104 / 115
2-2 剣と銃
ex キリングドール
しおりを挟む
「「……ッ」」
ディルバインの言葉に思わず黙り込む二人。
そして一人だけ首を傾げていた柚子が篠原に問いかける。
「デザイナーチャイルド……篠原さん、何すかそれ。もしかしてこれも私位の歳だと知ってないとおかしいような話なんすかね……?」
「いや、普通に生きていて使うような単語じゃないとは思うから大丈夫だ」
そう言って篠原は、話に着いて行けていない柚子に軽く解説する。
「簡単に纏めると、生まれてくる子供の遺伝子を操作して特定の条件の子供を狙って作る技術がある。その結果生まれてくるのがデザイナーチャイルドだ。デザイナーベビーだとか。ドナーベビーとも呼ばれるな」
「えっと、私よく分かんないんすけど……それあんまり良くない事なんじゃないっすか?」
「これに関しては色々な意見があるが、俺もあまり良い事だとは思えない。倫理的にも社会的にも問題は山積みだ」
「そして俺達の世界で問題になってる事ですらそれだ。ユイの場合は完全に真っ黒だろ」
神崎は小さく溜息を吐いてから言う。
「武器に変化できるっていう人の範疇を超えたような遺伝子操作を行って、目的も兵器の生産みたいなもんだ。問題じゃねえ所を探す方が難しい……最悪だ、気分が悪い」
断片的に得たこの情報だけでも、ユイのバックボーンはあまりにも黒く重い。
そしてそういう背景があるからこそ、得なければならない情報がある。
「……とにかく教えろディルバイン。そのキリングドールっていうのは特別な処置をしなくても普通に生きていけるのか?」
「……真っ先に聞くのがそれか」
「敵として定めた時の情報はある程度把握している。そしてその背景にある事情についてはユイ個人の事とは別問題。俺達が戦うべき相手の話だ。それは後で纏めて話す。今俺達が聞いているのはあくまでユイという仲間の話だからな」
抱えた仲間が特異な存在の【人間】だった以上、この手のパターンの最悪なケースを想定してしまう。
だからそのケースを否定する為に。
もしくは当てはまった場合にその最悪を回避する為にも、最低限その情報だけは把握しておく必要がある。
当事者達が居ないなら自分達が代わりに。
そして寧ろ当事者達が居ないからこそこのタイミングで。
「まあ良いだろう。その優先順位が正しいかどうかはともかく、知らなければならない情報なのは間違いないからね」
そしてディルバインは一拍空けてから神崎の問いに答える。
「現状特に問題なく生活できているなら大丈夫だろうと僕は思うよ。契約前のキリングドールは基本的に投薬によって生かされている状態だが、人間との契約後は契約者の人間から生体エネルギーを吸収し増幅させ自身のエネルギーとする。だから契約者の彼が健在な内はなんの問題もないさ…………とは言ったがちょっと待て」
ディルバインがふと何かに引っ掛かるようにそう言ってから、神崎に問い掛けてくる。
「キミ達はさっき杉浦に才能が無かったからユイが弱体化し自我を奪えなかったと言っていたね……その状態でユイは生命活動を維持できるのか?」
「ああ、普通にご飯一杯食べて超元気って感じみたいっすよ」
「……ああ、そうか。そりゃそうだ。キリングドールは人間だからね。納得だよ。また一つ学びを得た」
ディルバインは笑みを浮かべて言う。
「とにかく、今の環境を維持できるのなら生命活動を維持するのに支障が出る事は無いと思うよ。まああくまで僕の推測でしかないけどね」
「推測って……なんかいい加減っすね」
「仕方ないだろう。キリングドールは僕が研究や管理をしている訳じゃない。他国で行われている倫理から外れた非人道的な研究だ。僕はプロリナに潜入しているスパイから得た情報を持っているだけに過ぎないからね。核心的な情報を与えられるような人間ではありたくはない」
「まあそれは……そうか」
「ああ、すまないね。だがそれでも多くの機密を知っている事には違いないが…………ああ、そういうある程度知っている側の人間だからこそ少々話題を変えたい」
「主導権を握ろうとするなよ…………本当に少々なんだうな?」
