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五章 絶界の楽園
ex 精霊という存在
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「精霊とは何か……ですか」
精霊とは一体何なのか。
その問いにエルは一瞬困惑の表情を浮かべる。精霊と戦う組織の人間がそれを知らない訳がないと、そう思ったがそれも本当に一瞬の事だ。
彼らは確かに表面上の事は知っているだろう。精霊が人間の女性と同じ容姿をしていて、人間が持たない精霊術という力を持っている。そして……この世界に現れれば暴走する。そういう表面的な事を知っていなければ、この組織も今までの会話も成り立たない。
その彼らが精霊の存在を問うのであれば……それはもっと深い所の話だ。
「ああ。キミ達精霊の特性は元より知っているし、他にも色々な情報を今回の話で補填できたよ。だがな……キミ達を取り巻く環境やキミ達が起こす事を知ることができた今でも……精霊という存在そのものに理解が届きはしなかった。女性しかおらず、纏う雰囲気は神秘的。この世界にたどり着けば暴走し、しなかったキミは異世界の住民であるにも関わらずこの世界の住人である我々となんの違和感もなく会話ができる」
そして何より、と荒川は疑問を突きつける。
「キミの語った世界とはあまりにも不釣り合いな契約というシステム。それらの事を踏まえると私にはキミ達が特異な存在にしか思えない。特別な何かにしか思えないんだ」
「特別な何か……ですか」
「ああ。だから教えられるなら教えてくれ。それを知ることが今後私達人間にもキミ達精霊にとっても、良い方向に進むきっかけになるかもしれない」
「……とりあえず会話云々の話は私達の事とは関係がないです。だってエイジさんも向こうの世界の人間と会話が成立していましたから」
「……ではそれは全く違う何かが働いていると」
「多分そうだと思います。何もないわけじゃないと思いますけど、それでも精霊の事とは関係ないんじゃないかと思います」
その事はそうだと答えられる。
「では、それは除こう。それを除いたキミ達の事を教えてくれ」
「……」
その問いに対する言葉は中々出てこない。
考えてみればそういう話はエイジともしてこなかった。多分エイジにはそこまで興味のない話だったのかもしれない。
彼の中で精霊は人間の女性と同じ。虐げられるべきではない守るべき存在というような、そういう認識で止まって居たのだと思う。そしてその話を自分から向けるような気はない。だからそこで止まっていた。
いや、エルにとっても止まらざるを得なかったのだ。だってそういう話をする事すらできない。
「……よく、分かりません」
だってそうだ。
「良く分からない?」
「私達も、自分達の事は良く分からないんです」
そもそも自分たちですらその解を知らない。それなのにそういう話ができる訳がないのだ。
「……それはどういう事だ。自分達の事が分からないとは一体……」
「……私達は気が付けば何処かにいます。自分の名前とある程度の知識を持って世界の何処かに」
思い返すと自分でも無茶苦茶な話だとは思う。
だって本当に気が付けばそこに自分の自我があった。それより前なんて知らない。きっと何もなかった。
ただエルという存在が、突然生まれてそこに居た。
「それは他の精霊も変わりません。突発的に何処かに現れるんです。私達にもどうしてそんな事になって居いるのか、どうして生まれてきたのかなんてのは分かりません。私達は……何も知らないんです」
そして一拍空けてからエルは言う。
「自分達がその世界の人間に資源として扱われている。結局あの世界で生きてきて自分達の事で分かっているのは初めから知識として知っていてこの目で実感した。その事位です」
そうだ。何も知らない。
何も知らずに生まれてきて、多くの精霊はそのまま人間の資源にされる。
そしてあれだけの数が捕まっていても、あの世界の人間は精霊という資源の不足に悩まされる事は無い。そう考えれば……まるで減った数を補充する為に生まれてきたみたいだ。
そう考えていると自然と昔の記憶が蘇る。
まだエイジと出会う前。自分が一人になる前の事だ。
『精霊が捕まって、居なくなった分だけ私達新しい精霊が補充される……か。なんだよそれ。それじゃあまるで人間の資源になるために生まれてきてるみたいじゃねえか』
その時一緒に居た精霊と、自分達の事で話した時に出てきた言葉だ。俯いて、やるせない思いを込めて語られた言葉だ。
