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第二章
アラン王太子になる
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アランの誕生日は立太子の礼と兼ねての盛大なパーティーである
朝からブロッサム侯爵家の使用人は慌ただしく働く
リオネル・ユーリウス・フランソワはのんびりと朝食をとっていた。
「もう今更焦ったってしょうがないよね?」
とリオネル
「私たちは特に準備をすることも無いですからね」とユーリウス
「招待されている身ですから」とフランソワ
マリーは朝早くに王宮からの迎えで城に向かったので今は男三人だ。
本来は成人である十五歳からの出席となる夜会ではあるが、ローズマリアが王太子の婚約者として紹介されるのだから、家族は招待客として呼ばれている。
「マリーが遠くに行くようで寂しくなるな」
リオネルがボソッと言うと
「マリーが誰かに取られるのが悔しいですよ。しかもアラン殿下……」
ユーリウスが悔しそうに言う
「でも隣国にいかれるよりマシかな」
フランソワが諦めたように言う
「今日のマリーの美しさにみんな度肝を抜かれるぞ」
とリオネルが言うと三人で笑う。
「楽しみですね」
と言うが皆寂しそうな顔である
「最近殿下がマリーにくっついて離れないのが目障りなので、シメてやりましたよ」
ユーリウスが言うと
「へぇ。やるね!」
リオネルが驚く
「確かに最近イラつくぐらいに付き纏ってるよね?」とフランソワ
「マリーもあれは嫌がってるのかどうなのかもわからないがまぁ良いよ。好きにさせとけ」とリオネル
「学園でも懲りずに付き纏うようならフランも忠告しておけ」とユーリウス
「どっちに?」
「「アランの方」」
呼び捨てかよ……とフランは笑う
一方ローズマリアはと言うと王宮で
「まずは湯あみからですよ!」
と王宮のメイド達に連れて行かれていた
「えっっ?ご飯は?朝ごはん食べてないもん。お腹が減ったんだけど」
「湯あみ後・全身マッサージ・御髪を乾かしてセットをしてから軽食をご用意いたします」
「ううぅぅ…分かりました」
アンはやれやれと言った顔つきで見守る
「お嬢様頑張りましょう。軽食と言っても王宮の軽食です。美味しいですよ。お嬢様の好きなフルーツも準備してもらいましょうね」
「ハイ、お願いします」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
王宮のメイドはさすがに仕事が早い。
湯あみをさせられ、全身ピカピカに磨き上げられた後、三人によるオイルマッサージ、ネイルまでがコースになっていた。
「あれ?いつもより肌が白いしキラキラしてる……」
「ローズマリア様お肌はきめ細かく手入れも行き渡っております、そこにマッサージをすることで血行が良くなりお肌がさらに美しくなりました。こちらのオイルはパールが使われておりますので、キラキラしていますのよ」
と説明された……すごい技術である
「良い香りね……」
「はい!ローズマリア様のお名前から、ローズマリーのエキスとローズのエキスを抽出したものを特別に調合して作りました」
「えっ?私のために?」
「はい、喜んで頂けたようでとても嬉しいです」
「なんだか、恐れ多いわね……でもありがとうすごく気に入りました。これからも使っても良いのかしら?」
「はい!いくらでもお作りいたします。お任せください」
とドンと胸を叩くメイド。
「頼もしいわね」と美しく笑うマリーにメイド達が顔を赤くする
……どうしたのかしら?
「あの、皆さん大丈夫?私変なこと言ったかしら?」
「「「いえ、ありがとうございます」」」と声を揃えて言われた
…まぁいっか。
「お嬢様、お待ちかねの軽食のお時間ですよ」
……なんやかんやと湯あみからマッサージ、ネイルのコースで三時間経った。お腹も減る。
「わぁーい!待ってました!」
と喜ぶ姿は十三歳の少女である
一口サイズのサンドイッチ。カラフルなフルーツ。スイーツまで
「私の好きなものばっかり!ってあれ?なんで私の好みが…」
「前回学園でランチを作った調理人がお嬢様の為にと作って下さりました。お嬢様に美味しいと言って頂けたと大変喜んでいましたよ?さぁ召し上がれ。あっ!この後はコルセットで体を締め上げますので程々になさってください」
「ワカリマシタ」
美味しいご飯を目の前にして好きなだけ食べられないとは…拷問だ
「飲み物も控えましょね。トイレが近くなりますよ?」
「オニ!」
と言うとみんなが笑ったので、まぁ良いかと思い程々にしておいた
軽食も軽く食べてこれからが本番の着替えに入る。アンが笑っている。オニめ!日頃の恨みだな。アラン様とくっついている事に苦言を吐かれる事が多くなってきているから、きっとそれだ!
