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家出編
016 カナタ、ガチャオーブを装填する
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ヴァルチャードッグからドロップしたガチャオーブは、見た目からスキルオーブ1つ、スペルオーブ1つ、アイテムオーブ5つのようだ。
スキルオーブは□の刻印、スペルオーブは△の刻印、アイテムオーブは〇の刻印が付いていて区別できるのだ。
これらの刻印が付いていないものは、何が出て来るか開けてのお楽しみとなっている。
まあ、下位の魔物はほとんど何のオーブかわかるようだが。
ガチャオーブはドロップした魔物によっては、経験によりだいたい中身がわかる。
ヴァルチャードッグからドロップしたガチャオーブなら、スキルオーブは【敏捷】、スペルオーブは【微麻痺】、アイテムオーブは【毛皮】【牙】【狗肉】といった感じだ。
ガチャオーブには、どの魔物からのドロップなのかがわかるように、それぞれの魔物を表す刻印がある。
この世界では、ガチャオーブはそのまま持ち運ばれて、開けずに取引することが当たり前だ。
オーブのままなら、開けたら巨大なアイテムで運ぶのに苦労するなんてことがないからだ。
例えば一塊で10kgあるようなオーク肉を20個も抱えて歩くのは大変だろう。
ならばオーブのまま20個運んだ方が良いという考えになる。
なので、何からドロップした何のオーブなのかがわかると取引しやすいということになる。
それが刻印によってある程度区別できるというわけだ。
もし冒険者の手書きのメモで区別するとなったら、詐欺の温床となっていたかもしれない。
カナタはそんな常識も知らないので、ガチャオーブをその場で開けようと思った。
しかし、先ほどから出しっぱなしの携帯ガチャ機前面のモニターにメッセージが表示されていることに気付く。
『ガチャオーブを装填してください』
「え? 何それ?」
見ると携帯ガチャ機の上が開いて、ガチャオーブを投入出来るようになっている。
興味を持ったカナタはガチャオーブを携帯ガチャ機に全て入れてみた。
すると携帯ガチャ機の蓋が閉まり、ガチャ機前面のモニターにメッセージが表示される。
『ヴァルチャードッグ限定ガチャ7回』
「えーと、ドロップガチャで出たオーブを、もう一回ガチャ出来るということ?」
携帯ガチャ機の恩恵にレアリティ1UPがある。
つまり、ドロップしたオーブを1UPで引けるということだ。
ヴァルチャードッグのオーブは黄色のNだったから、これが1UPで赤のHN確実ってことになる。
携帯ガチャ機はガチャバカ一代の称号に相応しいGRスキルだった。
「あれ? これ引いたオーブをもう一度ガチャ機に戻して繰り返せばGRまで上げられる?」
カナタが悪いことを呟いていると、携帯ガチャ機が勝手にガチャを引いた。
ガチャガチャ キンカキンカカキンキン
自動開放で結果が表示される。
Rスキル 【俊足】Lv.1
HNアイテム 【ヴァルチャードッグの大牙】
Rアイテム 【ヴァルチャードッグの毛皮(変異種 白)】
HNアイテム 【中級狗肉】
HNアイテム 【中級狗肉】
Rアイテム 【高級狗肉】
R魔法 【麻痺】Lv.1
「不正は許さないってことね……。
何か半分以上2UPな気がするし、文句などありません」
カナタは素直に感謝することにした。
しかし、問題は生肉の存在だ。
カナタの【ロッカー】は時間停止機能がないのだ。
実際、オーク肉を腐らせてヴァルチャードッグを呼び寄せてしまったぐらいだ。
「そういえば、ヴァルチャードッグとの戦闘でレベルが上がってないのかな?」
20頭ものDランク魔物を倒したのだから、レベルアップしていてもおかしくないはずだった。
実はシステムメッセージにカナタが気付かなかったのは、戦闘継続中だったことと、ニクが瀕死だったことで、システム音声が聞こえなかっただけだった。
「ステータス」
