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第四章 十五歳になりました。さぁて、乙女ゲームの始まりです!
クラスに少しは友人がいました
しおりを挟む目が覚める。
ぐっすりと眠ったため、目はぱっちりと開いている。
むくりと体を起こすといつもと違う風景に頭がクリアになっていく。
「おはよぅー」
「おはよう、アル」
この言葉で完全に眠気が覚めた。
(今日から学校だ。がんばろ)
自分に意気込みを入れてベッドからでる。長い一日が始まった。
★☆★
学校が本格的に始まろうとしてる今日。教室へと足を運んでいる。
ドアを開けて見馴れた顔を見つけて小走りで近寄っていく。
「シア!久し振り!」
「うん、久し振りだね!ソフィア」
水色の髪をした少女がこちらを振り替えって抱きついてくる。
ふわふわした水色の髪に優しげなたれ目な同色の水色のの瞳をした少女がいた。貴族にしてはとても珍しいボブほどの髪の長さだが彼女にとてもよくにあっていた。
私の友人ーーシンシアことシアである。
「シアは本当にソフィア嬢のことが好きだな」
「ロイ!」
この人はロイ。騎士団長の息子であり赤色の目と髪で一応攻略対象でもある。伯爵であるが武力は持っているため、政治的にも強い。シアの婚約者でもあり、乙女ゲームのなかだとシアと仲が悪いという描写があったが凄く仲がいい。
私の取り巻きではなく(ゲームはそうだった)友人として仲良くしてもらってる数少ない私の友達である。
この二人は私たちと一緒に魔法の訓練受けたり、剣術受けたりしてるのでここに来るのは当然だと言えるのだが知り合いがいるというのはいいなぁ、と思う。
知っているのはこの二人だけだけどお友達増えるといいな。
席は自由であり特に指定はない。担当の先生はまだ来ない。いつ来るんだろうかそしていつアルを注意してくれるだろうか。
「ソフィア達はやっぱり仲良いね。羨ましいぐらいに…」
「あはは、恥ずかしいなぁ、(本当に)」
今現在、アルの膝の上にいる。シアが抱きついてきたあと、無言で座らせられた。
(キャラ崩壊だよー)
心の中で棒読みだったけど頬は無意識に真っ赤に染まっていく。そこ、ゆでダコみたいとかゆうなー!
担任の先生が来て自己紹介が始まった。
一番前に座っていたから自己紹介の番が一番初めだ。
「ソフィア・スイートです。趣味は…「アルベルト・サンライトです。一年間よろしくね」
私と一緒にたっていたアルが強制的に終わらせた。めっちゃ笑顔だから感じわるくなってないけど趣味とかいわなくていいの?
とゆうか私、言いたかった!
ジロリと睨むとキラキラ笑顔で返された。ま、眩しい!!
「だって、フィアの趣味なんて誰にも知られたくないし」
ボソッと伝えてきたアルの言い分に呆れて思わず息を吐く。可愛いなぁ。こうゆうところは変わらないな。
しょうがないから許してあげよ、ふんっとした態度をした私をシンシアが微笑ましく見てるなんて知らずに自己紹介を聞こうと意気込んだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
従者組はお部屋の片付け、初めてなので遅いですが今度から慣れて間に合う感じです。
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