51 / 76
➂
しおりを挟む
不安な気持ち半分なまま、仕事が終わればアパートに帰って吐き気と戦いながら家事をこなす。
夜は私が寝てる間に勇さんが仕事から戻り、朝は私が起きれば勇さんは眠っている。
ロクに会話も出来ないまま日にちだけがどんどんと過ぎていき、高梨さんに答えを言わなきゃならない月曜日の前日である日曜日になった。
朝陽の光と共に目は覚めて、ベッドの上で背伸びする。
「ん~…っ
…はぁ…」
目は覚めたものの、気分が優れなくて気持ちはどんより。
産むって決めたハズなのに、まだ気持ちがフワフワしてる。
私、間違ってるのかな。
好きな人との子どもなら産んでもいいって、考えが甘い?
やっぱり結婚した後で、パートナーと相談してから決める事?
考えれば考えるほど、意志が弱くなりそうになってくる。
せめて勇さんと、ゆっくりちゃんと話が出来る機会さえあれば…
「うーん…」
ベッドの中で身体だけ起こして私は唸っていた。
お金がないと苦労するって話はお母さんからも和泉さんからも散々聞いた。
多分この妊娠の事をお母さんに言えば、きっとそんな状態じゃ産めないし育てる事だって出来ないわよって言われる。
…どうしたらいいんだろう…
「うーーん…」
「…なに唸ってんだ?
腹でも痛いのかよ」
「えっ」
私がいつまでもベッドの中で悩んでいたら、すぐ側で寝ていた勇さんが目を覚ましたようだった。
「わ、おはよっ」
「おはよじゃねぇよ。
どうしたんだって」
勇さんも身体を起こすと、私の顔を覗き込むように見た。
「あは。
あのね…」
久し振りに会話が出来た。
これはもしかして、今話すチャンスなのかな。
「あの…あの、ね…」
心臓が、ドキドキしてきた。
話をするチャンスがあれば話そうと思っていたのに。
いざその機会が巡ってきた途端、緊張して言いづらくなってきちゃったよぉ。
大変な事も増える上に、喜んでくれるとも限らない。
もしイヤな顔でもされたら、私どうしたらいいのっ
「あの……」
「お前な、さっきからあのあの言ってるだけで、全然話が進んでないぞ」
「あ…うん、あのね…」
また言っちゃった。
な、何から言ったらいいのかな。
いきなり赤ちゃん出来たよって、ちょっとびっくりされるかな。
ええっと…
「勇さんって…子ども、好き?」
「はぁ?」
さり気なく話していこうかと思ったつもりで出た言葉が、それだった。
「お前、急に何の話をしてんだ?」
私のとぼけた質問に、当然勇さんは眉をひそめて私に訊き返した。
何の話って…まぁ、そう思うよね。
「ん、うちの本屋さんに時々小さなお客さんも来てね、とってもかわいいんだぁ」
なんて、適当に話を合わせてみようとした。
でもウソじゃないもんねっ。
「はぁ…子供ねぇ。
時々トラックの下とかに潜んでやがるから、危なくて冷や冷やするんだ。
まったく、手間かかって面倒くせぇよな」
て、手間かかって、面倒くさい…?
勇さんの子どもに対する思いって…“手間、面倒くさい”なんだ!!
「ぁ…そう…なんだぁ…」
まぁ確かに勇さんが、かわいい!って言うなんて思ってなかったけどさぁ。
だけど…これじゃあますます言えなくなってきちゃったよぉっ!
「そんな事よりさ、優…」
勇さんが私の肩に触れ、頬に唇をあてた。
「最近シてないよな。
せっかく目ぇ覚めたし、今ちょっといいだろ?」
肩を押され、私は再びベッドに身体を沈めた。
仰向けになった私に、勇さんが上からキスをする。
「…ぅん………」
パジャマのボタンを1つ2つと外されては、そこにもキスをされていく。
その刺激はとっても優しくて、とっても甘い。
それからも、いっぱいいっぱい愛されていく私の身体。
そう、勇さんが愛しているのは私だけ。
その愛の結晶でもある、お腹の赤ちゃんには…愛はある?
「優、後ろ向けよ。
今日は後ろから…」
私の腰をひょいと持ち上げると、いっぱい愛された私の身体に勇さんがゆっくりと入ってきた。
夜は私が寝てる間に勇さんが仕事から戻り、朝は私が起きれば勇さんは眠っている。
ロクに会話も出来ないまま日にちだけがどんどんと過ぎていき、高梨さんに答えを言わなきゃならない月曜日の前日である日曜日になった。
朝陽の光と共に目は覚めて、ベッドの上で背伸びする。
「ん~…っ
…はぁ…」
目は覚めたものの、気分が優れなくて気持ちはどんより。
産むって決めたハズなのに、まだ気持ちがフワフワしてる。
私、間違ってるのかな。
好きな人との子どもなら産んでもいいって、考えが甘い?
