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第二章 逃亡生活
071 包囲
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ポイント11にて空賊を退けた俺たちは、その場で出来得る限りの修理と整備を陸上戦艦に施すことにした。
元ドック跡は地上に露出し、設備は壊されていたが、片付ければキルトタルを泊めることぐらいは可能だった。
俺はキルトタルをドックに入れた。
するとうまい具合に地面から俺の農園部分だけが出ているような高さとなった。
これにより、しばらく陸上戦艦は動くことが出来なくなる。
まあ、ここら辺の脅威は全て取り除いたと言えたため、俺たちは根拠の薄い平和を信じてしまっていた。
「クランド、こいつら殺っちゃうにゃ」
ミーナが呆れて言い出したのは、空賊の捕虜の扱いだった。
全員を【鑑定】で調べたところ、誰一人として重罪を犯していないものがいなかった。
空賊はこのポイント11をアジトとし、その航空戦力というアドバンテージで周囲に恐怖を振り撒いていた。
ワイバーンによる行動範囲の広さから、かなり遠い地まで周辺の村を襲っていた。
収穫物や財産を奪い殺し犯す、そういった日々を繰り返していたのだ。
アジトに女が連れて来られることはあったが、皆不幸な結果になったようだ。
彼らにとって女性は、犯すか売るかの物でしかなかったのだ。
そんな痕跡がアジトのゴミ捨て場から見つかった。
どのような状態だったのかはコメントを差し控えさせてもらう。
俺らがアジトを制圧した結果、救うべき被害者は既にそこには居なかった。
女性は殺すか売るかした後で、空賊たちが新たな獲物を得ようと捜した結果、俺の農園を襲うことに決めたようだ。
俺の農園は俺以外は女性ばかりだ。
ターゲットとしては美味しい存在に見えたことだろう。
そんな空賊も識別信号高出力放射で無力化したおかげで、多くの捕虜を得てしまった。
これだけ重罪の連中なら殺して事後報告でも問題がなかった。
俺が隠れる身でなければ、冒険者ギルドに遺体を持ち込めば討伐報酬が得られた事案だろう。
生きているだけで食事や排泄の世話が必要になり、皆辟易していた。
役に立たない事家畜以下。
そんな極潰しが現在37人いた。
なのでミーナは殺っちゃおうと言うのだ。
だが、どうしても俺は、空賊の処刑に躊躇いが出てしまっていた。
幸い俺たちに人的被害は出ていない。
俺の農園から一人でも怪我人が出ていたら、俺は空賊を躊躇なく皆殺しに出来たかもしれない。
だが、俺が日本人であったことが、制圧出来た相手を邪魔だからと殺すことを許さなかった。
空賊たちは即席の檻に入れられ鎖で繋がれていた。
こいつらは給餌に来た者が女だと知ると、立場も弁えず襲おうとする鬼畜ばかりなのだ。
いつまでも、このままではいられない。
かと言って解放したらまた犯罪を犯すだろうから、そうするするわけにもいかなかった。
困ったお荷物を抱えてしまったものだ。
「いっそ、鎖で縛ったまま冒険者ギルドの前に捨てて来ようか?」
「主君、そうしましょう」
「首から『空賊です』って札でも下げておきましょう」
真面目にそう議論することも多くなった。
だが、そうすると俺たちの存在が空賊の口からバレる。
やっぱり殺っちゃうべきか。
「それにしても、いくら戦闘機や戦車がいたとはいえ、ここを治めている国はこいつらを野放しだったのか?」
そんな疑問を頭の隅に抱えたまま過ごしていたある日、事件は起こった。
気が付くと俺の農園が包囲されていたのだ。
農園といっても地上から5mほどの城壁に囲まれているんだが……。
以前は地面に空堀があったため、城壁の高さは都合10mはあったのだが、今は心元ない状態だった。
ドックにキルトタルを収めた結果、キルトタルの艦体がほとんど地面から下となっていて、キルトタルの甲板の上にある農園の大地は、そのまま地面と同じレベルにあるように見えた。
この状態で包囲されても、攻城兵器を持ち出されなければ中に攻め込まれるということは無いはずだった。
包囲しているのは軍馬の乗った装備の整った集団。おそらく騎士団だ。
俺が城壁の上から周囲を伺っていると、一人の騎士が白旗を掲げて近づいて来た。
「『この白い旗が貴様らの血で赤く染まるまで戦い抜いてやる』って意思表示じゃないよね?」
所変われば文化も変わる。
この異世界で白旗が地球と同じ意味を持つとは限らない。
「主君、何を言っているのだ?
