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1-EX 日常編(春)
7 お酒は二十歳になってから 中
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その後、他のウィザードと共に事故処理を終え管理局に戻ってからは仮眠。そして朝の交代要員と交代した今、自らを縛り付ける物は何も無くなった。
此処からは一歩踏み出せる二連休だ。
「お疲れ様です神崎さん!」
「お、おう……なんか昨日からテンション高いなお前」
「今日で二十歳なんですよ俺」
「それで酒が買えるとかどうとかで、テンション上がっておるのじゃ」
「あーなるほどな。そういう事か、おめでとう……」
神崎は高いテンションを隠しきれていない鉄平をしばらく見てから言う。
「……お前は学業の方が馬鹿寄りだっただけで別に言動まで馬鹿な訳じゃ無いからな。うん、まあ……馬鹿みてえな飲み方はしねえか」
「ちゃんと節度は守りますって。大丈夫大丈夫」
「そ、そうか……何か浮ついてて不安だな。おいユイ」
「なんじゃ?」
「コイツ飲む時お前が近くにいるようなら定期的に水を飲ませてやってくれ」
「確かちぇいさー? って奴じゃな」
「お、良く知ってんな……なんで知ってるんだ?」
「鉄平が最近たまに酒の話をするから、気になってスマホで色々調べてみたのじゃ……別に煙草とかと違って体に毒って訳でもなさそうじゃが、場合によっては色々と危ないそうじゃな」
「……冷静にそれが分かってる飲まねえ奴がいりゃ安心だな」
神崎がそう言って息を吐く。
「ちょ、まるで人が変な飲み方するみたいな感じの会話止めてくださいよー」
「なんかお前いつもとノリ若干違ってて怪しいんだよな……うん、今日のお前なんか違う。やっぱ心配だ。こういう時誰か呑みに連れてって飲み方でも教えてやれりゃ良いんだけど……残念ながら俺は私用あるしな」
「鉄平の友達の中でも鉄平が二十歳一番乗りじゃそうじゃ。じゃから一人で外で飲むのもって事で今日は自宅でゆっくりって事みたいじゃな。まあワシおるから二人じゃが」
「こりゃ本格的に頼みの綱はお前だな……お前が杉浦を守るんだ」
「ワシが……鉄平を……」
「……なんか凄い信用無いな今日の俺」
(心配しなくても大丈夫だろ……ヤバくなったらとまりゃ良いんだし。そもそも飲み会じゃねえんだから馬鹿みたいな飲み方しないだろ)
……心中でそう呟きながら、酒のつまみってどういうのが美味しいんだっけ? とか、そういう事を考え始めた。
*****
「確かあまり色々な種類の酒を同じ日に呑まない方が良いとか書いてあった気がするのじゃ。ちゃんぽんは良くないとかなんとか」
「あーなんかそれ聞いた事あるわ。まあ頭の隅には入れとくか」
「隅……割と中心に置いておいた方が良いんじゃないかの?」
「まあ本当にヤバくなったら、どっかでブレーキ掛かるだろ。大丈夫大丈夫」
管理局の帰りに立ち寄ったコンビニでユイとそんなやり取りを交わす。
「そもそも流石に予算の都合上、日本酒買ってワイン買ってウイスキー買ってビールも酎ハイもハイボールもって訳にはいかねえからな」
「そんな予算があったらチャレンジするみたいな……」
「流石に腹が水分でタプタプになるからしねえよ……まあ今日はなんとなくビール+良い感じの缶の奴で考えてる……ビールはとりあえずCMで良く見る奴で……あとはこれ行ってみるか。売れてるって聞いた事あるし」
とりあえず目に着いたストロングとか書かれたチューハイを手に取る。
「改めて見ると色々味あるんだよな……色々試すか」
二本三本と色々入れていく。
「ま、こんだけあれば満足はするだろ。初心者にしては多分上出来よ」
ビール二本に、ストロングとか書かれた奴が計四本。
「りょ、量の事まで分からんがこれ多すぎる気がするんじゃが……え、ほんとこれ大丈夫?」
「大丈夫大丈夫」
途中で調子悪くなれば飲むの止めれば良いんだし、今日の所はこれで決定。
「後は適当にツマミを……ってちょっと待て」
「どうしたのじゃ鉄平?」
「よくよく考えたら飲むの夜だし、後でどうせ晩飯の買い出しとかするのに、なんで今このタイミングで俺酒選んでんのって」
「え、いや知らんが……」
「我ながら浮足立ってんな。酒が買えるって状況に」
「……これ素面の内からだいぶ判断能力落ちてる気がするのじゃ」
「気の所為じゃねえかな」
そう言いながらユイが自分様に選んできたジュースと共にレジへ向かう。
ツマミなどは後で買う。だが既に決めてしまった酒はなんとなくもう買っちゃうかってノリで、此処で買ってしまう事にした。
それにコンビニでやっておきたい事もある。
「年齢確認のところタッチお願いしまーす」
店員の指示に従い、何気なさを装い年齢確認ボタンを押す。
(押した……! 押したぞ俺は……!)
くだらないかもしれない……だけどなんかこう、結構な達成感を感じる。
感慨深い。
そして支払いを終え、レジ袋を受け取り達成!
男、杉浦鉄平二十歳、ついにアルコールという今まで禁断だった代物を自力で入手!
