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第三章 魔法は必須科目です!
そして私は怒られた!(納得いかない!)
しおりを挟む安定のおまけです。
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チュンチュンという小鳥のさえずりが聞こえて目が覚める。
目を開けるといつもの天井じゃないことに気づいて昨日の出来事が頭の中でよみがえってくる。
もそっと起きると寒いからもう一回ベッドに潜り込んだ。朝は苦手です。
隣を見るとアルがいてスースー眠っていてアルに抱きついてもう一回寝た。
(あったかい)
二度寝って最高。
もう一回起きたらわりと冷静だった。これは朝チュンというやつでは?いや、これ大丈夫かな?私、公爵令嬢だし。
「んー、フィア~どうしたの?」
「あ、おはよう」
やっとお目覚めした王子様はヤバくかっこかわいい。正直天使。
目をごしごしこすって起きようとしてる姿はまさに天使。
「アル~、重大なことに気づいてしまったんだけど」
「なに~?」
「私、昨日っていうか今日ここで寝たから今頃公爵邸大騒ぎ」
「……それは確かに大事だね」
一気に眠気が覚めたような顔をしてアルはヤバいという顔をする。動揺する顔も可愛いなー。久々のアルとの二人の時間を堪能した。すごく恥ずかしかったけどすごく幸せ…
な、時間を過ごしていたら執事が起こしに来た。
ポカーンのち絶叫。
大騒ぎだよ!
まあ、そりゃね。
公爵令嬢と皇太子が一緒に寝てるのは問題だわ。まだ五歳と六歳というところに救われた。
そしてものすごく怒られた。
みんなに心配したのに結局イチャイチャしてただけですか!?と怒られた、というより呆れられた。
カナエになんか「ゆうべはお楽しみでしたか?」なんて言われちゃったよ!
最近流行りの小説に乗ってるんだとか。その人転生者じゃない?
という怒涛の1日を終えた。あと、サキは魔力があると判明!平民は十歳で魔力判定だからしらなかったらしいしかも年齢八歳。全然サキのほうがお姉ちゃんだよ!(呼び捨てにしてって言われたからしてる)
貴族の血でも入ってるんじゃない?
サキは見事私の侍女になって日々マナーやメイドの常識をたたきこまれてる。
楽しそうにしてたから止めなかったけど。
さぁて、シナリオは変えたし、出来る限りのことはやった。どんなことでも変えて見せる!絶対にアルを幸せに、いや、アルと幸せになってやるんだから!
未来に向かって、未来に向かって、あるいは世界に向かってソフィアは宣言した。
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読んでくださりありがとうございます!
第三章の終わり、ならびに第一部の終わりです。(*´∇`*)
次の人物紹介を読んでくださるともっと分かりやすくなります。(多分)
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