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ちょっと疲れてるだけなんだよ…多分①
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木曜日の夕方
はぁ…休みの日っていうのは、どうしてこんなに時間が経つのが早いのかなぁ。
お昼頃に起床した勇さんとご飯を食べた後は、一緒に買い物をした。
それから勇さんが仕事に出てしまう16時半くらいまでは、早いお風呂に入って、それからずっとベッドで過ごしたの。
さすがに5日も経てば、高梨さんに付けられたキスマークは消えていた。
だから私が休みのこの日にチャンスとばかりに、また真っ昼間から恥じらいもなくいっぱい愛し合ったのだ。
やっと生理終わったんだよーなんて、またヘタな芝居してみたんだけどね。
「…ん、あぁ…っ
やっぱり優の中は、あったかくて気持ちいいな」
「勇さん…」
身体を密着させながら、手と手もつなぎ、ギュッと指も絡ませるの。
あーん、幸せ!
ずっとずっとこうやって抱いてもらいたかったから、嬉しくてたまらないっ
「それに、優がどんどん俺を締め付けて離さねぇの。
そんなに煽って、後で後悔するなよ」
「えっ///
そんな、わかんないよぉ」
「バカ。
もう手遅れだからな」
「ぁ ああぁんっ///
勇さんっ、激し…っ」
部屋の中に大きく響く肌と肌のぶつかる音と甘い刺激が、私を熱くいっぱいにさせた。
「目一杯イかせてやるから、覚悟しろよ」
「ひゃ……あぁんっ///」
いいの。
壊れちゃうくらい、私を勇さんでいっぱいにしてほしい!
ずっと不安で心配な毎日を送っていたから、今だけでも忘れちゃえるくらい激しく求めてもらいたいの!!
大好き、勇さん_______…!!
「さってと、じゃあそろそろ行ってくるかな」
仕事用のジャンパーに袖を通した勇さんは玄関に行き、靴を履いた。
「行ってらっしゃい。
頑張ってね」
私もそれについて見送ろうと、玄関に立った。
だけどドアを開けようとした勇さんが、ふと振り返って言ったの。
「そうだ。
夜、起きて待ってたりしなくていいからな。
休みの日くらい、ゆっくり休めよ」
割と寝不足が続いていた事に気付いていたんだ…!
それとも、私の顔が結構ヒドかったのかな?
「ん、でも…」
「…今日は散々楽しんだだろ?
これ以上ヤると、明日仕事で歩けなくなるぞ」
そう言って、私の口を塞ぐようにキスをしてくれた。
「べ、 別にエッチがしたいだけじゃないんだよぉっっ///」
「ふっ、わかってるよ。
じゃあな」
勇さんは仕事に向かい、パタンと玄関のドアも閉まった。
あー…今から、またしばらくすれ違い生活の始まりだ。
昼間あんなにたくさん愛し合っても、やっぱりいなくなっちゃうと急に胸の奥がキュウッと縮んだように寂しくなる。
__とは言えだ。
最近は寝不足のせいか、疲れやすいような気は確かにあるの。
せっかく勇さんが気遣ってくれたんだし、今日は早く寝て明日にはリフレッシュできるようにしよう。
リビングに戻ると、私は髪に付けていた薄ピンク色のシュシュを外した。
かわいいって褒めてくれたから、勇さんの前ではなるべく付けてるんだけど…
私としては、できれば使いたくない。
だってこれは…
併せて、勇さんへのプレゼントとして買ったあのライターも、まだ渡せないままショルダーバッグに入れている。
…シュシュもライターも高梨さんが関わってる物。
何か…素直に勇さんにプレゼントしにくくって…。
「…………………ぁっ」
クラッと、一瞬めまいがした。
…おかしいな。
あれこれ考えすぎて疲れてるのかな。
今日はホント、早く寝よう。
はぁ…休みの日っていうのは、どうしてこんなに時間が経つのが早いのかなぁ。
お昼頃に起床した勇さんとご飯を食べた後は、一緒に買い物をした。
それから勇さんが仕事に出てしまう16時半くらいまでは、早いお風呂に入って、それからずっとベッドで過ごしたの。
さすがに5日も経てば、高梨さんに付けられたキスマークは消えていた。
だから私が休みのこの日にチャンスとばかりに、また真っ昼間から恥じらいもなくいっぱい愛し合ったのだ。
やっと生理終わったんだよーなんて、またヘタな芝居してみたんだけどね。
「…ん、あぁ…っ
やっぱり優の中は、あったかくて気持ちいいな」
「勇さん…」
身体を密着させながら、手と手もつなぎ、ギュッと指も絡ませるの。
あーん、幸せ!
ずっとずっとこうやって抱いてもらいたかったから、嬉しくてたまらないっ
「それに、優がどんどん俺を締め付けて離さねぇの。
そんなに煽って、後で後悔するなよ」
「えっ///
そんな、わかんないよぉ」
「バカ。
もう手遅れだからな」
「ぁ ああぁんっ///
勇さんっ、激し…っ」
部屋の中に大きく響く肌と肌のぶつかる音と甘い刺激が、私を熱くいっぱいにさせた。
「目一杯イかせてやるから、覚悟しろよ」
「ひゃ……あぁんっ///」
いいの。
壊れちゃうくらい、私を勇さんでいっぱいにしてほしい!
ずっと不安で心配な毎日を送っていたから、今だけでも忘れちゃえるくらい激しく求めてもらいたいの!!
大好き、勇さん_______…!!
「さってと、じゃあそろそろ行ってくるかな」
仕事用のジャンパーに袖を通した勇さんは玄関に行き、靴を履いた。
「行ってらっしゃい。
頑張ってね」
私もそれについて見送ろうと、玄関に立った。
だけどドアを開けようとした勇さんが、ふと振り返って言ったの。
「そうだ。
夜、起きて待ってたりしなくていいからな。
休みの日くらい、ゆっくり休めよ」
割と寝不足が続いていた事に気付いていたんだ…!
それとも、私の顔が結構ヒドかったのかな?
「ん、でも…」
「…今日は散々楽しんだだろ?
これ以上ヤると、明日仕事で歩けなくなるぞ」
そう言って、私の口を塞ぐようにキスをしてくれた。
「べ、 別にエッチがしたいだけじゃないんだよぉっっ///」
「ふっ、わかってるよ。
じゃあな」
勇さんは仕事に向かい、パタンと玄関のドアも閉まった。
あー…今から、またしばらくすれ違い生活の始まりだ。
昼間あんなにたくさん愛し合っても、やっぱりいなくなっちゃうと急に胸の奥がキュウッと縮んだように寂しくなる。
__とは言えだ。
最近は寝不足のせいか、疲れやすいような気は確かにあるの。
せっかく勇さんが気遣ってくれたんだし、今日は早く寝て明日にはリフレッシュできるようにしよう。
リビングに戻ると、私は髪に付けていた薄ピンク色のシュシュを外した。
かわいいって褒めてくれたから、勇さんの前ではなるべく付けてるんだけど…
私としては、できれば使いたくない。
だってこれは…
併せて、勇さんへのプレゼントとして買ったあのライターも、まだ渡せないままショルダーバッグに入れている。
…シュシュもライターも高梨さんが関わってる物。
何か…素直に勇さんにプレゼントしにくくって…。
「…………………ぁっ」
クラッと、一瞬めまいがした。
…おかしいな。
あれこれ考えすぎて疲れてるのかな。
今日はホント、早く寝よう。
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