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その33(セクハラ王子とストーカー王子)
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「ソフィア様のお茶会に参加させていただけるだけで光栄ですのに、ローズマリア様にもお会いできるなんて………」
「私ですか?」
……えぇー?なんのこと?もしかして前回のお茶会で失態を晒した私の存在が気になったとか……。怖いわ。貴族社会
「噂のご令嬢ですものね。」
……やっぱりか!噂になるくらいの失態を…
「マリーをいじめないでよ!」
笑いながらソフィア様が言う
「「とんでもありませんわ!」」
「ローズマリア様が、アラン王子殿下に抱きよせられているお姿がお美しくて、お姫様を助けるヒーローだと皆さんが仰って噂になっているのですわ」
「そうですのよ。王子殿下の心を射止めた女神だと、噂になってますのよ」
「……そんな噂が…」
顔を青ざめる!
「そう言う事よ。マリーはお兄様の事どう思っているの?」
「殿下ですか?感謝しております。あの時は見知らぬ令息に囲まれてしまい、恐ろしかったのですが、殿下が駆けつけて下さって」
「「まぁー。素敵!!」」
「確かにあの時のお兄様はかっこよく見えたわね」
珍しく!と呟く
「ローズマリア様のお兄様のユーリウス様も弟のフランソワ様も素敵ですわよね」
「ありがとうございます。自慢の兄と弟なんですの」
頬を染めはにかむマリー
「「「…………………」」」
う、可愛いすぎる…。ゴクリと唾を飲む三人
「そ、それにしても、先日のお茶会でのローズマリア様のドレスはとても素晴らしいかったですわね」
「マリーのシルバーの髪にとても映えていたわよね」
「ご兄弟でカラーを揃えられていたのでしょうか?」
「そうなんです!お分かりいただけましたか?」
パァーッと顔を綻ばせる
「「えぇ。勿論」」
「お茶会に初めて参加しますので、お揃いのものがあるというだけで勇気が出てくるようで、そのようにオーダーしたんです」
またまた頬を染めるマリー
「私、お兄様とお揃いなんて考えただけでもちょっと……」
……ムリだわ。ボソリ呟く
「ローズマリア様のご兄弟は仲がよろしいですもの。羨ましいですわ」
「そう言えば、会場ではブルーのドレスを着ている方をよく見かけましたが、流行りの色なのですか?」
と首を傾げる
「まぁ。ローズマリア様ったら。」
クスクスと笑うお二人
……な、何?おかしな事を言ったのかしら?
流行りに疎い女だと思われたかしら。
確かにこの世界の流行には疎いケド、
前世の推しのグループは流行先取り感の衣装が多かったわね。
だから私もファッション雑誌をよく立ち読みして学んだものよ……
社交界でも先取りしないと置いて行かれるのかしら?どの世界もお洒落は足元から!って違うわね、暑くても、暑くないわよ!みたいな涼しい顔しなければいけないのね。
…もっと勉強しなきゃね。
「殿下の瞳の色がブルーなので、殿下に憧れる令嬢がブルーを身につけていらっしゃったのですわ」
……はっ!悪い癖がでたわ。意識が…
「まぁ。殿下は人気があるのですね!」
……やっぱり人気No.1だったのね!納得だわ。
「殿下に婚約者が出来ますと、公には身に付けられなくなりますので、ここぞとばかりに身につけておられたのでしょうね!」
「知りませんでした」
……身に付けてはいけない色だったから、五着ものドレスにブルーはなかったのね。さすがお父様だわ!!
「本日のローズマリア様のドレスも素敵なグリーンですこと。瞳の色と髪飾りと合わせて、とても素晴らしいですわー」
「素敵な髪飾りですわね。アレキサンドライトの石でしょうか?ハートに加工してあるなんて、さすがブロッサム家ですわね」
「ありがとうございます。お父様に選んでいただいて、嬉しくて付けてきましたの。」
「「素敵ねーー」」
「そうだわ!ローズマリア様。今度我が公爵家でもお茶会を開催致しますので、是非お越し下さいませ。せっかくお知り合いになれたんですもの」
「ありがとうございます。お父様と相談してみます。お二人とも私の事はマリーとお呼び下さい。親しい人は皆そう呼びますの」
「えぇ。私も愛称でお呼び下さい。私の事はシャルと呼んでくださいませ。お近づきになれたようで嬉しいですわ」
「私の事はリリーとお呼び下さい」
「あら?もう仲良くなったのね!お二人はマリーと同じ歳だものね。学園に行く前に仲良くなっていい機会になったようね」
「ソフィア様のお陰でございます。嬉しゅうございますわ」
にこにこ笑うマリー
「あっ。シャルとリリーにも言っておくわね。私飛び級で同級生になる予定だから!よろしくね」
「「まぁぁー。それは!楽しみですわね」」
ウフフーアハハーと和やかなお茶会の様子。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そろそろ俺も通りすがりを装って、声を掛けても良いだろうか?
