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三章 誇りに塗れた英雄譚
3 今更な事実
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翌日の夕方頃、俺達はようやくレミールの街へ辿りついた。
歩行時間は昨日と合わせても二十四時間に満たないだろう。近しいものはあっても、ぴったりそうだと言う事はなかった様だ。冗談抜きで助かった。
「大丈夫ですか、エイジさん」
「なんとかな」
実を言うと今朝から筋肉痛が結構酷かった。エルドさん達と対峙した際に結構走っていたにも関わらず、翌日筋肉痛の症状がでなかったのは要所要所で回復術を受けていたからだろう。エルの話を聞く限りそんな所だと思う。
とはいえ、アレは自分で使っても効果が薄い訳だし、その上あの術を使う事がそもそも結構体力を使うからな。翌日の筋肉痛は抑えられても、疲れそのものは平行線をたどるか緩やかに増大。そこで歩けなくなる未来が容易に見える。ついでに言うならそこから肉体強化を使ってまで移動を始め、最終的に本気で動けなくなる俺の姿が容易に分かる。馬鹿か俺は。
……あ、そうだ。もう歩かねえんだから、寝る前に回復術を使って筋肉痛対策をすればいいじゃねえか。よく考えれば昨日の夜もやっておけば、俺の足が筋肉痛に蝕まれるなんてことには……って、駄目だ。
これ以上疲れたくない。ここから更に疲れる行動を取るとか拷問かよ。俺は別にマゾヒストじゃねえんだぞ。
まあ俺の筋肉痛の事は一旦置いておいてだ。
「お前は大丈夫か、エル」
俺は道中あまり疲れた様子を見せなかったエルにそう尋ねる。
「私は大丈夫ですよ。エイジさんより体力ありますから」
きっと悪気なんてのは一欠片もないであろうその言葉が胸に突き刺さるが、それに耐えつつ言葉を続ける。
そういう事じゃねえんだ。
「お前に体力があるのは知ってるよ」
そう答えながら俺はちらりと通行人に視線を向ける。
「あの街程じゃねえけど、人はいるからな……大丈夫かなって」
シオンの枷のおかげであの視線も。精霊に対する無意識の悪意も。今のエルには向けられない。
それでも、そういう状態でも、やはり精霊であるエルにとっての脅威である事は変わらない。アルダリアスの街を出る時、エルは俺の服の袖を掴んでいた。まだまだ恐怖は払拭されちゃいない……と思う。
というのも、今、エルは俺の手も、服の袖も掴んでいない。表情からもある程度の落ち着きが感じられる。
そして俺の問いにエルは答えた。
「まあ怖くないと言えば嘘になります。でも、人込みという程の物じゃ無いので幾分もマシです」
それに、とエルは続ける。
「この位で震えてたら、旅になりませんから。少しずつ慣れていかないと。でないと私だけじゃなく、エイジさんにも余計な負担を掛けちゃいますし……」
「……無理はすんなよ」
「はい、分かってます。無理そうになったら頼らせて下さい」
「おう」
俺にできる事なら何でもやってやるさ。
「じゃあとりあえず今夜の寝床をどうにかしますか」
「そうだな。そうしよう」
そうして俺達は今日の宿泊先を探し始めた。
やがて見つけたのは、ある程度宿泊料金が安そうなややボロい宿。いや、これが標準なのかもしれないけど、シオンに止めてもらったあのホテルが結構いい所だったからな。落差を感じてしまう。
まあ外観はともかく、内装はそれなりに綺麗だったから良いんだけど。
「えーっと、部屋、空いてます?」
さて、とりあえずそう聞いてみたけど、こういう感じで良いのだろうか?
