122 / 169
第三章 北の帝国戦役編
122 艦隊戦5
しおりを挟む
ガイアベザル主力艦隊の旗艦デルベックでは艦橋に艦隊司令部要員が座乗していた。
ガイアベザル主力艦隊は西の海岸まで中央山脈を迂回して南下していた。
リーンワース王国が手に入れたであろう遺跡を奪取することが、皇帝陛下より命じられた至上任務だった。
リーンワース王国中央の北部寄りに広がる平野の真ん中にポツンと聳え立つ山がある。
ガイアベザル帝国の古い地図によるとズイオウ山という山だ。
魔導通信の発せられた地と思しきそこには、ガイアベザル帝国でも失われている陸上戦艦を修理できる遺跡が残されている可能性があった。
リーンワース王国を侵略するよりも、その遺跡を奪う事こそが最大の戦略目標となっていた。
その遺跡を奪えさえすれば、侵略などさほどの時を経ずに簡単に完了するはずだった。
ガイアベザル主力艦隊が平野を東進し続けると、地平線の彼方に目標であるズイオウ山の山頂が僅かに見え始めた。
艦隊司令ヴェルナーツは、何気なくその山頂を眺めていた。
その時、艦橋内に警告音が鳴り響いた。
『ロックオン警報! ロックオン警報! アクティブレーダーに捕捉されています』
続けて警告音声が発せられるが旧帝国語のため内容は理解出来なかった。
だが、ヴェルナーツは長年の経験により、それが魔導レーダーに探知されたという警告だと認識していた。
帝国所有の陸上戦艦の中には魔導レーダーが生きている艦もあり、その運用方法を模索する中で、魔導レーダーの生きている僚艦を仮想敵艦として演習を行ったことがあったのだ。
その仮想敵艦から魔導レーダーで探知された時、同様の警告音が鳴った現場に若い頃のヴェルナーツは立ち会っていた。
「ズイオウ山の山頂が見えたと同時に魔導レーダーに捕らわれたか。
となると、あの山頂に魔導レーダーが設置さているということか」
ヴェルナーツはズイオウ山の山頂をじっと見つめる。
その山頂に魔法陣が広がり、眩い光が発せられた。
ヴェルナーツが「拙い!」と思った時には遅かった。
ドガン!
突然先頭を航行していた陸上戦艦バーアムに光条が直撃し、火薬砲の砲弾が誘爆し大爆発する。
バーアムが魔導砲の直撃を受けたのだ。
ヴェルナーツはズイオウ山山頂に注目していたため、その瞬間を見ていた。
「間違いない。あの山頂から撃たれた」
ヴェルナーツは状況を正確に把握し命令を下す。
「全艦後退! あの山頂が見えないところまで退け!」
旗艦デルベックの艦橋左右と後部の各見張り台に配置されている信号員が、光魔法の信号で他の艦に命令を伝える。
だが、信号員が伝える前に、旗艦が動き出しただけで他の艦も追随するかのように艦隊運動を始めていた。
その練度が他の艦を生き残らせることになった。
「長距離魔導砲だと?
あの山頂から狙われたら、ズイオウ山周辺には誰も近付けないぞ!」
魔導砲は魔力ストレージからのエネルギーチャージの問題で次射までにタイムラグがある。
それを利用して接近すれば魔導砲搭載艦でなくても敵の魔導砲搭載艦を攻撃することが可能だった。
だが、あの山頂にある長距離魔導砲はそうはいかない。
こちらの魔導砲の有効射程内に接近する前に、こちらは全艦撃沈されてしまうだけの圧倒的な射程距離の差があった。
射程距離には最大射程距離と有効射程距離がある。
光魔法である魔導砲は、光の性質上真っ直ぐにしか進めない。
つまり地平線の向こう側までは攻撃することが出来ない。
この直接狙える目標までが最大射程距離となる。
これは発射地点や標的の高度などにより変動する。
目標を直接目視できる距離と言えばいいだろうか。
ただ、狙えるからと言って、その攻撃が有効だとは限らない。
光魔法という性質上、距離が長くなれば光が空気で拡散して威力が落ちる。
この光魔法の威力が維持される距離こそが有効射程距離となる。
この有効射程距離があの山頂の長距離魔導砲と、ガイアベザル主力艦隊に配備されている魔導砲で大きく違うのだ。
あのズイオウ山周辺には未知の遺跡があると目されていた。
その遺跡の存在が砲撃によってある意味証明できたのは皮肉なものだった。
だが、あの長距離魔導砲がある限り、ズイオウ山には接近することすら出来ないだろう。
当初の目的はズイオウ山の占拠、後にリーンワース王国王都の殲滅だった。
おそらく敵の不明艦はこの遺跡のものだろう。
つまり、敵の魔導砲搭載艦はこのズイオウ山頂遺跡の所属。
このまま大峡谷に向かっては、大峡谷の要塞から消えた5艦の敵陸上戦艦に後ろを取られることになるだろう。
敵の状況は国境の街に潜り込ませたスパイにより把握していた。
5艦の敵陸上戦艦が要塞から消えたのは確定情報だった。
「目標変更、リーンワース王国王都へ向かう!
