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アイドル編
074 アイドル編50 前兆
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はい。ビギニ星系に無事戻ってきました。
途中のハブ次元跳躍門で通常次元跳躍門が敵艦隊に直接襲われたことを報告しておいた。
ボルド伯爵のおいたは討伐任務成功で黙っておいてやることにした。
前例の無いハブ下次元跳躍門への直接攻撃なので、帝国の調査団が向かうそうだ。
あ、そういや通常次元跳躍門には以前に野良宇宙戦艦が迷い込む(嘘)という前例があったんだったw
その野良宇宙戦艦が敵艦隊を誘い込んだのかもしれないなー。(棒読み)
ボルド伯爵、事態究明のため事情聴取頑張れ。(嫌味)
とまあ、討伐任務成功と素材確保も出来て、僕らはホクホク顔でSFOギルドにやって来た。
菜穂さんが代表して受付に向かう。
「Bランククエスト、討伐任務完了しましたわ」
菜穂さんが腕輪を受付の端末に翳すと、受付嬢の目の前の仮想スクリーンにボルド伯爵からの討伐任務成功の証と、ブラッシュリップス艦隊が殲滅した敵艦のデータが表示される。
それに目を通した受付嬢が一瞬驚いた表情で目を剥くが、直ぐに元の冷静な表情に戻る。
「討伐任務成功を確認しました。
依頼は野良宇宙艦1艦の討伐でしたが、合計18艦討伐ですので、50万G×18で各900万Gの報酬になります。
これは任務達成報酬ですのでギルド税はかかりません。
皆さんの腕輪も翳してください」
「え? 900万Gが5人分?」
「はい」
この依頼はボルド伯爵が達成させるつもりもなく出した依頼だったので、どうやら達成した場合に発生する曖昧な部分が全てこちらの都合の良い解釈になったようだ。
野良宇宙艦1艦の討伐で50万G、相場的に参加した人員各50万Gというのが常識。
警備任務でも各21万Gなんだからね。討伐任務ならそれより高くて当然だ。
そこへ18艦討伐が加わって×18となった。
数を熟せばそれだけ報酬が上積みされるのは当たり前だもんね。
ボルド伯爵は100万Gを詐欺ろうとして、4,500万Gを払うことになったのか……。
悪いことは出来ないね。
「それでは腕輪を翳してください」
チャリン、チャリン、チャリン、チャリン、チャリン。
各自の口座に900万Gの報酬が入金された。
僕たちは想定外の収入に口元がニヤケるのだった。
そういや、回収した艦は査定を受けて1割の税金を払わないとならないんだよね。
ボロボロのジャンク状態だけど全て査定に回しておこう。
税金は物納だな。
◇ ◇ ◇ ◇ ◆
回収した艦の査定と納税が終わらなければ艦の改装も出来ないので、僕は事務所で暇を潰していた。
そこで社長と世間話をしていたわけだが、通常次元跳躍門に直接敵艦隊が侵入したという話題をしたところ、社長が考え込んでしまった。
「どうしたの社長?」
「いや、ハブ次元跳躍門を通らずに通常次元跳躍門に直接侵入したなんて聞いたことが無い。
最近、ここ超ハブ次元跳躍門への攻撃が止まっていたのは、敵が次元跳躍門の新たな制御法を手に入れたということなのかもしれない。
となると、ここやハブ次元跳躍門で水際で防ぐという戦略が揺るぎかねない。
今後はどこの星系が直接襲われるかわからないということだ。
各星系に戦力を分散させねばならなくなる」
「今回、僕は帝国貴族が文化的に未熟で宇宙艦の技術をほとんど使い熟せていないことを知ったんだ。
これは誰かの技術を文化的に劣る帝国の人間が奪ったとしか思えないんだよね。
敵が次元跳躍門を制御出来るほどの帝国を上回る技術を持っているなら、もしかすると敵とはその誰かなのかもしれない」
「そうなると、帝国側で戦っている俺達が悪ということになるぞ」
冗談めかして言う社長のその言葉が、僕には何故か真実ではないかと思えてしまった。
「そういや、敵艦ってパイロットは乗っているの?
拿捕しても査定でSFO運営に直ぐ渡してしまうから、そこを確認したことがないんだけど?」
「少なくとも人員回収専門艦の存在は確認されていないな。
まあ敵が全滅前に撤退することが多々あるから、専門艦という存在が無いというだけで回収はしているのかもしれないな。
文化が違うと運用も違うかもしれないからな」
そこでふと僕はあることが引っかかった。
「文化が違うというけど、宇宙艦の装備って敵もこっちも互換性があるよね?」
「晶羅も気付いていたか。
そのおかげで装備の再利用ができるわけだが、ここまで同じというのは引っかかるものがあるな。
さっき晶羅が言っていたことが案外合っているのかもしれないな」
うーん。もし敵が帝国に文明を奪われた存在なら帝国とどっちが正義なんだろうか。
僕はゲームの延長として帝国側で戦争に参加してしまっている。
無人艦を破壊しているだけならまだいいが、人を殺していたら嫌だな。
ちょっとSFOを、いや帝国を疑ってかかった方がいいのかもしれない。
「まあ、野良宇宙艦というのは正体がわかっているんだがな」
「え?」
何それ。じゃあ僕の懸念は無駄だったということ?
「いや、晶羅が言っていた組織的攻撃をしている敵とは別の存在だ。
あの敵以外に自動宇宙工場から生み出されている無人艦が存在するんだよ。
その自動宇宙工場がある小惑星も確認されている。
危ないから次元跳躍門も封鎖されていて誰も近づかないけどな。
その行動に政治思想は無いようなんだが自己保全のためか防衛行動を取るようなんだ。
その防衛行動が帝国への襲撃という形で現れることがある」
「なんとも迷惑な存在だな」
「だが、それこそ討伐して素材を得るには美味しい存在となっているんだ。
こいつらはSFO運営が次元跳躍門を意図的に開いてわざと襲撃させていると言われている。
SFO運営も認めていない未確認情報だがな」
「まるでダンジョンから溢れた魔物みたいだね」
いや、まさにそんな扱いなのかもしれない。
「となるとダンジョン攻略なんてクエストも発生するのかな?」
僕の冗談に社長が呆れる。
「いや自動宇宙工場の星系には何万もの艦隊が遊弋している。
それを敵に回して勝てると思うか?」
「こちらも何万の艦隊で対抗しないと無理だね。
出来るのは帝国の正規軍ぐらいのものかな。
どれだけ戦力があるか知らないけど」
「まあ攻略する意味もないからな」
そんな冗談めかしたことを言っていた社長が急に真剣な目をする。
「晶羅、RPに参加するなら大規模攻勢に気をつけろ。
嵐の前の静けさかもしれない。何やらきな臭い予感がする」
「わかったよ」
野良宇宙艦は少数ならカモ。組織立った敵艦隊は危険。覚えておこう。
途中のハブ次元跳躍門で通常次元跳躍門が敵艦隊に直接襲われたことを報告しておいた。
ボルド伯爵のおいたは討伐任務成功で黙っておいてやることにした。
前例の無いハブ下次元跳躍門への直接攻撃なので、帝国の調査団が向かうそうだ。
あ、そういや通常次元跳躍門には以前に野良宇宙戦艦が迷い込む(嘘)という前例があったんだったw
その野良宇宙戦艦が敵艦隊を誘い込んだのかもしれないなー。(棒読み)
ボルド伯爵、事態究明のため事情聴取頑張れ。(嫌味)
とまあ、討伐任務成功と素材確保も出来て、僕らはホクホク顔でSFOギルドにやって来た。
菜穂さんが代表して受付に向かう。
「Bランククエスト、討伐任務完了しましたわ」
菜穂さんが腕輪を受付の端末に翳すと、受付嬢の目の前の仮想スクリーンにボルド伯爵からの討伐任務成功の証と、ブラッシュリップス艦隊が殲滅した敵艦のデータが表示される。
それに目を通した受付嬢が一瞬驚いた表情で目を剥くが、直ぐに元の冷静な表情に戻る。
「討伐任務成功を確認しました。
依頼は野良宇宙艦1艦の討伐でしたが、合計18艦討伐ですので、50万G×18で各900万Gの報酬になります。
これは任務達成報酬ですのでギルド税はかかりません。
皆さんの腕輪も翳してください」
「え? 900万Gが5人分?」
「はい」
この依頼はボルド伯爵が達成させるつもりもなく出した依頼だったので、どうやら達成した場合に発生する曖昧な部分が全てこちらの都合の良い解釈になったようだ。
野良宇宙艦1艦の討伐で50万G、相場的に参加した人員各50万Gというのが常識。
警備任務でも各21万Gなんだからね。討伐任務ならそれより高くて当然だ。
そこへ18艦討伐が加わって×18となった。
数を熟せばそれだけ報酬が上積みされるのは当たり前だもんね。