……実際の所それはどうなのだろうか。一体何の為に自分達は生まれてきたのだろうか。
……それがもういなくなった友人の言葉通りではない事だけは、切に願うしかない。
まあきっと願おうが願わまいが、その答えを知ることはできないだろうし、知った所でできる事なんて何もない。
自分達も……目の前の人間も。
「気が付けばそこに居る……か。本当だとすれば……キミ達は――」
その先の言葉は出てこない。一体どんな言葉を紡ごうとしたのかは分からないが、きっとこちらへの配慮を考えてその口を閉じたのだろうという事は伝わってきた。
もしかすると……かつての友人と同じ事を考えたのかもしれない。
そして少し間を空けてから荒川はエルに言う。
「……とりあえず聞きたいことは聞けた。次があるかは分からんが、今回はこれで終わりという事にしよう」
そんな風に会話を終わらせる言葉を言った後、付け足すように言葉を続ける。
「そして……すまなかったな」
「……?」
荒川が何故急に謝りだしたのかが分からなかった。辛い事を思いださせた事に対する謝罪という奴だろうか。
実際、そういう意図もあったのかもしれない。だけど紡がれた言葉はそれとは違う。
「人間はキミ達精霊に対して酷い事をやりすぎた。その謝罪を人間を代表して……といっても私がその立場を担えるかは分からないが、謝らせてほしい」
そう言って荒川は立ち上がって頭を下げようとする。
だけどその荒川をエルの言葉が静止させる。
「……担えませんよ」
だってそうだ。
「向こうの世界の人間がしてきた事を……なんでこっちの世界の人間が謝るんですか」
一律して、人間は怖い。
だけどその扱いを一律にさせてはならない。
この世界の人間に。エイジと同じ世界の人間に。自分の話を聞いて憐れむような表情を浮かべる人間に、あの世界の人間の人間のしてきた事のツケを払わせるわけにはいかない。
「……そうか。そう言ってくれるか」
「言えますよ。今なら……言えます。それだけ私はこの世界の人と一緒に居ましたから」
「なら私は彼に感謝せねばならないな。彼のおかげでまともな会話が成立した。ちゃんと会話ができたんだ」
そして荒川は微笑を浮かべてエルに言う。
「はやく目が覚めるといいな」
「……はい」
その言葉にすぐに返答できなかったのは……きっと今の会話の中で抱いた感情で、もっとも辛い物だったのかもしれない。
荒川はその反応の遅れに何も言わなかった。どういう意図があるのかは分からないが、表情が僅かに変わった事から気付いてはいたのだろう。気付いていて踏み込まなかった。そういう事なのかもしれない。
そしてその代わりにという風に、荒川はエルに問う。
「ところで……キミはこれから当てはあるのか?」
同じような事を少し前に誠一に聞かれたし、その答えは今も変わらない。
「……ありませんよ」
「まあそうだろうな。キミ達は本来精霊の楽園へと辿り着いている筈だったからな。この世界に当てがある方がおかしいか」
その事は察していたという風に荒川はそう言うが、それを少しだけ否定する様な言葉を続ける。
「まあこの世界の住人である彼が目を覚ませば事情は変わってくるかもしれないがな」
エルに当ては何もなくても、エイジにはこの世界に当てがある。無ければかれはきっとこの世界で生きてはいなかった。
だけど結局、目を覚ますまでは当てがない。
「何にしてもとりあえずは今の話だ。キミの存在は私達の世界にとっては特異な存在だ。だからこの組織の長である私の見解を言わせてもらえば、暫くは施設内に居てほしい。信用してくれることを願っているが、キミやキミの契約者の安全は確保するつもりだ」
これを拒否する事で荒川たちがどういう反応を取るかは分からないが、少なくとも今はどこにも行く当てがないのは確かだ。エイジもこの場所で眠って居るし、当てもないのに連れまわす訳にもいかない。
つまりは他に選択肢なんて用意されていないのだ。
「分かりました」
「そう言って貰えて助かるよ。……じゃあ次に誠一君。キミに頼みがある」
「頼み……ですか」
そして荒川は誠一に言う。
「無理強いはしない。だけど……もしできるなら、宮村さんを呼び戻してくれないか? 瀬戸君が目を覚ますまでは誰かが彼女の面倒を見る必要がある。そうなればあの子が適任……いや、多分あの子以外にはその資格がない」
土御門誠一とは違い、その名前はエイジからも聞いたことがない。
(その人しか資格がない……それってどういう事だろう)
