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五章 絶界の楽園
ex 連絡通路Ⅱ
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「なんでエイジがそれを知らなかったか……そりゃアイツが一般人だったからだよ。一般人は基本的には精霊の事を認知してねえんだ……そして精霊が出した被害を自然災害が起きた結果だと認識している。だから一年前に精霊が冗談みたく大勢出現した世界の危機は、世界人口が半分になり多くの国や地域が滅び掛けちまった大災害の連鎖、多発天災だなんて呼ばれるようになった」
多発天災がどういうものか。それは先の会話でエルは既に知っている。
問題はそこではない。
だが誠一にとっての今の話は、所謂前置きという奴だったらしい。
誠一はエルに確認を取るように尋ねる。
「……で、お前が知りたいのは一般人が……エイジが、どうして自然災害だとかいう認識を持っているかって事だよな」
「ええ……だって無茶苦茶じゃないですか。間違えようがないじゃないですか。例えば私達の姿がエイジさん達に見えていないとかそういう事なら、それは確かに無理があるにしても災害だと思えるかもしれません。だけどエイジさんは私をちゃんと認識している。だとすれば精霊が暴れる所を目撃くらいするでしょ。目撃して誤認する様な事でもないでしょ。だとしたら……なんでそんな無茶苦茶な認識を持っているんですか」
直接見たなら間違えようがない。間違える筈がないのだ。
なのに間違えている。それ所か新聞や、話しか聞いておらず現物は見た事が無いが、テレビやインターネットという情報を発信する媒体ですらも間違った報道をしている。
……一体何がどうなればそんな事になるのか。
「無茶苦茶……そうだな。そう思っている事がおかしいと思った連中は皆口を揃えてそういうよ。俺も多分その立場に立ってたら無茶苦茶で訳が分からねえって思うと思う。そんで、回答を聞いて更に同じ事を考えるだろうな」
そして彼は一つの答えを口にする。
「だってそうだろ。一般人だとか呼ばれてる連中の記憶が皆操作されているだなんて、嘘くさくて意味が分からなくて無茶苦茶だと思うよな」
「記憶……操作?」
「ああ、記憶操作だ。無茶苦茶な話だと思うだろ」
エルはその問いに頷く。
無茶苦茶所の話ではないだろう。
一人や二人の記憶を操作する。そういう事であるのならある程度納得できるだろう。実際自分の居た世界には精霊限定とはいえ人格を破壊してドール化するような技術が確立している。そしてそれ以外にも幻術の精霊術など記憶を操作できるといえばできると言える様な手段が存在している。
だけど多発天災は世界規模の問題だ。その全てを騙すなんて事は非現実的で不可能に近いといえる。
「……誰がそういう目的で、一体どうやって――」
「そういう装置があるんだ」
「装置?」
「ああ、装置だよ。精霊の事と俺達が使う力に絡んだ事だけを一般人だけを対象にピンポイントに別の記憶に差し替える電波の様な物を発信させる、無茶苦茶で意味分かんねえあまりにも都合の良すぎる装置がな」
本当に、意味が分からないと思った。多分エイジの意識が戻っていれば同じ事を考えていただろう。
「なんでそんなものが……」
「さあな」
「さあなって……」
「実際どうしてそんなものが作られたのかなんてのは俺らでも分からねえんだ。今俺達がそれを運用している事に理由はあるが、大昔の人が何故あの装置を作ったかなんてのは一切の資料もねえ以上分からねえ」
そういう訳の分からないものが何故作られたのか。それが気にならないかといえば嘘になる。
だけどそれ以上に聞きたい事と比べれば、比較的どうでもいい事となる。
「運用しているって言いましたよね……だったら教えてくださいよ」
原理も何も分からない。だけどそういう無茶苦茶な装置を彼らが使っている事だけは。
エイジが何も知らなかった理由が彼らにある事だけは分かった。
「……なんでそういう事をするんですか。それがなければきっとエイジさんは……」
それがなければ。正しい知識があれば、結果的に今回の悲劇は起きなかったかもしれないのだ。
対する誠一は申し訳なさそうに言葉を返す。
