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第五章 冬の街、王女、将軍、王太子
5-2 言葉なき願い
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話が終わり辞する際に、老婦人は自家製だという焼き菓子を土産に持たせてくれた。
自分も欲しいと手を伸ばす将軍の手を叩く姿に、そういえば前回訪問した際もこうだったなと、懐かしく思い出す。
甘味を特に好まないアレクは、どうせなら好きそうな奴にやるかと、ちょっと寄り道して行くことにして、行き先を変える。
特に人目をはばかることもなく、人通りがまばらになった街路で《高度飛翔》の魔法を発動させると飛び上がり、いくつかの建物と通りを飛び越えて、対魔法結界のすぐ外、王宮の堀横に降り立った。
そして膝を曲げると跳び、堀向の城壁の上に着地する。
飛び降りると回廊を駆け抜け、シルヴァの部屋下に来ると軽く跳ぶ。
バルコニーに手をかけると、一気に体を引き上げる。
魔法の明かりが灯る室内に、白い寝間着を着たシルヴァが見えた。
ガラス窓を慎重に、極めて軽く指先でノックする。
気づいて向いた顔が最初訝しげに、ややあってアレクの姿を認めると喜びに、そして更に自らの姿を見下ろして朱に染まる。
王女は慌ててショールを肩にかけると、片手で胸前に合わせるようにして窓に寄る。
そして頬を染めたまま笑顔を作り、窓を内から開けた。
「ど、どうしたのじゃお師匠? いきなりこんな夜遅くに。さては夜這いというのじゃな?」
やや逸したすまし顔さらにを染めて、目を瞑り、必死に平静ぶろうとする少女。
「お前ねぇ、どこでそんな言葉覚えるんだよ」
「妾も年頃のレディじゃからな。自然周りから耳に入ってくるのじゃ」
自称レディは、首を傾け頬に手を当て微笑んでみせる。
「で、それ、意味わかって言ってんのか?」
傾けたままの微笑みがこわばり、首まで真っ赤に染め上がり、目が焦点を失いさまよう。
そんな姿にアレクは苦笑するだけだった。
「土産持ってきただけだ。このまま帰ったほうが良さそうだな」
師匠の差し出す焼き菓子の包みを受け取りながら、慌てて部屋に招き入れるシルヴァ。
「お師匠ちょっと待っててたもれ。着替えてくるのじゃ」
愛弟子が、年の割には大人びた寝間着を替えに、続きの間へと立ち去るのを、父親のような眼差しで見送る師匠。
「子供ってのは成長早いもんだな」
初めて会った頃を思い出し、感慨ひとしきり。
まだ軍にいる頃だな。守役のオヤジ殿に連れられて訓練場に連れてこられたシルヴァと会ったのは。
痩せてて男と見分けがつかない生意気そうなガキだったな。
懐かしさに頬が緩む。
「お前程度が妾のお師匠になれるのか?」
小馬鹿にしたような第一声を思い出す。
勇者の力が発現したばかりで、自分が周りの大人よりも強いと、そう思って見下していた時期。
ただでさえ周りが気を使い、わがまま放題の身分だ。無理もない。
それにしても、あの時の「高い高い」は傑作だったな。
アレクに思いきり高く投げ飛ばされて、落ちてくる時のあの引きつった顔。
空中で受け止めてやったときの安堵にゆるんだ顔。
回想し、笑いが溢れる。
「何を笑っておるのじゃ?」
「初めて会った時の、お前の引きつった顔を思い出してな。覚えてるか?」
「もー、ダメじゃ、お師匠。若者に昔の話は無しなのじゃ。年寄り扱いされるぞよ?」
「昔じゃないだろ、まだほんの――」
「若者の感覚は違うのじゃーっ!」
抗議しつつ眼の前を通り、ベッドに腰掛けた姿は、薄地の寝間着の上からローズピンクのガウンを重ね着してきただけだった。
光沢ある高級そうな、余り見かけない生地で織られていて、暖かさよりは見た目を重視したようなデザインだ。
アレクが珍獣を見つめる眼差しを向けていると、その視界でシルヴァが大きなクッションにしなだれかかり、流し目を向けてくる。
そのまま見つめ合っていると、耐えきれなくなった姫は、またしても赤面しクッションに顔を突っ伏した。
「もー、なんでずっと見てるのじゃー」
耳を染め、両足をばたつかせ抗議する。
「お前はさっきから一人で何をしてるんだ?」
「色っぽいじゃろ? ドキドキしたじゃろ?」
目を覗かせ問いかけてくる。
答えず無言でベッドに近寄る。
緊張する小さな体に手を伸ばす。
再びクッションに伏す真っ赤な顔。
「風邪引くぞ」
脇に手を入れるとひょいと持ち上げ座らせて、襟元を整えてやる。
