悪役令嬢に転生したら溺愛された。(なぜだろうか)

どくりんご

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第二章 まさかの乙女ゲーム世界!

あのざわめき理由をまとめてみた

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 第二章開始!
 恋愛感が増えると嬉しい。

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 あのパーティーから数日後、毎日が大変だった。
 その理由は何を言おうあの水晶のことについてだ。あの水晶、実は魔力が発現しているか判別する機能がついているらしい。
 
 魔力が発現するのは早くても遅くても大体八歳~十二歳だから早すぎてあのザワザワはびっくりしたかららしい。

 また、あの光の強さは異常で魔力が凄く多いらしい。早く発現したらその分だけ魔力が増えていく。そして魔力の色が問題だった。


 水色に緑色に……黄色。
 基本、魔法属性が一属性なこの世界では三属性がとても目立った。また、黄色が入っているのも問題だった。
 黄色というのは聖属性という意味だった。
 聖女が使う属性であり、希少属性。
 回復魔法がこの属性に属するため需要が高く、使う人が国に一人二人いるだけである。現在王国には私をぬいて二人いてその一人は聖女と言われている。もう一人は私と同い年の皇太子殿下である。



 まあ、そんなわけで公爵家わが家にはたくさんの贈り物、また、「婚約しませんか?」「我が家に嫁いだら…」みたいな手紙がうじゃうじゃとある。凄く面倒くさい。

 この、サンライト王国の第一王子、この国の皇太子殿下は私と同じく三つの属性を(聖属性も)持っているようで転生者なのかな?なんて思ったりもする。半年ぐらい前の誕生日で五歳ながらに魔力発現ってみんな大盛り上がり。

 それからこんな生活送ってるなんて可哀想にという同情をする。
 でも何となく知っているような気がしなくもないんだよね。なんかあったっけ?

 頭をひねるけどなにもわからなかった。


 一応、皇太子殿下の婚約者の有力候補である。お父様が「嫌だ、絶対にさせたくないよ~!」っていってたけど。
 私の婚約者は一体誰になるんだろうか。


 う~んと考えているとカナエが部屋に入ってくる。

「どうしたの?」

「ソフィア様、皇太子殿下からお茶会のお誘いです!」

 
 マジか~という顔をした私に(なぜか)興奮したカナエは気づかないだろうか。
 こうゆう『王子様』に憧れるのは年相応の女の子なのになー。
 てかこんなときでも可愛いって最強かよ。

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