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第一章
第1話(3)
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規則的に裏返ったGブランドの文字が印字されている鏡は砕け、同時にあの黒い影が現れた。
まるで圧縮された無数のファイルをデスクトップ上に解凍してしまった時の様に、頭の中で記憶が溢れ、私は顔を青ざめる。
思い出してしまった。
総てが裏返った世界で私は、あの影に殺されかけたのだ。
その時、水色の髪で金色の目の美少女に助けられて何とか難を逃れた。
黒い影は私を確認するとまた姿を似せる。
子供が描いた棒に手足と丸い頭を付けた様な形だったが、瞬く間に私とそっくりのシルエットに形状が変化した。
空虚で白く、まん丸な目と私の目線が合った。
慌てて私は片側四車線の無人の道路に飛び出す。
存外にヒールでも走る事が出来るものなのだと思いながら私は懸命に駆けだした。
兎に角、離れないと――。
「きゃっ!」
大きな音と痛みが私を襲う。
やはり走る靴が悪いのか、反対側の歩道まで駆け抜けた所で縁石に躓いていしまった。
肘や膝を少し擦りむいたもののまだ走れる。
いや、走らなければそこで終わる。
が、現実(?)は無常で私が転んで起き上がろうとしていた時、影はすぐ私の背後に迫っていた。
捕まる――――。
そう思った瞬間、私と影の間を上空から大きな氷柱が突き刺さり隔てる。
膝立ちしていた私は驚いて尻餅をついてしまった。
「お待ちなさい、ミロワーヌ!」
上空から可愛らしい声が聞こえる。
目に映る、氷の翼を背負った天使。
この前、私を助けてくれた青い髪の美少女が空から舞い降りてきた。
「XXXXXXXX!」影は聞き取れない言葉の様なものを少女に浴びせる。
次の瞬間影は手を刃物の様に変形させる。
少女が危ないと感じ、私は咄嗟に少女の肉の壁になろうと彼女を抱き包む。
「……お、お姉さん?!」
驚く美少女。
困惑する表情もまた可愛いと思っている一方で、影の凶刃は確実に私に向かい振り下ろされていた。
――ああ、ここまでかぁ。
折角そこそこ良い商社に就職できたのに。
せめて、この黒い影を吹き飛ばす力が私にあれば。
パパ、ママ、知勇(さとる)。
先立つ私をお許し下さい。
でも、この美少女を救うコトが出来れば十分――。
「XXXXXX!!!!!!!」
猛烈な勢いで影が吹き飛び、強烈な音と共にビルの柱にめり込んだ。
「……あれ、私死んでない?」
抱擁していた少女から一旦離れ影を見る。
予想外の現象に思考が追い付かないが、何となく私が原因である様に感じた。
「お姉さん、ファキュルテに目覚めたんですね!」
「ファキュルテ?」
確かフランス語で才能や能力の意味である。
やはり私が無意識の内にあの影を突き飛ばした様だが、どうやって……。
そう考えていると心を読んだ様に少女が語り掛けてきた。
「願うのです。望むのです。恐らくあなたは、何でも押したり戻したりする能力をお持ちです」
「確かにあの影を吹き飛ばす力があればって思ったけど……」
少女と話していると、もがいている影が今や柱から脱出しようとしている。
それなりにダメージを受けている様だが影はまだ動けそうだ。
アレを本当に私がやったと言うのならもう一度……。
「お姉さん、私が止めを刺しますのでお下がりください。初めてファキュルテを使用したばかりで連続で使うのは危険です」
言いいながら美少女は遂に柱から抜け出してきた影に掌を向ける。
急に寒気が身体を包む。
次の瞬間彼女の掌から槍をかたどった氷の塊が発生し、次々と影を貫通した。
影は次第に体が薄れていき、最後には消え去った。
