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第一章 第一部 転生編
第4話 これは遊びです...あれ?
しおりを挟む自室に戻った俺は、ニヤッと笑う
「本当、この体になってことが上手く行き好きでいるよなぁ~しかも、俺転生特典貰ってるってことは、ここの神様にあってるってことなのか?だけど、そんな記憶は微塵もないし、う~む」
俺は僅かだが考えた。考えた結果
「そんな事気にしても、なんともならんから、現状維持ってことで感がないようにしよ~と。」
全く気にせずに考えを放棄する。
色々と練るに練っていた作戦を俺は考えたが、まず初めに存在レベルを上げて魔力量を増やそうと考えた。
「ひとまず、近くのダンジョンでも言って下級の魔物を倒してみるか?それとも俺が知ってる魔族の四天王で雑魚と言われた奴を倒しに行ってみようか...う~む迷う。」
俺は効率のいい方をどちらだろうと思いながら、無意識ではなくスキル〈答えを出す者〉を行使する。
その答えを導き出す。手段やその経験値それを総合的に合わせて僅か1分足らずで答えを導き出す。
「これは、四天王の方が効率も経験値獲得量も多いな。それに主人公によって最初の内に倒されるならおれの経験値ポイントになった方が、良いしな!!よし、そうと決まれば、四天王ガルムがいる場所まで〈転移〉」
そう呟いて俺は、記憶にある場所を思い描いて転移する。
「ーーー現実だと結構暗いなこの魔の森の場所は」
そう言って、転移に成功して目の前の建物を見上げる。
「いやぁ~やっぱり辛気臭いなここは流石魔獣が住む場所だ。俺なら絶対こんな所住まないけどな。」
「誰だ貴様は!!」
「おっ!やつの部下発見!!」
俺が転移した場所は木の上で下にコボルトじみた見た目の獣人のような見た目の魔族コボルトが俺を見上げていた。
それに俺は
「マジでリアルだと毛むくじゃらで見た目の愛らしさの欠片もないなぁ~」
「貴様!!俺たちを馬鹿にしているのか!!うるせん!!覚悟しろ!!」
「まっ!そうなるよねっと!」
凄まじい身体能力で軽々と木に登ってくるコボルト3匹それに俺は
「まぁ、予想はしてたけど早いね。でも止めてしまえば関係ない〈固定×3〉」
そう告げると、コボルト達の動きそれで固定される。身動きが取れなくなった3匹は動こうとしてるんだろうが全くと言っていいほどに動かない。目や口全てが固定されている状況のコボルト達に俺は
「ごめんね。本当はすぐに君たちのボスの所に行きたかったけど見学しちゃってさ、余計な犠牲まぁいずれは殺すんだけど先になっちゃってごめんね。それじゃバイバイ」
俺は空間魔法で結界を顔だけに作り窒息死させながら建物の近くへと足を運ぶ
『存在レベルが2上がりました。全ての能力値が一定数増加しました。』
「おっ!なんか体の中の魔力が増える感覚って現実だとこんなんなんだなぁ~」
存在レベルが上がり、体内の魔力量が拡張されたような現象に喜びつつ俺は中に入って建物の作りをまじまじと見る。
「へぇ~屋敷の中はこんななんだなぁ~へ~ふ~んリアル最高かよ!!」
「ーーー貴様は何者だ...」
方低い声で後ろの方から声がする。
俺は振り返って見上げるとそこには
「おっ!ガルムくん発見っと!」
「だからお前は誰なのだ!!」
「そうカリカリしないでよ。四天王といっても獣人かよ。やっぱみんな戦闘バカなんだなぁ~」
俺は煽るようにそう言うとガルムは
「貴様この俺を知っていてここまで来たようだか、お前のようなガキはむしろ駆られると言うことを思い知らせてやるよ。お前ら!!かかれ!!」
そうガルムが宣言すると屋敷の周りからコボルトや同じ魔獣達が一斉に俺の元に駆け寄ってくる。それに俺は
