に一度挨拶をしておこうか…?」
エミリオが甲斐甲斐しく、リリアナの家に通っている事は噂になっているようだ。そして最近になりようやく外出をするようになり、王宮へとくるようになったのだそうだ。
「はい。体調を崩されたとお聞きしていますが、回復されたのですね。良かったです」
ほっとした。あの時のことは今でもうなされて、落ちた瞬間に目が覚める…という事があるのだが、記憶も戻り打ちつけた痣ももうすっかり元通りだ。
姉も帰ってきたし、リリアナを責めるつもりもない。エミリオとの婚約が解消にならなくて良かった…
数日後またもや偶然エミリオとばったり会う事になる。隣にはリリアナがいる。随分印象が変わったようだ…自信満々の表情はなく力なさげだ…怯えているようにも思える
「エクトルとフェリシアか…」
「エミリオ殿下、お久しぶりでございます」
淑女の礼をする
「フェリシアに紹介をしておくよ。私の婚約者のランディ侯爵令嬢リリアナだ」
そっと頭を下げるリリアナ、傲慢な態度は一切見られない
「このような形でお目にかかるのは初めてです。クリスタル伯爵が娘フェリシアと申します。よろしくお願い致します」
「リリアナ嬢…フェリシアは私の婚約者だ。宜しく頼みます」
エクトルがすかさず紹介する
「はい。勿論存じております。フェリシア様、こちらこそよろしくお願い致します」
さすがリリアナ、上位貴族の令嬢だ…こんな状態でもきちんとしている
「リリアナ嬢体調を崩されたと聞いています。その後の調子は?」
フェリシアが気になっていた事をエクトルが聞いてくれた。
「お気遣いいただきありがとうございます。エミリオ殿下のお陰でなんとか外の空気を吸う事が出来ております」
深々と頭を下げるリリアナ
「エクトルとフェリシアの結婚式までにはもう少し良くなるよう、頑張ろう。それでは私たちはそろそろ行くよ。じゃあな」
頭を下げるフェリシア。そっとリリアナを見るとこちらを見て、ごめんなさい。と呟いていた
「フェリシア、どうかした?」
エクトルに声をかけられた
「いいえ、なんでもありません。お式にはリリアナ様も参列してくだされば良いですね」
にこりと微笑むと、なんとも言えない顔をするエクトルだった
「…そうだね。私たちも行こうか、衣装合わせだろ?フェリシアの美しい姿を見るのはいいんだが、着せ替え人形は疲れる…」
そうして時が流れて結婚式当日
大聖堂ではたくさんの貴族が第三王子の結婚式に参列してくれた
その中にはリリアナの姿もあった。
生涯の誓いをたて、エクトルと口付けをした
恥ずかしいのと嬉しさで感極まって、その後に泣いてしまったが、それよりも兄が大泣きしていた…
王太子とエミリオに揶揄われていた。
エミリオと仲直りしたんだな。と思い嬉しかった
披露宴の前にエクトルと二人きりになる
「フェリシアはいつ記憶が戻ったんだ?」
どきっとした…でもこれは兄との二人だけの秘密…
「何のことか分かりません」
笑顔で微笑み惚ける事にした
「優しい君が考えそうだ。アリシアもおかげで帰りやすかった事だろう。私の家族も救われたよ、ありがとう」
「考えすぎですよ、エクトル様…」
微笑みは持続しているものの変な汗が出てきた…
「体調が急に良くなったあたりからかな…?惚けるのならそれでも良い…フェリシアを愛している事は変わらないよ」
バレていたのか…エクトルは私の事を優しいと言ったが、優しいのは黙っていたエクトルの方だ。申し訳ないがこの事はエクトルであっても言わない、言えないのだ。
「エクトル様、こんなわたくしをお嫁さんにしてくださってありがとうございます。わたくしはとても幸せ者ですね。今まで支えてきてくださった分お返しできるように頑張ります」
「うん、みんな幸せになれるよ、君のおかげだ」
アリシアは領地で知り合った職人がなんと隣国の伯爵家の嫡男であったことから、呆気なく隣国に嫁いで行った。これには驚きとても寂しかったが幸せそうな顔を見て、諦める事にした…
エクトルの仕事は外交でもあることから、隣国へ行く際にはついて行く事にした。
兄も半強制的に見合いを何度もさせられたが、肉食女子が多すぎると諦めていた時に、夜会で絡まれている令嬢を助けて何故か恋に落ちたそうだ…
皆んなの幸せを確認するとエクトルが不意に
「皆んなの幸せはフェリシアが記憶を失ったからだ」
と言ってきた
「そういう事にしておきましょう」
それを言うとリリアナのおかげじゃないか…と思ったことは内緒だ
罪を償いながらも生きて行くなくてはいけないのだから…
その後エミリオとリリアナは結婚式を挙げ臣下に降った。惜しむ声もあったが二人とも納得している様子だった。
とても穏やかな笑顔で祝福を受けていた
【終わり】
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