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パーティー
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「ウィリアム様、わざわざ迎えに来てくださりありがとうございます。それにドレスやら宝飾類まで……」
ウィリアム様が私とパーティーに行くとお義兄様とお姉様に話をしたそうだ。
するとお義兄様は
義『そうだ! ウィルは居候代を払うと言っていたな。でも私はそれを断った』
ウィ『今からでも払う気はある』
義『そうか、それならその金でフランちゃんのドレスを作ってくれ! 早くしないと間に合わないぞ。ヴァレンティナお抱えのデザイナーを紹介しよう。サイズはヴァレンティナに伝えさせる』
ウィ『そんなことで良いのか? 確かに誘ったからには何かしらプレゼントは考えていたが』
と言う事になったのだそうです。ポカンと口を開けてしまいましたわ。
申し訳なくって……
「とても良くお似合いです」
爽やかな笑顔でウィリアム様に褒められて、とても嬉しい。
私の髪色に合わせて紺色のドレスなんだけど、落ち着いていてでも地味ではなくて、スカートの下部分にところどころに宝石が付いていて、二重になっているチュール使いで華やかに高級な仕上がりっていう感じだ。広がりすぎずしかも軽やか! 少し大人っぽいかな?
「ウィリアム様もとても素敵です!」
正装の騎士服がビシッと決まっていて、勲章なども付けられている。髪の毛も押さえつけておでこ全開。大人の男性と言った感じだわ。誰もが見惚れそう。って私も見過ぎかも。不躾だわ! ダメね……
「ウィリアム殿、本日は娘の事をよろしくお願いします」
お父様とお母様も準備ができて出発する様でウィリアム様に挨拶をした。馬車は別なのに一緒に行くんですって。
「ロレンツィ伯爵、夫人。こちらこそ本日はフランチェスカ嬢のパートナーを務めることを許していただきありがとうございました」
挨拶をするウィリアム様もとても素敵だわ……メイド達も見惚れているわ。しかたのない事だわね。うん。
それから間もなくして、教会へと向かった。まずは教会で結婚式だ。それから王宮で披露宴という流れ。
国で一番格式の高い中央教会での結婚式だ。ここで結婚式を挙げるのは、王族や公爵家やそれに連なる家のみ。
なんでもウィリアム様のお姉様と辺境伯様は王家から、この教会で式を挙げる様にと言われたのに断って辺境の地で式を挙げたのだそう。国を守ってくれる砦の重鎮ですものね。陛下自ら式へ赴いたそう。すごいわ!
「素敵な式でしたね」
ウィリアム様の腕を借りて次なる目的地、王宮へ向かうために馬車まで歩いていた。
「友の幸せそうな顔を見るのは嬉しいです。家族を持ったエリックはますます頑張って国に貢献するでしょうね」
「花嫁様もお美しかったですし、幸せそうでしたね」
「フランチェスカ嬢も大勢の方に祝福されながら式を挙げたいですか?」
……うーん。私なら……
「いいえ。身内だけでも良いので笑顔の絶えない式にしたいですわ。って私には縁のない話でした……」
私のバカ! つられて変なこと言っちゃった。
「そうなんですね。世の中の令嬢はたくさんの人に見守られながら式をというのが、夢だとか聞いた事がありまして、うちの姉は変わっているのかと思っていました」
くすくすと笑うウィリアム様。お姉様は辺境で式を挙げたから……? 公爵家のお姫様ですものねぇ。
そんな話をしていたら王宮へと到着。休憩室で休もうと思っていたら、偶然会ったウィリアム様の家族に紹介されてしまった……
「おぉ! ウィリアムが令嬢を……誠であったんだな!」
「ウィルが令嬢と……」
驚くウィリアム様のご家族。
「恥ずかしいのでそういうのは控えてください。こちらは、ロレンツィ伯爵のご令嬢でフランチェスカ嬢です」
突然のことで驚いたけれど、挨拶しなきゃ!