「ふわぁ~そんな揃えた所で、意味ないんだから無駄な抵抗はやめなよ。ほいっと」
俺は空間魔法で何十匹もいる向かってきた魔物や魔族達を首チョンパする。
勿論俺は入った時から、自分の周りに結界を張っているから何もされることは無い。
それを見ていたガルムはその立っている俺に対して戦慄を覚えるような表情をして立ち尽くす。
「な、なななっ!なんなんだそれは!?今何が起きたんだ!?」
「はぁ~これだから頭が悪い犬っコロ風情は長引かせると騒ぐ。」
『存在レベルが8上がりました。』
「およ?そんなに上がるんだ?」
そんな時にアナウンスさんがピコン!!と鳴って今の俺の存在レベルは12となった。それは今目の前にいる魔獣のレベルより劣るが半分近く近づいたことになる。
俺は上がったことで能力値が上がったことを少し忘れていて、以前と同じような事をしてみた結果
「なんだよ!身動きが取れねぇ!!」
「遊びだよ、遊びまだすぐには殺したりしないから安心してよ。」
「誰が信じるものか!!これを解け!!ボロボロにしてやる!!」
「もう黙っててよ!そんなに抵抗するなら痛めつけるのに容赦しないからな!」
そう言って俺は黙らせる為に、体内に結界を与えて騙させようとしたが、能力値が上がった結界
それがどう作用するのかを苛立ってた俺は分からなくなっていた。その結果
「グギァァァッ!!ーーーー」
「落ち着いたかーーーおーい?もしもーし?大丈夫ですか?」
「ーーーーーー」
「あ、やべぇもしかして殺ちゃった?うん、これは完全に殺ちゃったわ」
『ライル・トリスタの存在レベルが8上がりました。存在レベル20に上がったことで〈スキル〉が追加されます。』
そうアナウンスさんと共におれは、能力値が上がっていたことを何故忘れていたのかなんて今更ながら後悔する。
こいつには色々と聞きたいこともあったのに、あっけなく潰して倒してしまったからなんの情報も入手出来ない。
「まぁ、いっか存在レベルと〈スキル〉も貰えたしそれにしても追加のアナウンスさんから連絡がこないな?どうしたんだろ?」
そう言っていたら
『〈スキル:隠蔽〉を獲得しました。』
そのアナウンスさんは、俺の事を分かっているのかそれとも、スキルを与えている女神様のイタズラか何かなのか?と思いながら、無駄なことは放棄してスキルが与えられたことを俺は喜ぶのだった。
???side
私はいつもからかって遊んでいたガルムを見に使い魔で覗き見をしていた。
その日は、機嫌が良かったから暴力沙汰にはせずに本当に遊ぶ程度で見に来たのに
「な、何あのよ化け物じみた人間の少年は...」
信じられないものを私は見ていたそれはコボルトや魔獣たちが綺麗な状態で死んでいたからだ。そしてバレないように後ろに隠れて除くと、今またにガルムたった一人が何も無い空間で拘束されている。
その姿を見て何らかの魔法だとは思うが全くもって分からない。そして次の瞬間
『グギァァァッ!!ーーーー』
『落ち着いたかーーーおーい?もしもーし?大丈夫ですか?』
『ーーーーーー』
『あ、やべぇもしかして殺ちゃった?うん、これは完全に殺ちゃったわ』
その人間の少年は何をしたのかもさっぱり分からない私は身震いしながら恐怖を感じた。
そしていつの間にかその少年は跡形むなく消えていた。
私は他の四天王達に連絡を入れてあの怪物じみた少年のことを話す。
そうして、出来るだけ早く魔王様復活の計画を進めていくのだった。
そうあれは私たちが束になっても対処出来ない存在だと知り、魔王様でなくては対処などできないと私やほかの四天王達はそう判断する。
弱まる封印されている魔王様を眺めながら。
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