ボルド伯爵は100万Gを詐欺ろうとして、4,500万Gを払うことになったのか……。
悪いことは出来ないね。
「それでは腕輪を翳してください」
チャリン、チャリン、チャリン、チャリン、チャリン。
各自の口座に900万Gの報酬が入金された。
僕たちは想定外の収入に口元がニヤケるのだった。
そういや、回収した艦は査定を受けて1割の税金を払わないとならないんだよね。
ボロボロのジャンク状態だけど全て査定に回しておこう。
税金は物納だな。
◇ ◇ ◇ ◇ ◆
回収した艦の査定と納税が終わらなければ艦の改装も出来ないので、僕は事務所で暇を潰していた。
そこで社長と世間話をしていたわけだが、通常次元跳躍門に直接敵艦隊が侵入したという話題をしたところ、社長が考え込んでしまった。
「どうしたの社長?」
「いや、ハブ次元跳躍門を通らずに通常次元跳躍門に直接侵入したなんて聞いたことが無い。
最近、ここ超ハブ次元跳躍門への攻撃が止まっていたのは、敵が次元跳躍門の新たな制御法を手に入れたということなのかもしれない。
となると、ここやハブ次元跳躍門で水際で防ぐという戦略が揺るぎかねない。
今後はどこの星系が直接襲われるかわからないということだ。
各星系に戦力を分散させねばならなくなる」
「今回、僕は帝国貴族が文化的に未熟で宇宙艦の技術をほとんど使い熟せていないことを知ったんだ。
これは誰かの技術を文化的に劣る帝国の人間が奪ったとしか思えないんだよね。
敵が次元跳躍門を制御出来るほどの帝国を上回る技術を持っているなら、もしかすると敵とはその誰かなのかもしれない」
「そうなると、帝国側で戦っている俺達が悪ということになるぞ」
冗談めかして言う社長のその言葉が、僕には何故か真実ではないかと思えてしまった。
「そういや、敵艦ってパイロットは乗っているの?
拿捕しても査定でSFO運営に直ぐ渡してしまうから、そこを確認したことがないんだけど?」
「少なくとも人員回収専門艦の存在は確認されていないな。
まあ敵が全滅前に撤退することが多々あるから、専門艦という存在が無いというだけで回収はしているのかもしれないな。
文化が違うと運用も違うかもしれないからな」
そこでふと僕はあることが引っかかった。
「文化が違うというけど、宇宙艦の装備って敵もこっちも互換性があるよね?」
「晶羅も気付いていたか。
そのおかげで装備の再利用ができるわけだが、ここまで同じというのは引っかかるものがあるな。
さっき晶羅が言っていたことが案外合っているのかもしれないな」
うーん。もし敵が帝国に文明を奪われた存在なら帝国とどっちが正義なんだろうか。
僕はゲームの延長として帝国側で戦争に参加してしまっている。
無人艦を破壊しているだけならまだいいが、人を殺していたら嫌だな。
ちょっとSFOを、いや帝国を疑ってかかった方がいいのかもしれない。
「まあ、野良宇宙艦というのは正体がわかっているんだがな」
「え?」
何それ。じゃあ僕の懸念は無駄だったということ?
「いや、晶羅が言っていた組織的攻撃をしている敵とは別の存在だ。
あの敵以外に自動宇宙工場から生み出されている無人艦が存在するんだよ。
その自動宇宙工場がある小惑星も確認されている。
危ないから次元跳躍門も封鎖されていて誰も近づかないけどな。
その行動に政治思想は無いようなんだが自己保全のためか防衛行動を取るようなんだ。
その防衛行動が帝国への襲撃という形で現れることがある」
「なんとも迷惑な存在だな」
「だが、それこそ討伐して素材を得るには美味しい存在となっているんだ。
こいつらはSFO運営が次元跳躍門を意図的に開いてわざと襲撃させていると言われている。
SFO運営も認めていない未確認情報だがな」
「まるでダンジョンから溢れた魔物みたいだね」
いや、まさにそんな扱いなのかもしれない。
「となるとダンジョン攻略なんてクエストも発生するのかな?」
僕の冗談に社長が呆れる。
「いや自動宇宙工場の星系には何万もの艦隊が遊弋している。
それを敵に回して勝てると思うか?」
「こちらも何万の艦隊で対抗しないと無理だね。
出来るのは帝国の正規軍ぐらいのものかな。
どれだけ戦力があるか知らないけど」
「まあ攻略する意味もないからな」
そんな冗談めかしたことを言っていた社長が急に真剣な目をする。
「晶羅、RPに参加するなら大規模攻勢に気をつけろ。
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