「ああ。寧ろ全く変わっていないと言っても過言ではない。それ程隣接した問題だよ……キリングドールの契約者。杉浦鉄平についてだ」
「杉浦の話?」
「ああ。彼の話だ。僕の個人的な感性で言わせて貰えば、キリングドール本人の事を案じるのと同じ位大切な事だと思うよ」
そして考えを纏めるように一拍空けてからディルバインは言う。
「キリングドールが倫理的に、人道的に良くない部分の一つとして、契約者の精神を汚染させ実質的に乗っ取り塗りつぶす事にある。だがキミ達曰く才能が無かった彼は結果的に自我を奪われずに、塗りつぶされずに済んだという訳だが本当にそうか? そしてこれからは? 例えユイが善良だとしても彼の精神に甚大な悪影響を及ぼさない確証はあるのかい?」
「「……ッ」」
ディルバインの言葉に息を呑んだ。
柚子も同じ反応をしたのが息遣いで伝わって来る。
(そうだ……その辺どうなるんだ)
先日、ユイが弱体化している理由に一つの仮説を当てた際、自分達はその答えに対しプラスの部分しか見えて居なかった。
だが実際全く楽観できない事だという事実を叩き付けられたような気分になった。
「そ、それっていずれ杉浦さんがおかしくなるかもしれないって事っすか!?」
「もしくは既になっている……とかね」
「そんな事……」
柚子の言葉が詰まる。
そんな事は無いと否定しようとしたのだろう。
だが、そもそも大前提として……この場に居る誰一人として、ユイの一件以前から杉浦鉄平の知人だった者がいないのだ。
だが柚子は言う。
「……で、でも別に杉浦さんはウィザードになった後も普通に高校時代の友達とかとつるんでるらしいっすから。変わってたらその辺で……」
「いや、仮に現状些細な変化程度なのだとしたら、色々と経験して成長したという風に受け止められているのかもしれない」
そう答えたのは篠原だ。
……表情も声音も重い。
そして篠原は意を決したように言う。
「神崎、風間。此処からの話は此処に居る者と松戸以外には話すな。勿論杉浦とユイにもだ」
そして神妙な面持ちで、そして重い声音で、まるで既に想定していたように落ち着いた様子で言葉を紡ぐ。
先日、一人残って松戸とした話の事を。
とても本人達には聞かせられないような話を。
できればただの杞憂で終わってほしい。
そんな重苦しい話を。
ディルバインの言葉に思わず黙り込む二人。
そして一人だけ首を傾げていた柚子が篠原に問いかける。
「デザイナーチャイルド……篠原さん、何すかそれ。もしかしてこれも私位の歳だと知ってないとおかしいような話なんすかね……?」
「いや、普通に生きていて使うような単語じゃないとは思うから大丈夫だ」
そう言って篠原は、話に着いて行けていない柚子に軽く解説する。
「簡単に纏めると、生まれてくる子供の遺伝子を操作して特定の条件の子供を狙って作る技術がある。その結果生まれてくるのがデザイナーチャイルドだ。デザイナーベビーだとか。ドナーベビーとも呼ばれるな」
「えっと、私よく分かんないんすけど……それあんまり良くない事なんじゃないっすか?」
「これに関しては色々な意見があるが、俺もあまり良い事だとは思えない。倫理的にも社会的にも問題は山積みだ」
「そして俺達の世界で問題になってる事ですらそれだ。ユイの場合は完全に真っ黒だろ」
神崎は小さく溜息を吐いてから言う。
「武器に変化できるっていう人の範疇を超えたような遺伝子操作を行って、目的も兵器の生産みたいなもんだ。問題じゃねえ所を探す方が難しい……最悪だ、気分が悪い」
断片的に得たこの情報だけでも、ユイのバックボーンはあまりにも黒く重い。
そしてそういう背景があるからこそ、得なければならない情報がある。
「……とにかく教えろディルバイン。そのキリングドールっていうのは特別な処置をしなくても普通に生きていけるのか?」
「……真っ先に聞くのがそれか」
「敵として定めた時の情報はある程度把握している。そしてその背景にある事情についてはユイ個人の事とは別問題。俺達が戦うべき相手の話だ。それは後で纏めて話す。今俺達が聞いているのはあくまでユイという仲間の話だからな」
