35 / 61
第四章 十五歳になりました。さぁて、乙女ゲームの始まりです!
クラスに少しは友人がいました
しおりを挟む目が覚める。
ぐっすりと眠ったため、目はぱっちりと開いている。
むくりと体を起こすといつもと違う風景に頭がクリアになっていく。
「おはよぅー」
「おはよう、アル」
この言葉で完全に眠気が覚めた。
(今日から学校だ。がんばろ)
自分に意気込みを入れてベッドからでる。長い一日が始まった。
★☆★
学校が本格的に始まろうとしてる今日。教室へと足を運んでいる。
ドアを開けて見馴れた顔を見つけて小走りで近寄っていく。
「シア!久し振り!」
「うん、久し振りだね!ソフィア」
水色の髪をした少女がこちらを振り替えって抱きついてくる。
ふわふわした水色の髪に優しげなたれ目な同色の水色のの瞳をした少女がいた。貴族にしてはとても珍しいボブほどの髪の長さだが彼女にとてもよくにあっていた。
私の友人ーーシンシアことシアである。
「シアは本当にソフィア嬢のことが好きだな」
「ロイ!」
この人はロイ。騎士団長の息子であり赤色の目と髪で一応攻略対象でもある。伯爵であるが武力は持っているため、政治的にも強い。シアの婚約者でもあり、乙女ゲームのなかだとシアと仲が悪いという描写があったが凄く仲がいい。
私の取り巻きではなく(ゲームはそうだった)友人として仲良くしてもらってる数少ない私の友達である。
この二人は私たちと一緒に魔法の訓練受けたり、剣術受けたりしてるのでここに来るのは当然だと言えるのだが知り合いがいるというのはいいなぁ、と思う。
知っているのはこの二人だけだけどお友達増えるといいな。
席は自由であり特に指定はない。担当の先生はまだ来ない。いつ来るんだろうかそしていつアルを注意してくれるだろうか。
「ソフィア達はやっぱり仲良いね。羨ましいぐらいに…」
「あはは、恥ずかしいなぁ、(本当に)」
今現在、アルの膝の上にいる。シアが抱きついてきたあと、無言で座らせられた。
(キャラ崩壊だよー)
心の中で棒読みだったけど頬は無意識に真っ赤に染まっていく。そこ、ゆでダコみたいとかゆうなー!
担任の先生が来て自己紹介が始まった。
一番前に座っていたから自己紹介の番が一番初めだ。
「ソフィア・スイートです。趣味は…「アルベルト・サンライトです。一年間よろしくね」
私と一緒にたっていたアルが強制的に終わらせた。めっちゃ笑顔だから感じわるくなってないけど趣味とかいわなくていいの?
とゆうか私、言いたかった!
ジロリと睨むとキラキラ笑顔で返された。ま、眩しい!!
「だって、フィアの趣味なんて誰にも知られたくないし」
ボソッと伝えてきたアルの言い分に呆れて思わず息を吐く。可愛いなぁ。こうゆうところは変わらないな。
しょうがないから許してあげよ、ふんっとした態度をした私をシンシアが微笑ましく見てるなんて知らずに自己紹介を聞こうと意気込んだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
従者組はお部屋の片付け、初めてなので遅いですが今度から慣れて間に合う感じです。
13
お気に入りに追加
4,020
あなたにおすすめの小説

村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。

婚約者を奪い返そうとしたらいきなり溺愛されました
宵闇 月
恋愛
異世界に転生したらスマホゲームの悪役令嬢でした。
しかも前世の推し且つ今世の婚約者は既にヒロインに攻略された後でした。
断罪まであと一年と少し。
だったら断罪回避より今から全力で奪い返してみせますわ。
と意気込んだはいいけど
あれ?
婚約者様の様子がおかしいのだけど…
※ 4/26
内容とタイトルが合ってないない気がするのでタイトル変更しました。

