悪役令嬢に転生したら溺愛された。(なぜだろうか)

どくりんご

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第二章 まさかの乙女ゲーム世界!

お茶会の後

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 短いです、おまけ的な…?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 あのお茶会が終わって数日。
 私はある手紙を読んでいた。差出人はアルベルトーアルである。あのお茶会後から私たちは「フィア」「アル」とお互いを呼ぶようになった。
 またあのお茶会後から王宮は明るくなった。皆がしゃべり、元気そうに働き、アルと皆がよく話すようになって変わった。

 アルからはたくさんのお礼が言われた。
 
 あと、私とアルの婚約が決まった。
 お父様は「嫌だ!絶対に嫌だよ~!」とスッゴく反対してたけど私の耳には届かなかった。

 陛下からは
「三属性であり聖属性を持っていなかったとしても関係なく君をアルベルトの婚約者にしていた。君は私たちを助けてくれた。本当に感謝している。ふつつかな息子だがよろしく頼むな。」

 という、ありがたい言葉をいただいた。
 アル君が今じゃとっても楽しそうに毎日笑っている。

 メイドさんや執事さんに遊んでもらってまるで兄さんと姉さんに遊んでもらった子供みたいだな~と思い、心がポカポカする。


 これで乙女ゲームの愛されない可哀想な攻略対象ではなく愛されてる少年になったといっても過言ではないだろう。

 愛されないというフラグは折れて…というよりレールを外れてどっかに行った。というよりレールから外させたと言うほうが正しいか。

 
 自分が幸せを願ってる相手が幸せそうにしてるのを見るととても癒される。

 私は彼と結婚したい。
 ヒロインなんかに譲らない。
 負けないぐらい強くなり、美しくなり、たくましくなってやる。
 悪役令嬢だから何?
 シナリオなんて知らない。
 シナリオなんて壊して私なりの方法でアルを幸せにしてあげるんだ。


 そのためにまずはあのアルの従者の問題について考えないと…。

 期限はアルの誕生日まで。アルが誕生日を迎えた日が勝負。絶対にアルを幸せにしてみせる!


 この日ソフィア・スイートは「アルを幸せにしてみせる!」という目標をたてた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 これにて二章完結!
 三章では従者について触れます!
 魔法についても!
 次の人物紹介もみてくれると分かりやすいかな~と思います!
 今後ともよろしくお願いします!

 
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