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作戦会議です
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しばらく学園をお休みしました。
お父様やお母様、お兄様たちにも学園であったことをお話ししました。
学園の噂でまだ社交界には広がっていないのか、家族は寝耳に水と言う顔をしていました。
お兄様達が恐ろしい顔をして、お父様とお母様は薄ら笑っていました…
「なるほど…俺の可愛いティーナを放っておいて浮気をするなど中々度胸のあるやつだ」
「僕のティーナより可愛い令嬢がいるとは到底思えん」
「どこの令嬢だったか…?お父様に任せなさい」
「わたくしの娘に何という仕打ちを…」
わなわなと手を振るわせるお母様
「ミーナがいるの忘れていませんか?」
ミーナにもこの場に同席してもらった。
ごめんなさい、居た堪れない気分になりました
「良いのよ。ティーナは家族に愛されているのね」
そう言って笑ってくれました
「ヘルミーナ嬢…うちの妹がこんな仕打ちを受けていると知らなくて、情けない兄ですまない」
長兄のユリウスお兄様
「すまなかった、ヘルミーナ嬢の前で…」
次男のイザークお兄様
「ヘルミーナ嬢…申し訳ない。こんな姿を見せて…恥を晒してしまったね」
お父様が恥ずかしそうに頭をかいています
「いいえ、お気になさらないでください。わたくしもこのような家族団欒の席に図々しくお邪魔をしてしまって申し訳ございません」
全く悪くないのに自分が悪いと言うミーナの心遣いには感謝しかありません
「ティーナが同席を頼んだのでしょう?この子の力になってくれてありがとう」
お母様がミーナにお礼を言いました
婚約者には恵まれませんでしたけど、家族と友達には恵まれているので、わたくしの誇りです
「わたくしはメイナード様の気に触るような事をしてしまったのでしょうか…」
いつも優しく接してくださるメイナード様の優しさに、甘えていたのかもしれません
怒りを隠せないお父様…
「よし!ティーナは悪くないのに、婚約破棄されると言うなら、私も王都から出る!別に好き好んであいつの側にいるわけではない。領地の方が気が楽だ」
「あら!偶然ですわね。わたくしも王都から出ますわ。社交も断ちます」
「俺も仕事やめるわ、うちの広大な領地を見て回るのも悪くない」
「僕も第二王子の補佐官やめる。領地でのんびりするのも悪くない」
公爵家総出で何故か王都から出る事となりました。良いのでしょうか…良くないとは思いますが、お仕事の事に口出しする事は出来ませんが、不安に思っているとお父様もお兄様も
「少し困らせとけば良いんだよ」
「そうだよ、ティーナの事を虐めるなんて信じられない!」
「よし、それじゃ各々用意をしておくように!」
「「「はい」」」
作戦会議?が終わりミーナとわたくしの私室でお茶を飲む事になりました
「他人事に聞こえるかもしれないけれど、良いご家族ね」
ミーナに言われるとなんとも言えない気持ちになった
学園を休んでいるとメイナード様からは毎日花束が届きました。必ず手紙と共に…
心配しているよ。早く会いたい。愛している。と書かれた手紙…
わたくしはメイナード様の事が分からなくなっています。
来週は王宮で舞踏会が行われます。いつもは婚約者のメイナード様がエスコートしてくださるのですが、今回はエスコートできないと言う手紙が届きました
分かりましたと、返事を返しました
舞踏会で何かが、起きそうです
お父様やお母様、お兄様たちにも学園であったことをお話ししました。
学園の噂でまだ社交界には広がっていないのか、家族は寝耳に水と言う顔をしていました。
お兄様達が恐ろしい顔をして、お父様とお母様は薄ら笑っていました…
「なるほど…俺の可愛いティーナを放っておいて浮気をするなど中々度胸のあるやつだ」
「僕のティーナより可愛い令嬢がいるとは到底思えん」
「どこの令嬢だったか…?お父様に任せなさい」
「わたくしの娘に何という仕打ちを…」
わなわなと手を振るわせるお母様
「ミーナがいるの忘れていませんか?」
ミーナにもこの場に同席してもらった。
ごめんなさい、居た堪れない気分になりました
「良いのよ。ティーナは家族に愛されているのね」
そう言って笑ってくれました
「ヘルミーナ嬢…うちの妹がこんな仕打ちを受けていると知らなくて、情けない兄ですまない」
長兄のユリウスお兄様
「すまなかった、ヘルミーナ嬢の前で…」
次男のイザークお兄様
「ヘルミーナ嬢…申し訳ない。こんな姿を見せて…恥を晒してしまったね」
お父様が恥ずかしそうに頭をかいています
「いいえ、お気になさらないでください。わたくしもこのような家族団欒の席に図々しくお邪魔をしてしまって申し訳ございません」
全く悪くないのに自分が悪いと言うミーナの心遣いには感謝しかありません
「ティーナが同席を頼んだのでしょう?この子の力になってくれてありがとう」
お母様がミーナにお礼を言いました
婚約者には恵まれませんでしたけど、家族と友達には恵まれているので、わたくしの誇りです
「わたくしはメイナード様の気に触るような事をしてしまったのでしょうか…」
いつも優しく接してくださるメイナード様の優しさに、甘えていたのかもしれません
怒りを隠せないお父様…
「よし!ティーナは悪くないのに、婚約破棄されると言うなら、私も王都から出る!別に好き好んであいつの側にいるわけではない。領地の方が気が楽だ」
「あら!偶然ですわね。わたくしも王都から出ますわ。社交も断ちます」
「俺も仕事やめるわ、うちの広大な領地を見て回るのも悪くない」
「僕も第二王子の補佐官やめる。領地でのんびりするのも悪くない」
公爵家総出で何故か王都から出る事となりました。良いのでしょうか…良くないとは思いますが、お仕事の事に口出しする事は出来ませんが、不安に思っているとお父様もお兄様も
「少し困らせとけば良いんだよ」
「そうだよ、ティーナの事を虐めるなんて信じられない!」
「よし、それじゃ各々用意をしておくように!」
「「「はい」」」
作戦会議?が終わりミーナとわたくしの私室でお茶を飲む事になりました
「他人事に聞こえるかもしれないけれど、良いご家族ね」
ミーナに言われるとなんとも言えない気持ちになった
学園を休んでいるとメイナード様からは毎日花束が届きました。必ず手紙と共に…
心配しているよ。早く会いたい。愛している。と書かれた手紙…
わたくしはメイナード様の事が分からなくなっています。
来週は王宮で舞踏会が行われます。いつもは婚約者のメイナード様がエスコートしてくださるのですが、今回はエスコートできないと言う手紙が届きました
分かりましたと、返事を返しました
舞踏会で何かが、起きそうです
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