やっぱり結婚した後で、パートナーと相談してから決める事?
考えれば考えるほど、意志が弱くなりそうになってくる。
せめて勇さんと、ゆっくりちゃんと話が出来る機会さえあれば…
「うーん…」
ベッドの中で身体だけ起こして私は唸っていた。
お金がないと苦労するって話はお母さんからも和泉さんからも散々聞いた。
多分この妊娠の事をお母さんに言えば、きっとそんな状態じゃ産めないし育てる事だって出来ないわよって言われる。
…どうしたらいいんだろう…
「うーーん…」
「…なに唸ってんだ?
腹でも痛いのかよ」
「えっ」
私がいつまでもベッドの中で悩んでいたら、すぐ側で寝ていた勇さんが目を覚ましたようだった。
「わ、おはよっ」
「おはよじゃねぇよ。
どうしたんだって」
勇さんも身体を起こすと、私の顔を覗き込むように見た。
「あは。
あのね…」
久し振りに会話が出来た。
これはもしかして、今話すチャンスなのかな。
「あの…あの、ね…」
心臓が、ドキドキしてきた。
話をするチャンスがあれば話そうと思っていたのに。
いざその機会が巡ってきた途端、緊張して言いづらくなってきちゃったよぉ。
大変な事も増える上に、喜んでくれるとも限らない。
もしイヤな顔でもされたら、私どうしたらいいのっ
「あの……」
「お前な、さっきからあのあの言ってるだけで、全然話が進んでないぞ」
「あ…うん、あのね…」
また言っちゃった。
な、何から言ったらいいのかな。
いきなり赤ちゃん出来たよって、ちょっとびっくりされるかな。
ええっと…
「勇さんって…子ども、好き?」
「はぁ?」
さり気なく話していこうかと思ったつもりで出た言葉が、それだった。
「お前、急に何の話をしてんだ?」
私のとぼけた質問に、当然勇さんは眉をひそめて私に訊き返した。
何の話って…まぁ、そう思うよね。
「ん、うちの本屋さんに時々小さなお客さんも来てね、とってもかわいいんだぁ」
なんて、適当に話を合わせてみようとした。
でもウソじゃないもんねっ。
「はぁ…子供ねぇ。
時々トラックの下とかに潜んでやがるから、危なくて冷や冷やするんだ。
まったく、手間かかって面倒くせぇよな」
て、手間かかって、面倒くさい…?
勇さんの子どもに対する思いって…“手間、面倒くさい”なんだ!!
「ぁ…そう…なんだぁ…」
まぁ確かに勇さんが、かわいい!って言うなんて思ってなかったけどさぁ。
だけど…これじゃあますます言えなくなってきちゃったよぉっ!
「そんな事よりさ、優…」
勇さんが私の肩に触れ、頬に唇をあてた。
「最近シてないよな。
せっかく目ぇ覚めたし、今ちょっといいだろ?」
肩を押され、私は再びベッドに身体を沈めた。
仰向けになった私に、勇さんが上からキスをする。
「…ぅん………」
パジャマのボタンを1つ2つと外されては、そこにもキスをされていく。
その刺激はとっても優しくて、とっても甘い。
それからも、いっぱいいっぱい愛されていく私の身体。
そう、勇さんが愛しているのは私だけ。
その愛の結晶でもある、お腹の赤ちゃんには…愛はある?
「優、後ろ向けよ。
今日は後ろから…」
私の腰をひょいと持ち上げると、いっぱい愛された私の身体に勇さんがゆっくりと入ってきた。
0
お気に入りに追加
70
あなたにおすすめの小説
もつれた心、ほどいてあげる~カリスマ美容師御曹司の甘美な溺愛レッスン~
泉南佳那
恋愛
イケメンカリスマ美容師と内気で地味な書店員との、甘々溺愛ストーリーです!
