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小学校編
結婚六カ年計画 20-2
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2017年8月5日 土曜日。16時30分。
浴衣に着替えて、大好きな人と回る初めてのお祭り。
幸せである。
わたあめ。
少しずつ頬張り3割程度減らし、食べられないと左右さんに渡す。
自然に行う間接キス。
気にするのは私だけかなと思いながらも赤面した。
金魚すくい。
ビニールプールの中を悠々と泳ぐ赤い金魚が可愛い。
2匹欲しいと言ってみたら左右さんはひとすくいで本当に2匹取ってしまった。
エジソンとモーツァルトと名付けるコトにした。
射的。
アザラシのぬいぐるみがとても可愛いと左右さんに伝えたら、一発で撃ち落としてくれた。
一生の宝物にしよう。
******
桜神社の縁日周りが終わり、歩道橋を渡り道路向かいの中央公園に移動する。
公園に今回の七夕祭りの本部や仮設トイレ、他に催し物が行われるステージや迷子の待合所もある。
14時からステージでイベントが行われており、左右さんに少し観ていこうよと勧められて向かうと丁度浴衣のコンテストショーが始まっている。
「あっ!」
思わず私は声が出た。
Ruiちゃんがステージ上の隅で控えているのが見えた。順番的に次の次か。
丈の短い浴衣から白い美脚が露になり、本人の可愛さもあり優勝待ったなし。
左右さんはまだ気付いてない様だ。
そして、あっという間に彼女の出番。
「あっ!」
Ruiちゃんが登場。左右さんも私と同じ反応で驚きの声が出た。
既に女優やモデルとして活躍している為、他の一般参加の人達とは違い、ステージ上での振る舞いに慣れている。
ステージの際に歩いて来た時、一瞬目が合ったかなと思ったら彼女は手を振ってウィンクと愛嬌を振り撒いた。
周りで「Ruiが今私に手を振った?!」と興奮する人が数人居るが、間違いなく私達に対してだろう。
私は左右さんがアザラシのぬいぐるみを獲ってくれた時に撮影したツーショットの写真と労いの言葉を、RINEでRuiさんに送信した。
後で見てくれる筈だ。
央公園を出て、左右さんに手を繋いで東へ進む。
途中、遠目に神社を背景に左右さんに写真を撮って貰った。後にSNSのアウトストーリミング(略称:アウスト)でアップロードする為だ。
これも宣伝活動のひとつで、moomで働く為に契約した芸能事務所ジャンヌプロダクションのマネージャーの前田さんに出来ればお願いねと言われていた。
RINEと言いアウスタと言いSNS所かスマホにも全く縁が無かった私が、自分の容姿を沢山の人に見られるなんて不思議な気分だ。
正直な所、元々人前で話したりするコトがあまり得意ではない私。
それでも、明るい私を演じ、モデルを演じ、積極的な娘を演じている理由は総て愛する人と共に生きたいからなのだ。
「梨杏ちゃん、着いたよ」
5分程歩くと目的地到着。
そこは、わたぬき商事の前だった。
浴衣に着替えて、大好きな人と回る初めてのお祭り。
幸せである。
わたあめ。
少しずつ頬張り3割程度減らし、食べられないと左右さんに渡す。
自然に行う間接キス。
気にするのは私だけかなと思いながらも赤面した。
金魚すくい。
ビニールプールの中を悠々と泳ぐ赤い金魚が可愛い。
2匹欲しいと言ってみたら左右さんはひとすくいで本当に2匹取ってしまった。
エジソンとモーツァルトと名付けるコトにした。
射的。
アザラシのぬいぐるみがとても可愛いと左右さんに伝えたら、一発で撃ち落としてくれた。
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******
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公園に今回の七夕祭りの本部や仮設トイレ、他に催し物が行われるステージや迷子の待合所もある。
14時からステージでイベントが行われており、左右さんに少し観ていこうよと勧められて向かうと丁度浴衣のコンテストショーが始まっている。
「あっ!」
思わず私は声が出た。
Ruiちゃんがステージ上の隅で控えているのが見えた。順番的に次の次か。
丈の短い浴衣から白い美脚が露になり、本人の可愛さもあり優勝待ったなし。
左右さんはまだ気付いてない様だ。
そして、あっという間に彼女の出番。
「あっ!」
Ruiちゃんが登場。左右さんも私と同じ反応で驚きの声が出た。
既に女優やモデルとして活躍している為、他の一般参加の人達とは違い、ステージ上での振る舞いに慣れている。
ステージの際に歩いて来た時、一瞬目が合ったかなと思ったら彼女は手を振ってウィンクと愛嬌を振り撒いた。
周りで「Ruiが今私に手を振った?!」と興奮する人が数人居るが、間違いなく私達に対してだろう。
私は左右さんがアザラシのぬいぐるみを獲ってくれた時に撮影したツーショットの写真と労いの言葉を、RINEでRuiさんに送信した。
後で見てくれる筈だ。
央公園を出て、左右さんに手を繋いで東へ進む。
途中、遠目に神社を背景に左右さんに写真を撮って貰った。後にSNSのアウトストーリミング(略称:アウスト)でアップロードする為だ。
これも宣伝活動のひとつで、moomで働く為に契約した芸能事務所ジャンヌプロダクションのマネージャーの前田さんに出来ればお願いねと言われていた。
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正直な所、元々人前で話したりするコトがあまり得意ではない私。
それでも、明るい私を演じ、モデルを演じ、積極的な娘を演じている理由は総て愛する人と共に生きたいからなのだ。
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