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「えーっと…
後は焼き肉風野菜炒めを作ろうかなって思ってるんだけど、カレーには合わないかなぁ」
そもそも肉じゃがを作る予定がカレーになっちゃったんだ。
せめて、からあげは予定通り作ってあげたかったけど、まさかの無念。
自分がこんな不甲斐ないなんて、情けないなぁ。
「もういいよ、ひな。
今日の晩ご飯、久々にまともでテンション上がる!
今からちょー楽しみっ」
「…そう?」
晩ご飯が久々にまともでなんて聞いて、ちょっぴり胸がズキっと痛んだ。
普段は毎日、店の惣菜ばっかりなんだもんね。
今日片付けたうちの店のプラスチックパック、結構たくさんあったもの。
土壇場で作ったカレーであんなに喜んでくれるなら、私…
「それより、ひな。ずっと立ち作業ばっかさせてごめんな?
今冷たいジュース入れてあげるから、あっち座りなよ」
「えっ、あっ
はい…っ」
ニコニコ上機嫌でグラスに冷蔵庫のジュースを入れてくれた慎吾くんは、私をリビングのソファへと案内した。
「ほら、座って座って!
ほい、お疲れさーん」
「…ありがとう」
ツブツブ炭酸の泡がはじける音が、グラスから聞こえてくる。
エアコンのよく効いたリビングのソファに腰掛けると、私は早速グラスのジュースを受け取ってゴクゴク飲んだ。
「…はぁっ
炭酸のジュースなんて、久し振りに飲んじゃった。美味しい!」
ガッツリお料理に集中していただけあって、且つ日頃飲まない炭酸飲料は疲れた身体にスゴく美味しく感じた。
特に夏は、やっぱり炭酸が美味しい季節なのかもね。
学生時代、よく自販機で買って飲んでたなぁ。
…と言っても、最近はなかなかお金を出してまで買わないんだけど。
「ごちそうさまでした。
ありがとう、美味しかったよぉ」
結局一気に飲み干しちゃった。
こういうのって、きっとたまに飲むから美味しいんだよね。
「どーいたまして。
てゆーかさ、ひなっていいニオイするんだね」
「えぇっ!?」
一緒にソファに腰掛ける慎吾くんは、いきなりクンクンと私に鼻を近付けながらそんな事を言ってきた。
えっ、ニオイ!?
「わわっ
汗クサい、のかなっ」
いやぁぁっ!!
よりによって男の子に汗のニオイを感じられるって、スゴいショックだーっ!
普通の女子ならデオドラントとかで処理するのかもしれないけど、私ってばそんなもの使ってないよぉ!
でもそれって、ドンダケ女子力低下中!?
私は鼻を近付けてきた慎吾くんから、グイッと身をそらして離れた。
女のクセに“クサい”なんて、かなり致命的だよぉ!
「あははっ、そんなんじゃないよ。
汗クサいなんて言ってないし」
「えっ、だって!
じゃあ、カレー…臭?」
いくら何でも、加齢臭なわけないもんね!
さっきまでお料理してたんだから、きっとそのニオイだ。
「だから違うって。
ひなの、いいニオイ。
ね、もって嗅がせて」
「ひゃぁ///」
ギュッと私の頭が抱き寄せられて、そこに慎吾くんの鼻があたっている。
えっと、じゃあ結局シャンプーの香りって事なのかなぁ。
そんな高級な奴なんて使ってない、普通の安物シャンプーなのにな。
て言うか、この体勢…っ!//
「ねぇ、ひなぁ。
ひなのニオイ嗅いでたら、俺お腹すいてきちゃった」
「えっ
じゃあカレーあっため直して来るから…」
「違うよ」
いつまでも頭を抱き寄せられてるのも、変な感じがしてきた。
だから丁度いいタイミングと思ってお鍋に火を入れようと立ち上がりかけた時、そんな私の腕を慎吾くんはギュッと引いた。
「俺、ひなを食べたい」
「…………………へ?」
後は焼き肉風野菜炒めを作ろうかなって思ってるんだけど、カレーには合わないかなぁ」
そもそも肉じゃがを作る予定がカレーになっちゃったんだ。
せめて、からあげは予定通り作ってあげたかったけど、まさかの無念。
自分がこんな不甲斐ないなんて、情けないなぁ。
「もういいよ、ひな。
今日の晩ご飯、久々にまともでテンション上がる!