自分で部屋を取るという事をした事が無かったからな。機会も無かったし。それに機会があったにしても、ネット予約か電話で済ましていただろう。直で宿取るなんて、異世界にでも来ないとやる機会が無いのではなかろうか……と思うのは、俺が世間知らずなだけかもしれないのだけど。
「えーっと、ちょっと待て。空いてる。空いてる。一部屋空いてる」
フロントに立っていた青年が、帳簿を確認してからそう答える。
「よし、良かった良かった」
一先ず今日の宿は見つかった。
……っていやいや。そうじゃない。問題はそこではない。
二人一部屋で取る気なのか俺は……ッ
アルダリアスではシオンの部屋を譲り受けたから二人一部屋だった。あれは仕方がなかったし、色々あった後だからソファーで寝ればいいか的な事しか考えなかったけど、良く考えれば女の子と同じ部屋に止まるって相当アレな事なんじゃねえか?
ちらりとエルの方を見るが、エルは別に何も気にしていないのか、何故こちらに視線を向けてきたか分からないという風に小首を傾げるだけだ。
まあちょっと待て。冷静になれ。冷静になるんだ。
冷静に……ああ、そうか。
これで良いんだ。こうじゃないと駄目なんだ。
冷静に考えると、そんな解が示し出された。
今のエルを一人にはしておけない。
極力一緒に居てやるべきなのだろう。
「じゃあ二名で代金は――」
そして俺達はその一部屋を選び代金を支払う。
ちなみに色々物を買ってこうして宿泊してもまだ結構お金は残っている。やっぱりあのおっさん無茶苦茶良い人じゃねえか。なんか申し訳なくなってくる。
ともあれ先払いの支払いも済み、後は部屋に案内されるだけだ。
「にしてもアンタ、すんげえ疲れた顔してんな」
フロントの青年にそんな事を指摘された。
「まあその……二日掛けてアルダリアスから此処まで歩いてきたからな」
「歩き!? 馬車とか使わなかったのか?」
「いや、有料で馬車があるってのは聞いたんだけど、資金の先行きが不安定なもんでな……」
「いや、期間限定で無料だけど」
「……は?」
「だから無料だって。とにかく人を掻き入れるのが大事だからなああいう祭は。だからこの期間のみ代金は国持ちだぜ? ついでに列車も殆どただ同然で乗れる」
……じゃあ、ちょっと待て。
「じゃあ俺に有料馬車とかの情報を教えた、あの屋台の店主は……」
「ああ、偶にいるんだよな。この辺り一帯の事をよく知らない奴をカモろうとする奴。多分どこかでそういう悪徳業者と繋がってたって訳だ。まあ稀に居るんだよ、そんなどうしようもないクズ野郎がさ。知らないんだったら此処らの人間じゃないんだろうけど、その辺は気を付けろよ」
ハハハと青年は笑うが、笑い事じゃねえ。
つまり俺、無駄に筋肉痛になっただけじゃねえか。
と、そこで青年の表情から笑みが消える。
「でもよお……例え有料でも乗れよ。彼女さんなのかどうなのかは知らねえけどよ。あんまり女の子に辛い思いさせてんじゃねえよ。可哀想だろ」
……まあ確かに言われてみれば、確かにそうなのかもしれない。俺だけならともかく、エルに負担を掛ける事を考えれば楽な移動方法を取るべきだったのかもしれない。
「でもまあ、アンタは見た所元気そうだな」
青年がエルに対してそう言うと、エルは僅かに体をビクリと振るわせる。
「アレ? もしかして相当人見知りな感じ?」
端から見ればそう見えるのかもしれない。
「まあ、そんな所」
俺がそう答えると、青年は俺の肩に手を置き助言の言葉を掛けてくれる。
「だったらちゃんと守ってやれよ。ボロ宿の兄貴との約束だ」
「……言われなくても、分かってますよ」
「お、いい目してんじゃん」
そうだ。言われなくても守ってやるさ。