くっ仕方がない受け入れようではないか。
距離が近くて何が悪いの?
転生してまでGETした私だけの特等席
前世の(自称)王子様よ……サヨウナラ
もう会う事はないけれど、
今まで笑顔にさせてくれてありがとう、
私は現世で幸せになります。
「さぁ!くるなら来い」
コルセットを持って近づくアンとメイド達……
「良い心がけです、お嬢様」
ギューーーーーーと絞られる腰回りに
「キャァーッーーー」と悲鳴を上げる
「ハァハァハァハァ…ごめんなさい!ギブです」
「本来はもっと絞るものなんですのよ?まぁこの辺で許しましょう」とオニが笑う
「ローズマリア様は線が細くてらっしゃるのでこれくらいで済みます羨ましいですわ」
とメイド達
「オニの言っていたことは嘘じゃなかったのね。嫌がらせかと思っていたわ」
「誰がオニですか!さぁバカなことを言っていないで髪のセットを致しましょう」
アンも加わり髪の毛が巻かれセットされて行く。その間にお化粧もされ、ついうとうとしてしまった。
「お嬢様!緊張感が足りません!起きてください」
「はっ!つい。昨日あんなに寝たのに……」
「次はドレスに着替えますよ!早くしないと殿下が迎えにきますよ!そんな格好で迎えるつもりですか?」
「人を変態みたいに言わないでくれる?」
「では早く着替えを」
またまた三人とオニとで至れり尽せりで着替えをする。
胸元がスースーする。
こんなに胸元を開けていて大丈夫かしら?
胸の膨らみも恥ずかしい…
でもドレスのデザインは素晴らしくブルーと白の生地の肌触りが良い、さすが王宮御用達
ティアラ・ネックレス・イヤリングを装着し仕上げに口紅をつけてもらい完成!
「「「「はぁー」」」」
と四人の感嘆のため息が…
「どうしたの?」
「さすが孫にも衣装ですよ!さ!姿見へ」
とオニに連れて行かれる
姿見を見て
「えっっ?私?綺麗……みんなありがとう。
さすが王宮マジックね!腕の良さにビックリしちゃった」
よ言うと、オニがメイド達に
「お嬢様は天然ですのでお気になさらずに」と言った
「何よ!もう」と言ってむくれると
「アラン殿下がお迎えに来られました」とメイドに言われたので
「はーい、どうぞ」
というと部屋に入ってきたアランが硬直した
「何何?どうしたの?アラン様ってば!!」と近くに寄っていくと
「くそ!美しすぎて直視できんとは…今日までで見慣れたかと思ったのに」
「言ってる意味が分かんないけど、アラン様の正装姿すごく素敵。かっこいい!身惚れちゃう!アラン様ってばまた身長伸びた?また格好良くなったの?どうしよう」
イヤイヤと頬を染めるマリー
……メイド達は初めて近くでこのバカップルの姿を見て、平和だなぁ…と呟いた
「マリーそのドレスすごく似合っている。とても美しいよ。他の男に見せたくない……もうどうにかなりそうだよ……」
と抱きしめられるとオニが
「シワになりますのでハグ禁止です!」
と恐ろしい顔で笑った
「はぁーわかった。我慢するよ」と頬にキスをされた
「可愛いマリーはいつも俺を虜にするんだな、困ったよ抱きしめることも許されないなんて、試練が多いよ」
とアランはマリーを見つめる
「くそっ!部屋に閉じ込めたくなる、もう俺だけ見ていてよマリー」と甘い声で囁かれるのでメイドまで顔を赤くする
「もう!恥ずかしいってば」
「まだまだ足りない。美の化身?女神?あと何ある?」
「バカ」
「マリーの虜になっている俺はバカに見えるんだろうな。では行きますか?レディ」
アランが手を差し伸べる
「はい、王子様!今日で王子様って言うのは最後だね」
と笑うマリーが手を取る
「ずっと一緒にいよう」
と指にキスをされた。
「うん」
とマリーが言うと手を繋いで歩き出した。
朝からブロッサム侯爵家の使用人は慌ただしく働く
リオネル・ユーリウス・フランソワはのんびりと朝食をとっていた。
「もう今更焦ったってしょうがないよね?」
とリオネル
「私たちは特に準備をすることも無いですからね」とユーリウス
「招待されている身ですから」とフランソワ
マリーは朝早くに王宮からの迎えで城に向かったので今は男三人だ。