抱えた仲間が特異な存在の【人間】だった以上、この手のパターンの最悪なケースを想定してしまう。
だからそのケースを否定する為に。
もしくは当てはまった場合にその最悪を回避する為にも、最低限その情報だけは把握しておく必要がある。
当事者達が居ないなら自分達が代わりに。
そして寧ろ当事者達が居ないからこそこのタイミングで。
「まあ良いだろう。その優先順位が正しいかどうかはともかく、知らなければならない情報なのは間違いないからね」
そしてディルバインは一拍空けてから神崎の問いに答える。
「現状特に問題なく生活できているなら大丈夫だろうと僕は思うよ。契約前のキリングドールは基本的に投薬によって生かされている状態だが、人間との契約後は契約者の人間から生体エネルギーを吸収し増幅させ自身のエネルギーとする。だから契約者の彼が健在な内はなんの問題もないさ…………とは言ったがちょっと待て」
ディルバインがふと何かに引っ掛かるようにそう言ってから、神崎に問い掛けてくる。
「キミ達はさっき杉浦に才能が無かったからユイが弱体化し自我を奪えなかったと言っていたね……その状態でユイは生命活動を維持できるのか?」
「ああ、普通にご飯一杯食べて超元気って感じみたいっすよ」
「……ああ、そうか。そりゃそうだ。キリングドールは人間だからね。納得だよ。また一つ学びを得た」
ディルバインは笑みを浮かべて言う。
「とにかく、今の環境を維持できるのなら生命活動を維持するのに支障が出る事は無いと思うよ。まああくまで僕の推測でしかないけどね」
「推測って……なんかいい加減っすね」
「仕方ないだろう。キリングドールは僕が研究や管理をしている訳じゃない。他国で行われている倫理から外れた非人道的な研究だ。僕はプロリナに潜入しているスパイから得た情報を持っているだけに過ぎないからね。核心的な情報を与えられるような人間ではありたくはない」
「まあそれは……そうか」
「ああ、すまないね。だがそれでも多くの機密を知っている事には違いないが…………ああ、そういうある程度知っている側の人間だからこそ少々話題を変えたい」
「主導権を握ろうとするなよ…………本当に少々なんだうな?」
「ああ。寧ろ全く変わっていないと言っても過言ではない。それ程隣接した問題だよ……キリングドールの契約者。杉浦鉄平についてだ」
「杉浦の話?」
「ああ。彼の話だ。僕の個人的な感性で言わせて貰えば、キリングドール本人の事を案じるのと同じ位大切な事だと思うよ」
そして考えを纏めるように一拍空けてからディルバインは言う。
「キリングドールが倫理的に、人道的に良くない部分の一つとして、契約者の精神を汚染させ実質的に乗っ取り塗りつぶす事にある。だがキミ達曰く才能が無かった彼は結果的に自我を奪われずに、塗りつぶされずに済んだという訳だが本当にそうか? そしてこれからは? 例えユイが善良だとしても彼の精神に甚大な悪影響を及ぼさない確証はあるのかい?」
「「……ッ」」
ディルバインの言葉に息を呑んだ。
柚子も同じ反応をしたのが息遣いで伝わって来る。
(そうだ……その辺どうなるんだ)
先日、ユイが弱体化している理由に一つの仮説を当てた際、自分達はその答えに対しプラスの部分しか見えて居なかった。
だが実際全く楽観できない事だという事実を叩き付けられたような気分になった。
「そ、それっていずれ杉浦さんがおかしくなるかもしれないって事っすか!?」
「もしくは既になっている……とかね」
「そんな事……」
柚子の言葉が詰まる。
そんな事は無いと否定しようとしたのだろう。
だが、そもそも大前提として……この場に居る誰一人として、ユイの一件以前から杉浦鉄平の知人だった者がいないのだ。
だが柚子は言う。
「……で、でも別に杉浦さんはウィザードになった後も普通に高校時代の友達とかとつるんでるらしいっすから。変わってたらその辺で……」
「いや、仮に現状些細な変化程度なのだとしたら、色々と経験して成長したという風に受け止められているのかもしれない」
そう答えたのは篠原だ。
……表情も声音も重い。
そして篠原は意を決したように言う。