カナタは自分のステータスを確認した。
名前 :カナタ=ミル=ファーランド
種族 :人間 年齢:11才 性別:男
職業 :魔術師 (勇者)女神の加護により隠蔽中
レベル:7↑
体力 :240↑/240↑(100,000)呪いにより低下中
魔力 :40,800↑/40,800↑(1,000,000)呪いにより低下中
幸運 :52↑(+67↑+100(ガチャバカ一代補正分))呪いにより低下中
状態 :成長不良 (呪いの余波)
Nスキル:お財布 生活魔法 図鑑Lv.3↑ MAPLv.4↑
HNスキル:魔力操作Lv.3
Rスキル:身体強化Lv.2 【俊足】Lv.1new
SRスキル:
URスキル:魔力探知Lv.3
LRスキル:時空魔法Lv.4↑(7↑)呪いにより低下
GRスキル:携帯ガチャ機
称号:ガチャバカ一代 (勇者)女神の加護により隠蔽中
加護:女神ソフィアの加護(小)
取得魔法:ロッカーLv.3↑ 転移Lv.1 ファイアボールLv.1 ファイアウォールLv.1 回復(微小)new 麻痺Lv.1new
装備: 皮の鎧(小)
鋼の剣+2
所持品:テント
2人用テント
鉄のナイフ
魔導コンロ
魔石ランプ
冒険者の服(女性用)
冒険者のブーツ
オーク肉(ロース)
オーク肉(バラ)
闘鶏卵×4
闘鶏肉(モモ)×4
中級狗肉×2
高級狗肉
美味しい水(水筒×5 樽5リットル 樽10リットル)
美味しい携帯食料×9
白パン×4
焼き肉のたれ
**人形の右腕
ヴァルチャードッグの大牙
ヴァルチャードッグの毛皮(変異種 白)
所持金:1万8千3百DG(1億1万8千3百DG)女神の加護により隠蔽中
レベルが7に上がったことで、基礎ステータスも上がっていた。
カナタは今まで呪いの影響でレベルが上がってもステータスの補正が付いていなかった。
今回初めてステータスが上昇した。
それに伴って、【時空魔法】のレベルが上がった。
時空魔法のレベルアップにより、【図鑑】【MAP】【ロッカー】もレベルアップした。
特に【ロッカー】は、時間停止の機能がついた。
これにより生肉が腐らなくなったのだが、カナタはまだ気づいていなかった。
スキルオーブは□の刻印、スペルオーブは△の刻印、アイテムオーブは〇の刻印が付いていて区別できるのだ。
これらの刻印が付いていないものは、何が出て来るか開けてのお楽しみとなっている。
まあ、下位の魔物はほとんど何のオーブかわかるようだが。
ガチャオーブはドロップした魔物によっては、経験によりだいたい中身がわかる。
ヴァルチャードッグからドロップしたガチャオーブなら、スキルオーブは【敏捷】、スペルオーブは【微麻痺】、アイテムオーブは【毛皮】【牙】【狗肉】といった感じだ。
ガチャオーブには、どの魔物からのドロップなのかがわかるように、それぞれの魔物を表す刻印がある。
この世界では、ガチャオーブはそのまま持ち運ばれて、開けずに取引することが当たり前だ。
オーブのままなら、開けたら巨大なアイテムで運ぶのに苦労するなんてことがないからだ。
例えば一塊で10kgあるようなオーク肉を20個も抱えて歩くのは大変だろう。
ならばオーブのまま20個運んだ方が良いという考えになる。
なので、何からドロップした何のオーブなのかがわかると取引しやすいということになる。
それが刻印によってある程度区別できるというわけだ。
もし冒険者の手書きのメモで区別するとなったら、詐欺の温床となっていたかもしれない。
カナタはそんな常識も知らないので、ガチャオーブをその場で開けようと思った。
しかし、先ほどから出しっぱなしの携帯ガチャ機前面のモニターにメッセージが表示されていることに気付く。
『ガチャオーブを装填してください』
「え? 何それ?」
見ると携帯ガチャ機の上が開いて、ガチャオーブを投入出来るようになっている。
興味を持ったカナタはガチャオーブを携帯ガチャ機に全て入れてみた。
すると携帯ガチャ機の蓋が閉まり、ガチャ機前面のモニターにメッセージが表示される。