それは何も分からない。
「……分かりました。一応連絡取ってみます」
分かることといえば、暫くの間その資格がある人間が自分にあてられる。その事位だった。
精霊とは一体何なのか。
その問いにエルは一瞬困惑の表情を浮かべる。精霊と戦う組織の人間がそれを知らない訳がないと、そう思ったがそれも本当に一瞬の事だ。
彼らは確かに表面上の事は知っているだろう。精霊が人間の女性と同じ容姿をしていて、人間が持たない精霊術という力を持っている。そして……この世界に現れれば暴走する。そういう表面的な事を知っていなければ、この組織も今までの会話も成り立たない。
その彼らが精霊の存在を問うのであれば……それはもっと深い所の話だ。
「ああ。キミ達精霊の特性は元より知っているし、他にも色々な情報を今回の話で補填できたよ。だがな……キミ達を取り巻く環境やキミ達が起こす事を知ることができた今でも……精霊という存在そのものに理解が届きはしなかった。女性しかおらず、纏う雰囲気は神秘的。この世界にたどり着けば暴走し、しなかったキミは異世界の住民であるにも関わらずこの世界の住人である我々となんの違和感もなく会話ができる」
そして何より、と荒川は疑問を突きつける。
「キミの語った世界とはあまりにも不釣り合いな契約というシステム。それらの事を踏まえると私にはキミ達が特異な存在にしか思えない。特別な何かにしか思えないんだ」
「特別な何か……ですか」
「ああ。だから教えられるなら教えてくれ。それを知ることが今後私達人間にもキミ達精霊にとっても、良い方向に進むきっかけになるかもしれない」
「……とりあえず会話云々の話は私達の事とは関係がないです。だってエイジさんも向こうの世界の人間と会話が成立していましたから」
「……ではそれは全く違う何かが働いていると」
「多分そうだと思います。何もないわけじゃないと思いますけど、それでも精霊の事とは関係ないんじゃないかと思います」
その事はそうだと答えられる。
「では、それは除こう。それを除いたキミ達の事を教えてくれ」
「……」
その問いに対する言葉は中々出てこない。
考えてみればそういう話はエイジともしてこなかった。多分エイジにはそこまで興味のない話だったのかもしれない。
彼の中で精霊は人間の女性と同じ。虐げられるべきではない守るべき存在というような、そういう認識で止まって居たのだと思う。そしてその話を自分から向けるような気はない。だからそこで止まっていた。
いや、エルにとっても止まらざるを得なかったのだ。だってそういう話をする事すらできない。
「……よく、分かりません」
だってそうだ。
「良く分からない?」
「私達も、自分達の事は良く分からないんです」
そもそも自分たちですらその解を知らない。それなのにそういう話ができる訳がないのだ。
「……それはどういう事だ。自分達の事が分からないとは一体……」
「……私達は気が付けば何処かにいます。自分の名前とある程度の知識を持って世界の何処かに」
思い返すと自分でも無茶苦茶な話だとは思う。
だって本当に気が付けばそこに自分の自我があった。それより前なんて知らない。きっと何もなかった。
ただエルという存在が、突然生まれてそこに居た。
「それは他の精霊も変わりません。突発的に何処かに現れるんです。私達にもどうしてそんな事になって居いるのか、どうして生まれてきたのかなんてのは分かりません。私達は……何も知らないんです」
そして一拍空けてからエルは言う。
「自分達がその世界の人間に資源として扱われている。結局あの世界で生きてきて自分達の事で分かっているのは初めから知識として知っていてこの目で実感した。その事位です」
そうだ。何も知らない。
何も知らずに生まれてきて、多くの精霊はそのまま人間の資源にされる。
そしてあれだけの数が捕まっていても、あの世界の人間は精霊という資源の不足に悩まされる事は無い。そう考えれば……まるで減った数を補充する為に生まれてきたみたいだ。
そう考えていると自然と昔の記憶が蘇る。
まだエイジと出会う前。自分が一人になる前の事だ。
『精霊が捕まって、居なくなった分だけ私達新しい精霊が補充される……か。なんだよそれ。それじゃあまるで人間の資源になるために生まれてきてるみたいじゃねえか』
その時一緒に居た精霊と、自分達の事で話した時に出てきた言葉だ。俯いて、やるせない思いを込めて語られた言葉だ。
……実際の所それはどうなのだろうか。一体何の為に自分達は生まれてきたのだろうか。
