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1-3 新しい日常 新しい非日常
ex 孤軍奮闘
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数分前。
「……マジかよ」
夕飯の食材を買いに来たついでに本屋へ足を運んでいた準一級ウィザード、神崎誠の目の前に、まさに最悪な光景が映り込んだ。
何も無かった空間に、何の前触れも無く直径1メートル程の黒い箱が出現したのだ。
何も無い空間に何かが出現する時点で、それが基本的に異世界から転移してきたアンノウンである事はすぐに理解できたが、それだけでは最悪でも何でもない。
寧ろ対処できる人間が誰もいない空間にアンノウンが現れるよりは余程マジな状況であると言える。
だがそれはあくまで、アンノウンが自分一人で対処できる相手だったらの話だ。
「全員すぐに本屋周辺から離れろ!」
目の前の敵は間違いなく、声を張り上げる神崎誠一人で対処できるような相手ではない。
そう思った。
故に最悪だ。
それでも。
(くそ、ああいう状態だったからミスったんじゃねえよな!)
異界管理課の連中に内心そう叫びながら、目の前のジェノサイドボックスに対して迎撃態勢を取る。
眼鏡を放り投げ強化魔術を発動。
懐から手の平サイズの鉄の棒を取り出し、それを瞬時にハルバードへと変貌させた。
アンノウンを解析し、そのオーバーテクノロジーと地球の技術を組み合わせ作成された、ウィザード専用の地球産の武器である。
そしてそれを瞬時に薙ぎ払うように、ジェノサイドボックス目掛けて振るった。
(頼む……ッ!)
これは賭けだ。
過去にジェノサイドボックスが出現した際、風間杏を含めた複数人の特級ウィザードと多数の一級ウィザードが束になってようやく破壊に至った。
その際に現場に居合わせた殆どの準一級以下のウィザードに出来たのは後方支援程度で、仮に自分がそこに居たとしたらその殆どに分類されるだろう。
その殆どの枠に入らないのは、あらゆる適性が求められる準一級以上のウィザードに、純粋な戦闘能力だけで特例的に上り詰めた風間柚子や、イレギュラーな経緯でウィザードになった、強力なアンノウンを従える杉浦鉄平などの極一部の例外位だ。
故に賭けだ。
(俺に手が届く程度であってくれ……ッ!)
出現した瞬間という逆に未知数な状態のジェノサイドボックスが、普通の準一級程度のウィザードでも対処できるレベルか否か。
そのギャンブルに半ば強制的に踏み込んだ。
逃げという選択肢は無い。
そして次の瞬間、箱が開くと同時に黒い影のような物が濁流の如く溢れ出す。
それと同時に、影の中から湧き上がってくる。
極黒の人型の化物……ジェノサイドボックス。
その動体目掛けてハルバードの斧頭が到達する……が。
「くそ……っ!」
腕の一部を白く変色させたジェノサイドボックスが、瞬時にその腕で斧頭を受け止める。
タイミング的に辛うじて。戦闘能力が拮抗している事が分かる程にギリギリの防御。
だがおそらくまだ周囲の人間から力を吸収していない、ニュートラルな状態でだ。
つまり神崎誠程度の人間で対処できる最初で最後のチャンスだったのだ。
(偶然出現ポイントにドンピシャで居てこれだ……なっさけねえ)
あまりにも力不足。
今も。そもそもいつだって。根本的に。
昨日の杉浦鉄平とユイの一件もそうだ。
弱体化した彼女が仮に本気でこちらを皆殺しにしようとして来たとしても、篠原や柚子が居ればおそらく対処できた。
だがもし居なかったら。
もしあの場で部隊を率いていたのが自分だったら、果たしてどうなっていただろうか。
その答えが最悪な物だと言い切れるほどに、自分には力が無い。
自分がウィザードの道に足を踏み入れる切っ掛けになった人が戦えなくなった事件の現場に自分が居たとして、今の現状を変える事ができただろうか。
足を引っ張ってより酷い事になっていたと確信できる程に、自分には力が無い。
ダンジョンという迎撃システムが無ければ簡単に他の世界に侵略されてしまう程に脆く弱い世界の中の、有象無象の一人でしかない。
一人で著しく状況を変えられるような、自分の周囲に居る一部の優れた人達とはあまりにも違う。
運良く同期よりも早く準一級まで登って来れたが、自分はどうしようもない程の無能である。
周囲と比較して、あまりにも。
それを、こんなあまりにも出来過ぎた状況で事を為せなかったという現実に突き付けられているような気がした。
だけどそんな弱音が行動に影響を齎す事は無く、何の迷いも無く引かずに踏み出していく。
(切り替えろ、やれる事をやるんだよ!)