『ヴァルチャードッグ限定ガチャ7回』
「えーと、ドロップガチャで出たオーブを、もう一回ガチャ出来るということ?」
携帯ガチャ機の恩恵にレアリティ1UPがある。
つまり、ドロップしたオーブを1UPで引けるということだ。
ヴァルチャードッグのオーブは黄色のNだったから、これが1UPで赤のHN確実ってことになる。
携帯ガチャ機はガチャバカ一代の称号に相応しいGRスキルだった。
「あれ? これ引いたオーブをもう一度ガチャ機に戻して繰り返せばGRまで上げられる?」
カナタが悪いことを呟いていると、携帯ガチャ機が勝手にガチャを引いた。
ガチャガチャ キンカキンカカキンキン
自動開放で結果が表示される。
Rスキル 【俊足】Lv.1
HNアイテム 【ヴァルチャードッグの大牙】
Rアイテム 【ヴァルチャードッグの毛皮(変異種 白)】
HNアイテム 【中級狗肉】
HNアイテム 【中級狗肉】
Rアイテム 【高級狗肉】
R魔法 【麻痺】Lv.1
「不正は許さないってことね……。
何か半分以上2UPな気がするし、文句などありません」
カナタは素直に感謝することにした。
しかし、問題は生肉の存在だ。
カナタの【ロッカー】は時間停止機能がないのだ。
実際、オーク肉を腐らせてヴァルチャードッグを呼び寄せてしまったぐらいだ。
「そういえば、ヴァルチャードッグとの戦闘でレベルが上がってないのかな?」
20頭ものDランク魔物を倒したのだから、レベルアップしていてもおかしくないはずだった。
実はシステムメッセージにカナタが気付かなかったのは、戦闘継続中だったことと、ニクが瀕死だったことで、システム音声が聞こえなかっただけだった。
「ステータス」
カナタは自分のステータスを確認した。
名前 :カナタ=ミル=ファーランド
種族 :人間 年齢:11才 性別:男
職業 :魔術師 (勇者)女神の加護により隠蔽中
レベル:7↑
体力 :240↑/240↑(100,000)呪いにより低下中
魔力 :40,800↑/40,800↑(1,000,000)呪いにより低下中
幸運 :52↑(+67↑+100(ガチャバカ一代補正分))呪いにより低下中
状態 :成長不良 (呪いの余波)
Nスキル:お財布 生活魔法 図鑑Lv.3↑ MAPLv.4↑
HNスキル:魔力操作Lv.3
Rスキル:身体強化Lv.2 【俊足】Lv.1new
SRスキル:
URスキル:魔力探知Lv.3
LRスキル:時空魔法Lv.4↑(7↑)呪いにより低下
GRスキル:携帯ガチャ機
称号:ガチャバカ一代 (勇者)女神の加護により隠蔽中
加護:女神ソフィアの加護(小)
取得魔法:ロッカーLv.3↑ 転移Lv.1 ファイアボールLv.1 ファイアウォールLv.1 回復(微小)new 麻痺Lv.1new
装備: 皮の鎧(小)
鋼の剣+2
所持品:テント
2人用テント
鉄のナイフ
魔導コンロ
魔石ランプ
冒険者の服(女性用)
冒険者のブーツ
オーク肉(ロース)
オーク肉(バラ)
闘鶏卵×4
闘鶏肉(モモ)×4
中級狗肉×2
高級狗肉
美味しい水(水筒×5 樽5リットル 樽10リットル)
美味しい携帯食料×9
白パン×4
焼き肉のたれ
**人形の右腕
ヴァルチャードッグの大牙
ヴァルチャードッグの毛皮(変異種 白)
所持金:1万8千3百DG(1億1万8千3百DG)女神の加護により隠蔽中
レベルが7に上がったことで、基礎ステータスも上がっていた。
カナタは今まで呪いの影響でレベルが上がってもステータスの補正が付いていなかった。
今回初めてステータスが上昇した。
それに伴って、【時空魔法】のレベルが上がった。
時空魔法のレベルアップにより、【図鑑】【MAP】【ロッカー】もレベルアップした。
特に【ロッカー】は、時間停止の機能がついた。
これにより生肉が腐らなくなったのだが、カナタはまだ気づいていなかった。
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