悪役令嬢に転生したら溺愛された。(なぜだろうか)

第五章 第二のヒロインが現れた！

お前らは主役じゃねぇーよ！

　
　祝50話！(*´∇｀*)
　これからも頑張っていきたいです！
　最近、ストレスで性格変わっちゃった主人公が心配…(´・ω・`)
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　(国外追放する！じゃねぇーよ！しかも国外追放って元々私たちが三年生のころにやるやつだろ！今やるな！お前らは主役じゃねぇーよ！)

　
　馬鹿騒ぎをしている中、(皆驚愕しているなか)ソフィアは一人、(いや、アルもいれて二人)憤慨していた。

　なんてことをしてくれるんだ！ここでやらかすなんて考えもしてなかったよ！反省しよう。こいつに常識を当てはめちゃいけない。

　大きく深呼吸をして無理やり落ち着かせる。すってーー、はいてーー。
　はあー、落ち着いた。

「なんでフィアは国外追放になるのかな？フィアを国外追放できる権限を君たちは持っているのかい？そもそも今日は三年生の卒業パーティーだ。騒ぎを起こさないでくれ」

　略　お前らフィアを追放することなんてできないだろ？しかも場所考えろ

　ヤバイ、ヤバイ。アルがキレてる。
　私のこと庇ってくれて嬉しいけど、笑顔が怖いよー((((；゜Д゜)))
　馬鹿はまだまだとまりません。

「それはミレーに陰湿な苛めをしたからだ！」
「ミレーは君の行いにとても悲しんでいた。涙を流してね…」

　凄いよ、見事に冤罪だよ！しかも男子の量が圧倒的に増えてる。CクラとDクラスの男子合わせても足りないよ！そんな馬鹿だったの！？この学校の男子！

　関わってこなかったのは仲間を増やしてたから？

「……ミレーって名前なんだ…」

　ボソッと呟いたアルの言葉に「それなっ！」と言いそうになった。
　ヒロインって心の中で呼んでたから忘れてたわ！

「ヒロ……ミレーさん、私は貴方をいじめる理由はありません」

「それは、私がアカサ君とタナハ君と仲良かったから…」

　誰だ、そいつ！適当に付けた感満載な名前は！あ、攻略対象か。全然興味なかったから気づかなかった。でもそいつら平民と商人の息子でしょ、知らんくても仕方ないよ。(ひどい)

　はあ、と息をはいてユカ様が近寄ってくる。

「そもそも、貴方のその格好はなんなんですの？非常識にもほどがあります」

「なんでそんなこと言うの！？服は自由って書いてあったのに！」

「皆の格好を見て気づきませんの？皆、制服です」

　ドレスを着ている一年生など一人しかいない。自由なのは三年生のみだ。それ以外は制服だと伝えたはずなのに、きっと話を聞いてなかったのだろう。

　全学年の生徒が彼女を『理解』したのか嫌そうな顔をして見るか、呆れたような顔をして彼女を見ていた。

「なんなのよー！！」

　
　怒った彼女は取り巻きを連れてパーティー会場を出ていった。
　『国外追放』発言もどっかにいき、私とアルがたまった仕事を想像し遠い目をする。
　あー、めんどい。

「多少のアクシデントがありましたが失礼しました。引き続き卒業パーティーをお楽しみ下さい」

　アルの言葉でパーティーは仕切り直しになり元通りになった……と思う。

　これから生徒会は二人だけだ。(二年生の生徒会役員はいない)

　王家に報告しなくても良くない？

　生徒会室に向けて歩きだした。


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　王家(+理事長など)に大きな問題が起きたとき報告します。主にこんな仕事がくるよ！

　・騒ぎのまとめして
　・経緯をおしえて。
　・親からの色々
　・処分問題

　です(*´ω｀*)