本来は成人である十五歳からの出席となる夜会ではあるが、ローズマリアが王太子の婚約者として紹介されるのだから、家族は招待客として呼ばれている。
「マリーが遠くに行くようで寂しくなるな」
リオネルがボソッと言うと
「マリーが誰かに取られるのが悔しいですよ。しかもアラン殿下……」
ユーリウスが悔しそうに言う
「でも隣国にいかれるよりマシかな」
フランソワが諦めたように言う
「今日のマリーの美しさにみんな度肝を抜かれるぞ」
とリオネルが言うと三人で笑う。
「楽しみですね」
と言うが皆寂しそうな顔である
「最近殿下がマリーにくっついて離れないのが目障りなので、シメてやりましたよ」
ユーリウスが言うと
「へぇ。やるね!」
リオネルが驚く
「確かに最近イラつくぐらいに付き纏ってるよね?」とフランソワ
「マリーもあれは嫌がってるのかどうなのかもわからないがまぁ良いよ。好きにさせとけ」とリオネル
「学園でも懲りずに付き纏うようならフランも忠告しておけ」とユーリウス
「どっちに?」
「「アランの方」」
呼び捨てかよ……とフランは笑う
一方ローズマリアはと言うと王宮で
「まずは湯あみからですよ!」
と王宮のメイド達に連れて行かれていた
「えっっ?ご飯は?朝ごはん食べてないもん。お腹が減ったんだけど」
「湯あみ後・全身マッサージ・御髪を乾かしてセットをしてから軽食をご用意いたします」
「ううぅぅ…分かりました」
アンはやれやれと言った顔つきで見守る
「お嬢様頑張りましょう。軽食と言っても王宮の軽食です。美味しいですよ。お嬢様の好きなフルーツも準備してもらいましょうね」
「ハイ、お願いします」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
王宮のメイドはさすがに仕事が早い。
湯あみをさせられ、全身ピカピカに磨き上げられた後、三人によるオイルマッサージ、ネイルまでがコースになっていた。
「あれ?いつもより肌が白いしキラキラしてる……」
「ローズマリア様お肌はきめ細かく手入れも行き渡っております、そこにマッサージをすることで血行が良くなりお肌がさらに美しくなりました。こちらのオイルはパールが使われておりますので、キラキラしていますのよ」
と説明された……すごい技術である
「良い香りね……」
「はい!ローズマリア様のお名前から、ローズマリーのエキスとローズのエキスを抽出したものを特別に調合して作りました」
「えっ?私のために?」
「はい、喜んで頂けたようでとても嬉しいです」
「なんだか、恐れ多いわね……でもありがとうすごく気に入りました。これからも使っても良いのかしら?」
「はい!いくらでもお作りいたします。お任せください」
とドンと胸を叩くメイド。
「頼もしいわね」と美しく笑うマリーにメイド達が顔を赤くする
……どうしたのかしら?
「あの、皆さん大丈夫?私変なこと言ったかしら?」
「「「いえ、ありがとうございます」」」と声を揃えて言われた
…まぁいっか。
「お嬢様、お待ちかねの軽食のお時間ですよ」
……なんやかんやと湯あみからマッサージ、ネイルのコースで三時間経った。お腹も減る。
「わぁーい!待ってました!」
と喜ぶ姿は十三歳の少女である
一口サイズのサンドイッチ。カラフルなフルーツ。スイーツまで
「私の好きなものばっかり!ってあれ?なんで私の好みが…」
「前回学園でランチを作った調理人がお嬢様の為にと作って下さりました。お嬢様に美味しいと言って頂けたと大変喜んでいましたよ?さぁ召し上がれ。あっ!この後はコルセットで体を締め上げますので程々になさってください」
「ワカリマシタ」
美味しいご飯を目の前にして好きなだけ食べられないとは…拷問だ
「飲み物も控えましょね。トイレが近くなりますよ?」
「オニ!」
と言うとみんなが笑ったので、まぁ良いかと思い程々にしておいた
軽食も軽く食べてこれからが本番の着替えに入る。アンが笑っている。オニめ!日頃の恨みだな。アラン様とくっついている事に苦言を吐かれる事が多くなってきているから、きっとそれだ!