どうぞお楽しみいただけますように。
〈あらすじ〉
加藤優紀は、現在、25歳の書店員。
東京の中心部ながら、昭和味たっぷりの裏町に位置する「高木書店」という名の本屋を、祖母とふたりで切り盛りしている。
彼女が高木書店で働きはじめたのは、3年ほど前から。
短大卒業後、不動産会社で営業事務をしていたが、同期の、親会社の重役令嬢からいじめに近い嫌がらせを受け、逃げるように会社を辞めた過去があった。
そのことは優紀の心に小さいながらも深い傷をつけた。
人付き合いを恐れるようになった優紀は、それ以来、つぶれかけの本屋で人の目につかない質素な生活に安んじていた。
一方、高木書店の目と鼻の先に、優紀の兄の幼なじみで、大企業の社長令息にしてカリスマ美容師の香坂玲伊が〈リインカネーション〉という総合ビューティーサロンを経営していた。
玲伊は優紀より4歳年上の29歳。
優紀も、兄とともに玲伊と一緒に遊んだ幼なじみであった。
店が近いこともあり、玲伊はしょっちゅう、優紀の本屋に顔を出していた。
子供のころから、かっこよくて優しかった玲伊は、優紀の初恋の人。
その気持ちは今もまったく変わっていなかったが、しがない書店員の自分が、カリスマ美容師にして御曹司の彼に釣り合うはずがないと、その恋心に蓋をしていた。
そんなある日、優紀は玲伊に「自分の店に来て」言われる。
優紀が〈リインカネーション〉を訪れると、人気のファッション誌『KALEN』の編集者が待っていた。
そして「シンデレラ・プロジェクト」のモデルをしてほしいと依頼される。
「シンデレラ・プロジェクト」とは、玲伊の店の1周年記念の企画で、〈リインカネーション〉のすべての施設を使い、2~3カ月でモデルの女性を美しく変身させ、それを雑誌の連載記事として掲載するというもの。
優紀は固辞したが、玲伊の熱心な誘いに負け、最終的に引き受けることとなる。
はじめての経験に戸惑いながらも、超一流の施術に心が満たされていく優紀。
そして、玲伊への恋心はいっそう募ってゆく。
玲伊はとても優しいが、それは親友の妹だから。
そんな切ない気持ちを抱えていた。
プロジェクトがはじまり、ひと月が過ぎた。
書店の仕事と〈リインカネーション〉の施術という二重生活に慣れてきた矢先、大問題が発生する。
突然、編集部に上層部から横やりが入り、優紀は「シンデレラ・プロジェクト」のモデルを下ろされることになった。
残念に思いながらも、やはり夢でしかなかったのだとあきらめる優紀だったが、そんなとき、玲伊から呼び出しを受けて……
ひな*恋 〜童顔ひな子の年の差恋愛(ノベル版)
むらさ樹
恋愛
端から見れば、普通の高校生カップルかもね
「ひな、何食う?」
「あ、ゲーセン寄ってかね?」
もうすっかり忘れていた若い頃の遊び方
「うち来なよ。
しばらく親、帰って来ねーから」
「初めて?
じゃ、バージンもらい!」
その年の差
12歳
もっと遅くに生まれてればよかったって思った
…ううん
せめて年相応の姿ならば、諦める事ができたのかもしれないね
*******
「…よかったら、途中まで送らせてもらえませんか。
今度は、個人的な理由かもしれませんが…」
「かわいい人だなって、思って見てました。
僕も…男ですから」
お互い結婚適齢期を過ぎちゃってるかな
童顔な私を子ども扱いせず、オンナとして見てくれる
「ずっと、ずっと僕があなたを守っていきます。
だから…ずっと、ずっと僕の側にいて下さい」
その年の差
9歳
─W 年の差 恋愛─
私も真剣に考えなきゃならない
結婚
だけど…っ
「俺、ひなとずっと一緒にいたい」
ダメ
ダメなの
私はキミとはつり合わない
見た目はキミのようにヒナだけど
心はキミ以上にオトナなの!
「好きだよ、ひな。
俺やっぱ、ひながいい」
好きになっちゃ、ダメ
だって私は
キミの母親になろうとしているのよ…!
※既出漫画コンテンツ、ひな*恋のノベルバージョンです!
むしろこちらが原作で、そこから漫画をアップしました。もしよかったら、どちらもドゾー!