「お前らの事情は分からねえけど、知っていればこの世界に精霊を連れてくる事は無かったって言いたいんだよな」
「……はい」
「だとすればいくらだって罵倒してもらって構わねえ。実際知らない事によって何かしらのリスクが発生する事が分かっていてこっちも運用しているんだ。それが原因ならその批難は受けるべきだと俺は思う」
そう言われても罵倒する気にはならない。それは結局知っていれば回避できたかもしれない程度の要素だと思うからというのもある。
だけどそれ以上に……知らなかったという前提条件があったからこそ自分がエイジの隣に居られた可能性が高いと思うからだ。
先程から考えていた、知っていてなお隣に自分達が居たらという前提条件。それが相当無茶苦茶である事は自然と理解できてしまっている。
もしも精霊の事をエイジが知っていれば、同じ出会いはきっとなかった。
そもそもあの世界にたどり着かなかったかもしれないし、それどころか……そもそもずっと昔にこの世界からもいなくなっていたかもしれない。
知らなかった……それが自分達を結びつけた。
だとすれば罵倒なんて出来るわけがない。
「……リスクがあるのを知っていて、それでどうしてそういう事をやっているんですか」
出来る事とすればその真相を探って、エイジへ掛ける為の最適な言葉を探す。それくらいだ。
「……そうだな。例えば精霊やそれに対抗する力なんてのが存在しないとされている世界で、突然それらの存在が公の場に出たどうなると思う?」
「……」
どうなるのだろう。
そういう事を少し考えていると、時間切れとばかりに誠一の方から答えが述べられる。
「答えは大混乱だ。そういう事が無いことを前提として社会は成り立っているんでな。大昔の人が何故かそういう装置を作って事を隠蔽してそれを引き継ぎ続けた結果、もう引っ込みが利かなくなったんだ。徐々に情報を開示していくなんて都合のいい真似ができない以上、社会をまともに動かすにはやるしかねえ」
大混乱。確かに理屈は理解できる。
自分の知らない何かが……それも碌でもない様な事が突然開示されれば、それは大混乱もするだろう。
だけど混乱を止めて社会をまともに動かすための手段というのなら……少しおかしなところもある。
「……世界の人口が半分になるなんて事になっている時点で、もうまともに世界は回らないと思うんですけど。それでもまだ隠蔽する必要があったんですか?」
小規模の事ならまだ理解はできる。
だけどそこまで大規模になってしまえばもう社会はきっと成り立たない。寧ろ隠蔽していた情報を開示するべきタイミングの様に思える。そうなってしまえばもう隠す必要性が見えてこない。
「多発天災以前はあくまで精々が一地域の大震災程度の被害で済んでいた。そして多発天災はその規模を遥かに上回る、これまと同列には語れない特例中の特例だった。だからこれを期に全てを公にする……いや、公になっちまった記憶の差し替えを行わないって案もあった。だけど結局差し替えは行われた……どうしてだと思う?」
どうしてだろうか。
聞かれたからにはとりあえずその答えを考えるが、それは浮かんでこない。
だけど別に答えが返ってくる事を期待していなかったのかもしれない。誠一は先と同じように回答を待たずに答える。
「記憶の差し替えはそう高頻度でできるわけじゃない。だから適切なタイミングで準備を整えてからやる必要がある。半年間の精霊との戦いが終わったと判断できた後、世界中に手を回して記憶を差し替えても違和感が少ない状態に色々と工作をして、それからの記憶の差し替えだ。……その半年間が想像以上に酷かったんだ。何時何時どこから現れるかも分からない、超常現象を起こして明確に人間を狙う人間の女と同じ姿をした、禍々しい雰囲気を纏った存在の無茶苦茶な被害ってのは、突然示される事柄にしては大きすぎたんだ。こちらも予想していなかった問題が多々起きた。起きすぎたんだ。だから……きっと最終的に判断したんだ。記憶を差し替える選択を」
その問題が一体何なのかは分からない。だけど精神衛生上、自然災害よりも酷い事なのだろうと思う。
自分達に向けられていたのが殺意などとはまた違うものだったとしても……それはなんとなく理解できる。
「記憶の差し替えなんてのをやっている理由はそんな所だ。多分無茶苦茶な事言ってるように思われただろうし、その自覚は持っている。……どうだ、理解できたか?」