「……殿下いつまでお隠れになっているおつもりですか?ストーカーですか?」
執事が言う…
「ストーカーとはなんだ!タイミングを見計らっているんだよ!!静かにしろ!見つかるだろ!」
「はぁ。正々堂々と話かければ良いものを……」
「うるさいぞ。」
ーーーーーーーー
ソフィアが、何かに気づく?
「あっ。レオナルド様ー。」
と手を振るとその先から
「やぁ!ソフィア王女。お友達とお茶会?」
「えぇ。そうなの。シャルロットとリリアンとー」
「ローズマリアまた会えたね」
とウィンクを飛ばしてくるレオナルド
「あら?お知り合い?」
「さっき偶然会ったんだよ。また会えるなんて運命かな?僕も少しお話ししたいんだけど良いかな?」
「「ええ。もちろんです」」
改めて挨拶をした後、メイド達がささっと椅子とお茶を準備する。流石は王宮だ!
「ローズマリア?君に婚約者はいるの?」
レオナルドはマリーの隣にすわる。
「いえ。私にはおりませんわ」
「そろそろ婚約者を定める年頃じゃないの?上位貴族だったらもういても、おかしくないでしょ?」
首を傾げて聞いてくる。色っぽい目つきだ。
「まだ早いですもの。お兄様も特定の相手がおりませんし、私にもおりませんの」
「じゃぁ、僕なんてどう?」
ねっ!と言って手を取ってくる。
「ご冗談はおやめ下さい。皆さんの前ですよ?」
と手を離そうとするが、ガッチリ掴まれた。
「本気なんだけど……侯爵にまず申し込んだ方が良いのかな?」
「レオナルド様!マリーが困っておりますよ。手を離してくださいますか?」
「おや?ごめんね。ローズマリア嬢を見ていたら自然に手を取っていたよ」
チュ。っとまたキスを、落とし近くに寄せられ抱きしめられる
……やめてよ。無駄にお顔が綺麗だけどグイグイと迫ってくる感じがゾッとする…この、セクハラ王子め。断れない王子って立場を使ってきてるのね。はじめて会った相手によくもまぁ……
「は、離して下さい!!」
マリーの顔色が変わる
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「殿下!チャンスです!ほら、助けに行って」執事が嗾ける
「ムカついて、殴りそうになる」
「うるさい!良いからさっさと!いけ!」
ドンっと!体を押された。
あいつめーーー!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「私ですか?」
……えぇー?なんのこと?もしかして前回のお茶会で失態を晒した私の存在が気になったとか……。怖いわ。貴族社会
「噂のご令嬢ですものね。」
……やっぱりか!噂になるくらいの失態を…
「マリーをいじめないでよ!」
笑いながらソフィア様が言う
「「とんでもありませんわ!」」
「ローズマリア様が、アラン王子殿下に抱きよせられているお姿がお美しくて、お姫様を助けるヒーローだと皆さんが仰って噂になっているのですわ」
「そうですのよ。王子殿下の心を射止めた女神だと、噂になってますのよ」
「……そんな噂が…」
顔を青ざめる!
「そう言う事よ。マリーはお兄様の事どう思っているの?」
「殿下ですか?感謝しております。あの時は見知らぬ令息に囲まれてしまい、恐ろしかったのですが、殿下が駆けつけて下さって」
「「まぁー。素敵!!」」
「確かにあの時のお兄様はかっこよく見えたわね」
珍しく!と呟く
「ローズマリア様のお兄様のユーリウス様も弟のフランソワ様も素敵ですわよね」
「ありがとうございます。自慢の兄と弟なんですの」
頬を染めはにかむマリー
「「「…………………」」」
う、可愛いすぎる…。ゴクリと唾を飲む三人
「そ、それにしても、先日のお茶会でのローズマリア様のドレスはとても素晴らしいかったですわね」
「マリーのシルバーの髪にとても映えていたわよね」
「ご兄弟でカラーを揃えられていたのでしょうか?」
「そうなんです!お分かりいただけましたか?」
パァーッと顔を綻ばせる
「「えぇ。勿論」」
「お茶会に初めて参加しますので、お揃いのものがあるというだけで勇気が出てくるようで、そのようにオーダーしたんです」
またまた頬を染めるマリー
「私、お兄様とお揃いなんて考えただけでもちょっと……」
……ムリだわ。ボソリ呟く
「ローズマリア様のご兄弟は仲がよろしいですもの。羨ましいですわ」
「そう言えば、会場ではブルーのドレスを着ている方をよく見かけましたが、流行りの色なのですか?」
と首を傾げる
「まぁ。ローズマリア様ったら。」
クスクスと笑うお二人
……な、何?おかしな事を言ったのかしら?
