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40話
しおりを挟む下ネタありです
______
「あがったで~」
「はーい」
椛がリビングに戻って奏音がお風呂に入っていった。
「あのさぁ」
「なに?」
「奏音くん、いろいろ変ちゃうん」
椛が問題提起をしてきた。
「いろいろ?具体的にどこが?」
「まずそもそも女性に忌避感がないとこな。おかしいやろ」
「お母さんも私も女性のことを特に指導してこなかったし箱入りだったからそういうものじゃない?」
「いや、例えば東先輩とかすごい箱入りだったって聞くけど私たちに対して忌避感もってるやないか。本能的にあるものやったんちゃうんか」
確かに...と納得してしまうところがある。
「でも三つ子の魂百までともいうし今のところ...あんま事件に巻き込まれてないんだからよくない?かわいいし」
「かわいいのはわかるで?わかるけど、入って二週間で二件も事件に巻き込まれてるやないか。一週間に一回やで?わかっとるん?」
「それは犯人が悪いじゃん」
「それにしても自己防衛はしやな」
「カメラを見つけたのだって奏音だしマッピを紛失したのは吹奏楽部なんだから奏音はわるくない。最低限のものは持ってるよ」
「いやまぁそうやけどさぁ...」
「というかいろいろっていうならほかにも何かあるの?」
「あ~...いやまぁ...」
「なににごしてんの」
椛が言葉を濁すなんてどれくらい言いずらいんだろう。結構がつがついくこなんだけど
「性癖...やん」
「は、はぁ」
奏音の性癖なんて考えたことなかったかもしれない。
「なんーか...ほら私って胸大きいほうやん?」
「まぁね」
大体C~Dくらいだっけ。それなりにデカかった気がする。
「たまーにちらっと胸を見てくるときがあんねんな」
「いやそれは脂肪がきもいからじゃないの?」
「私らが男の子のあそこ見るときみたいな感じやったって」
ちょっと下ネタが多くなってきた。椛確か下ネタあんまり話したことなかったけどなぁ。
「いや私は見てないけどね?」
「奏音くんのはバリバリ見てるくせに」
「弟だしね。うん。私は悪くない」
「いやわかるけどさ。あれは今まで出会ったすべての男を過去にするような男性やんな」
「私は奏音が一番最初でそれ以外に目移りしたことないけどね」
「ええなぁ。自家発電だって奏音くんの下着もなんでも使えるんやろ」
「うっさい」
私は枕を投げた。
「他にも箱入りだったのにコミュニケーションが達者だったりすごいやん。ほんま天使の生まれ変わりやったりせえへん?」
「あぁ、それが言いたかったの?」
そんなの決まってる。
「天使というか神様の生まれ変わりだと思うよ」
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