シルヴァは未だ染まった頬を、これ以上無いぐらい膨らませ抗議した。
「十年後が楽しみになったわ」
言いつつ髪を撫でてやる。
徐々に頬の膨らみがしぼんでいき、やがて笑顔に変わった。
「十年後じゃ妾はもう行き遅れじゃし、お師匠はお爺さんじゃぞ?」
「あぁ、せいぜい俺の介護を頼むわ」
予想に反してさらりと流され、シルヴァは慌てたように自分の発言を撤回した。
「嘘じゃ、嘘。十年後でもまだ若いのじゃ。妾ももっと……うん、あと五年もすればきっと釣り合い取れるのじゃ」
「もっと釣り合う王子様がどっかに居ると思うがねぇ、んじゃ帰るわ」
軽く言って手を挙げると背を向ける。
その背中を掴まれた。
上着の裾を小さい手が捕まえて、引っ張っている。
「リューリに聞いたのじゃ」
「……何を?」
「リューリにだけずるいのじゃ」
「だから何だ?」
とてつもなく嫌な予感を感じながら回答を促す。
返事はない。
服を握る手に力がこもる。
「ずるいのじゃ……」
「だから何がだ?」
言いながら身を捻り、裾を持ったままの手の上に掌を乗せると、意外なほど素直に手を離した。
離れた手が軽く指を絡めてくる。
青い潤んだ瞳が上目遣いに見つめている。
そしてその目が閉じられる。
何かをねだるように突き出される顎。
それを見てアレクは全て悟った。
リューリの顔が脳内に浮かぶ。
あいつのことだから平然と何の躊躇いもなく全部話したに違いない。
口止めなど全く思い及ばなかった事を後悔する間にも、そのままの姿勢を維持し、微動だにせず待つ少女の姿。
魔王の前でさえ不敵に笑っていた勇者は、今生涯一に追い詰められていた。
左手で頭を掻く。
その手をのばすとシルヴァの前髪をなで上げて、そっと口付けた。
その感触に目を開ける姫。
「おでこはずるいのじゃ」
「我慢しろ」
笑いながら離れるアレクに、それ以上の抗議はしなかった。
「じゃあ帰るぞ」
その言葉に笑顔で両手を広げるシルヴァ。
「お師……アレク殿、もう一個忘れ物じゃぞ?」
抱擁を待つ、はにかんだ笑顔。
あいつめ、やっぱり全部話しやがったな。
それの何が悪いのだと言わんばかりの表情が脳裏に浮かぶ。
「ほんと、勘弁してくれよ」
結局、泣き言を言いつつも、愛弟子を抱き寄せ、背中を二回叩いてやり、おまけに頭も撫でてから、満面の笑顔に見送られ、勇者は撤退に成功した。
「どいつもこいつも、全く。賑やかなこったなぁ」
にわかに身辺が色めいた、ここ数日を思い出し、またも大きなため息をついた。
自分も欲しいと手を伸ばす将軍の手を叩く姿に、そういえば前回訪問した際もこうだったなと、懐かしく思い出す。
甘味を特に好まないアレクは、どうせなら好きそうな奴にやるかと、ちょっと寄り道して行くことにして、行き先を変える。
特に人目をはばかることもなく、人通りがまばらになった街路で《高度飛翔》の魔法を発動させると飛び上がり、いくつかの建物と通りを飛び越えて、対魔法結界のすぐ外、王宮の堀横に降り立った。
そして膝を曲げると跳び、堀向の城壁の上に着地する。
飛び降りると回廊を駆け抜け、シルヴァの部屋下に来ると軽く跳ぶ。
バルコニーに手をかけると、一気に体を引き上げる。
魔法の明かりが灯る室内に、白い寝間着を着たシルヴァが見えた。
ガラス窓を慎重に、極めて軽く指先でノックする。
気づいて向いた顔が最初訝しげに、ややあってアレクの姿を認めると喜びに、そして更に自らの姿を見下ろして朱に染まる。
王女は慌ててショールを肩にかけると、片手で胸前に合わせるようにして窓に寄る。
そして頬を染めたまま笑顔を作り、窓を内から開けた。
「ど、どうしたのじゃお師匠? いきなりこんな夜遅くに。さては夜這いというのじゃな?」
やや逸したすまし顔さらにを染めて、目を瞑り、必死に平静ぶろうとする少女。
「お前ねぇ、どこでそんな言葉覚えるんだよ」
「妾も年頃のレディじゃからな。自然周りから耳に入ってくるのじゃ」
自称レディは、首を傾け頬に手を当て微笑んでみせる。
「で、それ、意味わかって言ってんのか?」
傾けたままの微笑みがこわばり、首まで真っ赤に染め上がり、目が焦点を失いさまよう。
そんな姿にアレクは苦笑するだけだった。
「土産持ってきただけだ。このまま帰ったほうが良さそうだな」
師匠の差し出す焼き菓子の包みを受け取りながら、慌てて部屋に招き入れるシルヴァ。
「お師匠ちょっと待っててたもれ。着替えてくるのじゃ」
愛弟子が、年の割には大人びた寝間着を替えに、続きの間へと立ち去るのを、父親のような眼差しで見送る師匠。
「子供ってのは成長早いもんだな」
初めて会った頃を思い出し、感慨ひとしきり。
まだ軍にいる頃だな。守役のオヤジ殿に連れられて訓練場に連れてこられたシルヴァと会ったのは。
痩せてて男と見分けがつかない生意気そうなガキだったな。
懐かしさに頬が緩む。
「お前程度が妾のお師匠になれるのか?」
小馬鹿にしたような第一声を思い出す。
勇者の力が発現したばかりで、自分が周りの大人よりも強いと、そう思って見下していた時期。
ただでさえ周りが気を使い、わがまま放題の身分だ。無理もない。
それにしても、あの時の「高い高い」は傑作だったな。
アレクに思いきり高く投げ飛ばされて、落ちてくる時のあの引きつった顔。
空中で受け止めてやったときの安堵にゆるんだ顔。
回想し、笑いが溢れる。
「何を笑っておるのじゃ?」
「初めて会った時の、お前の引きつった顔を思い出してな。覚えてるか?」
「もー、ダメじゃ、お師匠。若者に昔の話は無しなのじゃ。年寄り扱いされるぞよ?」
「昔じゃないだろ、まだほんの――」
「若者の感覚は違うのじゃーっ!」
抗議しつつ眼の前を通り、ベッドに腰掛けた姿は、薄地の寝間着の上からローズピンクのガウンを重ね着してきただけだった。
光沢ある高級そうな、余り見かけない生地で織られていて、暖かさよりは見た目を重視したようなデザインだ。
アレクが珍獣を見つめる眼差しを向けていると、その視界でシルヴァが大きなクッションにしなだれかかり、流し目を向けてくる。
そのまま見つめ合っていると、耐えきれなくなった姫は、またしても赤面しクッションに顔を突っ伏した。
「もー、なんでずっと見てるのじゃー」
耳を染め、両足をばたつかせ抗議する。
「お前はさっきから一人で何をしてるんだ?」
「色っぽいじゃろ? ドキドキしたじゃろ?」
目を覗かせ問いかけてくる。
答えず無言でベッドに近寄る。
緊張する小さな体に手を伸ばす。
再びクッションに伏す真っ赤な顔。
「風邪引くぞ」
脇に手を入れるとひょいと持ち上げ座らせて、襟元を整えてやる。
シルヴァは未だ染まった頬を、これ以上無いぐらい膨らませ抗議した。
「十年後が楽しみになったわ」
言いつつ髪を撫でてやる。
徐々に頬の膨らみがしぼんでいき、やがて笑顔に変わった。
「十年後じゃ妾はもう行き遅れじゃし、お師匠はお爺さんじゃぞ?」
「あぁ、せいぜい俺の介護を頼むわ」
予想に反してさらりと流され、シルヴァは慌てたように自分の発言を撤回した。
「嘘じゃ、嘘。十年後でもまだ若いのじゃ。妾ももっと……うん、あと五年もすればきっと釣り合い取れるのじゃ」
「もっと釣り合う王子様がどっかに居ると思うがねぇ、んじゃ帰るわ」
軽く言って手を挙げると背を向ける。
その背中を掴まれた。
上着の裾を小さい手が捕まえて、引っ張っている。
「リューリに聞いたのじゃ」
「……何を?」
「リューリにだけずるいのじゃ」
「だから何だ?」
とてつもなく嫌な予感を感じながら回答を促す。
返事はない。
服を握る手に力がこもる。
「ずるいのじゃ……」
「だから何がだ?」
言いながら身を捻り、裾を持ったままの手の上に掌を乗せると、意外なほど素直に手を離した。
離れた手が軽く指を絡めてくる。
青い潤んだ瞳が上目遣いに見つめている。
そしてその目が閉じられる。
何かをねだるように突き出される顎。
それを見てアレクは全て悟った。
リューリの顔が脳内に浮かぶ。
あいつのことだから平然と何の躊躇いもなく全部話したに違いない。
口止めなど全く思い及ばなかった事を後悔する間にも、そのままの姿勢を維持し、微動だにせず待つ少女の姿。
魔王の前でさえ不敵に笑っていた勇者は、今生涯一に追い詰められていた。
左手で頭を掻く。
その手をのばすとシルヴァの前髪をなで上げて、そっと口付けた。
その感触に目を開ける姫。
「おでこはずるいのじゃ」
「我慢しろ」
笑いながら離れるアレクに、それ以上の抗議はしなかった。
「じゃあ帰るぞ」
その言葉に笑顔で両手を広げるシルヴァ。
「お師……アレク殿、もう一個忘れ物じゃぞ?」
抱擁を待つ、はにかんだ笑顔。
あいつめ、やっぱり全部話しやがったな。
それの何が悪いのだと言わんばかりの表情が脳裏に浮かぶ。
「ほんと、勘弁してくれよ」
結局、泣き言を言いつつも、愛弟子を抱き寄せ、背中を二回叩いてやり、おまけに頭も撫でてから、満面の笑顔に見送られ、勇者は撤退に成功した。
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