「はじめまして。わたくしはフランチェスカ・ディ・ロレンツィと申します」
カーテシーをして挨拶した。こ、公爵家……ドレスの下はガクブル……
「お嬢さん、私はウィリアムの父です、こちらは私の妻にウィリアムの兄とお聞きしていると思うが、姉と辺境伯殿です。噂通り聡明なお嬢さんの様ですな、ウィリアムの事をよろしくお願いします」
……噂という単語を聞いて、心臓が……
「父上! 失礼ですよ。フランチェスカ嬢は、」
「あら、違うってば! フランチェスカ嬢を悪く言ってないわよ! 失礼なのはウィルじゃないの! だからこの歳にもなって女の影がないのよ! 魔物とばかり戯れあっているからモテないのよ! ごめんなさいね野暮な弟で」
ウィリアム様のお姉様……なんて美しい方なのかしら! そしてさっぱりとした性格の様だわ。
旦那様の辺境伯様はとっても大きな方。見上げていると首がつりそうだわ。
でもウィリアム様のお姉様と並んでいると、とってもお似合い。野暮な弟と言ったところで辺境伯様は苦笑いしている。
「いえ。ウィリアム様は野暮どころか、とても楽しい方です」
「「「「「え! どこが!」」」」」
公爵家の皆さんは仲がよろしいのね。息ピッタリ
「……え?」
と言って首を傾げウィリアム様を見上げた。顔が赤くなっている様だ。
「……行きましょうか。恥ずかしすぎて穴があったら入りたい気分です。こんな失礼な家族を紹介するんじゃなかった」
「? 素敵なご家族ですわね」
たかが伯爵家の娘に気さくに会話をしてくださったもの。
「フランチェスカちゃん私が王都にいる間にお茶でもしましょう」
お美しいお姉様からお声がかかった。
「喜んで!」
と返事すると
「無理しなくて良いから、行こう」
グっと背中を支えられて歩き出す事になった。
「し、失礼致します」
会釈をすると皆が手を振ってくれた……良い方たちだわ。
その後休憩室で休憩している最中もウィリアム様は無言だったけど、なんだか可愛らしく思えたのは内緒。
いつもは凛々しいウィリアム様もご家族の前では末っ子なんだと思うと微笑ましく思い、顔がにやける。
ウィリアム様はその様子を見てさらに、気まずい様に目を逸らした。
パーティーの準備が整った様子で、会場内に入る事にした。国中の貴族、他国の王族も招待されていて会場は人、人、人! だった。
ウィリアムも知り合いの方に声をかけられていた。声をかける人皆が声をそろえて、『珍しい』と言った。
ウィリアムが言うには
「華やかな場所は苦手なんです。しかしエリックとは友ですし祝福したいですから」
と答えた。それにしても令嬢達にチラチラと熱視線を送られているのに気がつかないのかしら……
ウィリアム様が私とパーティーに行くとお義兄様とお姉様に話をしたそうだ。
するとお義兄様は
義『そうだ! ウィルは居候代を払うと言っていたな。でも私はそれを断った』
ウィ『今からでも払う気はある』
義『そうか、それならその金でフランちゃんのドレスを作ってくれ! 早くしないと間に合わないぞ。ヴァレンティナお抱えのデザイナーを紹介しよう。サイズはヴァレンティナに伝えさせる』
ウィ『そんなことで良いのか? 確かに誘ったからには何かしらプレゼントは考えていたが』
と言う事になったのだそうです。ポカンと口を開けてしまいましたわ。
申し訳なくって……
「とても良くお似合いです」
爽やかな笑顔でウィリアム様に褒められて、とても嬉しい。
私の髪色に合わせて紺色のドレスなんだけど、落ち着いていてでも地味ではなくて、スカートの下部分にところどころに宝石が付いていて、二重になっているチュール使いで華やかに高級な仕上がりっていう感じだ。広がりすぎずしかも軽やか! 少し大人っぽいかな?
「ウィリアム様もとても素敵です!」
正装の騎士服がビシッと決まっていて、勲章なども付けられている。髪の毛も押さえつけておでこ全開。大人の男性と言った感じだわ。誰もが見惚れそう。って私も見過ぎかも。不躾だわ! ダメね……
「ウィリアム殿、本日は娘の事をよろしくお願いします」
お父様とお母様も準備ができて出発する様でウィリアム様に挨拶をした。馬車は別なのに一緒に行くんですって。
「ロレンツィ伯爵、夫人。こちらこそ本日はフランチェスカ嬢のパートナーを務めることを許していただきありがとうございました」
挨拶をするウィリアム様もとても素敵だわ……メイド達も見惚れているわ。しかたのない事だわね。うん。
それから間もなくして、教会へと向かった。まずは教会で結婚式だ。それから王宮で披露宴という流れ。
国で一番格式の高い中央教会での結婚式だ。ここで結婚式を挙げるのは、王族や公爵家やそれに連なる家のみ。
なんでもウィリアム様のお姉様と辺境伯様は王家から、この教会で式を挙げる様にと言われたのに断って辺境の地で式を挙げたのだそう。国を守ってくれる砦の重鎮ですものね。陛下自ら式へ赴いたそう。すごいわ!