『白旗は交渉を望む』あるいは『降伏の印』だ」
「だよね」
ある意味、異星人相手だから身構えただけだ。
「となると交戦状態にない相手同士だから、『交渉を望む』でいいのかな?」
そう言っている間に白旗を掲げた騎士は農園の城壁の下までやって来た。
どうやら武器は身に着けていないようだ。
後方の集団も弓矢などの長距離兵器を構えるなどはしていない。
その騎士は立ち止まると言葉を発した。
「クランド殿とお見受けする。我らはリーンワース王国第三軍である。
我が国は貴君らに危害を加えるつまりはない。
包囲は貴君らにこれ以上逃げられたくないためである。
王城にて我らの王がお待ちだ。召喚の勅である。一緒に来てもらいたい」
ああ、先日のサラーナ達と行った宝石採りの時に遭遇した連中の関係者か。
面倒だな。このままキルトタルで逃げるか……。
いや、これの存在を王国に知らせたくはない。
これの全体を見せたら、その価値にもっと王国から執着されかねない。
では、召喚に応じて王城まで行く?
俺は生身も晒してのこのこ王国に行くほど、この王国を信用出来ていない。
しかも俺はそのリーンワース王国とやらの臣民になった覚えは全くない。
しいて言えば、たまたま立ち寄っただけの旅人だ。
「断る!」
俺は召喚を断ることにした。
これで不敬だ生意気だと相手が強硬な態度に出て来るなら、どっちみちまともな話し合いなど出来るわけがない。
王国の都合を勝手に俺に押し付けて来るだけだろう。
元々王国に籍があったわけじゃない。
たまたま王国に居ただけだ。嫌なら他の国へ行けばいい。
「な……」
俺の言葉に騎士は言葉を詰まらせた。
まさか断られるとは思っていなかった?
王の権威に誰もが跪くとでも思っていたのか?
「こちらの身の安全が保障されていない。
ああ、口だけで保障すると言われたとしても信用できない。
こちらからは出向かない。用があるならここまで来ることだ」
俺は随分不敬なことを言っているのだろう。
交渉役の騎士どころかアイリーンやサラーナ達までが開いた口が塞がっていない。
「どうなっても知らんぞ!」
騎士は自分の裁量を越えた事態に捨て台詞を吐いて引き返して行った。
「ちょっと、主様、あんなこと言ったらリーンワース王国を敵に回すことになるじゃない!」
サラーナが慌ててパニックになる。
「いや、向こうが敵になるというなら、それでいいよ。
そうなったら他の国まで逃げて行けばいいんだし」
「だが、これで戦の準備をしなければならなくなった」
リーゼが窘める様に言う。
確かに余計なトラブルを背負いこんだかもしれないな。
「いや、この状態で攻められると思う?」
「ワイバーンで来られたらどうしますか?」
ああ、空か。城壁は登れないし、出入口もないし、突破は不可能だと思っていたけど、空からの攻撃があったか。
「全面戦争も辞さないなら、それこそ戦闘機で撃ち落とす」
「「「うわぁ……」」」
ターニャ、リーゼ、ティアの軍事に詳しい面々がその凶悪な光景を想像してドン引きする。
中世装備程度の陸戦部隊を相手にするならゴーレムと蒸気砲で無双できるし、戦闘機を使えば制空権はこちらのものだ。
しかも、ゴーレムと蒸気砲はキルトタルの電脳の命令で自律稼働するので俺達は寝ていても勝てる。
勝てないのは遺跡のロストテクノロジーを手に入れている北の帝国ぐらいだ。
いや、空賊のようにリーンワース王国が古代兵器を持っている可能性があったか。
元ドック跡は地上に露出し、設備は壊されていたが、片付ければキルトタルを泊めることぐらいは可能だった。
俺はキルトタルをドックに入れた。
するとうまい具合に地面から俺の農園部分だけが出ているような高さとなった。
これにより、しばらく陸上戦艦は動くことが出来なくなる。