右手の甲に黒い刻印を刻んでいる。アンタの様に人にやさしい人間から。
そうして俺達はやってきた別の従業員に連れられ、部屋へと案内される事になった。
そしてフロントから移動する際、その場に残った青年に心の中で呟く。
アンタも守ってやれよ。守るべき相手なんだって。気付いてくれよ。
だけどそれは叶わぬ願い。流れ星が願いを叶えるとしても、おそらくきっと叶わない。
歩行時間は昨日と合わせても二十四時間に満たないだろう。近しいものはあっても、ぴったりそうだと言う事はなかった様だ。冗談抜きで助かった。
「大丈夫ですか、エイジさん」
「なんとかな」
実を言うと今朝から筋肉痛が結構酷かった。エルドさん達と対峙した際に結構走っていたにも関わらず、翌日筋肉痛の症状がでなかったのは要所要所で回復術を受けていたからだろう。エルの話を聞く限りそんな所だと思う。
とはいえ、アレは自分で使っても効果が薄い訳だし、その上あの術を使う事がそもそも結構体力を使うからな。翌日の筋肉痛は抑えられても、疲れそのものは平行線をたどるか緩やかに増大。そこで歩けなくなる未来が容易に見える。ついでに言うならそこから肉体強化を使ってまで移動を始め、最終的に本気で動けなくなる俺の姿が容易に分かる。馬鹿か俺は。
……あ、そうだ。もう歩かねえんだから、寝る前に回復術を使って筋肉痛対策をすればいいじゃねえか。よく考えれば昨日の夜もやっておけば、俺の足が筋肉痛に蝕まれるなんてことには……って、駄目だ。
これ以上疲れたくない。ここから更に疲れる行動を取るとか拷問かよ。俺は別にマゾヒストじゃねえんだぞ。
まあ俺の筋肉痛の事は一旦置いておいてだ。
「お前は大丈夫か、エル」
俺は道中あまり疲れた様子を見せなかったエルにそう尋ねる。
「私は大丈夫ですよ。エイジさんより体力ありますから」
きっと悪気なんてのは一欠片もないであろうその言葉が胸に突き刺さるが、それに耐えつつ言葉を続ける。
そういう事じゃねえんだ。
「お前に体力があるのは知ってるよ」
そう答えながら俺はちらりと通行人に視線を向ける。
「あの街程じゃねえけど、人はいるからな……大丈夫かなって」
シオンの枷のおかげであの視線も。精霊に対する無意識の悪意も。今のエルには向けられない。
それでも、そういう状態でも、やはり精霊であるエルにとっての脅威である事は変わらない。アルダリアスの街を出る時、エルは俺の服の袖を掴んでいた。まだまだ恐怖は払拭されちゃいない……と思う。
というのも、今、エルは俺の手も、服の袖も掴んでいない。表情からもある程度の落ち着きが感じられる。
そして俺の問いにエルは答えた。
「まあ怖くないと言えば嘘になります。でも、人込みという程の物じゃ無いので幾分もマシです」
それに、とエルは続ける。
「この位で震えてたら、旅になりませんから。少しずつ慣れていかないと。でないと私だけじゃなく、エイジさんにも余計な負担を掛けちゃいますし……」
「……無理はすんなよ」
「はい、分かってます。無理そうになったら頼らせて下さい」
「おう」
俺にできる事なら何でもやってやるさ。
「じゃあとりあえず今夜の寝床をどうにかしますか」
「そうだな。そうしよう」
そうして俺達は今日の宿泊先を探し始めた。
やがて見つけたのは、ある程度宿泊料金が安そうなややボロい宿。いや、これが標準なのかもしれないけど、シオンに止めてもらったあのホテルが結構いい所だったからな。落差を感じてしまう。
まあ外観はともかく、内装はそれなりに綺麗だったから良いんだけど。
「えーっと、部屋、空いてます?」
さて、とりあえずそう聞いてみたけど、こういう感じで良いのだろうか?