*******
あまりにも一瞬で、そして簡単に影を倒した少女に私は驚きを隠せずにいる。
この前も同じように私を救ってくれていたが、改めて見るとあの影の討伐に慣れている様だった。
つい名乗りあう前に私は彼女に尋ねる。
「キミ、もしかして、あの影と何度も戦ってるの?」
「はい。三ヵ月前から私一人で戦っています。時折この世界に迷う人を助けていましたが、戦う力を持つ方とは初めてお会いしました」
あんな化け物とたった一人で。
確かに目の前で強力な氷の槍で二度も影を簡単に屠っているが、孤独で戦っていく事が非常に辛い事は容易に想像出来る。
「ずっと、一人で?」
「はい……所で、私も貴女にお聞きしたいコトがあります」
なぁに? と私は少女に答える。
そう言えば名前とかこの世界とか……私も色々聞かないといけないコトは沢山あるのに。
「何故、先程は身を挺して私を護ってくれたのですか?」
予想外の質問。
少女はきょとんとした表情を浮かべながら私に言った。
興味をはらんだ金色の瞳がじっと見ている。
当たり前過ぎて逆にどう解答しようかと私は困った。
彼女自身、誰かを護る事が当たり前ではあるけれども自分が護られる事に対しての免疫が無いのだろう。
「確かにキミは凄い力を持ってるし必要は無かったかも知れないわね。私が無駄死になるだけの可能性も高かった」
「だから、不思議なのです」
黒い影と戦っていた時とは違い、少女は首を傾げ、年相応の困惑した反応を見せる。私は少し可笑しくなった。
「でもね、大人が子供を護るものだから。例え私にキミを護る力が無いとしても。迷惑だった?」
はっ、と少女は感じて首を振る。
「いえ……とても嬉しかったです。少し驚きましたが、この世界で誰かに護られたコトって初めてだったので」
そう、と私は小さく呟く。そして決意した。
僅かだけど私は戦える力がある事を知った。
多分この子は、孤独で寂しいのかなと何となく感じる。
名前を聞くコトも大事だけど、先ずは彼女に確認したい。
「ずっと独りで戦っていて……辛くない?」
私は少女の頭を軽く撫でる。
きめ細かい艶のある透き通った清流の様な髪は、撫でる度にサラサラと踊った。
「…………。正直、辛い時もあります」
彼女には悪いと思うが、その言葉を待っていた。
「それなら、私も一緒にあの黒い奴等と戦うわ。だから力の使い方とかこの世界のコトとか、色々教えてねっ」
「えっ……」
再び彼女は驚いた。とことん優しくされる事に慣れてないのだろうか。
「よ、宜しいのですか?」
「うんっ。どこまで出来るか分からないけど……キミが困っていて、私が力になれるならそうしたいの」
もう一度私は少女の頭を撫でた。
照れているのかうっすら白い頬に赤みを帯びているのがとても可愛い。
そして遠慮がちに彼女は……。
「そ、その貴女が宜しければ是非、お願いしたいです。ここの所立て続けに先程の影……ミロワーヌが現れるので護れない人も居ました。私、出来るだけたくさんの人を護りたいのです」
あの影はミロワーヌと言うのか。
そんな事より少女は私に協力を求めてくれた。
何故かそれが堪らなく嬉しくて、胸の高鳴りが自分でもわかる。
私は彼女の前に手を差し出した。
「私、四十八願聖。四十八の願いって書いてよいならって読んで、ひじりは聖なるの漢字一文字よ。キミは?」
少女は小さな手で差し出した手を握る。
力は子供の弱いものだけど、まるで離さないように強い握りだった。
「クロエです。このトワイライトワールドでミロワーヌと戦っています。この世界でしか存在しませんが……これからよろしくお願いしますっ」
直訳すると黄昏の世界。
そう言えばこの間も今日も、夕暮れ時にココへ足を踏み入れている。
逢魔が時のみ行けて悪魔が存在するこの世界で私は、謎の美少女クロエと二人で戦う事を誓う。
これは、私達二人が戦って戦って戦い抜いた物語である。
まるで圧縮された無数のファイルをデスクトップ上に解凍してしまった時の様に、頭の中で記憶が溢れ、私は顔を青ざめる。
思い出してしまった。
総てが裏返った世界で私は、あの影に殺されかけたのだ。
その時、水色の髪で金色の目の美少女に助けられて何とか難を逃れた。
黒い影は私を確認するとまた姿を似せる。
子供が描いた棒に手足と丸い頭を付けた様な形だったが、瞬く間に私とそっくりのシルエットに形状が変化した。
空虚で白く、まん丸な目と私の目線が合った。
慌てて私は片側四車線の無人の道路に飛び出す。
存外にヒールでも走る事が出来るものなのだと思いながら私は懸命に駆けだした。
兎に角、離れないと――。
「きゃっ!」
大きな音と痛みが私を襲う。
やはり走る靴が悪いのか、反対側の歩道まで駆け抜けた所で縁石に躓いていしまった。
肘や膝を少し擦りむいたもののまだ走れる。
いや、走らなければそこで終わる。
が、現実(?)は無常で私が転んで起き上がろうとしていた時、影はすぐ私の背後に迫っていた。
捕まる――――。
そう思った瞬間、私と影の間を上空から大きな氷柱が突き刺さり隔てる。
膝立ちしていた私は驚いて尻餅をついてしまった。
「お待ちなさい、ミロワーヌ!」
上空から可愛らしい声が聞こえる。
目に映る、氷の翼を背負った天使。
この前、私を助けてくれた青い髪の美少女が空から舞い降りてきた。
「XXXXXXXX!」影は聞き取れない言葉の様なものを少女に浴びせる。
次の瞬間影は手を刃物の様に変形させる。
少女が危ないと感じ、私は咄嗟に少女の肉の壁になろうと彼女を抱き包む。
「……お、お姉さん?!」
驚く美少女。
困惑する表情もまた可愛いと思っている一方で、影の凶刃は確実に私に向かい振り下ろされていた。
――ああ、ここまでかぁ。
折角そこそこ良い商社に就職できたのに。
せめて、この黒い影を吹き飛ばす力が私にあれば。
パパ、ママ、知勇(さとる)。
先立つ私をお許し下さい。
でも、この美少女を救うコトが出来れば十分――。
「XXXXXX!!!!!!!」
猛烈な勢いで影が吹き飛び、強烈な音と共にビルの柱にめり込んだ。
「……あれ、私死んでない?」
抱擁していた少女から一旦離れ影を見る。
予想外の現象に思考が追い付かないが、何となく私が原因である様に感じた。
「お姉さん、ファキュルテに目覚めたんですね!」
「ファキュルテ?」
確かフランス語で才能や能力の意味である。
やはり私が無意識の内にあの影を突き飛ばした様だが、どうやって……。
そう考えていると心を読んだ様に少女が語り掛けてきた。
「願うのです。望むのです。恐らくあなたは、何でも押したり戻したりする能力をお持ちです」
「確かにあの影を吹き飛ばす力があればって思ったけど……」
少女と話していると、もがいている影が今や柱から脱出しようとしている。
それなりにダメージを受けている様だが影はまだ動けそうだ。
アレを本当に私がやったと言うのならもう一度……。
「お姉さん、私が止めを刺しますのでお下がりください。初めてファキュルテを使用したばかりで連続で使うのは危険です」
言いいながら美少女は遂に柱から抜け出してきた影に掌を向ける。
急に寒気が身体を包む。
次の瞬間彼女の掌から槍をかたどった氷の塊が発生し、次々と影を貫通した。
影は次第に体が薄れていき、最後には消え去った。
*******
あまりにも一瞬で、そして簡単に影を倒した少女に私は驚きを隠せずにいる。
この前も同じように私を救ってくれていたが、改めて見るとあの影の討伐に慣れている様だった。
つい名乗りあう前に私は彼女に尋ねる。