まあ、ここら辺の脅威は全て取り除いたと言えたため、俺たちは根拠の薄い平和を信じてしまっていた。
「クランド、こいつら殺っちゃうにゃ」
ミーナが呆れて言い出したのは、空賊の捕虜の扱いだった。
全員を【鑑定】で調べたところ、誰一人として重罪を犯していないものがいなかった。
空賊はこのポイント11をアジトとし、その航空戦力というアドバンテージで周囲に恐怖を振り撒いていた。
ワイバーンによる行動範囲の広さから、かなり遠い地まで周辺の村を襲っていた。
収穫物や財産を奪い殺し犯す、そういった日々を繰り返していたのだ。
アジトに女が連れて来られることはあったが、皆不幸な結果になったようだ。
彼らにとって女性は、犯すか売るかの物でしかなかったのだ。
そんな痕跡がアジトのゴミ捨て場から見つかった。
どのような状態だったのかはコメントを差し控えさせてもらう。
俺らがアジトを制圧した結果、救うべき被害者は既にそこには居なかった。
女性は殺すか売るかした後で、空賊たちが新たな獲物を得ようと捜した結果、俺の農園を襲うことに決めたようだ。
俺の農園は俺以外は女性ばかりだ。
ターゲットとしては美味しい存在に見えたことだろう。
そんな空賊も識別信号高出力放射で無力化したおかげで、多くの捕虜を得てしまった。
これだけ重罪の連中なら殺して事後報告でも問題がなかった。
俺が隠れる身でなければ、冒険者ギルドに遺体を持ち込めば討伐報酬が得られた事案だろう。
生きているだけで食事や排泄の世話が必要になり、皆辟易していた。
役に立たない事家畜以下。
そんな極潰しが現在37人いた。
なのでミーナは殺っちゃおうと言うのだ。
だが、どうしても俺は、空賊の処刑に躊躇いが出てしまっていた。
幸い俺たちに人的被害は出ていない。
俺の農園から一人でも怪我人が出ていたら、俺は空賊を躊躇なく皆殺しに出来たかもしれない。
だが、俺が日本人であったことが、制圧出来た相手を邪魔だからと殺すことを許さなかった。
空賊たちは即席の檻に入れられ鎖で繋がれていた。
こいつらは給餌に来た者が女だと知ると、立場も弁えず襲おうとする鬼畜ばかりなのだ。
いつまでも、このままではいられない。
かと言って解放したらまた犯罪を犯すだろうから、そうするするわけにもいかなかった。
困ったお荷物を抱えてしまったものだ。
「いっそ、鎖で縛ったまま冒険者ギルドの前に捨てて来ようか?」
「主君、そうしましょう」
「首から『空賊です』って札でも下げておきましょう」
真面目にそう議論することも多くなった。
だが、そうすると俺たちの存在が空賊の口からバレる。
やっぱり殺っちゃうべきか。
「それにしても、いくら戦闘機や戦車がいたとはいえ、ここを治めている国はこいつらを野放しだったのか?」
そんな疑問を頭の隅に抱えたまま過ごしていたある日、事件は起こった。
気が付くと俺の農園が包囲されていたのだ。
農園といっても地上から5mほどの城壁に囲まれているんだが……。
以前は地面に空堀があったため、城壁の高さは都合10mはあったのだが、今は心元ない状態だった。
ドックにキルトタルを収めた結果、キルトタルの艦体がほとんど地面から下となっていて、キルトタルの甲板の上にある農園の大地は、そのまま地面と同じレベルにあるように見えた。
この状態で包囲されても、攻城兵器を持ち出されなければ中に攻め込まれるということは無いはずだった。
包囲しているのは軍馬の乗った装備の整った集団。おそらく騎士団だ。
俺が城壁の上から周囲を伺っていると、一人の騎士が白旗を掲げて近づいて来た。
「『この白い旗が貴様らの血で赤く染まるまで戦い抜いてやる』って意思表示じゃないよね?」
所変われば文化も変わる。
この異世界で白旗が地球と同じ意味を持つとは限らない。
「主君、何を言っているのだ?
