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七章 白と黒の追跡者
28 最悪のケース
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考えられる限り最悪な事態だった。
これまでエルが捕らえられる様な状況に陥った事は二度あった。
一度目はアルダリアスで襲撃を受けた際。
その時は間違いなく大剣に姿を変える事ができる精霊を狙うという目的で犯罪組織に攫われた。
その時は今にして思えばエルを金銭的な目的で攫ったとみて間違いなくて、それ故にエルに手遅れにさえならなければそれ以上の危険が訪れる可能性は低かったのだと思うし、それにあの時は粗い策戦ではあったけど助ける為の糸口もあった。シオン・クロウリーという協力者もいた。
そして二度目は数日前の対策局。
あの時に関していえばタイムリミットが訪れる前はエルを助ける為に全力を尽くしてくれた人達だ。だからこそエルを連れだす事ができたし、尽力を尽くしてくれなければ助け出すまでエルの体が持っていたかも分からない。
それにその時も誠一と宮村がいたし、イルミナティの連中を含め根本的には殆どの人間が実質的に味方だった。
だから辛うじて連れだせたような難しい状況ではあったが、とにかく捕らえられているというのも間違っていると思う様な状況だったと思う。
……そして今回はその二つの例とも違っていて。
どう考えても比べ物にならない程最悪な展開だ。
向こうは明らかに精霊を殺しにかかっていた。その中であえてエルだけを捕えたんだ。その時そこで何があったのかは分からないけれど、それでも捕えるだけの理由があった事は間違いない。
その何かはきっと最悪な理由だ。
おそらく商品として売り渡す為ではない。そしてエルをあえて捕まえた事を考えるとドール化させる事が目的とも思えない。
……そして向こうは黒い刻印を刻みながら。精霊と通常契約を行っていないにも関わらず、精霊を武器にして戦っていたんだ。
そんな技術が一か月前の段階で多分存在していなくて。そしてこの一か月で生まれた技術なのだとすれば、世界中に当たり前の様に広まっている様な技術ではないとは思う。
だとすればそういう何かを扱える様になる研究の様な物を行っている組織の様なものが、あの憲兵達に関わっている事はほぼ間違いない。
……だとすれば、そういう所にエルが連れていかれたのだとすれば。
「……ッ」
考えるだけで吐き気がした。
だってそんなのは、どう考えたって研究材料だ。
今までの二つとまるで違う。何よりも碌でもない結果がいつ齎されるかが全く分からない。
……もしかしたら、いますぐにだって。
「……は、ハスカ! あれからどれだけ時間が経った!」
俺は気が付けば感情的になって叫んでいて、それに慌ててハスカが答える。
「ま、丸一日……」
「くそ! んなに時間が経ってんのかよ!」
俺は怒りに任せて自分の太ももを叩いた。
まだ刻印から何も伝わってきていない以上、大きな怪我も負っていなければ何かしらの異常を負っている事はないだろう。だけど一日もあればエルがもう既にどこかに運び込まれている可能性も高くて、今からでも何かが起きる可能性だって十分すぎるくらいある。
今大丈夫なのだって奇跡な位だ。
だから……一刻も早くエルの所に行かないと。
そうだ……行かないと。手遅れになってしまう前に。
「……悪い、ハスカ。お前らを俺の居た世界に連れていくって話、無理かもしれない」
「ちょ、ちょっと待って! どうするつもり!?」
「決まってるだろ、エルを助けに行く。だから此処に戻ってこれるか分からねえし、つーか戻るとお前らに迷惑がかかる。もし無事向こうの世界のダチと会えたらお前らの事を伝えるけどあんまり期待――」
「駄目!」
動きだそうとする俺の手をハスカが掴んできた。
「なんだよ、離してくれ」
「アンタ、今自分が何しようとしてるか分かってる!?」
……分かってる。
というか聞かなくても言っただろ。
「だからエルを助けに行くって言ってんだろ?」
「それがどういう事なのか、アンタ本当にわかってる!?」
「なんだよ。何が言いたいんだよハスカ」
「死ぬよアンタ!」
ハスカが強く手を握ってきて叫んで来る。
「今のアンタが人間達の中でどういう立場なのかは自分が一番良く分かっているでしょ!? 今助けに行ったらどうなるか分かってるよね!?」
そんな事は良く知ってる。だから此処に俺はいる。
そしてそんなやり取りをしている内に、それまで動かないでいた近くにいたハスカのグループの精霊達が俺を取り囲んでいて、そしてハスカに加勢するように全員が徐々に俺を止める様な言葉を言ってきてくれる。
多分皆今の俺に声を掛けにくくて、あんな表情で距離を置いていたのだと思う。だけどそれでも……俺を止める為に動いてくれた。
皆が俺の投身自殺の様な行動を止めようと声を掛けてきてくれる。
……そう、投身自殺だ。
俺は当然自分の置かれた立場は知っているし、今助けに行く事が投身自殺と変わらない事は良く知っている。
だけどそれが分かっていても、俺は皆に向けて言う。
「分かってる。テロリストだよ。今俺はこの世界の人間の明確な敵だ」
そう、テロリスト。
指名手配犯だ。
そして。
「それに向こうは俺一人じゃ到底適わない様な武器を持っている事が分かった。確かにエルが居ない俺が動いた所で高確率で死ぬだろうよ」
「だったら――」
「でも動かないと絶対にエルは救えない。救えなきゃ俺も死んだのと同じなんだよ」
「死んだのと同じって……」
「同じだよ」
「……」
「同じなんだ」
その時俺がどんな表情をしていたのかは分からないけれど、まるで臆するようにハスカの手を握る力が弱まり、俺はそれを振り払った。
他の皆も俺の言葉に押し黙る。
そして一拍明けてから皆に向けて言う。
「わるいな、心配してくれて」
「……」
「でもほんとさ、俺、アイツがいないと駄目なんだ。だから俺はエルを助けに行く。例え無謀だって思ってもそれだけは曲げられない」
そう言って俺が踵を返して動きだそうとすると、自然に取り囲んでいた皆が僅かに道を空ける。
もう完全に俺を止める事は諦めたらしい。
だけど背後からハスカが言う。
「ちゃんと帰ってきてよ」
「……」
「アンタは迷惑を掛けるって言った。だけどそれでもいいから。エルを連れて戻ってきてよ」
「……普通に考えて俺が此処に戻ってきたって分かったら碌な事ねえと思うぞ?」
「ここにこれだけの精霊がいるって事を知っている人間に逃げられたんだから、もう今更でしょそんなの」
そう言ってハスカは言う。
「正直私達はアンタに着いていって一緒に助けに行くなんて事は……できない。できないけど……だけど、アンタが戻ってこれる場所位は作れるから。作るから!」
だから、とハスカは言う。
「生きて……帰ってきてよ」
「……ああ」
ハスカの言葉を聞いて、ほんの少しだけ気が楽になった気がした。
戻る場所があるというのはとても大切な事なんだって事を、誠一と宮村が示してくれた。
そして同じ事をハスカはしてくれると言っている。
……それが背を押してくれる力にならない訳がないんだ。
「じゃあ、行ってくるよ。エルを連れて帰ってくる」
その言葉に皆が頷いたのが分かった。
そして俺は歩きだす。
移動手段は俺が馬に乗れない事を考えると徒歩。走って辿りつく。無茶苦茶かもしれないがやってやる。
そんな思いで歩きだすと、再び俺を呼び留める声があった。
「あ、ちょっと待つっすよ!」
止めてきたのはアリスだ。
この流れで何で止めたんだと思いながら一応足を止めて振り返ると、ごもっともな事を言われた。
「急がなきゃならないのは分かるっすけど、せめて準備位した方がいいっすよ! 人間は食べないと死ぬっすから!」
「……そうだな」
俺は踵を返して小屋へと戻った。
……そうだよ。丸腰で行ったら到達する前に力尽きるぞ割とマジで。
これまでエルが捕らえられる様な状況に陥った事は二度あった。
一度目はアルダリアスで襲撃を受けた際。
その時は間違いなく大剣に姿を変える事ができる精霊を狙うという目的で犯罪組織に攫われた。
その時は今にして思えばエルを金銭的な目的で攫ったとみて間違いなくて、それ故にエルに手遅れにさえならなければそれ以上の危険が訪れる可能性は低かったのだと思うし、それにあの時は粗い策戦ではあったけど助ける為の糸口もあった。シオン・クロウリーという協力者もいた。
そして二度目は数日前の対策局。
あの時に関していえばタイムリミットが訪れる前はエルを助ける為に全力を尽くしてくれた人達だ。だからこそエルを連れだす事ができたし、尽力を尽くしてくれなければ助け出すまでエルの体が持っていたかも分からない。
それにその時も誠一と宮村がいたし、イルミナティの連中を含め根本的には殆どの人間が実質的に味方だった。
だから辛うじて連れだせたような難しい状況ではあったが、とにかく捕らえられているというのも間違っていると思う様な状況だったと思う。
……そして今回はその二つの例とも違っていて。
どう考えても比べ物にならない程最悪な展開だ。
向こうは明らかに精霊を殺しにかかっていた。その中であえてエルだけを捕えたんだ。その時そこで何があったのかは分からないけれど、それでも捕えるだけの理由があった事は間違いない。
その何かはきっと最悪な理由だ。
おそらく商品として売り渡す為ではない。そしてエルをあえて捕まえた事を考えるとドール化させる事が目的とも思えない。
……そして向こうは黒い刻印を刻みながら。精霊と通常契約を行っていないにも関わらず、精霊を武器にして戦っていたんだ。
そんな技術が一か月前の段階で多分存在していなくて。そしてこの一か月で生まれた技術なのだとすれば、世界中に当たり前の様に広まっている様な技術ではないとは思う。
だとすればそういう何かを扱える様になる研究の様な物を行っている組織の様なものが、あの憲兵達に関わっている事はほぼ間違いない。
……だとすれば、そういう所にエルが連れていかれたのだとすれば。
「……ッ」
考えるだけで吐き気がした。
だってそんなのは、どう考えたって研究材料だ。
今までの二つとまるで違う。何よりも碌でもない結果がいつ齎されるかが全く分からない。
……もしかしたら、いますぐにだって。
「……は、ハスカ! あれからどれだけ時間が経った!」
俺は気が付けば感情的になって叫んでいて、それに慌ててハスカが答える。
「ま、丸一日……」
「くそ! んなに時間が経ってんのかよ!」
俺は怒りに任せて自分の太ももを叩いた。
まだ刻印から何も伝わってきていない以上、大きな怪我も負っていなければ何かしらの異常を負っている事はないだろう。だけど一日もあればエルがもう既にどこかに運び込まれている可能性も高くて、今からでも何かが起きる可能性だって十分すぎるくらいある。
今大丈夫なのだって奇跡な位だ。
だから……一刻も早くエルの所に行かないと。
そうだ……行かないと。手遅れになってしまう前に。
「……悪い、ハスカ。お前らを俺の居た世界に連れていくって話、無理かもしれない」
「ちょ、ちょっと待って! どうするつもり!?」
「決まってるだろ、エルを助けに行く。だから此処に戻ってこれるか分からねえし、つーか戻るとお前らに迷惑がかかる。もし無事向こうの世界のダチと会えたらお前らの事を伝えるけどあんまり期待――」
「駄目!」
動きだそうとする俺の手をハスカが掴んできた。
「なんだよ、離してくれ」
「アンタ、今自分が何しようとしてるか分かってる!?」
……分かってる。
というか聞かなくても言っただろ。
「だからエルを助けに行くって言ってんだろ?」
「それがどういう事なのか、アンタ本当にわかってる!?」
「なんだよ。何が言いたいんだよハスカ」
「死ぬよアンタ!」
ハスカが強く手を握ってきて叫んで来る。
「今のアンタが人間達の中でどういう立場なのかは自分が一番良く分かっているでしょ!? 今助けに行ったらどうなるか分かってるよね!?」
そんな事は良く知ってる。だから此処に俺はいる。
そしてそんなやり取りをしている内に、それまで動かないでいた近くにいたハスカのグループの精霊達が俺を取り囲んでいて、そしてハスカに加勢するように全員が徐々に俺を止める様な言葉を言ってきてくれる。
多分皆今の俺に声を掛けにくくて、あんな表情で距離を置いていたのだと思う。だけどそれでも……俺を止める為に動いてくれた。
皆が俺の投身自殺の様な行動を止めようと声を掛けてきてくれる。
……そう、投身自殺だ。
俺は当然自分の置かれた立場は知っているし、今助けに行く事が投身自殺と変わらない事は良く知っている。
だけどそれが分かっていても、俺は皆に向けて言う。
「分かってる。テロリストだよ。今俺はこの世界の人間の明確な敵だ」
そう、テロリスト。
指名手配犯だ。
そして。
「それに向こうは俺一人じゃ到底適わない様な武器を持っている事が分かった。確かにエルが居ない俺が動いた所で高確率で死ぬだろうよ」
「だったら――」
「でも動かないと絶対にエルは救えない。救えなきゃ俺も死んだのと同じなんだよ」
「死んだのと同じって……」
「同じだよ」
「……」
「同じなんだ」
その時俺がどんな表情をしていたのかは分からないけれど、まるで臆するようにハスカの手を握る力が弱まり、俺はそれを振り払った。
他の皆も俺の言葉に押し黙る。
そして一拍明けてから皆に向けて言う。
「わるいな、心配してくれて」
「……」
「でもほんとさ、俺、アイツがいないと駄目なんだ。だから俺はエルを助けに行く。例え無謀だって思ってもそれだけは曲げられない」
そう言って俺が踵を返して動きだそうとすると、自然に取り囲んでいた皆が僅かに道を空ける。
もう完全に俺を止める事は諦めたらしい。
だけど背後からハスカが言う。
「ちゃんと帰ってきてよ」
「……」
「アンタは迷惑を掛けるって言った。だけどそれでもいいから。エルを連れて戻ってきてよ」
「……普通に考えて俺が此処に戻ってきたって分かったら碌な事ねえと思うぞ?」
「ここにこれだけの精霊がいるって事を知っている人間に逃げられたんだから、もう今更でしょそんなの」
そう言ってハスカは言う。
「正直私達はアンタに着いていって一緒に助けに行くなんて事は……できない。できないけど……だけど、アンタが戻ってこれる場所位は作れるから。作るから!」
だから、とハスカは言う。
「生きて……帰ってきてよ」
「……ああ」
ハスカの言葉を聞いて、ほんの少しだけ気が楽になった気がした。
戻る場所があるというのはとても大切な事なんだって事を、誠一と宮村が示してくれた。
そして同じ事をハスカはしてくれると言っている。
……それが背を押してくれる力にならない訳がないんだ。
「じゃあ、行ってくるよ。エルを連れて帰ってくる」
その言葉に皆が頷いたのが分かった。
そして俺は歩きだす。
移動手段は俺が馬に乗れない事を考えると徒歩。走って辿りつく。無茶苦茶かもしれないがやってやる。
そんな思いで歩きだすと、再び俺を呼び留める声があった。
「あ、ちょっと待つっすよ!」
止めてきたのはアリスだ。
この流れで何で止めたんだと思いながら一応足を止めて振り返ると、ごもっともな事を言われた。
「急がなきゃならないのは分かるっすけど、せめて準備位した方がいいっすよ! 人間は食べないと死ぬっすから!」
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