「キミ、もしかして、あの影と何度も戦ってるの?」
「はい。三ヵ月前から私一人で戦っています。時折この世界に迷う人を助けていましたが、戦う力を持つ方とは初めてお会いしました」
あんな化け物とたった一人で。
確かに目の前で強力な氷の槍で二度も影を簡単に屠っているが、孤独で戦っていく事が非常に辛い事は容易に想像出来る。
「ずっと、一人で?」
「はい……所で、私も貴女にお聞きしたいコトがあります」
なぁに? と私は少女に答える。
そう言えば名前とかこの世界とか……私も色々聞かないといけないコトは沢山あるのに。
「何故、先程は身を挺して私を護ってくれたのですか?」
予想外の質問。
少女はきょとんとした表情を浮かべながら私に言った。
興味をはらんだ金色の瞳がじっと見ている。
当たり前過ぎて逆にどう解答しようかと私は困った。
彼女自身、誰かを護る事が当たり前ではあるけれども自分が護られる事に対しての免疫が無いのだろう。
「確かにキミは凄い力を持ってるし必要は無かったかも知れないわね。私が無駄死になるだけの可能性も高かった」
「だから、不思議なのです」
黒い影と戦っていた時とは違い、少女は首を傾げ、年相応の困惑した反応を見せる。私は少し可笑しくなった。
「でもね、大人が子供を護るものだから。例え私にキミを護る力が無いとしても。迷惑だった?」
はっ、と少女は感じて首を振る。
「いえ……とても嬉しかったです。少し驚きましたが、この世界で誰かに護られたコトって初めてだったので」
そう、と私は小さく呟く。そして決意した。
僅かだけど私は戦える力がある事を知った。
多分この子は、孤独で寂しいのかなと何となく感じる。
名前を聞くコトも大事だけど、先ずは彼女に確認したい。
「ずっと独りで戦っていて……辛くない?」
私は少女の頭を軽く撫でる。
きめ細かい艶のある透き通った清流の様な髪は、撫でる度にサラサラと踊った。
「…………。正直、辛い時もあります」
彼女には悪いと思うが、その言葉を待っていた。
「それなら、私も一緒にあの黒い奴等と戦うわ。だから力の使い方とかこの世界のコトとか、色々教えてねっ」
「えっ……」
再び彼女は驚いた。とことん優しくされる事に慣れてないのだろうか。
「よ、宜しいのですか?」
「うんっ。どこまで出来るか分からないけど……キミが困っていて、私が力になれるならそうしたいの」
もう一度私は少女の頭を撫でた。
照れているのかうっすら白い頬に赤みを帯びているのがとても可愛い。
そして遠慮がちに彼女は……。
「そ、その貴女が宜しければ是非、お願いしたいです。ここの所立て続けに先程の影……ミロワーヌが現れるので護れない人も居ました。私、出来るだけたくさんの人を護りたいのです」
あの影はミロワーヌと言うのか。
そんな事より少女は私に協力を求めてくれた。
何故かそれが堪らなく嬉しくて、胸の高鳴りが自分でもわかる。
私は彼女の前に手を差し出した。
「私、四十八願聖。四十八の願いって書いてよいならって読んで、ひじりは聖なるの漢字一文字よ。キミは?」
少女は小さな手で差し出した手を握る。
力は子供の弱いものだけど、まるで離さないように強い握りだった。
「クロエです。このトワイライトワールドでミロワーヌと戦っています。この世界でしか存在しませんが……これからよろしくお願いしますっ」
直訳すると黄昏の世界。
そう言えばこの間も今日も、夕暮れ時にココへ足を踏み入れている。
逢魔が時のみ行けて悪魔が存在するこの世界で私は、謎の美少女クロエと二人で戦う事を誓う。
これは、私達二人が戦って戦って戦い抜いた物語である。
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