crow〜鴉と裸の彼女

むらさ樹

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バスルームに一緒に来ると、お互い着ているものを脱ぎ払って入った。



身体に自信もあるオレは堂々としているが、彼女は肝心な所を手で隠しながらオレにはにかむ。




「やっぱり、恥ずかしいな…。
お腹だってちょっと出てるし、胸だってあんまり…」




本人の言う通り、決してセクシーとは言えない体型ではあるけれど。

でも男としては、それくらい大した問題ではない。


オレだってまだ21。
目の前で裸の女を見れば、十分ムラムラする。




「いいからいいから。
ほら、背中流してやるよ」



「…ありがと//」




ま、確かに腹は少し出てるけどな。
そんなの関係ねーし。




だが最初は緊張していた彼女も、そうしていくうちにだんだんと慣れてくれた。

せっかくの一緒の風呂だけど、そこは敢えて何もしないようにしたのはオレの気遣い。


まずは、もっとオレにオープンになってもらわなきゃな。








それから一緒に風呂から出ると、彼女はオレに冷たい水をグラスに入れて持ってきた。



「サンキュ」



それから脱いだ服を丁寧に畳んで椅子の上に置いた彼女は、オレの脱いで適当に置いた服までも畳んで一緒に置いた。




「別にいいのに」



「だめよ。
皺になっちゃうもの」




よっぽど几帳面な性格なのか、だんだんとそれも可笑しくなってオレは吹いた。




「え?」



「まるで母親みたいだね」



「ぁ………」



傷ついたのか、彼女はちょっと顔を下に向けた。


おっと、余計な事を言っちゃったかな。




「ウソウソ。
ほら、もうシよ。
オレももう、ガマン出来ねーから」




彼女の身体をベッドに押すと、オレは覆うようにその上になった。










「ぁ……ぁん…はぁ…っ」



それなりに年を取ってる女だとは思ったけど、彼女の反応はスゴく敏感だった。



オレの愛撫には身体を弓なりに反らし、オレのキスには貪るように吸い付く。




「なに?
そんなにいいの?」



「ん…っ//」




オレの意地悪な質問に、口を塞ぐように手で覆った彼女は顔を赤らめる。


なに、今更照れてんだ。
かわいーじゃん。




「いいよ、もっと鳴かしてやるよ。
誰も聞いちゃいないんだ。遠慮なく鳴きな」




オレはギリギリまで彼女の中から抜くと、次に思いきり奥に突き刺した。




「ああぁあっ!すご…っ
クロウくんっ、…ぁあっ」




目尻に涙まで浮かべながらオレを感じた彼女は、ベッドの上で何度も乱れた。




自分の行為に反応してくれる事は、モチロン男としても嬉しい。


だから

仕事とは言え、それはそれでオレも十分楽しんだんだ。


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