「……ええ、まあ」
言っている事は理解できた……つもりだ。これを聞いたうえでエイジに掛ける言葉が見つかったかと言われればそれは否だが、話そのものは理解できたつもりだ。
そしてエルの返答を聞いた誠一は言葉を返す。
「じゃあ次だ。他に何が知りたい?」
多発天災がどういうものか。それは先の会話でエルは既に知っている。
問題はそこではない。
だが誠一にとっての今の話は、所謂前置きという奴だったらしい。
誠一はエルに確認を取るように尋ねる。
「……で、お前が知りたいのは一般人が……エイジが、どうして自然災害だとかいう認識を持っているかって事だよな」
「ええ……だって無茶苦茶じゃないですか。間違えようがないじゃないですか。例えば私達の姿がエイジさん達に見えていないとかそういう事なら、それは確かに無理があるにしても災害だと思えるかもしれません。だけどエイジさんは私をちゃんと認識している。だとすれば精霊が暴れる所を目撃くらいするでしょ。目撃して誤認する様な事でもないでしょ。だとしたら……なんでそんな無茶苦茶な認識を持っているんですか」
直接見たなら間違えようがない。間違える筈がないのだ。
なのに間違えている。それ所か新聞や、話しか聞いておらず現物は見た事が無いが、テレビやインターネットという情報を発信する媒体ですらも間違った報道をしている。
……一体何がどうなればそんな事になるのか。
「無茶苦茶……そうだな。そう思っている事がおかしいと思った連中は皆口を揃えてそういうよ。俺も多分その立場に立ってたら無茶苦茶で訳が分からねえって思うと思う。そんで、回答を聞いて更に同じ事を考えるだろうな」
そして彼は一つの答えを口にする。
「だってそうだろ。一般人だとか呼ばれてる連中の記憶が皆操作されているだなんて、嘘くさくて意味が分からなくて無茶苦茶だと思うよな」
「記憶……操作?」
「ああ、記憶操作だ。無茶苦茶な話だと思うだろ」
エルはその問いに頷く。
無茶苦茶所の話ではないだろう。
一人や二人の記憶を操作する。そういう事であるのならある程度納得できるだろう。実際自分の居た世界には精霊限定とはいえ人格を破壊してドール化するような技術が確立している。そしてそれ以外にも幻術の精霊術など記憶を操作できるといえばできると言える様な手段が存在している。
だけど多発天災は世界規模の問題だ。その全てを騙すなんて事は非現実的で不可能に近いといえる。
「……誰がそういう目的で、一体どうやって――」
「そういう装置があるんだ」
「装置?」
「ああ、装置だよ。精霊の事と俺達が使う力に絡んだ事だけを一般人だけを対象にピンポイントに別の記憶に差し替える電波の様な物を発信させる、無茶苦茶で意味分かんねえあまりにも都合の良すぎる装置がな」
本当に、意味が分からないと思った。多分エイジの意識が戻っていれば同じ事を考えていただろう。
「なんでそんなものが……」
「さあな」
「さあなって……」
「実際どうしてそんなものが作られたのかなんてのは俺らでも分からねえんだ。今俺達がそれを運用している事に理由はあるが、大昔の人が何故あの装置を作ったかなんてのは一切の資料もねえ以上分からねえ」
そういう訳の分からないものが何故作られたのか。それが気にならないかといえば嘘になる。
だけどそれ以上に聞きたい事と比べれば、比較的どうでもいい事となる。
「運用しているって言いましたよね……だったら教えてくださいよ」
原理も何も分からない。だけどそういう無茶苦茶な装置を彼らが使っている事だけは。
エイジが何も知らなかった理由が彼らにある事だけは分かった。
「……なんでそういう事をするんですか。それがなければきっとエイジさんは……」
それがなければ。正しい知識があれば、結果的に今回の悲劇は起きなかったかもしれないのだ。
対する誠一は申し訳なさそうに言葉を返す。
「お前らの事情は分からねえけど、知っていればこの世界に精霊を連れてくる事は無かったって言いたいんだよな」
「……はい」
「だとすればいくらだって罵倒してもらって構わねえ。実際知らない事によって何かしらのリスクが発生する事が分かっていてこっちも運用しているんだ。それが原因ならその批難は受けるべきだと俺は思う」
