悪役令嬢に転生したら溺愛された。(なぜだろうか)

どくりんご

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第四章 十五歳になりました。さぁて、乙女ゲームの始まりです!

昼休みにいっぱい情報が手に入る件

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 お腹が空いてきたのでご飯を食べ始める。公爵家うちの弁当(?)は世界一だと思う。
 おしゃれで豪華で大きくて……そして美味しい!
 
 なにより日本の料理が少し扱われているのだ!!!

 ちょっとは料理も出来たんですよ!だけどこの国にあるのは名前が違ったりして難しかった。ここ最近やり始めたのだ。

 (アルがスッゴい物知りだったんだよね…)

 あの転生者ってことがバレた後、日本料理が恋しくなりアルに作りたいっていったら笑顔で返答された。

 食材の味の特徴言ったらそれを取り寄せて食べたら本当にその味ですごく驚いた。

 最近、部屋についてる台所てきなところで良く料理をする。今日の弁当も私とアルとカナエ三人でつくった弁当ですごく美味しい。
 カナエがこうゆうことを止めない人でよかった。馴れましたという声は聞こえません!
 ほんわかしてるとアルが頭を撫でてきた。めっちゃ頭を撫でるのが上手い。
 お兄様より上手いかもしれない。
 
 お兄様が不意に何かを思い出したかのような顔をして話しかけてきた。

「ソフィーは『試験』を受けないの?Sクラスの人はほぼ受けても受かると思うよ?」

「試験?」

 お兄様の話しによると、教科ごとにそれぞれ毎週末に試験を受けられるらしくて採点はその次の日に教えられるらしい。テストは毎回違う問題で、ずるを、許さないらしい。
 試験に受かったらその教科は出ても出なくても良い。だけど、年に二回あるテストにつまずくから出来るだけ出たほうが良いよって話で大体の(上位クラスの)生徒が受けるらしい。

「一応受けといた方が良いよね?」

「うん、楽だよ。生徒会の仕事がたまってると時々出られない時でも免除されるし」

 生徒会は貴族と平民の喧嘩が起きたときに仲裁したりその後報告しなければならないらしい(理事長などに)

 要するに大変ってことだ。
 可哀想だなぁ、お兄様。

「で、提案なんだけど。アル、ソフィー生徒会に入らない?」

「「は?」」

 え?嫌なんだけど?面倒なんだけど?

 アルも心底嫌そうにしてるよ?

「でも、成績とか授業とか学園の評価とか良くなるよ。あと王子だし普通に所属しないとまずいってのもある」

「まぁ、お父様から聞かされてましたけどフィアと一緒じゃなきゃ嫌です!フィアも道連れにします」

 はぁ!?なにいってんの?絶対嫌だ!仕事なんてしたくないよ!うぅーー!ずっと一緒にいたいとか可愛いこと言うなー!

「……わかった」

「ありがとう!フィア!」

 チョロい私は返事をしてしまいました。

 生徒会に入ることと試験の存在を知った昼休みでした。
 
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