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ソフィア
ソフィア
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ソフィアがアスター王国に留学する事になった経緯
三カ国同盟が結ばれることになったので、お互いの国の結束を深めるために、留学生を受け入れると言うことから始まった。
ソフィアは王女なので、王女がアスター王国に留学すると言うことは、お互いにとっていいこと尽くめである。
アスターを信頼しています。
ジェルジオを喜んで受け入れます。
という事になる。
国同士の親睦を深める大事な留学である。
「アスター王国に留学に行きたい?」
ソフィアがアランに相談していた
「えぇ、そうなの、ダメかしら?」
「父上と母上は寂しがるだろうが、今は国にとっても大事な時だし、ソフィアが行くと言うのはお互いにとって、良いこと尽くめだ、俺に任せとけ!行ってこい」
「お兄様、どうしたの?珍しく頼もしいんだけど…」
「可愛い妹の為だ!たまに頼られるのも悪くないな」
ニヤリと笑うアラン
しかしソフィアには思惑が…
アスター王国の王弟エヴァン・アスタールを警戒している。
この男は国王の実弟であり、歳が離れている
年齢にして二十三歳
このままストーリーを進めると、ジェルジオに来てローズマリアに一目惚れ、無理やり拐って城に監禁というルートもある
その為アランがブチギレ、エヴァンを殺しにかかると言う…悲惨な末路が
しかしソフィアはローズマリアを助けるだけの為に来たわけではない…
このエヴァンと言う男、イケメンなのである、ソフィアのタイプの顔なので、せっかくなので一度生で見たいと思ってしまったのだ…。
だって年上が良いんだもの…
前世では三十二歳だったけど…今は十五歳だ
ソフィアはアスター王国の王宮に部屋が用意された所謂VIPルームである。
両陛下に挨拶をし、王太子殿下、第二王子殿下との謁見も済ませた。
来週からは学園に登校となる。
第二王子殿下とは同級生という事で、案内をしてくれるそうだ。
将来が楽しみなイケメン予備軍
ネヴィル・アスタール第二王子だ
物腰が柔らかく、話しやすいタイプだった。
翌る日は王太子であるジュードと婚約者のヴィオレットのお茶会に誘われた
「はじめまして、ソフィア王女殿下、私はジュード様の婚約者のヴィオレットと申します」
「こちらこそ、よろしくお願い致します。ソフィア・ド・フローレスと申します」
ヴィオレットは優しい雰囲気の女性である
「ソフィア王女は来週から学園に通われるとの事ですが、私も学園に通っておりますので、なんなりとお申し付けくださいませね」
ソフィアの一つ上の学級との事だ
にこりと笑う笑顔が儚くて美しい
「まぁ!ありがとうございます。学園に通う前に見知った方がいるというのは安心感が違いますわね」
ふふふっと笑うソフィア
「もう仲良くなったようで、嬉しいよ」
ジュードがヴィオレットに微笑みかける
「ところで、アランが結婚したというのは本当なのか?」
「えぇ、そうなんですの、急で驚かれましたわよね…」
「帝国の若き皇帝に、婚約者殿が目を付けられたとか…?」
「…えぇ、私の親友でもあるんですけど、その、トラブルに巻き込まれやすいと言いますか…とても美しすぎて、周りがほっとかないと言いますか…」
「一度遠くからお見かけしたことがあります、確かに美しい方で、アランが会わせたがらなかったんですよ」
「…兄は小判鮫のように彼女からひっついて離れませんし、家族以外の異性が近づくのを許しませんからねぇ…」
「そ、そうか、そんな感じだったな…」
「皇帝に取られるのを恐れて、結婚式の前ですが結婚をしたんですのよ…」
「手紙を書いておくよ…」
「はい、幸せの絶頂ですので喜ぶと思いますよ…」
はぁ、っとため息を吐くソフィア
「失礼ですが、ソフィア様はお兄様の結婚を喜んでおられるんですよね…?」
ヴィオレットが言いにくそうに尋ねる
「こら!失礼だろ?」
ジュードがヴィオレットに注意するが
「いいえ!とんでもありません、兄の惚気を聞くだけで、疲れるので思い出してしまって…もちろん嬉しいですわよ、私の親友ですもの!姉妹になれました」
ふふふっと笑うソフィア
「まぁ!仲の良い」
「えぇ!兄に取られたのが悔しい程に」
アスター王国の王太子と婚約者の仲は良さそうね…このままとっとと結婚してちょうだい
この王太子もマリーに惚れる予備軍なんだから…ったく
「そうだ、ソフィア様、明日の歓迎会ではエスコート役をネヴィルに任せては頂けませんか?」
ジュードがソフィアに尋ね
「光栄ですわ、よろしくお願いします」
微笑むソフィア
