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七章 白と黒の追跡者
3 手を繋ぐという事
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馬車を後にした俺達は再び身を隠せる場所を探して歩き始めた。
ちなみに俺の衣服は元の血塗れの服から新しいYシャツへと着替えた。流石に血塗れの衣服を着続ける訳にはいかない。
全身に付着した血液もタオルを濡らしてある程度拭き取り、これで身に纏っていた不快感はある程度払拭できた訳だ。
……つまり人の不幸のおかげで助かったという訳だ。流石に複雑な気分ではあるけれど……やっぱり四の五の言っていられる立場ではない。
そして歩き出してしばらくすると、俺達はようやくそれらしい所に辿り着く事ができた。
「……やりましたね」
「ああ……やったな」
俺達が今立っているのは森の入り口とでも言うべきだろうか。
目の前には生い茂る樹木が建ち並んでおり、池袋住まいの日常生活では足を踏み入れない様な空間が広がっている。
……そしてここはもしかすると、日常生活から離れた非日常な今でも基本踏み入れる事の無いような異様な空間なのかも知れない。
「……でもこれで一安心とは言えねえな」
「ある程度警戒する必要はありそうですね」
まずこの森を発見したのはエルだった。
そう、隣に歩いていて同じ方角同じ景色を見ていた筈なのに、エルだけがこの森を見つけたんだ。
それも、突然はっきりと目に写った感じで。
俺はと言うと今こうして間近まで近づかなければ、その面影すら掴めなかった。
つまりこの森はなんらかの精霊術、もしくは魔術の影響下にあるという事だ。
だがここは異世界だ。おそらく魔術という可能性は無いだろうから精霊術説が濃厚。もっともどっちだろうと影響を受けている側からすれば大きな違いは無いのだけれど。
「でもまあ多分相手は精霊です。いざとなったら私が何とかしますよ」
「やっぱり精霊か」
「間違いなくこの森がおかしいのは精霊術で結界が張られているからだと思います。そして私に見えてあえて人間であるエイジさんに見えない様な設定にしているってことは、張っているのも精霊でしょう」
「なるほど……しかし森そのものを見えなくするとか、とんでもねえ性能してんな」
今同じ精霊術を使えるからこそ分かるが、エルと出会った時にあの森に張られていた結界は精霊がそこにいるという気配を消す体度の物だった。
恐らく精霊としての気配も消せなければ結界としての意味を成さないという事も考えれば、その効果も備わっているのだろう。その場に効力を発揮する設置型の結界としての効力は完全にエルが使えるものの上位互換という事になる。
「多分それだけじゃないですよ」
「……マジでか」
どうやらそれだけではないらしい。
「聞いた事がある程度ですけど、こういった類の結界は人払いの様な効力もあるものもあるそうです」
「人払いっつーと……対策局の魔術師が使ってたみたいな奴か」
「大体そんな感じだと思います」
「じゃあアレか。近距離まで近づかないと見えないうえに、自然と見えるような距離になる前に自然と進行ルートをずらされるってわけか」
そして対策局の人間が使っていた人払いに近い形式だとすれば、耐性を持った者……この場合精霊以外の場合は結界を打ち破るか、人払いを無効化する程の強い意志を持ってその場に向かうか。もしくは今の俺の様にエルに連れられてこの場所に来るか。
結果偶然人間が立ち寄る可能性はほぼ消え失せ、仮に人間が足を踏み入れたとしても、この場所に精霊がいると明確な意思を持って捕獲に臨んだ人間くらいだろう。
そしてきっとそうした人間は十中八九潰されている。故にこの森の結界はまだ生きている。きっと数人で乗りこんだ人間を潰せるだけの戦力がこの森の中にいるのだろう。
……もっとも此処に目星を付大勢の人間を派遣したならば話は変わってくるだろうが、人を動かすのにもコストが掛かる上に、地球へと続いていた湖の近くに張りこんでいた精霊捕獲業者の様に、その場所に人員を割くに見合った報酬が用意されているとも限らない訳だ。
大勢の人間をこの場所に派遣して精霊はいませんでした。もしくは動かした人員の賃金も払えない程の低ランク。もしくは少人数のせい霊しかいませんでしたでは、あまり考えたくはないが業者視点では話にならない。
そして事前調査にもコストと大切な人間の命が掛かってくる。
だからこの場所に大勢の業者が足を踏み入れる事があったとすれば、きっと低コストでこの森を調査してこの森の中がまるで宝箱の様に精霊が大勢いてリスクに対しリターンが上回ったと判断された時位。
つまりはここは精霊にとってかなりの安全地帯と呼べるのかもしれない。
どちらかといえば此処の方が精霊にとって楽園なんじゃないか?