「神崎、風間。此処からの話は此処に居る者と松戸以外には話すな。勿論杉浦とユイにもだ」
そして神妙な面持ちで、そして重い声音で、まるで既に想定していたように落ち着いた様子で言葉を紡ぐ。
先日、一人残って松戸とした話の事を。
とても本人達には聞かせられないような話を。
できればただの杞憂で終わってほしい。
そんな重苦しい話を。
0
お気に入りに追加
259
あなたにおすすめの小説
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。
魔石と神器の物語 ~アイテムショップの美人姉妹は、史上最強の助っ人です!~
エール
ファンタジー
古代遺跡群攻略都市「イフカ」を訪れた新進気鋭の若き冒険者(ハンター)、ライナス。
彼が立ち寄った「魔法堂 白銀の翼」は、一風変わったアイテムを扱う魔道具専門店だった。
経営者は若い美人姉妹。
妹は自ら作成したアイテムを冒険の実践にて試用する、才能溢れる魔道具製作者。
そして姉の正体は、特定冒険者と契約を交わし、召喚獣として戦う闇の狂戦士だった。
最高純度の「超魔石」と「充魔石」を体内に埋め込まれた不死属性の彼女は、呪われし武具を纏い、補充用の魔石を求めて戦場に向かう。いつの日か、「人間」に戻ることを夢見て――。

異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。

最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

ド田舎からやってきた少年、初めての大都会で無双する~今まで遊び場にしていたダンジョンは、攻略不可能の規格外ダンジョンだったみたい〜
むらくも航
ファンタジー
ド田舎の村で育った『エアル』は、この日旅立つ。
幼少の頃、おじいちゃんから聞いた話に憧れ、大都会で立派な『探索者』になりたいと思ったからだ。
そんなエアルがこれまでにしてきたことは、たった一つ。
故郷にあるダンジョンで体を動かしてきたことだ。
自然と共に生き、魔物たちとも触れ合ってきた。
だが、エアルは知らない。
ただの“遊び場”と化していたダンジョンは、攻略不可能のSSSランクであることを。
遊び相手たちは、全て最低でもAランクオーバーの凶暴な魔物たちであることを。
これは、故郷のダンジョンで力をつけすぎた少年エアルが、大都会で無自覚に無双し、羽ばたいていく物語──。

はぁ?とりあえず寝てていい?
夕凪
ファンタジー
嫌いな両親と同級生から逃げて、アメリカ留学をした帰り道。帰国中の飛行機が事故を起こし、日本の女子高生だった私は墜落死した。特に未練もなかったが、強いて言えば、大好きなもふもふと一緒に暮らしたかった。しかし何故か、剣と魔法の異世界で、貴族の子として転生していた。しかも男の子で。今世の両親はとてもやさしくいい人たちで、さらには前世にはいなかった兄弟がいた。せっかくだから思いっきり、もふもふと戯れたい!惰眠を貪りたい!のんびり自由に生きたい!そう思っていたが、5歳の時に行われる判定の儀という、魔法属性を調べた日を境に、幸せな日常が崩れ去っていった・・・。その後、名を変え別の人物として、相棒のもふもふと共に旅に出る。相棒のもふもふであるズィーリオスの為の旅が、次第に自分自身の未来に深く関わっていき、仲間と共に逃れられない運命の荒波に飲み込まれていく。
※第二章は全体的に説明回が多いです。
<<<小説家になろうにて先行投稿しています>>>

家族もチート!?な貴族に転生しました。
夢見
ファンタジー
月神 詩は神の手違いで死んでしまった…
そのお詫びにチート付きで異世界に転生することになった。
詩は異世界何を思い、何をするのかそれは誰にも分からない。
※※※※※※※※※
チート過ぎる転生貴族の改訂版です。
内容がものすごく変わっている部分と変わっていない部分が入り交じっております
※※※※※※※※※

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる