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空茶屋
ソラマメと拓海
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何かにすがりたくて、何にすがればいいかもわからなくて、そんな俺の元にソラマメはやってきた。どうして現れたのか、どこから現れたのかは知らない。
毎日決まった時間にぷらりとやって来ては、いなくなる。その繰り返し。今や、それが俺にとっての日常の一部だし、なくてはならないものでもある。いつからそうだったのかはわからない。寧ろ初めからそうだったのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
でも、1つだけ言えるのはソラマメに出逢わなければ、今の俺はここにいないだろう。きっと、何処かでのたれ死んでいたかもしれない。大袈裟かもしれないけど、22歳のあの頃の俺の心は死んだも同然だった。
彼女の子供は気付けば2歳になった。そう。月日はちゃんと流れている。俺も、ここにいる。きちんと彼女を祝福して、笑顔も向けている。
心は空っぽのまま。
ただ生きている。活力もなく。目標もなく。ソラマメとこの空間をのんびり過ごしているだけの毎日。だけど、そんな俺の変わらない日常がある日少しだけ動いた。ソラマメが連れてきたあの子に出逢って、俺は変われたのかな。
いや、やっぱりそのままなのかな。
毎日決まった時間にぷらりとやって来ては、いなくなる。その繰り返し。今や、それが俺にとっての日常の一部だし、なくてはならないものでもある。いつからそうだったのかはわからない。寧ろ初めからそうだったのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
でも、1つだけ言えるのはソラマメに出逢わなければ、今の俺はここにいないだろう。きっと、何処かでのたれ死んでいたかもしれない。大袈裟かもしれないけど、22歳のあの頃の俺の心は死んだも同然だった。
彼女の子供は気付けば2歳になった。そう。月日はちゃんと流れている。俺も、ここにいる。きちんと彼女を祝福して、笑顔も向けている。
心は空っぽのまま。
ただ生きている。活力もなく。目標もなく。ソラマメとこの空間をのんびり過ごしているだけの毎日。だけど、そんな俺の変わらない日常がある日少しだけ動いた。ソラマメが連れてきたあの子に出逢って、俺は変われたのかな。
いや、やっぱりそのままなのかな。
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