まあ全ては憶測で、色々とこの目で確かめない事には真実は分からないのだけれど。
……唯一分かる事があるとすればこんな事だ。
「……まあもし精霊が出てきたらとりあえず頼むわ」
「任せてください、エイジさん」
この森の中で俺は完全に外敵でしかないという事だ。
……うまく和解でもできりゃいいが、それが無理ならさっさと逃げたほうがいい。正直下手をするとこの森の中で精霊に殺されかねない。
……でも此処を逃すのは多分痛い選択だ。やれるだけやってみる必要がある。
「じゃあ行くか」
「はい」
そうして俺達は森の中に足を踏み入れる。
そして森の中を歩きながらエルとこんな話を始めた。
「ねえエイジさん」
「どした?」
「任せてくださいとは言いましたけど、一体どう説明したらエイジさんが敵じゃないって分かってもらえますかね?」
……それを俺に聞かれても、とは思うがとりあえず思いつく案をとりあえず言ってみる。
「さっき馬車の所で言ってたけど、今回はもう精霊加工工場の時と状況が違うからな……もうアレだろ。人間だけど精霊に対する好感度すっげえ高いですアピールでもすればいいのかもしれん」
いや、それが一体なんやねんって話でもあるんだけど。
と、そこでエルからこんな提案が出てきた。
「じゃあ少しでも周りからそう見られるように、手でも繋ぎますか」
「……なるほど、ナイスアイデアかもしれない」
……なんかこう、友好の証っぽい。多分何もしないよりはいいんじゃないかな。
「じゃあ、はい」
「おう」
エルに手を差し出されそう言ったものの、俺の手が途中で自然と止まった。
「どうしました?」
「あ、いや、その……なんというか」
俺は自然とエルから視線を逸らした。
……思い返してみよう。
俺はこの二か月近い日々の中で、エルと何度も手を繋いできた。
戦いの時、エルを剣へと返る為に。
異世界で人混みの中を歩くとき、エルの手を引いて歩くために。
池袋で、俺が不安で押し潰されそうなときに。
そんな風に、どこか自然な流れで俺達は何度だって手を繋いできた。
だけどこう、仲いいのを見せつける為に手を繋ぐってさ、なんか恥ずかしくない?
「……まさか恥ずかしいんですか?」
「……おう」
……しかも当てられるというね。
「まあでも確かに、仲いいのを見せつけるって少し恥ずかしい所もあるかもしれませんね」
「だ、だよなぁ」
「でも」
そう否定するように言ってからエルは俺の手を掴む。
「いいじゃないですか、別に恥ずかしくたって」
「……そんなもんかな?」
「そんなものです。なんなら私は池袋の混雑した中で恋人繋ぎとかしちゃってもいいかなーって思います」
「マジかすげえな」
「まあ恥ずかしいですけどね。でも……その、エイジさんは私の彼氏さんで、私はエイジさんの彼女さんなわけです。それ位は一度やってみたかったりするんですよ」
そう言ってエルはちょっといじわるそうな笑みを浮かべる。
「というかそんな調子でいざデートとかした時どうするんですか」
「いや、そりゃー多分手くらい繋ぐんじゃないかな」
「じゃあ試しにデート気分で行ってみます?」
「……じゃあそれで」
自然と流されてそう頷いた……んだけど、エルがちょっと待ってくださいとストップを掛けて来る。
「どしたよ」
「やっぱり今のなしでお願いします」
「どしたよ急に」
「えーっとその……私も声を大にしていうのは恥ずかしいんですけどね……初デートはもっとデートデートしてる感じの方がいいです!」
「……そうだな!」
俺もそれは同意だ!
……あっぶねぇ、エルとの初デートがとんでもなく無茶苦茶なシュチエーションになるところだった。
「じゃあまあ特別気にせず普通に手を繋いであるきますか。ただ普通に、えーっと……恋人同士仲いいから手を繋いでる感じで」
「……おう」
そんな感じで俺達は森の中を手を繋ぎながら歩いていく。
……それにしてもデートか。
そういえば恋人らしい事何もしてねえな。というか恋人らしく振舞う時間も余裕も何もなかったからってのが大きいけれど。
……というかあってもできたのか?
……今の一連の流れで一つ分かった事があった。
そりゃ人に仲いいの見せつけるのが少し恥ずかしいってのは確かにある。だけどそれだけじゃない。
……多分俺、すげえヘタレだ。
「あ、でもせっかくですし恋人繋ぎとかやってみます?」
「……そ、そうだな!」
……この先、なんかエルに手を出せる気がしない。
……思いもよらない形で前途多難項目が増えたんだけど、なにこれ?