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ウブな政略妻は、ケダモノ御曹司の執愛に堕とされる
Adria
恋愛
旧題:紳士だと思っていた初恋の人は私への恋心を拗らせた執着系ドSなケダモノでした
ある日、父から持ちかけられた政略結婚の相手は、学生時代からずっと好きだった初恋の人だった。
でも彼は来る縁談の全てを断っている。初恋を実らせたい私は副社長である彼の秘書として働くことを決めた。けれど、何の進展もない日々が過ぎていく。だが、ある日会社に忘れ物をして、それを取りに会社に戻ったことから私たちの関係は急速に変わっていった。
彼を知れば知るほどに、彼が私への恋心を拗らせていることを知って戸惑う反面嬉しさもあり、私への執着を隠さない彼のペースに翻弄されていく……。
再会したスパダリ社長は強引なプロポーズで私を離す気はないようです
星空永遠
恋愛
6年前、ホームレスだった藤堂樹と出会い、一緒に暮らしていた。しかし、ある日突然、藤堂は桜井千夏の前から姿を消した。それから6年ぶりに再会した藤堂は藤堂ブランド化粧品の社長になっていた!?結婚を前提に交際した二人は45階建てのタマワン最上階で再び同棲を始める。千夏が知らない世界を藤堂は教え、藤堂のスパダリ加減に沼っていく千夏。藤堂は千夏が好きすぎる故に溺愛を超える執着愛で毎日のように愛を囁き続けた。
2024年4月21日 公開
2024年4月21日 完結
☆ベリーズカフェ、魔法のiらんどにて同作品掲載中。
あなたと恋に落ちるまで~御曹司は、一途に私に恋をする~
けいこ
恋愛
カフェも併設されたオシャレなパン屋で働く私は、大好きなパンに囲まれて幸せな日々を送っていた。
ただ…
トラウマを抱え、恋愛が上手く出来ない私。
誰かを好きになりたいのに傷つくのが怖いって言う恋愛こじらせ女子。
いや…もう女子と言える年齢ではない。
キラキラドキドキした恋愛はしたい…
結婚もしなきゃいけないと…思ってはいる25歳。
最近、パン屋に来てくれるようになったスーツ姿のイケメン過ぎる男性。
彼が百貨店などを幅広く経営する榊グループの社長で御曹司とわかり、店のみんなが騒ぎ出して…
そんな人が、
『「杏」のパンを、時々会社に配達してもらいたい』
だなんて、私を指名してくれて…
そして…
スーパーで買ったイチゴを落としてしまったバカな私を、必死に走って追いかけ、届けてくれた20歳の可愛い系イケメン君には、
『今度、一緒にテーマパーク行って下さい。この…メロンパンと塩パンとカフェオレのお礼したいから』
って、誘われた…
いったい私に何が起こっているの?
パン屋に出入りする同年齢の爽やかイケメン、パン屋の明るい美人店長、バイトの可愛い女の子…
たくさんの個性溢れる人々に関わる中で、私の平凡過ぎる毎日が変わっていくのがわかる。
誰かを思いっきり好きになって…
甘えてみても…いいですか?
※after story別作品で公開中(同じタイトル)
【完結】俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜
雪井しい
恋愛
「こはる、俺の妻になれ」その日、大女優を母に持つ2世女優の花宮こはるは自分の所属していた劇団の解散に絶望していた。そんなこはるに救いの手を差し伸べたのは年上の幼馴染で大企業の御曹司、月ノ島玲二だった。けれど代わりに妻になることを強要してきて──。花嫁となったこはるに対し、俺様な玲二は独占欲を露わにし始める。
【幼馴染の俺様御曹司×大物女優を母に持つ2世女優】
☆☆☆ベリーズカフェで日間4位いただきました☆☆☆
※ベリーズカフェでも掲載中
※推敲、校正前のものです。ご注意下さい
王子様、お仕えさせて下さいませ
編端みどり
恋愛
伯爵令嬢のジーナは、本が大好き。ずっと本を読んでいたせいで目が悪くなり、近眼気味。
ある日、兄の職場を訪ねたジーナは図書館らしき場所を見つけて大興奮。兄への届け物も忘れてフラフラと本棚に近づこうとして第二王子を踏んづけてしまう。家が取り潰しされかねない不敬を、第二王子はあっさり許してくれた。
だけど、それを知った王太子はジーナを許さなかった。期限付きで城に留まる事になったジーナは、優しい第二王子に生涯の忠誠を誓う。
みんなに馬鹿にされても、舐められても何も言わなかった第二王子は、ジーナの命を助けたくて今まで逃げていた事に必死で向き合い始めた。全ては、初めて好きになったジーナの為。だけど第二王子を主人として慕うジーナは、王子の気持ちに全く気が付かない。
ジーナと第二王子をくっつけたい王太子の企みをスルーして、ジーナを疑う第三王子の信頼を得て、召喚された聖女と仲良くなり、ジーナの世界はどんどん広がっていく。
どんなにアプローチしても気付かれない可哀想な王子と、少し毒舌で鈍感な伯爵令嬢のラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる