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第二章 まさかの乙女ゲーム世界!
お気に入り数3000突破記念!ありがとうございます!
しおりを挟むアル君とソフィちゃんのお話し。
恋愛感があるかな?
貴族っぽくない(ツンデレ感がある)
番外編って感じで読んでください!
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「フィア~ふぃーあ♪」
「アルっ!恥ずかしいからやめてよ!」
王宮の一角で繰り広げられる謎の会話。
太陽が照り輝く夏の午後。
一人はこの国の皇太子であるアルベルト・サンライト。
もう一人はスイート公爵家の長女、ソフィア・スイートである。
今ソフィアが何故王宮にいるかというとお父様が陛下に用があり、連れてきてもらったからだ。
あの日、アルを守るときめてからほぼ、毎日ペースで王宮に来ている。王妃教育もあるがほぼアルと遊んでいることの方が多い。それはアルが私といることを希望してくれているからだ。
(こんなこと、乙女ゲームにはなかったんだけどなー)
乙女ゲームのソフィアとアルベルトの関係は冷えきっていてあまり会話をした描写がなくこの事態は異常だと言えるだろう。
最近は更にスキンシップが加速していき、席は隣に、声は今までよりさらに甘く、ぎゅうっと後ろからバックはぐなど色々心臓に悪いことになってきている。
期待のような目で見つめてくるけど恥ずかしいから言えません‼
視線をそらすとガーンという音が聞こえたような気がする。気のせい、気のせい。
最近はメイドさんと執事さんも慣れたらしくて呆れたような、微笑ましいような表情でこちらを見てくるのだ。
(なによ!「そのハイハイ、またそれね」みたいな顔は!!)
結構城の人達とは仲良くなってきたから遠慮がない気がする。
一応私、公爵令嬢だよ!?
だけど私前世の記憶あるから完璧に公爵令嬢じゃないけど。
今の年齢と前世の年齢、足せば…
悲しくなった。やめておこう。
てゆうか、初めは可愛いワンコショタみたいな感じで出てきたのにそこに今は小悪魔、色っぽい要素も追加された、最強のショタが出来てしまった!
罪深い子供すぎだよ(語彙力皆無)
ふと、アルが私に抱きついてきた。
「ちょっとアル!皆の前では恥ずかしいからやめてよね!」
「ふふっ、皆の前じゃなかったら良いの?フィア?」
アルが笑うとメイド達はハイハイや心得たみたいな感じで退出していく。
このくだりは大体毎日繰り返されるから皆もう慣れている。
「皆いなくなったよ、フィアと僕の二人だけだ。」
そういってまたもやぎゅーっと私を抱き締めてくる。凄く恥ずかしい。頬に熱が集まっていく。「大好きだよ」と耳元で囁いてきてゾワリと身体中にかけめぐる。
エロいよ!耳元でしゃべんないでよ!?
耳を抑えて口をパクパクさせるとさらにきらきらした笑顔になる。
なんかアルだけ余裕もってるのムカつく。私だけ慌ててるじゃん。しかも一人で今さっきから好き放題言っちゃって…。そんな期待したような目を見せたことを後悔するがいい!
「私だって大好きだ、ばーか。」
「へ?」
やり返しを込めて、本音をアルの耳元でいう。ポカンとしたアルをみて、やってやったぜと謎の達成感を感じた。アルは次第に顔が赤くなっていってそれをみて恥ずかしいことをしたという認識が出てくる。
「「っ~!」」
恥ずかしい!
その後固まったように動かなくなった二人をメイド達が回収する。こんな二人をみているとまだ年相応の子供に見える。
結局ギクシャクしながら帰るのが二人らしいといえるだろう。
周りの人達は微笑ましく「ツンデレソフィア」と「やっぱりショタアルベルト」を見ていることに二人はいつ気づくのか?
王宮の一角で行われるお話し 了
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読んでくださりありがとうございます。(*´∇`*)
今回はお気に入り数、3000を超えたため番外辺を投稿されていただきました。
3000を超えたときタイミング的な問題で今日更新させていただきました。
現在、3700をも超えるお気に入り数になり嬉しい限りです。ですが3000を超えたということでやらせていただきます。
ご了承ください。m(__)m
改めて本当にありがとうございました!
これからも長く読んでいただけると嬉しいです!(*´ω`*)
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