自分で部屋を取るという事をした事が無かったからな。機会も無かったし。それに機会があったにしても、ネット予約か電話で済ましていただろう。直で宿取るなんて、異世界にでも来ないとやる機会が無いのではなかろうか……と思うのは、俺が世間知らずなだけかもしれないのだけど。
「えーっと、ちょっと待て。空いてる。空いてる。一部屋空いてる」
フロントに立っていた青年が、帳簿を確認してからそう答える。
「よし、良かった良かった」
一先ず今日の宿は見つかった。
……っていやいや。そうじゃない。問題はそこではない。
二人一部屋で取る気なのか俺は……ッ
アルダリアスではシオンの部屋を譲り受けたから二人一部屋だった。あれは仕方がなかったし、色々あった後だからソファーで寝ればいいか的な事しか考えなかったけど、良く考えれば女の子と同じ部屋に止まるって相当アレな事なんじゃねえか?
ちらりとエルの方を見るが、エルは別に何も気にしていないのか、何故こちらに視線を向けてきたか分からないという風に小首を傾げるだけだ。
まあちょっと待て。冷静になれ。冷静になるんだ。
冷静に……ああ、そうか。
これで良いんだ。こうじゃないと駄目なんだ。
冷静に考えると、そんな解が示し出された。
今のエルを一人にはしておけない。
極力一緒に居てやるべきなのだろう。
「じゃあ二名で代金は――」
そして俺達はその一部屋を選び代金を支払う。
ちなみに色々物を買ってこうして宿泊してもまだ結構お金は残っている。やっぱりあのおっさん無茶苦茶良い人じゃねえか。なんか申し訳なくなってくる。
ともあれ先払いの支払いも済み、後は部屋に案内されるだけだ。
「にしてもアンタ、すんげえ疲れた顔してんな」
フロントの青年にそんな事を指摘された。
「まあその……二日掛けてアルダリアスから此処まで歩いてきたからな」
「歩き!? 馬車とか使わなかったのか?」
「いや、有料で馬車があるってのは聞いたんだけど、資金の先行きが不安定なもんでな……」
「いや、期間限定で無料だけど」
「……は?」
「だから無料だって。とにかく人を掻き入れるのが大事だからなああいう祭は。だからこの期間のみ代金は国持ちだぜ? ついでに列車も殆どただ同然で乗れる」
……じゃあ、ちょっと待て。
「じゃあ俺に有料馬車とかの情報を教えた、あの屋台の店主は……」
「ああ、偶にいるんだよな。この辺り一帯の事をよく知らない奴をカモろうとする奴。多分どこかでそういう悪徳業者と繋がってたって訳だ。まあ稀に居るんだよ、そんなどうしようもないクズ野郎がさ。知らないんだったら此処らの人間じゃないんだろうけど、その辺は気を付けろよ」
ハハハと青年は笑うが、笑い事じゃねえ。
つまり俺、無駄に筋肉痛になっただけじゃねえか。
と、そこで青年の表情から笑みが消える。
「でもよお……例え有料でも乗れよ。彼女さんなのかどうなのかは知らねえけどよ。あんまり女の子に辛い思いさせてんじゃねえよ。可哀想だろ」
……まあ確かに言われてみれば、確かにそうなのかもしれない。俺だけならともかく、エルに負担を掛ける事を考えれば楽な移動方法を取るべきだったのかもしれない。
「でもまあ、アンタは見た所元気そうだな」
青年がエルに対してそう言うと、エルは僅かに体をビクリと振るわせる。
「アレ? もしかして相当人見知りな感じ?」
端から見ればそう見えるのかもしれない。
「まあ、そんな所」
俺がそう答えると、青年は俺の肩に手を置き助言の言葉を掛けてくれる。
「だったらちゃんと守ってやれよ。ボロ宿の兄貴との約束だ」
「……言われなくても、分かってますよ」
「お、いい目してんじゃん」
そうだ。言われなくても守ってやるさ。
右手の甲に黒い刻印を刻んでいる。アンタの様に人にやさしい人間から。
そうして俺達はやってきた別の従業員に連れられ、部屋へと案内される事になった。
そしてフロントから移動する際、その場に残った青年に心の中で呟く。
アンタも守ってやれよ。守るべき相手なんだって。気付いてくれよ。
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