幸か不幸か、ジェノサイドボックスはこちらをターゲットにしている。
この状態で少しでも時間を稼ぎ、応援を待つ。
加えて、周囲の一般人が少しでも遠くに逃げられるようにする。
その為に、再びハルバードを振るい攻防を重ねる。
一秒一秒、徐々に強くなっていくジェノサイドボックス相手になんとか踏ん張る。
そこで、違和感に気付いた。
(コイツ思ったより……)
徐々に徐々にジェノサイドボックスが強くなっていっているのは分かっている。
だが、その速度が想定よりも遅い。
三年前と同規模でエネルギーを吸収する為の場の展開が進めば、もう既に最初とは比べ物にならない強さになっている筈なのだ。
それがまだ、辛うじて一人で裁けている。
(……まさか)
考えられる可能性としては、ジェノサイドボックスの出現に気付いたウィザードが一定範囲、おそらくこの建物内を外と断絶させたのだろう。
普通に考えれば無茶な話だが……それをできる人間を一人知っている。
……だとすれば。
(時間稼ぐとか……生半可な事言ってらんねえな)
読みが正しければ外からの応援は期待できなくなった。
そしてこの空間の断絶が咄嗟に行われたものであった場合、そもそもこの建物内に自分以外に……否、自分と安座間杏以外に居るのかどうかが怪しくなってくる。
そして居なかった場合……自分が時間を稼ぐ程度の事しかできなかった場合。
彼女に4秒目を使わせる事になる。
それは駄目だ。
(覚悟決めろ)
より強く意識を前へと向ける。
(無理矢理にでも勝つつもりで行くぞ)
一般人への被害を抑える事も、他に戦えるウィザードが居た場合の到達までの時間稼ぎも、そもそもの討伐に向けた攻撃も。
……全部やる。
(やれるかじゃねえ、やるんだ! )
例えそれが無謀に近い行動だとしても。
「……マジかよ」
夕飯の食材を買いに来たついでに本屋へ足を運んでいた準一級ウィザード、神崎誠の目の前に、まさに最悪な光景が映り込んだ。
何も無かった空間に、何の前触れも無く直径1メートル程の黒い箱が出現したのだ。
何も無い空間に何かが出現する時点で、それが基本的に異世界から転移してきたアンノウンである事はすぐに理解できたが、それだけでは最悪でも何でもない。
寧ろ対処できる人間が誰もいない空間にアンノウンが現れるよりは余程マジな状況であると言える。
だがそれはあくまで、アンノウンが自分一人で対処できる相手だったらの話だ。
「全員すぐに本屋周辺から離れろ!」
目の前の敵は間違いなく、声を張り上げる神崎誠一人で対処できるような相手ではない。
そう思った。
故に最悪だ。
それでも。
(くそ、ああいう状態だったからミスったんじゃねえよな!)
異界管理課の連中に内心そう叫びながら、目の前のジェノサイドボックスに対して迎撃態勢を取る。
眼鏡を放り投げ強化魔術を発動。
懐から手の平サイズの鉄の棒を取り出し、それを瞬時にハルバードへと変貌させた。
アンノウンを解析し、そのオーバーテクノロジーと地球の技術を組み合わせ作成された、ウィザード専用の地球産の武器である。
そしてそれを瞬時に薙ぎ払うように、ジェノサイドボックス目掛けて振るった。
(頼む……ッ!)
これは賭けだ。
過去にジェノサイドボックスが出現した際、風間杏を含めた複数人の特級ウィザードと多数の一級ウィザードが束になってようやく破壊に至った。
その際に現場に居合わせた殆どの準一級以下のウィザードに出来たのは後方支援程度で、仮に自分がそこに居たとしたらその殆どに分類されるだろう。
その殆どの枠に入らないのは、あらゆる適性が求められる準一級以上のウィザードに、純粋な戦闘能力だけで特例的に上り詰めた風間柚子や、イレギュラーな経緯でウィザードになった、強力なアンノウンを従える杉浦鉄平などの極一部の例外位だ。
故に賭けだ。
(俺に手が届く程度であってくれ……ッ!)
