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どうやら、色気づいちゃったようです! 1
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「ひなちゃん、最近どうしたの?
何かスゴくかわいくなったじゃない?」
「えっ」
作り終わったサラダを、陳列棚に並べている時だった。
同じくできたての筑前煮を陳列棚まで持ってきた小山さんが、そう私に言ってきたので驚いた。
「それは、やっぱり化粧効果ですかね//
似合ってるか自信ないんですけど」
あの日イチゴバラさんに「綺麗にしている」なんて言われてから、ちょっと意識して化粧をするようになった私。
以前は、子どもが化粧してるみたいで気取った感があるかなと抵抗があってしなかったんだけどね。
私も単純な性格みたいで、キレイなんて言われると嬉しくなって、調子に乗っているわけなのだ。
「若い子は化粧のノリも違うからいいわねぇ。
あたしらは年だから、厚く化粧しないととても見せらんない顔なのよ?」
見せらんない顔ってどんなですかーっ!!
…なんて、心の中で思いながら苦笑いをしてしまった。
ってそれよりも、29歳はまだ若い子に入るんでしょうかねっ。
「なんだ、小山。今でも十分見せられん顔じゃないのか?
ヒナ坊と比べたら、逆にかわいそうだろう」
「んまぁ!久保店長ったら!!」
…と、そんな会話をしている時に割り込んで来たのは、毎度お馴染み久保店長だった。
まるで夫婦漫才でもしてるかのような2人のやり取りは、ある意味本当に羨ましい関係だなと思う事だってある。
「でもひなちゃんは本当にかわいくなったわよ?
久保店長だって、そう思うでしょ」
「んー?」
小山さんにそう言われて、ズイと私に顔を寄せてきた久保店長。
うぉぉっ
近いです、久保店長!
と言うか…
40代半ばのクセに、未だ独身らしい久保店長。
久保店長は特別容姿が悪いとか性格がヒドいってわけではないんだけど、何で結婚しないんだろうなと思う時がある。
さては久保店長、アッチの気があるんですか?
なんて、冗談ですよ!←
「ひな坊が色気づいてきたのは、彼氏の為だろう。
ええ事やのぅ」
「────っ!!///」
ズバリ命中に、ドキーッとした。
て言うか、色気づいただなんて…っ!
「若いうちは、いろいろ恋愛すればいいさ。
それでいい加減嫌になって、儂みたいに独りになると」
「え、久保店長。
…嫌になってって…?」
思いがけない久保店長のポロリとこぼした本音に、私は息を飲んだ。
「それって久保店長、好きで結婚してないって事ですか…?」
人は適齢期になれば、結婚はするものだと思っていた。
なのに独身でいるのは、たまたま縁がなかっただけとか、或いは別れちゃったとか。
とにかく、そんな理由かなって。
「儂はな、そういうのに縛られるのが嫌なんだ。
ここで仕事してる方が、よっぽど楽しいわけ」
「は………」
縛られるだなんて。
でも仕事してる方が楽しいって言う久保店長の気持ちは、何かわかるな。
いつも見せる久保店長の創作料理は、本当にスゴいなって思ってたけど。
あれってやっぱり、好きじゃなきゃ出来ない事だもんね。
「…なるほど」
結婚よりも仕事に生きるって人生も、確かにかっこいいかも。
でも私は…独りでいたいほど、したい事もないし。
普通に恋愛して、普通に結婚したいかなぁって、思うかなぁ。
何かスゴくかわいくなったじゃない?」
「えっ」
作り終わったサラダを、陳列棚に並べている時だった。
同じくできたての筑前煮を陳列棚まで持ってきた小山さんが、そう私に言ってきたので驚いた。
「それは、やっぱり化粧効果ですかね//
似合ってるか自信ないんですけど」
あの日イチゴバラさんに「綺麗にしている」なんて言われてから、ちょっと意識して化粧をするようになった私。
以前は、子どもが化粧してるみたいで気取った感があるかなと抵抗があってしなかったんだけどね。
私も単純な性格みたいで、キレイなんて言われると嬉しくなって、調子に乗っているわけなのだ。
「若い子は化粧のノリも違うからいいわねぇ。
あたしらは年だから、厚く化粧しないととても見せらんない顔なのよ?」
見せらんない顔ってどんなですかーっ!!
…なんて、心の中で思いながら苦笑いをしてしまった。
ってそれよりも、29歳はまだ若い子に入るんでしょうかねっ。
「なんだ、小山。今でも十分見せられん顔じゃないのか?
ヒナ坊と比べたら、逆にかわいそうだろう」
「んまぁ!久保店長ったら!!」
…と、そんな会話をしている時に割り込んで来たのは、毎度お馴染み久保店長だった。
まるで夫婦漫才でもしてるかのような2人のやり取りは、ある意味本当に羨ましい関係だなと思う事だってある。
「でもひなちゃんは本当にかわいくなったわよ?
久保店長だって、そう思うでしょ」
「んー?」
小山さんにそう言われて、ズイと私に顔を寄せてきた久保店長。
うぉぉっ
近いです、久保店長!
と言うか…
40代半ばのクセに、未だ独身らしい久保店長。
久保店長は特別容姿が悪いとか性格がヒドいってわけではないんだけど、何で結婚しないんだろうなと思う時がある。
さては久保店長、アッチの気があるんですか?
なんて、冗談ですよ!←
「ひな坊が色気づいてきたのは、彼氏の為だろう。
ええ事やのぅ」
「────っ!!///」
ズバリ命中に、ドキーッとした。
て言うか、色気づいただなんて…っ!
「若いうちは、いろいろ恋愛すればいいさ。
それでいい加減嫌になって、儂みたいに独りになると」
「え、久保店長。
…嫌になってって…?」
思いがけない久保店長のポロリとこぼした本音に、私は息を飲んだ。
「それって久保店長、好きで結婚してないって事ですか…?」
人は適齢期になれば、結婚はするものだと思っていた。
なのに独身でいるのは、たまたま縁がなかっただけとか、或いは別れちゃったとか。
とにかく、そんな理由かなって。
「儂はな、そういうのに縛られるのが嫌なんだ。
ここで仕事してる方が、よっぽど楽しいわけ」
「は………」
縛られるだなんて。
でも仕事してる方が楽しいって言う久保店長の気持ちは、何かわかるな。
いつも見せる久保店長の創作料理は、本当にスゴいなって思ってたけど。
あれってやっぱり、好きじゃなきゃ出来ない事だもんね。
「…なるほど」
結婚よりも仕事に生きるって人生も、確かにかっこいいかも。
でも私は…独りでいたいほど、したい事もないし。
普通に恋愛して、普通に結婚したいかなぁって、思うかなぁ。
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