ちなみに俺の衣服は元の血塗れの服から新しいYシャツへと着替えた。流石に血塗れの衣服を着続ける訳にはいかない。
全身に付着した血液もタオルを濡らしてある程度拭き取り、これで身に纏っていた不快感はある程度払拭できた訳だ。
……つまり人の不幸のおかげで助かったという訳だ。流石に複雑な気分ではあるけれど……やっぱり四の五の言っていられる立場ではない。
そして歩き出してしばらくすると、俺達はようやくそれらしい所に辿り着く事ができた。
「……やりましたね」
「ああ……やったな」
俺達が今立っているのは森の入り口とでも言うべきだろうか。
目の前には生い茂る樹木が建ち並んでおり、池袋住まいの日常生活では足を踏み入れない様な空間が広がっている。
……そしてここはもしかすると、日常生活から離れた非日常な今でも基本踏み入れる事の無いような異様な空間なのかも知れない。
「……でもこれで一安心とは言えねえな」
「ある程度警戒する必要はありそうですね」
まずこの森を発見したのはエルだった。
そう、隣に歩いていて同じ方角同じ景色を見ていた筈なのに、エルだけがこの森を見つけたんだ。
それも、突然はっきりと目に写った感じで。
俺はと言うと今こうして間近まで近づかなければ、その面影すら掴めなかった。
つまりこの森はなんらかの精霊術、もしくは魔術の影響下にあるという事だ。
だがここは異世界だ。おそらく魔術という可能性は無いだろうから精霊術説が濃厚。もっともどっちだろうと影響を受けている側からすれば大きな違いは無いのだけれど。
「でもまあ多分相手は精霊です。いざとなったら私が何とかしますよ」
「やっぱり精霊か」
「間違いなくこの森がおかしいのは精霊術で結界が張られているからだと思います。そして私に見えてあえて人間であるエイジさんに見えない様な設定にしているってことは、張っているのも精霊でしょう」
「なるほど……しかし森そのものを見えなくするとか、とんでもねえ性能してんな」
今同じ精霊術を使えるからこそ分かるが、エルと出会った時にあの森に張られていた結界は精霊がそこにいるという気配を消す体度の物だった。
恐らく精霊としての気配も消せなければ結界としての意味を成さないという事も考えれば、その効果も備わっているのだろう。その場に効力を発揮する設置型の結界としての効力は完全にエルが使えるものの上位互換という事になる。
「多分それだけじゃないですよ」
「……マジでか」
どうやらそれだけではないらしい。
「聞いた事がある程度ですけど、こういった類の結界は人払いの様な効力もあるものもあるそうです」
「人払いっつーと……対策局の魔術師が使ってたみたいな奴か」
「大体そんな感じだと思います」
「じゃあアレか。近距離まで近づかないと見えないうえに、自然と見えるような距離になる前に自然と進行ルートをずらされるってわけか」
そして対策局の人間が使っていた人払いに近い形式だとすれば、耐性を持った者……この場合精霊以外の場合は結界を打ち破るか、人払いを無効化する程の強い意志を持ってその場に向かうか。もしくは今の俺の様にエルに連れられてこの場所に来るか。
結果偶然人間が立ち寄る可能性はほぼ消え失せ、仮に人間が足を踏み入れたとしても、この場所に精霊がいると明確な意思を持って捕獲に臨んだ人間くらいだろう。
そしてきっとそうした人間は十中八九潰されている。故にこの森の結界はまだ生きている。きっと数人で乗りこんだ人間を潰せるだけの戦力がこの森の中にいるのだろう。
……もっとも此処に目星を付大勢の人間を派遣したならば話は変わってくるだろうが、人を動かすのにもコストが掛かる上に、地球へと続いていた湖の近くに張りこんでいた精霊捕獲業者の様に、その場所に人員を割くに見合った報酬が用意されているとも限らない訳だ。
大勢の人間をこの場所に派遣して精霊はいませんでした。もしくは動かした人員の賃金も払えない程の低ランク。もしくは少人数のせい霊しかいませんでしたでは、あまり考えたくはないが業者視点では話にならない。
そして事前調査にもコストと大切な人間の命が掛かってくる。
だからこの場所に大勢の業者が足を踏み入れる事があったとすれば、きっと低コストでこの森を調査してこの森の中がまるで宝箱の様に精霊が大勢いてリスクに対しリターンが上回ったと判断された時位。
つまりはここは精霊にとってかなりの安全地帯と呼べるのかもしれない。
どちらかといえば此処の方が精霊にとって楽園なんじゃないか?