ズイオウ山の山頂にあるのが魔導レーダーだ。
山頂が見えたら撃たれると認識しろ。
あれが見えない距離まで後退し迂回する」
王都を攻撃すればボルダル要塞の陸上戦艦も動くだろう。
そうなれば、峡谷に控えている艦隊を突入させられる。
確認されている敵の陸上戦艦はたしか9艦だ。
大峡谷に4艦、その他所在不明な艦が5艦。
分断出来ればガイアベザル主力艦隊の数が有利にはたらくはずだった。
「陸上戦艦ダーボンに特命を与える。
北に向かい度々敵の魔導レーダーにあえて引っかかれ。
我々が北に向かったと思わせろ」
ダーボンを囮とし敵を欺瞞する作戦を思いついたヴェルナーツは、敵を手玉に取る未来を想像してほくそ笑むのだった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◆
ズイオウ山山頂のレーダー基地詰めていた俺は、当初の予定通り、敵艦隊との距離が100kmを切る――アクティブレーダーに反応が出る――タイミングで、長距離魔導砲で敵艦隊への砲撃を開始した。
パッシブレーダーには既に反応が出ていたが、あえてアクティブレーダーに反応が出るまで待って攻撃を開始したのだ。
その距離が長距離魔導砲の最大射程距離だったからだ。
まずは先頭の陸上戦艦を狙った。
魔導砲塔の前に光の魔法陣が展開し、魔導砲が発射されると、直ぐに次弾発射のために魔力ストレージに魔力がチャージされ始めた。
陸上戦艦が持つ重力制御機関の分使用魔力が少ないこのレーダー基地では、魔導機関の魔力にかなりの余剰能力があった。
この魔法陣で発射のタイミングがバレバレだなと思っていると、敵艦隊から爆発音が響いた。
どうやら敵陸上戦艦の火薬砲の弾薬に引火したみたいだった。
立ち上る黒煙、1艦目を撃墜した。
「ん? 敵の動きが速い」
次弾をチャージしていると、アクティブレーダーから光点が次々と消えていく。
どうやら敵の中に魔導砲をよく知っている人物がいるらしい。
魔導砲の最大射程が地平線までという事実を知っているようだ。
次々と敵艦の反応が地平線の向こうに消える。
「つまり相手も魔導砲持ちということだな」
俺は独り言ちた。
となると、ここへの接近は諦めてくれたことだろう。
長距離魔導砲で一方的に叩かれることが理解できただろうからだ。
「さて敵艦隊はどこへ向かう?」
魔力波を放出し、その反応を見るアクティブレーダーの範囲からは外れたが、敵の魔力そのものを探知するパッシブレーダーにはまだ敵艦隊が映っている。
その敵艦隊から1艦が分離し北へと向かった。
「変な動きをする艦だな?」
その敵艦はアクティブレーダーの範囲に出たり入ったりを繰り返していた。
もしかして……。
俺は長距離魔導砲をけん制のためにその敵艦に向かって発砲した。
当てるつもりはないので、当たらない。
すると射程外に出ていた敵本隊が射程範囲を迂回するように南下を始めた。
その様子が全部パッシブレーダーに映っている。
「この分離した艦は、やはり陽動作戦だったんだな。
パッシブレーダーに映ってるから意味ないが……」
