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第二部 学園入学編
第7話 あれ?あの子は...
しおりを挟む第二部開始!!
※第一部に書かれていたライルの能力詳細ですが、追加する部分を書いてなかったので、最後に載せてますので、よろしくお願いします。
それでは#続きをどうぞ!!
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冬も開けて、緑が生い茂る頃
俺は王都にある王立魔法学園への入学が始まる頃になっていた。
父上に王都に向かう馬車を用意してもらい荷物やその他のものをもう1つの馬車に乗せて準備が整っていた。
そして新たに俺専属の侍女を用意されて1年と数ヶ月、名前はマインで父上が優秀だと褒める程の逸材らしい。
戦闘面や補助は、なんでもござれな侍女だと聞いていた。ゲームでは全くといっていいほど出ていない。それにマインなんて子も俺はゲームで知り得ていないからなんともまぁ新鮮なものである。
そして何より、18歳にしては、大人の雰囲気を出す女性でかっこいいとさえ思えていた。
まぁ何やかんやで、わりとなかよくなったので、今では姉も弟みたいな感じである。(歳もそう変わらないし)
そんなこんなで俺ライルは王都に向けて1週間前に領地を旅立つこととなった。
今では割とこの環境が恵まれていたのだと思いながらも、次なる新天地への旅立つをワクワクしながら馬車へと乗り込む。
「それでは、父上!王都に行ってまいります。」
「ああ、気をつけるのだぞ?それと向こうの屋敷でクレバンの娘と息子がいるから、久々に会話でもしておきなさい。」
「ライル様、気をつけて行ってらっしゃいませ。なにか息子が粗相をしたら、手紙を書いてもらえれば即座に向かいますので」
「ああ、分かった。まぁなるべくそうならないようにしておくよ。」
そう言って俺とマインは馬車に乗って旅立つのだった。
✣✣✣
「ライル様、今後はあのような狂った言動はなさらないように心がけて下さいませね?王都にも魔物は多くいますが、決して迷惑がないように心がけて下さい。本当に!お願いします。」
「大丈夫だよ。もうマインの前であんな事はしないから約束するよ。」
「それならば良いのです。あの時のライル様は何とも黒い邪気のようなモノが漂っていましたから」
そう言って、静かになるマインはやっぱり心配症だなぁ~と思うのだった。
まぁほぼ9割、あの時の俺のせいなんだけども、そうそれは特訓という名の狩り大会をしていた時のことだ。
剣術やそれに合わせた技を試す為にトリスタ領にある近くの森で凶悪なブラックグリズリーや危険度C相当の魔物を笑顔で【ノワール】を使い切り刻んでいたからだ。
倒した魔物を調理して頂いたこともあったなぁ~あの時のマインはなんとも言えない表情をしていた。聞けば顔色を変えずに仕事をこなすマインに対して初めての困惑(多分)だったのだろう。
険しい顔をしていたから、あの時のマインはそんな感じだと思えていた。まぁ、その後のことは言うまでもないのだけど
そんなこんなで俺は馬車で、凡そ1週間ほどかかる王都にむかうのだった。
あれから、何事もなく4日程たって順調に王都の街道を進んでいた。
色々なものが溢れかえっていてトリスタ領以外の場所を見て改めてゲームの世界とは異なるんだなと改めて思った。
知らない街や村、ゲームで村としか表示されなかった場所もちゃんとした名前があった。それを見ていてバグやゲーム使用のある場所もある家やイベント発生する土地はあってもそれは現実だから、それを成せばその村の住人達は間違いなくパニックになるのは当たり前と、今ではそう思えるようになっていた。
まぁこの3年間で嫌という程に見てきたから当たり前なのだか
そんなこんなで俺は、【ノワール】を使うことなく旅を満喫しながらこの世界のあらゆる物を眺め楽しんでいた。
そして、そんな中で今夜泊まる宿にまさかと思う人物と出会うことになる。
「初めまして、ライル・トリスタ様。私は、フィオナ・ヴァトリーと申します。お会いできて光栄です。」
そう言って、俺の目の前に現れたのはこの世界のヒロインで最も神聖力が高いとされる本作メインヒロインが、目の前で挨拶を交わす。
〈あとがき〉
ライルの能力詳細の誤り
名前:ライル・トリスタ(子爵令息)
種族:人族〔亜神族〕
【称号:魔王を屠る者・転生勇者・魂を刈り取る者】
魔法属性:
〘空間魔法Lv5〙
〘神聖魔法Lv2〙
スキル:〈アイテムボックス〉・〈転移〉・〈剣術〉・〈知力〉・〈答えを出す者〉・〈亜空間創造〉・〈断絶〉NEW・〈隠蔽〉NEW
転生特典:経験値増加
武器:〘死神の剣〙個体名:【ノワール】
こちらが正規の能力詳細となりますので、宜しくお願いします。
応援ありがとうございます!
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