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六章 君ガ為のカタストロフィ
ex 祈る者
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「……そっちはどうだね。何か掴めそうか?」
東京都池袋某所に存在する対精霊対策機関、防衛省精霊対策局。
その一角にある研究室の壁に背を預けながら、研究室の主である牧野霞はとある人物に電話を掛けていた。
「今のところは収穫無しだ。犯人たちが精霊を暴走させることを目的として動いてるなら、昨日の戦闘現場にいた可能性が高い。そう思って昨日の現場を色々と調べてんだけどよ、まあなんにも物的痕跡も魔術的な痕跡も見つかんねえんだわ。当然監視カメラにも怪しい奴は映ってなかった。完全に当てが外れてんのか、俺達が見付けらんねえだけなのか……」
土御門陽介。対策局五番隊隊長。
現体制のトップである荒川圭吾が明らかに一組織を牽引する者の器では無いと称される程に甘い人間である事や、対策局内部の大多数が精霊を救おうとするという行動に肯定的な反応を示したた事もあり、厳重注意と減給。始末書の提出で事を鎮められた彼、及び土御門誠一と宮村茜を除いた五番隊は、天野宗也と共に精霊を暴走させている根源を見付けだす為に、昨日の瀬戸栄治と天野宗也の戦闘の現場へと赴いているという話になっていた。
その途中経過は収穫無し。タイムリミットが定められている今回の件に置いて、今に至るまで何も進展がないというのは実に致命的な事だった。
「そっちに今天野と真っちゃんが居るのだろう? 彼らで何も探れないのならその場所は外れではないのか?」
「かもな。だがここを除けば手掛かりらしい手掛かりはねえ。もう少し……もう少しだけこの辺り周辺を探ってみる。それでもだめならもう虱潰しだ。今までと変わらずにな」
電話の向こうからは随分と疲れきった声が聞こえる。
その声からも精霊を暴走させている何者かを探す事が難航している事が伝わってくる。
そしてその疲れ切った声のまま、こちらに陽介は問いかけてくる。
「……そっちは何かあったか?」
「何も変わらんよ。薬による治療は今からではどうにもならん。試作の新薬が効いてくれている事自体が奇跡なんだ。奇跡のその先に辿りつくにはあまりに時間も労力も、そして技術力も何も足りん。何もかもが足りないんだ」
「……そうか」
そう陽介は声を落とす。
落としたうえで言葉を紡いでくる。
「でもまあそれでもお前のおかげで今日までエルの命は潰えていない。まだ可能性は残っているんだ。後は俺達が何とかしてみせるから……お前は休め」
休め。もしも本当にそんな事ができるのならば、今ここでこうして電話をする様な精神状態にはなっていない。
……流石にもうできる事なんて何もない。それが分かっていても、最後の最後まで抗い続けるために。その最後を迎えさせない為に。その為に彼女はこの部屋に留まっている。
もう何をすればいいのかすらも分からないけれど。
それでも何かをやらなければならないという衝動には駆られる。
「……陽介君」
「どしたよ」
「あの子を助けてやってくれ」
「……エルに相当入れ込んでんな」
「当然だろう……一か月だ。一か月あの子を見てきたんだ。何度も顔を合わせてコミュニケーションを取ってきた。それで分かったよ。あの子は普通の女の子だ。普通に明るくて、普通に優しくて。痛いのが嫌いで甘党で、好きな男の子がいるような、そんな女の子だ。なのにどうしてこんな目に合わないといけない? どうしてこんな目に合わせないといけない? ……なあ、どうしてだ陽介君!」
牧野霞は精霊と人間に関して一つの考察を導き出した。
人間は。少なくともこの世界の人間は、深層心理の段階で精霊に対し好感的な感情を抱きやすい。
その結果が自分を含め対策局内にエルの味方であろうとする人間の数を底上げしている。
だけど。だけどそれが間違いだったとして。それで牧野霞が彼女に抱いた感情は変わらない。
エルという精霊は普通の女の子だ。