今からちょー楽しみっ」
「…そう?」
晩ご飯が久々にまともでなんて聞いて、ちょっぴり胸がズキっと痛んだ。
普段は毎日、店の惣菜ばっかりなんだもんね。
今日片付けたうちの店のプラスチックパック、結構たくさんあったもの。
土壇場で作ったカレーであんなに喜んでくれるなら、私…
「それより、ひな。ずっと立ち作業ばっかさせてごめんな?
今冷たいジュース入れてあげるから、あっち座りなよ」
「えっ、あっ
はい…っ」
ニコニコ上機嫌でグラスに冷蔵庫のジュースを入れてくれた慎吾くんは、私をリビングのソファへと案内した。
「ほら、座って座って!
ほい、お疲れさーん」
「…ありがとう」
ツブツブ炭酸の泡がはじける音が、グラスから聞こえてくる。
エアコンのよく効いたリビングのソファに腰掛けると、私は早速グラスのジュースを受け取ってゴクゴク飲んだ。
「…はぁっ
炭酸のジュースなんて、久し振りに飲んじゃった。美味しい!」
ガッツリお料理に集中していただけあって、且つ日頃飲まない炭酸飲料は疲れた身体にスゴく美味しく感じた。
特に夏は、やっぱり炭酸が美味しい季節なのかもね。
学生時代、よく自販機で買って飲んでたなぁ。
…と言っても、最近はなかなかお金を出してまで買わないんだけど。
「ごちそうさまでした。
ありがとう、美味しかったよぉ」
結局一気に飲み干しちゃった。
こういうのって、きっとたまに飲むから美味しいんだよね。
「どーいたまして。
てゆーかさ、ひなっていいニオイするんだね」
「えぇっ!?」
一緒にソファに腰掛ける慎吾くんは、いきなりクンクンと私に鼻を近付けながらそんな事を言ってきた。
えっ、ニオイ!?
「わわっ
汗クサい、のかなっ」
いやぁぁっ!!
よりによって男の子に汗のニオイを感じられるって、スゴいショックだーっ!
普通の女子ならデオドラントとかで処理するのかもしれないけど、私ってばそんなもの使ってないよぉ!
でもそれって、ドンダケ女子力低下中!?
私は鼻を近付けてきた慎吾くんから、グイッと身をそらして離れた。
女のクセに“クサい”なんて、かなり致命的だよぉ!
「あははっ、そんなんじゃないよ。
汗クサいなんて言ってないし」
「えっ、だって!
じゃあ、カレー…臭?」
いくら何でも、加齢臭なわけないもんね!
さっきまでお料理してたんだから、きっとそのニオイだ。
「だから違うって。
ひなの、いいニオイ。
ね、もって嗅がせて」
「ひゃぁ///」
ギュッと私の頭が抱き寄せられて、そこに慎吾くんの鼻があたっている。
えっと、じゃあ結局シャンプーの香りって事なのかなぁ。
そんな高級な奴なんて使ってない、普通の安物シャンプーなのにな。
て言うか、この体勢…っ!//
「ねぇ、ひなぁ。
ひなのニオイ嗅いでたら、俺お腹すいてきちゃった」
「えっ
じゃあカレーあっため直して来るから…」
「違うよ」
いつまでも頭を抱き寄せられてるのも、変な感じがしてきた。
だから丁度いいタイミングと思ってお鍋に火を入れようと立ち上がりかけた時、そんな私の腕を慎吾くんはギュッと引いた。
「俺、ひなを食べたい」
「…………………へ?」
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