これは敵艦隊が北へ向かったと俺たちに思わせたかったということなんだろうな。
北の帝国はパッシブレーダーの存在を知らないということか……。
しかし、これで敵艦隊の狙いがわかった。
俺たちの戦力を分断してのリーンワース王国王都強襲だ。
こちらが今動かせる陸上戦艦は5艦。
敵艦隊は1艦減って14艦、1艦陽動に分離して13艦。
敵が油断している隙にこちらの5艦はリーンワース王国王都防衛に向かわせよう。
ここはキルトタルと長距離魔導砲で充分守れるだろう。
ガイアベザル主力艦隊は西の海岸まで中央山脈を迂回して南下していた。
リーンワース王国が手に入れたであろう遺跡を奪取することが、皇帝陛下より命じられた至上任務だった。
リーンワース王国中央の北部寄りに広がる平野の真ん中にポツンと聳え立つ山がある。
ガイアベザル帝国の古い地図によるとズイオウ山という山だ。
魔導通信の発せられた地と思しきそこには、ガイアベザル帝国でも失われている陸上戦艦を修理できる遺跡が残されている可能性があった。
リーンワース王国を侵略するよりも、その遺跡を奪う事こそが最大の戦略目標となっていた。
その遺跡を奪えさえすれば、侵略などさほどの時を経ずに簡単に完了するはずだった。
ガイアベザル主力艦隊が平野を東進し続けると、地平線の彼方に目標であるズイオウ山の山頂が僅かに見え始めた。
艦隊司令ヴェルナーツは、何気なくその山頂を眺めていた。
その時、艦橋内に警告音が鳴り響いた。
『ロックオン警報! ロックオン警報! アクティブレーダーに捕捉されています』
続けて警告音声が発せられるが旧帝国語のため内容は理解出来なかった。
だが、ヴェルナーツは長年の経験により、それが魔導レーダーに探知されたという警告だと認識していた。
帝国所有の陸上戦艦の中には魔導レーダーが生きている艦もあり、その運用方法を模索する中で、魔導レーダーの生きている僚艦を仮想敵艦として演習を行ったことがあったのだ。
その仮想敵艦から魔導レーダーで探知された時、同様の警告音が鳴った現場に若い頃のヴェルナーツは立ち会っていた。
「ズイオウ山の山頂が見えたと同時に魔導レーダーに捕らわれたか。
となると、あの山頂に魔導レーダーが設置さているということか」
ヴェルナーツはズイオウ山の山頂をじっと見つめる。
その山頂に魔法陣が広がり、眩い光が発せられた。
ヴェルナーツが「拙い!」と思った時には遅かった。
ドガン!
突然先頭を航行していた陸上戦艦バーアムに光条が直撃し、火薬砲の砲弾が誘爆し大爆発する。
バーアムが魔導砲の直撃を受けたのだ。
ヴェルナーツはズイオウ山山頂に注目していたため、その瞬間を見ていた。
「間違いない。あの山頂から撃たれた」
ヴェルナーツは状況を正確に把握し命令を下す。
「全艦後退! あの山頂が見えないところまで退け!」
旗艦デルベックの艦橋左右と後部の各見張り台に配置されている信号員が、光魔法の信号で他の艦に命令を伝える。
だが、信号員が伝える前に、旗艦が動き出しただけで他の艦も追随するかのように艦隊運動を始めていた。
その練度が他の艦を生き残らせることになった。
「長距離魔導砲だと?