お茶会は解散となった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ソフィア編は全四話となります
三カ国同盟が結ばれることになったので、お互いの国の結束を深めるために、留学生を受け入れると言うことから始まった。
ソフィアは王女なので、王女がアスター王国に留学すると言うことは、お互いにとっていいこと尽くめである。
アスターを信頼しています。
ジェルジオを喜んで受け入れます。
という事になる。
国同士の親睦を深める大事な留学である。
「アスター王国に留学に行きたい?」
ソフィアがアランに相談していた
「えぇ、そうなの、ダメかしら?」
「父上と母上は寂しがるだろうが、今は国にとっても大事な時だし、ソフィアが行くと言うのはお互いにとって、良いこと尽くめだ、俺に任せとけ!行ってこい」
「お兄様、どうしたの?珍しく頼もしいんだけど…」
「可愛い妹の為だ!たまに頼られるのも悪くないな」
ニヤリと笑うアラン
しかしソフィアには思惑が…
アスター王国の王弟エヴァン・アスタールを警戒している。
この男は国王の実弟であり、歳が離れている
年齢にして二十三歳
このままストーリーを進めると、ジェルジオに来てローズマリアに一目惚れ、無理やり拐って城に監禁というルートもある
その為アランがブチギレ、エヴァンを殺しにかかると言う…悲惨な末路が
しかしソフィアはローズマリアを助けるだけの為に来たわけではない…
このエヴァンと言う男、イケメンなのである、ソフィアのタイプの顔なので、せっかくなので一度生で見たいと思ってしまったのだ…。
だって年上が良いんだもの…
前世では三十二歳だったけど…今は十五歳だ
ソフィアはアスター王国の王宮に部屋が用意された所謂VIPルームである。
両陛下に挨拶をし、王太子殿下、第二王子殿下との謁見も済ませた。
来週からは学園に登校となる。
第二王子殿下とは同級生という事で、案内をしてくれるそうだ。
将来が楽しみなイケメン予備軍
ネヴィル・アスタール第二王子だ
物腰が柔らかく、話しやすいタイプだった。
翌る日は王太子であるジュードと婚約者のヴィオレットのお茶会に誘われた
「はじめまして、ソフィア王女殿下、私はジュード様の婚約者のヴィオレットと申します」
「こちらこそ、よろしくお願い致します。ソフィア・ド・フローレスと申します」
ヴィオレットは優しい雰囲気の女性である
「ソフィア王女は来週から学園に通われるとの事ですが、私も学園に通っておりますので、なんなりとお申し付けくださいませね」
ソフィアの一つ上の学級との事だ
にこりと笑う笑顔が儚くて美しい
「まぁ!ありがとうございます。学園に通う前に見知った方がいるというのは安心感が違いますわね」
ふふふっと笑うソフィア
「もう仲良くなったようで、嬉しいよ」
ジュードがヴィオレットに微笑みかける
「ところで、アランが結婚したというのは本当なのか?」
「えぇ、そうなんですの、急で驚かれましたわよね…」
「帝国の若き皇帝に、婚約者殿が目を付けられたとか…?」
「…えぇ、私の親友でもあるんですけど、その、トラブルに巻き込まれやすいと言いますか…とても美しすぎて、周りがほっとかないと言いますか…」
「一度遠くからお見かけしたことがあります、確かに美しい方で、アランが会わせたがらなかったんですよ」
「…兄は小判鮫のように彼女からひっついて離れませんし、家族以外の異性が近づくのを許しませんからねぇ…」
「そ、そうか、そんな感じだったな…」
「皇帝に取られるのを恐れて、結婚式の前ですが結婚をしたんですのよ…」
「手紙を書いておくよ…」
「はい、幸せの絶頂ですので喜ぶと思いますよ…」
はぁ、っとため息を吐くソフィア
「失礼ですが、ソフィア様はお兄様の結婚を喜んでおられるんですよね…?」
ヴィオレットが言いにくそうに尋ねる
「こら!失礼だろ?」
ジュードがヴィオレットに注意するが
「いいえ!とんでもありません、兄の惚気を聞くだけで、疲れるので思い出してしまって…もちろん嬉しいですわよ、私の親友ですもの!姉妹になれました」
ふふふっと笑うソフィア
「まぁ!仲の良い」
「えぇ!兄に取られたのが悔しい程に」
アスター王国の王太子と婚約者の仲は良さそうね…このままとっとと結婚してちょうだい
この王太子もマリーに惚れる予備軍なんだから…ったく
「そうだ、ソフィア様、明日の歓迎会ではエスコート役をネヴィルに任せては頂けませんか?」
ジュードがソフィアに尋ね
「光栄ですわ、よろしくお願いします」
微笑むソフィア
お茶会は解散となった
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ソフィア編は全四話となります
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