くっ仕方がない受け入れようではないか。
距離が近くて何が悪いの?
転生してまでGETした私だけの特等席
前世の(自称)王子様よ……サヨウナラ
もう会う事はないけれど、
今まで笑顔にさせてくれてありがとう、
私は現世で幸せになります。
「さぁ!くるなら来い」
コルセットを持って近づくアンとメイド達……
「良い心がけです、お嬢様」
ギューーーーーーと絞られる腰回りに
「キャァーッーーー」と悲鳴を上げる
「ハァハァハァハァ…ごめんなさい!ギブです」
「本来はもっと絞るものなんですのよ?まぁこの辺で許しましょう」とオニが笑う
「ローズマリア様は線が細くてらっしゃるのでこれくらいで済みます羨ましいですわ」
とメイド達
「オニの言っていたことは嘘じゃなかったのね。嫌がらせかと思っていたわ」
「誰がオニですか!さぁバカなことを言っていないで髪のセットを致しましょう」
アンも加わり髪の毛が巻かれセットされて行く。その間にお化粧もされ、ついうとうとしてしまった。
「お嬢様!緊張感が足りません!起きてください」
「はっ!つい。昨日あんなに寝たのに……」
「次はドレスに着替えますよ!早くしないと殿下が迎えにきますよ!そんな格好で迎えるつもりですか?」
「人を変態みたいに言わないでくれる?」
「では早く着替えを」
またまた三人とオニとで至れり尽せりで着替えをする。
胸元がスースーする。
こんなに胸元を開けていて大丈夫かしら?
胸の膨らみも恥ずかしい…
でもドレスのデザインは素晴らしくブルーと白の生地の肌触りが良い、さすが王宮御用達
ティアラ・ネックレス・イヤリングを装着し仕上げに口紅をつけてもらい完成!
「「「「はぁー」」」」
と四人の感嘆のため息が…
「どうしたの?」
「さすが孫にも衣装ですよ!さ!姿見へ」
とオニに連れて行かれる
姿見を見て
「えっっ?私?綺麗……みんなありがとう。
さすが王宮マジックね!腕の良さにビックリしちゃった」
よ言うと、オニがメイド達に
「お嬢様は天然ですのでお気になさらずに」と言った
「何よ!もう」と言ってむくれると
「アラン殿下がお迎えに来られました」とメイドに言われたので
「はーい、どうぞ」
というと部屋に入ってきたアランが硬直した
「何何?どうしたの?アラン様ってば!!」と近くに寄っていくと
「くそ!美しすぎて直視できんとは…今日までで見慣れたかと思ったのに」
「言ってる意味が分かんないけど、アラン様の正装姿すごく素敵。かっこいい!身惚れちゃう!アラン様ってばまた身長伸びた?また格好良くなったの?どうしよう」
イヤイヤと頬を染めるマリー
……メイド達は初めて近くでこのバカップルの姿を見て、平和だなぁ…と呟いた
「マリーそのドレスすごく似合っている。とても美しいよ。他の男に見せたくない……もうどうにかなりそうだよ……」
と抱きしめられるとオニが
「シワになりますのでハグ禁止です!」
と恐ろしい顔で笑った
「はぁーわかった。我慢するよ」と頬にキスをされた
「可愛いマリーはいつも俺を虜にするんだな、困ったよ抱きしめることも許されないなんて、試練が多いよ」
とアランはマリーを見つめる
「くそっ!部屋に閉じ込めたくなる、もう俺だけ見ていてよマリー」と甘い声で囁かれるのでメイドまで顔を赤くする
「もう!恥ずかしいってば」
「まだまだ足りない。美の化身?女神?あと何ある?」
「バカ」
「マリーの虜になっている俺はバカに見えるんだろうな。では行きますか?レディ」
アランが手を差し伸べる
「はい、王子様!今日で王子様って言うのは最後だね」
と笑うマリーが手を取る
「ずっと一緒にいよう」
と指にキスをされた。
「うん」
とマリーが言うと手を繋いで歩き出した。
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