出現した瞬間という逆に未知数な状態のジェノサイドボックスが、普通の準一級程度のウィザードでも対処できるレベルか否か。
そのギャンブルに半ば強制的に踏み込んだ。
逃げという選択肢は無い。
そして次の瞬間、箱が開くと同時に黒い影のような物が濁流の如く溢れ出す。
それと同時に、影の中から湧き上がってくる。
極黒の人型の化物……ジェノサイドボックス。
その動体目掛けてハルバードの斧頭が到達する……が。
「くそ……っ!」
腕の一部を白く変色させたジェノサイドボックスが、瞬時にその腕で斧頭を受け止める。
タイミング的に辛うじて。戦闘能力が拮抗している事が分かる程にギリギリの防御。
だがおそらくまだ周囲の人間から力を吸収していない、ニュートラルな状態でだ。
つまり神崎誠程度の人間で対処できる最初で最後のチャンスだったのだ。
(偶然出現ポイントにドンピシャで居てこれだ……なっさけねえ)
あまりにも力不足。
今も。そもそもいつだって。根本的に。
昨日の杉浦鉄平とユイの一件もそうだ。
弱体化した彼女が仮に本気でこちらを皆殺しにしようとして来たとしても、篠原や柚子が居ればおそらく対処できた。
だがもし居なかったら。
もしあの場で部隊を率いていたのが自分だったら、果たしてどうなっていただろうか。
その答えが最悪な物だと言い切れるほどに、自分には力が無い。
自分がウィザードの道に足を踏み入れる切っ掛けになった人が戦えなくなった事件の現場に自分が居たとして、今の現状を変える事ができただろうか。
足を引っ張ってより酷い事になっていたと確信できる程に、自分には力が無い。
ダンジョンという迎撃システムが無ければ簡単に他の世界に侵略されてしまう程に脆く弱い世界の中の、有象無象の一人でしかない。
一人で著しく状況を変えられるような、自分の周囲に居る一部の優れた人達とはあまりにも違う。
運良く同期よりも早く準一級まで登って来れたが、自分はどうしようもない程の無能である。
周囲と比較して、あまりにも。
それを、こんなあまりにも出来過ぎた状況で事を為せなかったという現実に突き付けられているような気がした。
だけどそんな弱音が行動に影響を齎す事は無く、何の迷いも無く引かずに踏み出していく。
(切り替えろ、やれる事をやるんだよ!)
幸か不幸か、ジェノサイドボックスはこちらをターゲットにしている。
この状態で少しでも時間を稼ぎ、応援を待つ。
加えて、周囲の一般人が少しでも遠くに逃げられるようにする。
その為に、再びハルバードを振るい攻防を重ねる。
一秒一秒、徐々に強くなっていくジェノサイドボックス相手になんとか踏ん張る。
そこで、違和感に気付いた。
(コイツ思ったより……)
徐々に徐々にジェノサイドボックスが強くなっていっているのは分かっている。
だが、その速度が想定よりも遅い。
三年前と同規模でエネルギーを吸収する為の場の展開が進めば、もう既に最初とは比べ物にならない強さになっている筈なのだ。
それがまだ、辛うじて一人で裁けている。
(……まさか)
考えられる可能性としては、ジェノサイドボックスの出現に気付いたウィザードが一定範囲、おそらくこの建物内を外と断絶させたのだろう。
普通に考えれば無茶な話だが……それをできる人間を一人知っている。
……だとすれば。
(時間稼ぐとか……生半可な事言ってらんねえな)
読みが正しければ外からの応援は期待できなくなった。
そしてこの空間の断絶が咄嗟に行われたものであった場合、そもそもこの建物内に自分以外に……否、自分と安座間杏以外に居るのかどうかが怪しくなってくる。
そして居なかった場合……自分が時間を稼ぐ程度の事しかできなかった場合。
彼女に4秒目を使わせる事になる。
それは駄目だ。
(覚悟決めろ)
より強く意識を前へと向ける。
(無理矢理にでも勝つつもりで行くぞ)
一般人への被害を抑える事も、他に戦えるウィザードが居た場合の到達までの時間稼ぎも、そもそもの討伐に向けた攻撃も。
……全部やる。
(やれるかじゃねえ、やるんだ! )
例えそれが無謀に近い行動だとしても。
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