背負っている境遇や、精霊という種族は確かに特殊なものだ。だけど彼女は普段街ですれ違う様な女子高生などときっと変わらない。
変わらず幸せになる権利がある筈で……寧ろエルは下手な人間より人格が良くできている。
一言で。簡潔に。大雑把に。そんな風に言ってしまうならば、いい子なのだ。
「新しい薬を投与する為にあの子と顔を合わせた。こんな事を隠してたんだ。隠しちゃいけない事をずっと隠していて……ずっとあの子に嘘を付き続けてきたんだ。結果的にあの子に無理矢理事実を突きつける結果になったんだ。恨まれたっておかしくない……せめて憎まれ口や罵倒の一つや二つ位あっていいだろう。だけどあの子から一体どんな言葉が返ってきたと思う?」
霞はその時の事を鮮明に思い出しながらそれを口にする。
「ありがとうございますって。ずっと騙してきて、それどころか何もしてやれなかった私に対して……そんな事を言ったんだ。そんな事を言って……無理にでも笑顔を浮かべてくれたんだ。今自分がどういう立場に置かれているかがきっと分かっていて……それでもだ。こんなの……こんなの救われないとおかしいだろう……助けてやらないと駄目だろう」
「……分かってる」
その言葉に嘘偽りはないだろう。
彼もまたエルと何度も顔を合わせ、そしてエルの為にこの一か月必死になってきた人間だ。
一緒に必死になってくれた人間だ。
「だから絶対救いだす。だからまあ俺達に任せてお前は休め。絶対良い報告を持って帰る」
それだけ言うと土御門陽介との通話は切断された。
声を聞けば分かった。彼の言葉は虚勢に過ぎない。
霞が何もできないでいるように、彼もまた何をどうすればいいのか分かっていない。
互いにそこに居るべきと思うから。行動しなくてはならないという衝動に駆られるからそこにいる。
……例えその全てが無駄だとどこかで気付いていても。
「……どうすればいい」
答えを求めるように彼女は天井を見上げてそう呟く。
その答えは彼女の中から生まれない。
だけどそれを告げる者はいた。
「……誠一君?」
携帯に着信を入れてきたのは土御門誠一。
今現在瀬戸栄治の監視をしている彼が自分に一体なんの用なのだろうか。
……そしてそれは単刀直入に言えば答えだった。
『霞先生に伝えたい事があります』
彼女が望んだ物とは違う形だけれど……それでも一つの答え。
……脆く歪だけれど、確かにまだ希望はそこにあった。
「俺も嘘つきだな」
通話を切った土御門陽介は軽くため息を付いてから空を見上げる。
絶対救い出す。
これ程信憑性のない絶対なんて言葉は今だかつて存在していただろうか。
絶対無理という言葉の方がしっくりと当てはまる。
そして今のやり方でエルを救う事は絶対とは言わないが九十九パーセント無理だと言ってもいいだろう。
そう簡単に事が終わるのならば、そもそも隠蔽していた事実が露見する事はなかった。
全てが丸く収まって、そこにはエルという精霊を中心にした幸せな日常があったはずだ。
そんな事を考えていると、部下が彼に声を掛けてきた。
「……土御門さん」
「どうした真っちゃん」
話しかけてきたのは日向真。
隊員から親しみを込められて真っちゃんと呼ばれている彼女は、普段であれば本人的にあまり気にいっていないその呼び名に文句を言うが、今回ばかりは表情に影を落として陽介に言う。
「……やっぱり何も見つからないし、何も探れないです。もう無理ですよこんな事していても」
「……」
「もう時間がないです。やっぱり――」
「それ以上言うな、真っちゃん」
彼女が何を言おうとしたのかはすぐに分かった。
それは一つの作戦だ。結果的に実行に映っても碌な結果を生まないであろう策。
例え成功しても、その先に希望も何も残っていない。ただのその場しのぎ。
「……気持ちは分かるけどそれは駄目なんだ」
取りたい選択肢は問っては行けない選択肢だ。
だから今彼が選んだのは無駄な行動。何もしない事と変わりない行動。
可能性はゼロじゃない。だけどほぼ確実に無駄な行動だ。
「とにかくもう少し。もう少しここを洗うぞ」