「素敵な式でしたね」
ウィリアム様の腕を借りて次なる目的地、王宮へ向かうために馬車まで歩いていた。
「友の幸せそうな顔を見るのは嬉しいです。家族を持ったエリックはますます頑張って国に貢献するでしょうね」
「花嫁様もお美しかったですし、幸せそうでしたね」
「フランチェスカ嬢も大勢の方に祝福されながら式を挙げたいですか?」
……うーん。私なら……
「いいえ。身内だけでも良いので笑顔の絶えない式にしたいですわ。って私には縁のない話でした……」
私のバカ! つられて変なこと言っちゃった。
「そうなんですね。世の中の令嬢はたくさんの人に見守られながら式をというのが、夢だとか聞いた事がありまして、うちの姉は変わっているのかと思っていました」
くすくすと笑うウィリアム様。お姉様は辺境で式を挙げたから……? 公爵家のお姫様ですものねぇ。
そんな話をしていたら王宮へと到着。休憩室で休もうと思っていたら、偶然会ったウィリアム様の家族に紹介されてしまった……
「おぉ! ウィリアムが令嬢を……誠であったんだな!」
「ウィルが令嬢と……」
驚くウィリアム様のご家族。
「恥ずかしいのでそういうのは控えてください。こちらは、ロレンツィ伯爵のご令嬢でフランチェスカ嬢です」
突然のことで驚いたけれど、挨拶しなきゃ!
「はじめまして。わたくしはフランチェスカ・ディ・ロレンツィと申します」
カーテシーをして挨拶した。こ、公爵家……ドレスの下はガクブル……
「お嬢さん、私はウィリアムの父です、こちらは私の妻にウィリアムの兄とお聞きしていると思うが、姉と辺境伯殿です。噂通り聡明なお嬢さんの様ですな、ウィリアムの事をよろしくお願いします」
……噂という単語を聞いて、心臓が……
「父上! 失礼ですよ。フランチェスカ嬢は、」
「あら、違うってば! フランチェスカ嬢を悪く言ってないわよ! 失礼なのはウィルじゃないの! だからこの歳にもなって女の影がないのよ! 魔物とばかり戯れあっているからモテないのよ! ごめんなさいね野暮な弟で」
ウィリアム様のお姉様……なんて美しい方なのかしら! そしてさっぱりとした性格の様だわ。
旦那様の辺境伯様はとっても大きな方。見上げていると首がつりそうだわ。
でもウィリアム様のお姉様と並んでいると、とってもお似合い。野暮な弟と言ったところで辺境伯様は苦笑いしている。
「いえ。ウィリアム様は野暮どころか、とても楽しい方です」
「「「「「え! どこが!」」」」」
公爵家の皆さんは仲がよろしいのね。息ピッタリ
「……え?」
と言って首を傾げウィリアム様を見上げた。顔が赤くなっている様だ。
「……行きましょうか。恥ずかしすぎて穴があったら入りたい気分です。こんな失礼な家族を紹介するんじゃなかった」
「? 素敵なご家族ですわね」
たかが伯爵家の娘に気さくに会話をしてくださったもの。
「フランチェスカちゃん私が王都にいる間にお茶でもしましょう」
お美しいお姉様からお声がかかった。
「喜んで!」
と返事すると
「無理しなくて良いから、行こう」
グっと背中を支えられて歩き出す事になった。
「し、失礼致します」
会釈をすると皆が手を振ってくれた……良い方たちだわ。
その後休憩室で休憩している最中もウィリアム様は無言だったけど、なんだか可愛らしく思えたのは内緒。
いつもは凛々しいウィリアム様もご家族の前では末っ子なんだと思うと微笑ましく思い、顔がにやける。
ウィリアム様はその様子を見てさらに、気まずい様に目を逸らした。
パーティーの準備が整った様子で、会場内に入る事にした。国中の貴族、他国の王族も招待されていて会場は人、人、人! だった。
ウィリアムも知り合いの方に声をかけられていた。声をかける人皆が声をそろえて、『珍しい』と言った。
ウィリアムが言うには
「華やかな場所は苦手なんです。しかしエリックとは友ですし祝福したいですから」
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