なんだか凄く、大きな一歩を踏み出したような……そんな感じが強くする。
「……これワシがしっかりしないと……なんか嫌な予感しかせんのじゃ。でも折角うきうきしてる所にあんまり水を差すのも……」
ユイが静かに何かを呟いた。
「ん? ユイどうかしたか? なんか買い忘れあるか?」
「い、いや、なんでもないのじゃ。なんでも……」
「……?」
何はともあれ後は夜を待つだけである。
此処からは一歩踏み出せる二連休だ。
「お疲れ様です神崎さん!」
「お、おう……なんか昨日からテンション高いなお前」
「今日で二十歳なんですよ俺」
「それで酒が買えるとかどうとかで、テンション上がっておるのじゃ」
「あーなるほどな。そういう事か、おめでとう……」
神崎は高いテンションを隠しきれていない鉄平をしばらく見てから言う。
「……お前は学業の方が馬鹿寄りだっただけで別に言動まで馬鹿な訳じゃ無いからな。うん、まあ……馬鹿みてえな飲み方はしねえか」
「ちゃんと節度は守りますって。大丈夫大丈夫」
「そ、そうか……何か浮ついてて不安だな。おいユイ」
「なんじゃ?」
「コイツ飲む時お前が近くにいるようなら定期的に水を飲ませてやってくれ」
「確かちぇいさー? って奴じゃな」
「お、良く知ってんな……なんで知ってるんだ?」
「鉄平が最近たまに酒の話をするから、気になってスマホで色々調べてみたのじゃ……別に煙草とかと違って体に毒って訳でもなさそうじゃが、場合によっては色々と危ないそうじゃな」
「……冷静にそれが分かってる飲まねえ奴がいりゃ安心だな」
神崎がそう言って息を吐く。
「ちょ、まるで人が変な飲み方するみたいな感じの会話止めてくださいよー」
「なんかお前いつもとノリ若干違ってて怪しいんだよな……うん、今日のお前なんか違う。やっぱ心配だ。こういう時誰か呑みに連れてって飲み方でも教えてやれりゃ良いんだけど……残念ながら俺は私用あるしな」
「鉄平の友達の中でも鉄平が二十歳一番乗りじゃそうじゃ。じゃから一人で外で飲むのもって事で今日は自宅でゆっくりって事みたいじゃな。まあワシおるから二人じゃが」
「こりゃ本格的に頼みの綱はお前だな……お前が杉浦を守るんだ」
「ワシが……鉄平を……」
「……なんか凄い信用無いな今日の俺」
(心配しなくても大丈夫だろ……ヤバくなったらとまりゃ良いんだし。そもそも飲み会じゃねえんだから馬鹿みたいな飲み方しないだろ)
……心中でそう呟きながら、酒のつまみってどういうのが美味しいんだっけ? とか、そういう事を考え始めた。
*****
「確かあまり色々な種類の酒を同じ日に呑まない方が良いとか書いてあった気がするのじゃ。ちゃんぽんは良くないとかなんとか」
「あーなんかそれ聞いた事あるわ。まあ頭の隅には入れとくか」
「隅……割と中心に置いておいた方が良いんじゃないかの?」
「まあ本当にヤバくなったら、どっかでブレーキ掛かるだろ。大丈夫大丈夫」
管理局の帰りに立ち寄ったコンビニでユイとそんなやり取りを交わす。
「そもそも流石に予算の都合上、日本酒買ってワイン買ってウイスキー買ってビールも酎ハイもハイボールもって訳にはいかねえからな」
「そんな予算があったらチャレンジするみたいな……」
「流石に腹が水分でタプタプになるからしねえよ……まあ今日はなんとなくビール+良い感じの缶の奴で考えてる……ビールはとりあえずCMで良く見る奴で……あとはこれ行ってみるか。売れてるって聞いた事あるし」
とりあえず目に着いたストロングとか書かれたチューハイを手に取る。
「改めて見ると色々味あるんだよな……色々試すか」
二本三本と色々入れていく。
「ま、こんだけあれば満足はするだろ。初心者にしては多分上出来よ」
ビール二本に、ストロングとか書かれた奴が計四本。
「りょ、量の事まで分からんがこれ多すぎる気がするんじゃが……え、ほんとこれ大丈夫?」
「大丈夫大丈夫」
途中で調子悪くなれば飲むの止めれば良いんだし、今日の所はこれで決定。
「後は適当にツマミを……ってちょっと待て」
「どうしたのじゃ鉄平?」
「よくよく考えたら飲むの夜だし、後でどうせ晩飯の買い出しとかするのに、なんで今このタイミングで俺酒選んでんのって」
「え、いや知らんが……」
「我ながら浮足立ってんな。酒が買えるって状況に」
「……これ素面の内からだいぶ判断能力落ちてる気がするのじゃ」
「気の所為じゃねえかな」
そう言いながらユイが自分様に選んできたジュースと共にレジへ向かう。
ツマミなどは後で買う。だが既に決めてしまった酒はなんとなくもう買っちゃうかってノリで、此処で買ってしまう事にした。
それにコンビニでやっておきたい事もある。
「年齢確認のところタッチお願いしまーす」
店員の指示に従い、何気なさを装い年齢確認ボタンを押す。
(押した……! 押したぞ俺は……!)
くだらないかもしれない……だけどなんかこう、結構な達成感を感じる。
感慨深い。
そして支払いを終え、レジ袋を受け取り達成!
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なんだか凄く、大きな一歩を踏み出したような……そんな感じが強くする。
「……これワシがしっかりしないと……なんか嫌な予感しかせんのじゃ。でも折角うきうきしてる所にあんまり水を差すのも……」
ユイが静かに何かを呟いた。
「ん? ユイどうかしたか? なんか買い忘れあるか?」
「い、いや、なんでもないのじゃ。なんでも……」
「……?」
何はともあれ後は夜を待つだけである。
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