悪役令嬢に転生したら溺愛された。(なぜだろうか)

どくりんご

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第五章 第二のヒロインが現れた!

私が選んだ道は……

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 その後。
 ヒロインは教会に行き、取り巻き達は各家で謹慎処分を受けました。

 今回の件で教会と王家は決心がついたのでしょう。王都の一番大きい教会……つまりアシュリーさんがヒロインを預かることを宣言したのだ。

 面白そう、なんて呟いているアシュリーさんを見て、彼女を一目見たらそんなことを思わないですよーと言いたくなってしまう。
 そんな彼女が更正して心も姿も美しい美人になり国を代表する聖女になるのはまた別の話にでも。

 学園の騒動の後、次々と仕事に追われたり、ユカさまが生徒会に入ったら立候補がめっちゃ多くなったとか色々あった。
 最近で一番驚いたことはお兄様とカナエが結婚したことだ。

 お兄様が二十歳をこえたら直ぐ様お兄様に家督をついでお父様がいなくなって国が回らずヤバイことになったりしたが今は安定している。

 本当に色々あった日々は驚きと楽しみで一杯だった。学校で仲が良かった友達も今じゃ立派に夫人としての役目を果たしていたりする。

 皆、自分の道を歩んで幸せを掴んだり夢を追いかけたりして生きている。

 私の選んだ道は………











「おかあさま!このかっこうへんじゃない?」

「変じゃないよ。そんな気にしなくて良いよ。モモは可愛いんだから!」

「そうそう、気にしなくて良いよ。自慢できるようなできた子供なんだから」

 私たちには子供が生まれた。可愛らしい女の子で黒髪黒目の王家の特徴を持って生まれた子供だった。
 今日は娘の五歳の誕生日で盛大にパーティーを開く。
 そんな娘が気にしている理由は好きな人に可愛く見られたいからだろう。

 一目惚れしたモモは私たちに報告してきてその時はスゴくびっくりした。

 お兄様とカナエの子でそしたらスイート家に権力過多過ぎるのでは?という意見が出るかと思ったが緩いこの国はそういう意見が出なかったから良かったと思う……が多分兄が裏で手を回したのだろう。

 なんでこんなに溺愛されてるんだろ?

「かわいいっておもってくれるかな?」
 
 誕生日パーティーが終わった翌日。

 王宮には二人の聖女を呼び出していた。

「……で、本当にかわいいんです!」

 アシュリーさんとミレーさんが椅子に座っていて黙って話を聞いてくれた。
 アシュリーさんは若いままで初めてであった頃からほとんど変わっていない。
 ミレーさんは落ち着いた雰囲気が出ていた。

「私みたいに乙女ゲームとかヒロインとかないし普通に幸せになってほしいんです」

 二人は気まずく目を合わせてそして口を揃えて言った。

「「続編、あるんですよ……」」

「……へっ?」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 これにて、「悪役令嬢に転生したら溺愛された(なぜだろうか)」が完結です!
 お読み頂きありがとうございました(*´∇`*)
 本当に嬉しい限りです(´;ω;`)
 番外編&モモちゃんのお話を書きたいです。
 もしかしたら書くかも……?
 自分が書いたヒロインだからどうにも愛着があって結局良いこに収まってしまいました。アシュリーさんとミレーさんが仲が良かったら良いなと思っています。

 最後までありがとうございました!(*´ω`*)

 新作「悪役令息の婚約者になりまして」
の方も投稿中です!もし良かったら見てくださると嬉しいです!
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