『白旗は交渉を望む』あるいは『降伏の印』だ」
「だよね」
ある意味、異星人相手だから身構えただけだ。
「となると交戦状態にない相手同士だから、『交渉を望む』でいいのかな?」
そう言っている間に白旗を掲げた騎士は農園の城壁の下までやって来た。
どうやら武器は身に着けていないようだ。
後方の集団も弓矢などの長距離兵器を構えるなどはしていない。
その騎士は立ち止まると言葉を発した。
「クランド殿とお見受けする。我らはリーンワース王国第三軍である。
我が国は貴君らに危害を加えるつまりはない。
包囲は貴君らにこれ以上逃げられたくないためである。
王城にて我らの王がお待ちだ。召喚の勅である。一緒に来てもらいたい」
ああ、先日のサラーナ達と行った宝石採りの時に遭遇した連中の関係者か。
面倒だな。このままキルトタルで逃げるか……。
いや、これの存在を王国に知らせたくはない。
これの全体を見せたら、その価値にもっと王国から執着されかねない。
では、召喚に応じて王城まで行く?
俺は生身も晒してのこのこ王国に行くほど、この王国を信用出来ていない。
しかも俺はそのリーンワース王国とやらの臣民になった覚えは全くない。
しいて言えば、たまたま立ち寄っただけの旅人だ。
「断る!」
俺は召喚を断ることにした。
これで不敬だ生意気だと相手が強硬な態度に出て来るなら、どっちみちまともな話し合いなど出来るわけがない。
王国の都合を勝手に俺に押し付けて来るだけだろう。
元々王国に籍があったわけじゃない。
たまたま王国に居ただけだ。嫌なら他の国へ行けばいい。
「な……」
俺の言葉に騎士は言葉を詰まらせた。
まさか断られるとは思っていなかった?
王の権威に誰もが跪くとでも思っていたのか?
「こちらの身の安全が保障されていない。
ああ、口だけで保障すると言われたとしても信用できない。
こちらからは出向かない。用があるならここまで来ることだ」
俺は随分不敬なことを言っているのだろう。
交渉役の騎士どころかアイリーンやサラーナ達までが開いた口が塞がっていない。
「どうなっても知らんぞ!」
騎士は自分の裁量を越えた事態に捨て台詞を吐いて引き返して行った。
「ちょっと、主様、あんなこと言ったらリーンワース王国を敵に回すことになるじゃない!」
サラーナが慌ててパニックになる。
「いや、向こうが敵になるというなら、それでいいよ。
そうなったら他の国まで逃げて行けばいいんだし」
「だが、これで戦の準備をしなければならなくなった」
リーゼが窘める様に言う。
確かに余計なトラブルを背負いこんだかもしれないな。
「いや、この状態で攻められると思う?」
「ワイバーンで来られたらどうしますか?」
ああ、空か。城壁は登れないし、出入口もないし、突破は不可能だと思っていたけど、空からの攻撃があったか。
「全面戦争も辞さないなら、それこそ戦闘機で撃ち落とす」
「「「うわぁ……」」」
ターニャ、リーゼ、ティアの軍事に詳しい面々がその凶悪な光景を想像してドン引きする。
中世装備程度の陸戦部隊を相手にするならゴーレムと蒸気砲で無双できるし、戦闘機を使えば制空権はこちらのものだ。
しかも、ゴーレムと蒸気砲はキルトタルの電脳の命令で自律稼働するので俺達は寝ていても勝てる。
勝てないのは遺跡のロストテクノロジーを手に入れている北の帝国ぐらいだ。
いや、空賊のようにリーンワース王国が古代兵器を持っている可能性があったか。
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