それでも望むべきその時が来たときに、そこに自分達が居られるように
彼女を救う為に動けるように。
タイムリミットが刻一刻と迫る中、彼らは愚作ですらない何かに身を任せる。
歯車が動きだす事に祈りを込めて。
東京都池袋某所に存在する対精霊対策機関、防衛省精霊対策局。
その一角にある研究室の壁に背を預けながら、研究室の主である牧野霞はとある人物に電話を掛けていた。
「今のところは収穫無しだ。犯人たちが精霊を暴走させることを目的として動いてるなら、昨日の戦闘現場にいた可能性が高い。そう思って昨日の現場を色々と調べてんだけどよ、まあなんにも物的痕跡も魔術的な痕跡も見つかんねえんだわ。当然監視カメラにも怪しい奴は映ってなかった。完全に当てが外れてんのか、俺達が見付けらんねえだけなのか……」
土御門陽介。対策局五番隊隊長。
現体制のトップである荒川圭吾が明らかに一組織を牽引する者の器では無いと称される程に甘い人間である事や、対策局内部の大多数が精霊を救おうとするという行動に肯定的な反応を示したた事もあり、厳重注意と減給。始末書の提出で事を鎮められた彼、及び土御門誠一と宮村茜を除いた五番隊は、天野宗也と共に精霊を暴走させている根源を見付けだす為に、昨日の瀬戸栄治と天野宗也の戦闘の現場へと赴いているという話になっていた。
その途中経過は収穫無し。タイムリミットが定められている今回の件に置いて、今に至るまで何も進展がないというのは実に致命的な事だった。
「そっちに今天野と真っちゃんが居るのだろう? 彼らで何も探れないのならその場所は外れではないのか?」
「かもな。だがここを除けば手掛かりらしい手掛かりはねえ。もう少し……もう少しだけこの辺り周辺を探ってみる。それでもだめならもう虱潰しだ。今までと変わらずにな」
電話の向こうからは随分と疲れきった声が聞こえる。
その声からも精霊を暴走させている何者かを探す事が難航している事が伝わってくる。
そしてその疲れ切った声のまま、こちらに陽介は問いかけてくる。
「……そっちは何かあったか?」
「何も変わらんよ。薬による治療は今からではどうにもならん。試作の新薬が効いてくれている事自体が奇跡なんだ。奇跡のその先に辿りつくにはあまりに時間も労力も、そして技術力も何も足りん。何もかもが足りないんだ」
「……そうか」
そう陽介は声を落とす。
落としたうえで言葉を紡いでくる。
「でもまあそれでもお前のおかげで今日までエルの命は潰えていない。まだ可能性は残っているんだ。後は俺達が何とかしてみせるから……お前は休め」
休め。もしも本当にそんな事ができるのならば、今ここでこうして電話をする様な精神状態にはなっていない。
……流石にもうできる事なんて何もない。それが分かっていても、最後の最後まで抗い続けるために。その最後を迎えさせない為に。その為に彼女はこの部屋に留まっている。
もう何をすればいいのかすらも分からないけれど。
それでも何かをやらなければならないという衝動には駆られる。
「……陽介君」
「どしたよ」
「あの子を助けてやってくれ」
「……エルに相当入れ込んでんな」
「当然だろう……一か月だ。一か月あの子を見てきたんだ。何度も顔を合わせてコミュニケーションを取ってきた。それで分かったよ。あの子は普通の女の子だ。普通に明るくて、普通に優しくて。痛いのが嫌いで甘党で、好きな男の子がいるような、そんな女の子だ。なのにどうしてこんな目に合わないといけない? どうしてこんな目に合わせないといけない? ……なあ、どうしてだ陽介君!」
牧野霞は精霊と人間に関して一つの考察を導き出した。
人間は。少なくともこの世界の人間は、深層心理の段階で精霊に対し好感的な感情を抱きやすい。
その結果が自分を含め対策局内にエルの味方であろうとする人間の数を底上げしている。
だけど。だけどそれが間違いだったとして。それで牧野霞が彼女に抱いた感情は変わらない。
エルという精霊は普通の女の子だ。
背負っている境遇や、精霊という種族は確かに特殊なものだ。だけど彼女は普段街ですれ違う様な女子高生などときっと変わらない。