まあ全ては憶測で、色々とこの目で確かめない事には真実は分からないのだけれど。
……唯一分かる事があるとすればこんな事だ。
「……まあもし精霊が出てきたらとりあえず頼むわ」
「任せてください、エイジさん」
この森の中で俺は完全に外敵でしかないという事だ。
……うまく和解でもできりゃいいが、それが無理ならさっさと逃げたほうがいい。正直下手をするとこの森の中で精霊に殺されかねない。
……でも此処を逃すのは多分痛い選択だ。やれるだけやってみる必要がある。
「じゃあ行くか」
「はい」
そうして俺達は森の中に足を踏み入れる。
そして森の中を歩きながらエルとこんな話を始めた。
「ねえエイジさん」
「どした?」
「任せてくださいとは言いましたけど、一体どう説明したらエイジさんが敵じゃないって分かってもらえますかね?」
……それを俺に聞かれても、とは思うがとりあえず思いつく案をとりあえず言ってみる。
「さっき馬車の所で言ってたけど、今回はもう精霊加工工場の時と状況が違うからな……もうアレだろ。人間だけど精霊に対する好感度すっげえ高いですアピールでもすればいいのかもしれん」
いや、それが一体なんやねんって話でもあるんだけど。
と、そこでエルからこんな提案が出てきた。
「じゃあ少しでも周りからそう見られるように、手でも繋ぎますか」
「……なるほど、ナイスアイデアかもしれない」
……なんかこう、友好の証っぽい。多分何もしないよりはいいんじゃないかな。
「じゃあ、はい」
「おう」
エルに手を差し出されそう言ったものの、俺の手が途中で自然と止まった。
「どうしました?」
「あ、いや、その……なんというか」
俺は自然とエルから視線を逸らした。
……思い返してみよう。
俺はこの二か月近い日々の中で、エルと何度も手を繋いできた。
戦いの時、エルを剣へと返る為に。
異世界で人混みの中を歩くとき、エルの手を引いて歩くために。
池袋で、俺が不安で押し潰されそうなときに。
そんな風に、どこか自然な流れで俺達は何度だって手を繋いできた。
だけどこう、仲いいのを見せつける為に手を繋ぐってさ、なんか恥ずかしくない?
「……まさか恥ずかしいんですか?」
「……おう」
……しかも当てられるというね。
「まあでも確かに、仲いいのを見せつけるって少し恥ずかしい所もあるかもしれませんね」
「だ、だよなぁ」
「でも」
そう否定するように言ってからエルは俺の手を掴む。
「いいじゃないですか、別に恥ずかしくたって」
「……そんなもんかな?」
「そんなものです。なんなら私は池袋の混雑した中で恋人繋ぎとかしちゃってもいいかなーって思います」
「マジかすげえな」
「まあ恥ずかしいですけどね。でも……その、エイジさんは私の彼氏さんで、私はエイジさんの彼女さんなわけです。それ位は一度やってみたかったりするんですよ」
そう言ってエルはちょっといじわるそうな笑みを浮かべる。
「というかそんな調子でいざデートとかした時どうするんですか」
「いや、そりゃー多分手くらい繋ぐんじゃないかな」
「じゃあ試しにデート気分で行ってみます?」
「……じゃあそれで」
自然と流されてそう頷いた……んだけど、エルがちょっと待ってくださいとストップを掛けて来る。
「どしたよ」
「やっぱり今のなしでお願いします」
「どしたよ急に」
「えーっとその……私も声を大にしていうのは恥ずかしいんですけどね……初デートはもっとデートデートしてる感じの方がいいです!」
「……そうだな!」
俺もそれは同意だ!
……あっぶねぇ、エルとの初デートがとんでもなく無茶苦茶なシュチエーションになるところだった。
「じゃあまあ特別気にせず普通に手を繋いであるきますか。ただ普通に、えーっと……恋人同士仲いいから手を繋いでる感じで」
「……おう」
そんな感じで俺達は森の中を手を繋ぎながら歩いていく。
……それにしてもデートか。
そういえば恋人らしい事何もしてねえな。というか恋人らしく振舞う時間も余裕も何もなかったからってのが大きいけれど。
……というかあってもできたのか?
……今の一連の流れで一つ分かった事があった。
そりゃ人に仲いいの見せつけるのが少し恥ずかしいってのは確かにある。だけどそれだけじゃない。
……多分俺、すげえヘタレだ。
「あ、でもせっかくですし恋人繋ぎとかやってみます?」
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