【二部開始】所詮脇役の悪役令嬢は華麗に舞台から去るとしましょう
蓮実 アラタ
恋愛
アルメニア国王子の婚約者だった私は学園の創立記念パーティで突然王子から婚約破棄を告げられる。
王子の隣には銀髪の綺麗な女の子、周りには取り巻き。かのイベント、断罪シーン。
味方はおらず圧倒的不利、絶体絶命。
しかしそんな場面でも私は余裕の笑みで返す。
「承知しました殿下。その話、謹んでお受け致しますわ!」
あくまで笑みを崩さずにそのまま華麗に断罪の舞台から去る私に、唖然とする王子たち。
ここは前世で私がハマっていた乙女ゲームの世界。その中で私は悪役令嬢。
だからなんだ!?婚約破棄?追放?喜んでお受け致しますとも!!
私は王妃なんていう狭苦しいだけの脇役、真っ平御免です!
さっさとこんなやられ役の舞台退場して自分だけの快適な生活を送るんだ!
って張り切って追放されたのに何故か前世の私の推しキャラがお供に着いてきて……!?
※本作は小説家になろうにも掲載しています
二部更新開始しました。不定期更新です


貴方誰ですか?〜婚約者が10年ぶりに帰ってきました〜
なーさ
恋愛
侯爵令嬢のアーニャ。だが彼女ももう23歳。結婚適齢期も過ぎた彼女だが婚約者がいた。その名も伯爵令息のナトリ。彼が16歳、アーニャが13歳のあの日。戦争に行ってから10年。戦争に行ったまま帰ってこない。毎月送ると言っていた手紙も旅立ってから送られてくることはないし相手の家からも、もう忘れていいと言われている。もう潮時だろうと婚約破棄し、各家族円満の婚約解消。そして王宮で働き出したアーニャ。一年後ナトリは英雄となり帰ってくる。しかしアーニャはナトリのことを忘れてしまっている…!

【完結】私ですか?ただの令嬢です。
凛 伊緒
恋愛
死んで転生したら、大好きな乙女ゲーの世界の悪役令嬢だった!?
バッドエンドだらけの悪役令嬢。
しかし、
「悪さをしなければ、最悪な結末は回避出来るのでは!?」
そう考え、ただの令嬢として生きていくことを決意する。
運命を変えたい主人公の、バッドエンド回避の物語!
※完結済です。
※作者がシステムに不慣れかつ創作初心者な時に書いたものなので、温かく見守っていだければ幸いです……(。_。///)
※ご感想・ご指摘につきましては、近況ボードをお読みくださいませ。
《皆様のご愛読に、心からの感謝を申し上げますm(*_ _)m》

マルフィル嬢の日々
夏千冬
恋愛
第一王子アルバートに婚約破棄をされてから二年経ったある日、自分には前世があったのだと思い出したマルフィルは、己のわがままボディに絶句する。
それも王命により屋敷に軟禁状態。肉襦袢を着込んだ肉塊のニート令嬢だなんて絶対にいかん!
改心を決めたマルフィルは、手始めにダイエットを始めた。そして今年行われるアルバートの生誕祝賀パーティーに出席することをスタート目標に、更生計画を開始する!
※こちらはアルファポリス様、小説家になろう様で投稿させて頂きました「婚約破棄から〜2年後〜からのおめでとう」の連載版です。タイトルは仮決定です。

【完結】転生地味悪役令嬢は婚約者と男好きヒロイン諸共無視しまくる。
なーさ
恋愛
アイドルオタクの地味女子 水上羽月はある日推しが轢かれそうになるのを助けて死んでしまう。そのことを不憫に思った女神が「あなた、可哀想だから転生!」「え?」なんの因果か異世界に転生してしまう!転生したのは地味な公爵令嬢レフカ・エミリーだった。目が覚めると私の周りを大人が囲っていた。婚約者の第一王子も男好きヒロインも無視します!今世はうーん小説にでも生きようかな〜と思ったらあれ?あの人は前世の推しでは!?地味令嬢のエミリーが知らず知らずのうちに戦ったり溺愛されたりするお話。
本当に駄文です。そんなものでも読んでお気に入り登録していただけたら嬉しいです!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる