悪役令嬢に転生したら溺愛された。(なぜだろうか)

どくりんご

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第一章 異世界転生ってやつですよね!?

午前 お茶会を楽しんでいた

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 毎日6時投稿が目標!
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 スイート公爵邸でお茶をする二つの影。一人はスイート公爵の妻、スイート公爵夫人。もう一人はそのご息女、ソフィア、つまり私である。

 
 
 あと半年で五歳になるソフィアは今日も母親から何が欲しいか聞かれていた。

「ソフィーはプレゼントに何が欲しいの?」

 またか、と思ってもしょうがないとしか言えないとソフィアは思う。
 答えは「いらないです」の一言。

 
 呆れて目の前にいる人物をジトっと見る。

 
 穂を思わせるような金色の髪はおろしてあり、サラサラした髪を存分に引き立たせている。

 何もかもを透き通しているかのような透き通る水色の瞳。ドレスも宝石もどれもが美しく、高価なものかわかる。


 女神と間違えるほどの美貌は誰しもを魅了する。

 それが私の母親、セシリー。神聖を感じれそうとも思える。



 しゃべらなければ。


 


 そう、喋らなければ。喋ってしまったらもはや夫&息子、娘大好き星人になるのだ。

 この「いらない」という解答の理由の一つはドレスも宝石も欲しいといってないのに、勝手にお母様が仕立てたり買ったりするから余るほどあるからの問題なのだ。

 だって似合うと思ったから…は、お母様の口癖だ。だって本当に似合うと思ったんだもん。とはお母様談である。

 また、書庫があるから本も必要ないのだ。必要なものは公爵邸にあるのだからプレゼントなど必要ないと言うのに。
 

 セシリーはぷくーっと頬を膨らませると声を上げて言う。


「え~、ちゃんと答えてよ~!」
 

 貴族らしさを感じないその言いぐさに少し笑いながらお茶をすすめた。あのお母様魔法事件のときのお母様はどこにいったのか。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 お母様の登場です!めちゃくちゃ美人ですが、主人公も同レベの可愛さです。今は系統が違うんです!
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