……それがもういなくなった友人の言葉通りではない事だけは、切に願うしかない。
まあきっと願おうが願わまいが、その答えを知ることはできないだろうし、知った所でできる事なんて何もない。
自分達も……目の前の人間も。
「気が付けばそこに居る……か。本当だとすれば……キミ達は――」
その先の言葉は出てこない。一体どんな言葉を紡ごうとしたのかは分からないが、きっとこちらへの配慮を考えてその口を閉じたのだろうという事は伝わってきた。
もしかすると……かつての友人と同じ事を考えたのかもしれない。
そして少し間を空けてから荒川はエルに言う。
「……とりあえず聞きたいことは聞けた。次があるかは分からんが、今回はこれで終わりという事にしよう」
そんな風に会話を終わらせる言葉を言った後、付け足すように言葉を続ける。
「そして……すまなかったな」
「……?」
荒川が何故急に謝りだしたのかが分からなかった。辛い事を思いださせた事に対する謝罪という奴だろうか。
実際、そういう意図もあったのかもしれない。だけど紡がれた言葉はそれとは違う。
「人間はキミ達精霊に対して酷い事をやりすぎた。その謝罪を人間を代表して……といっても私がその立場を担えるかは分からないが、謝らせてほしい」
そう言って荒川は立ち上がって頭を下げようとする。
だけどその荒川をエルの言葉が静止させる。
「……担えませんよ」
だってそうだ。
「向こうの世界の人間がしてきた事を……なんでこっちの世界の人間が謝るんですか」
一律して、人間は怖い。
だけどその扱いを一律にさせてはならない。
この世界の人間に。エイジと同じ世界の人間に。自分の話を聞いて憐れむような表情を浮かべる人間に、あの世界の人間の人間のしてきた事のツケを払わせるわけにはいかない。
「……そうか。そう言ってくれるか」
「言えますよ。今なら……言えます。それだけ私はこの世界の人と一緒に居ましたから」
「なら私は彼に感謝せねばならないな。彼のおかげでまともな会話が成立した。ちゃんと会話ができたんだ」
そして荒川は微笑を浮かべてエルに言う。
「はやく目が覚めるといいな」
「……はい」
その言葉にすぐに返答できなかったのは……きっと今の会話の中で抱いた感情で、もっとも辛い物だったのかもしれない。
荒川はその反応の遅れに何も言わなかった。どういう意図があるのかは分からないが、表情が僅かに変わった事から気付いてはいたのだろう。気付いていて踏み込まなかった。そういう事なのかもしれない。
そしてその代わりにという風に、荒川はエルに問う。
「ところで……キミはこれから当てはあるのか?」
同じような事を少し前に誠一に聞かれたし、その答えは今も変わらない。
「……ありませんよ」
「まあそうだろうな。キミ達は本来精霊の楽園へと辿り着いている筈だったからな。この世界に当てがある方がおかしいか」
その事は察していたという風に荒川はそう言うが、それを少しだけ否定する様な言葉を続ける。
「まあこの世界の住人である彼が目を覚ませば事情は変わってくるかもしれないがな」
エルに当ては何もなくても、エイジにはこの世界に当てがある。無ければかれはきっとこの世界で生きてはいなかった。
だけど結局、目を覚ますまでは当てがない。
「何にしてもとりあえずは今の話だ。キミの存在は私達の世界にとっては特異な存在だ。だからこの組織の長である私の見解を言わせてもらえば、暫くは施設内に居てほしい。信用してくれることを願っているが、キミやキミの契約者の安全は確保するつもりだ」
これを拒否する事で荒川たちがどういう反応を取るかは分からないが、少なくとも今はどこにも行く当てがないのは確かだ。エイジもこの場所で眠って居るし、当てもないのに連れまわす訳にもいかない。
つまりは他に選択肢なんて用意されていないのだ。
「分かりました」
「そう言って貰えて助かるよ。……じゃあ次に誠一君。キミに頼みがある」
「頼み……ですか」
そして荒川は誠一に言う。
「無理強いはしない。だけど……もしできるなら、宮村さんを呼び戻してくれないか? 瀬戸君が目を覚ますまでは誰かが彼女の面倒を見る必要がある。そうなればあの子が適任……いや、多分あの子以外にはその資格がない」
土御門誠一とは違い、その名前はエイジからも聞いたことがない。
(その人しか資格がない……それってどういう事だろう)
それは何も分からない。
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