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第二章 まさかの乙女ゲーム世界!
皇太子殿下とのお茶会 1
しおりを挟む親にばれた~!羞恥心で死ねるかもしれないと本気で思った日。オワタ/(^o^)\
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スイート公爵家の家紋がついた豪華な馬車に乗って移動する。
行く先は王宮。
今日は皇太子殿下とのお茶会の日である。
あの後からどんなドレスがいいかなど大変な日々を過ごしてあっという間にお茶会の日になってしまった。
今日のドレスは紫色とピンクの中間の色みたいな感じである。お母様とメイドさん達が『The ピンク!』みたいなドレスを用意しようとしてたから慌てて止めた。
紫色がいいと言うと妥協案で中間色が提示されたため妥協した。
落ち着いた感じのドレスになった気がする。
今回のお茶会、実は結構楽しみである。リアル王子様に会えるなんて前世を合わせても初めてだからだ。
前世の自分の(妄想の)中の王子様はあの乙女ゲームに出てくる第一王子の推し君だからな~。
そんな感じで暇潰し(妄想)をしていたら馬車が止まる。案外早く着いたなって思う。なんか緊張してきた。
馬車を降りると目の前の光景に唖然とした。
ものすごく高くてものすごく大きくて圧倒された。白色を基準としていてそこから水色やらの色が付け足してある。綺麗な色合いだった。
(初めての王宮が皇太子とのお茶会なんてとっても贅沢だな…)
びくびくしながら王宮に入るとメイドさんがこちらに近寄ってきた。
「スイート公爵令嬢でよろしいでしょうか」
「はい!」
「皇太子殿下がお呼びです。王宮の庭園でお待ちしております」
それから「ご案内いたします」の言葉後無言で後をついていった。
なんか怖い。
静か。という言葉が当てはまるようなそんな場所だった。
王宮っていつもこんなのなのかな。
そうだったのなら王宮に生まれなくてよかったと思う。そしてスイート公爵家に生まれてとてつもなく運が良いと思う。
庭園に着くと庭園に咲く美しい花より目に入るもの…いや、人がいた。
髪と目の色は黒髪とこの国の王族の色を表している。ふんわりとそよぐ風にサラサラした髪がなびく。
服の色は髪と目に合わせてデザインはシンプルなもの。それが彼をより引き立たせている。
わかることはこの人が皇太子殿下ということと、
「初めまして、ソフィア嬢。僕はアルベルト、これからよろしくね」
(この子、あの乙女ゲームの………
前世の私の推し君じゃん!!)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ついに乙女ゲーム感が出てきた!
お茶会相手は前世の推しだった!
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