流行りに疎い女だと思われたかしら。
確かにこの世界の流行には疎いケド、
前世の推しのグループは流行先取り感の衣装が多かったわね。
だから私もファッション雑誌をよく立ち読みして学んだものよ……
社交界でも先取りしないと置いて行かれるのかしら?どの世界もお洒落は足元から!って違うわね、暑くても、暑くないわよ!みたいな涼しい顔しなければいけないのね。
…もっと勉強しなきゃね。
「殿下の瞳の色がブルーなので、殿下に憧れる令嬢がブルーを身につけていらっしゃったのですわ」
……はっ!悪い癖がでたわ。意識が…
「まぁ。殿下は人気があるのですね!」
……やっぱり人気No.1だったのね!納得だわ。
「殿下に婚約者が出来ますと、公には身に付けられなくなりますので、ここぞとばかりに身につけておられたのでしょうね!」
「知りませんでした」
……身に付けてはいけない色だったから、五着ものドレスにブルーはなかったのね。さすがお父様だわ!!
「本日のローズマリア様のドレスも素敵なグリーンですこと。瞳の色と髪飾りと合わせて、とても素晴らしいですわー」
「素敵な髪飾りですわね。アレキサンドライトの石でしょうか?ハートに加工してあるなんて、さすがブロッサム家ですわね」
「ありがとうございます。お父様に選んでいただいて、嬉しくて付けてきましたの。」
「「素敵ねーー」」
「そうだわ!ローズマリア様。今度我が公爵家でもお茶会を開催致しますので、是非お越し下さいませ。せっかくお知り合いになれたんですもの」
「ありがとうございます。お父様と相談してみます。お二人とも私の事はマリーとお呼び下さい。親しい人は皆そう呼びますの」
「えぇ。私も愛称でお呼び下さい。私の事はシャルと呼んでくださいませ。お近づきになれたようで嬉しいですわ」
「私の事はリリーとお呼び下さい」
「あら?もう仲良くなったのね!お二人はマリーと同じ歳だものね。学園に行く前に仲良くなっていい機会になったようね」
「ソフィア様のお陰でございます。嬉しゅうございますわ」
にこにこ笑うマリー
「あっ。シャルとリリーにも言っておくわね。私飛び級で同級生になる予定だから!よろしくね」
「「まぁぁー。それは!楽しみですわね」」
ウフフーアハハーと和やかなお茶会の様子。
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そろそろ俺も通りすがりを装って、声を掛けても良いだろうか?
「……殿下いつまでお隠れになっているおつもりですか?ストーカーですか?」
執事が言う…
「ストーカーとはなんだ!タイミングを見計らっているんだよ!!静かにしろ!見つかるだろ!」
「はぁ。正々堂々と話かければ良いものを……」
「うるさいぞ。」
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ソフィアが、何かに気づく?
「あっ。レオナルド様ー。」
と手を振るとその先から
「やぁ!ソフィア王女。お友達とお茶会?」
「えぇ。そうなの。シャルロットとリリアンとー」
「ローズマリアまた会えたね」
とウィンクを飛ばしてくるレオナルド
「あら?お知り合い?」
「さっき偶然会ったんだよ。また会えるなんて運命かな?僕も少しお話ししたいんだけど良いかな?」
「「ええ。もちろんです」」
改めて挨拶をした後、メイド達がささっと椅子とお茶を準備する。流石は王宮だ!
「ローズマリア?君に婚約者はいるの?」
レオナルドはマリーの隣にすわる。
「いえ。私にはおりませんわ」
「そろそろ婚約者を定める年頃じゃないの?上位貴族だったらもういても、おかしくないでしょ?」
首を傾げて聞いてくる。色っぽい目つきだ。
「まだ早いですもの。お兄様も特定の相手がおりませんし、私にもおりませんの」
「じゃぁ、僕なんてどう?」
ねっ!と言って手を取ってくる。
「ご冗談はおやめ下さい。皆さんの前ですよ?」
と手を離そうとするが、ガッチリ掴まれた。
「本気なんだけど……侯爵にまず申し込んだ方が良いのかな?」
「レオナルド様!マリーが困っておりますよ。手を離してくださいますか?」
「おや?ごめんね。ローズマリア嬢を見ていたら自然に手を取っていたよ」
チュ。っとまたキスを、落とし近くに寄せられ抱きしめられる
……やめてよ。無駄にお顔が綺麗だけどグイグイと迫ってくる感じがゾッとする…この、セクハラ王子め。断れない王子って立場を使ってきてるのね。はじめて会った相手によくもまぁ……
「は、離して下さい!!」
マリーの顔色が変わる
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「殿下!チャンスです!ほら、助けに行って」執事が嗾ける
「ムカついて、殴りそうになる」
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