変わらず幸せになる権利がある筈で……寧ろエルは下手な人間より人格が良くできている。
一言で。簡潔に。大雑把に。そんな風に言ってしまうならば、いい子なのだ。
「新しい薬を投与する為にあの子と顔を合わせた。こんな事を隠してたんだ。隠しちゃいけない事をずっと隠していて……ずっとあの子に嘘を付き続けてきたんだ。結果的にあの子に無理矢理事実を突きつける結果になったんだ。恨まれたっておかしくない……せめて憎まれ口や罵倒の一つや二つ位あっていいだろう。だけどあの子から一体どんな言葉が返ってきたと思う?」
霞はその時の事を鮮明に思い出しながらそれを口にする。
「ありがとうございますって。ずっと騙してきて、それどころか何もしてやれなかった私に対して……そんな事を言ったんだ。そんな事を言って……無理にでも笑顔を浮かべてくれたんだ。今自分がどういう立場に置かれているかがきっと分かっていて……それでもだ。こんなの……こんなの救われないとおかしいだろう……助けてやらないと駄目だろう」
「……分かってる」
その言葉に嘘偽りはないだろう。
彼もまたエルと何度も顔を合わせ、そしてエルの為にこの一か月必死になってきた人間だ。
一緒に必死になってくれた人間だ。
「だから絶対救いだす。だからまあ俺達に任せてお前は休め。絶対良い報告を持って帰る」
それだけ言うと土御門陽介との通話は切断された。
声を聞けば分かった。彼の言葉は虚勢に過ぎない。
霞が何もできないでいるように、彼もまた何をどうすればいいのか分かっていない。
互いにそこに居るべきと思うから。行動しなくてはならないという衝動に駆られるからそこにいる。
……例えその全てが無駄だとどこかで気付いていても。
「……どうすればいい」
答えを求めるように彼女は天井を見上げてそう呟く。
その答えは彼女の中から生まれない。
だけどそれを告げる者はいた。
「……誠一君?」
携帯に着信を入れてきたのは土御門誠一。
今現在瀬戸栄治の監視をしている彼が自分に一体なんの用なのだろうか。
……そしてそれは単刀直入に言えば答えだった。
『霞先生に伝えたい事があります』
彼女が望んだ物とは違う形だけれど……それでも一つの答え。
……脆く歪だけれど、確かにまだ希望はそこにあった。
「俺も嘘つきだな」
通話を切った土御門陽介は軽くため息を付いてから空を見上げる。
絶対救い出す。
これ程信憑性のない絶対なんて言葉は今だかつて存在していただろうか。
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そう簡単に事が終わるのならば、そもそも隠蔽していた事実が露見する事はなかった。
全てが丸く収まって、そこにはエルという精霊を中心にした幸せな日常があったはずだ。
そんな事を考えていると、部下が彼に声を掛けてきた。
「……土御門さん」
「どうした真っちゃん」
話しかけてきたのは日向真。
隊員から親しみを込められて真っちゃんと呼ばれている彼女は、普段であれば本人的にあまり気にいっていないその呼び名に文句を言うが、今回ばかりは表情に影を落として陽介に言う。
「……やっぱり何も見つからないし、何も探れないです。もう無理ですよこんな事していても」
「……」
「もう時間がないです。やっぱり――」
「それ以上言うな、真っちゃん」
彼女が何を言おうとしたのかはすぐに分かった。
それは一つの作戦だ。結果的に実行に映っても碌な結果を生まないであろう策。
例え成功しても、その先に希望も何も残っていない。ただのその場しのぎ。
「……気持ちは分かるけどそれは駄目なんだ」
取りたい選択肢は問っては行けない選択肢だ。
だから今彼が選んだのは無駄な行動。何もしない事と変わりない行動。
可能性はゼロじゃない。だけどほぼ確実に無駄な行動だ。
「とにかくもう少し。もう少しここを洗うぞ」
それでも望むべきその時が来たときに、そこに自分達が居られるように
彼女を救う為に動けるように。
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