そう言われても罵倒する気にはならない。それは結局知っていれば回避できたかもしれない程度の要素だと思うからというのもある。
だけどそれ以上に……知らなかったという前提条件があったからこそ自分がエイジの隣に居られた可能性が高いと思うからだ。
先程から考えていた、知っていてなお隣に自分達が居たらという前提条件。それが相当無茶苦茶である事は自然と理解できてしまっている。
もしも精霊の事をエイジが知っていれば、同じ出会いはきっとなかった。
そもそもあの世界にたどり着かなかったかもしれないし、それどころか……そもそもずっと昔にこの世界からもいなくなっていたかもしれない。
知らなかった……それが自分達を結びつけた。
だとすれば罵倒なんて出来るわけがない。
「……リスクがあるのを知っていて、それでどうしてそういう事をやっているんですか」
出来る事とすればその真相を探って、エイジへ掛ける為の最適な言葉を探す。それくらいだ。
「……そうだな。例えば精霊やそれに対抗する力なんてのが存在しないとされている世界で、突然それらの存在が公の場に出たどうなると思う?」
「……」
どうなるのだろう。
そういう事を少し考えていると、時間切れとばかりに誠一の方から答えが述べられる。
「答えは大混乱だ。そういう事が無いことを前提として社会は成り立っているんでな。大昔の人が何故かそういう装置を作って事を隠蔽してそれを引き継ぎ続けた結果、もう引っ込みが利かなくなったんだ。徐々に情報を開示していくなんて都合のいい真似ができない以上、社会をまともに動かすにはやるしかねえ」
大混乱。確かに理屈は理解できる。
自分の知らない何かが……それも碌でもない様な事が突然開示されれば、それは大混乱もするだろう。
だけど混乱を止めて社会をまともに動かすための手段というのなら……少しおかしなところもある。
「……世界の人口が半分になるなんて事になっている時点で、もうまともに世界は回らないと思うんですけど。それでもまだ隠蔽する必要があったんですか?」
小規模の事ならまだ理解はできる。
だけどそこまで大規模になってしまえばもう社会はきっと成り立たない。寧ろ隠蔽していた情報を開示するべきタイミングの様に思える。そうなってしまえばもう隠す必要性が見えてこない。
「多発天災以前はあくまで精々が一地域の大震災程度の被害で済んでいた。そして多発天災はその規模を遥かに上回る、これまと同列には語れない特例中の特例だった。だからこれを期に全てを公にする……いや、公になっちまった記憶の差し替えを行わないって案もあった。だけど結局差し替えは行われた……どうしてだと思う?」
どうしてだろうか。
聞かれたからにはとりあえずその答えを考えるが、それは浮かんでこない。
だけど別に答えが返ってくる事を期待していなかったのかもしれない。誠一は先と同じように回答を待たずに答える。
「記憶の差し替えはそう高頻度でできるわけじゃない。だから適切なタイミングで準備を整えてからやる必要がある。半年間の精霊との戦いが終わったと判断できた後、世界中に手を回して記憶を差し替えても違和感が少ない状態に色々と工作をして、それからの記憶の差し替えだ。……その半年間が想像以上に酷かったんだ。何時何時どこから現れるかも分からない、超常現象を起こして明確に人間を狙う人間の女と同じ姿をした、禍々しい雰囲気を纏った存在の無茶苦茶な被害ってのは、突然示される事柄にしては大きすぎたんだ。こちらも予想していなかった問題が多々起きた。起きすぎたんだ。だから……きっと最終的に判断したんだ。記憶を差し替える選択を」
その問題が一体何なのかは分からない。だけど精神衛生上、自然災害よりも酷い事なのだろうと思う。
自分達に向けられていたのが殺意などとはまた違うものだったとしても……それはなんとなく理解できる。
「記憶の差し替えなんてのをやっている理由はそんな所だ。多分無茶苦茶な事言ってるように思われただろうし、その自覚は持っている。……どうだ、理解できたか?」
「……ええ、まあ」
言っている事は理解できた……つもりだ。これを聞いたうえでエイジに掛ける言葉が見つかったかと言われればそれは否だが、話そのものは理解できたつもりだ。
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