あの山頂から狙われたら、ズイオウ山周辺には誰も近付けないぞ!」
魔導砲は魔力ストレージからのエネルギーチャージの問題で次射までにタイムラグがある。
それを利用して接近すれば魔導砲搭載艦でなくても敵の魔導砲搭載艦を攻撃することが可能だった。
だが、あの山頂にある長距離魔導砲はそうはいかない。
こちらの魔導砲の有効射程内に接近する前に、こちらは全艦撃沈されてしまうだけの圧倒的な射程距離の差があった。
射程距離には最大射程距離と有効射程距離がある。
光魔法である魔導砲は、光の性質上真っ直ぐにしか進めない。
つまり地平線の向こう側までは攻撃することが出来ない。
この直接狙える目標までが最大射程距離となる。
これは発射地点や標的の高度などにより変動する。
目標を直接目視できる距離と言えばいいだろうか。
ただ、狙えるからと言って、その攻撃が有効だとは限らない。
光魔法という性質上、距離が長くなれば光が空気で拡散して威力が落ちる。
この光魔法の威力が維持される距離こそが有効射程距離となる。
この有効射程距離があの山頂の長距離魔導砲と、ガイアベザル主力艦隊に配備されている魔導砲で大きく違うのだ。
あのズイオウ山周辺には未知の遺跡があると目されていた。
その遺跡の存在が砲撃によってある意味証明できたのは皮肉なものだった。
だが、あの長距離魔導砲がある限り、ズイオウ山には接近することすら出来ないだろう。
当初の目的はズイオウ山の占拠、後にリーンワース王国王都の殲滅だった。
おそらく敵の不明艦はこの遺跡のものだろう。
つまり、敵の魔導砲搭載艦はこのズイオウ山頂遺跡の所属。
このまま大峡谷に向かっては、大峡谷の要塞から消えた5艦の敵陸上戦艦に後ろを取られることになるだろう。
敵の状況は国境の街に潜り込ませたスパイにより把握していた。
5艦の敵陸上戦艦が要塞から消えたのは確定情報だった。
「目標変更、リーンワース王国王都へ向かう!
ズイオウ山の山頂にあるのが魔導レーダーだ。
山頂が見えたら撃たれると認識しろ。
あれが見えない距離まで後退し迂回する」
王都を攻撃すればボルダル要塞の陸上戦艦も動くだろう。
そうなれば、峡谷に控えている艦隊を突入させられる。
確認されている敵の陸上戦艦はたしか9艦だ。
大峡谷に4艦、その他所在不明な艦が5艦。
分断出来ればガイアベザル主力艦隊の数が有利にはたらくはずだった。
「陸上戦艦ダーボンに特命を与える。
北に向かい度々敵の魔導レーダーにあえて引っかかれ。
我々が北に向かったと思わせろ」
ダーボンを囮とし敵を欺瞞する作戦を思いついたヴェルナーツは、敵を手玉に取る未来を想像してほくそ笑むのだった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◆
ズイオウ山山頂のレーダー基地詰めていた俺は、当初の予定通り、敵艦隊との距離が100kmを切る――アクティブレーダーに反応が出る――タイミングで、長距離魔導砲で敵艦隊への砲撃を開始した。
パッシブレーダーには既に反応が出ていたが、あえてアクティブレーダーに反応が出るまで待って攻撃を開始したのだ。
その距離が長距離魔導砲の最大射程距離だったからだ。
まずは先頭の陸上戦艦を狙った。
魔導砲塔の前に光の魔法陣が展開し、魔導砲が発射されると、直ぐに次弾発射のために魔力ストレージに魔力がチャージされ始めた。
陸上戦艦が持つ重力制御機関の分使用魔力が少ないこのレーダー基地では、魔導機関の魔力にかなりの余剰能力があった。
この魔法陣で発射のタイミングがバレバレだなと思っていると、敵艦隊から爆発音が響いた。
どうやら敵陸上戦艦の火薬砲の弾薬に引火したみたいだった。
立ち上る黒煙、1艦目を撃墜した。
「ん? 敵の動きが速い」
次弾をチャージしていると、アクティブレーダーから光点が次々と消えていく。
どうやら敵の中に魔導砲をよく知っている人物がいるらしい。
魔導砲の最大射程が地平線までという事実を知っているようだ。
次々と敵艦の反応が地平線の向こうに消える。
「つまり相手も魔導砲持ちということだな」
俺は独り言ちた。
となると、ここへの接近は諦めてくれたことだろう。
長距離魔導砲で一方的に叩かれることが理解できただろうからだ。
「さて敵艦隊はどこへ向かう?」
魔力波を放出し、その反応を見るアクティブレーダーの範囲からは外れたが、敵の魔力そのものを探知するパッシブレーダーにはまだ敵艦隊が映っている。
その敵艦隊から1艦が分離し北へと向かった。
「変な動きをする艦だな?」
その敵艦はアクティブレーダーの範囲に出たり入ったりを繰り返していた。
もしかして……。
俺は長距離魔導砲をけん制のためにその敵艦に向かって発砲した。
当てるつもりはないので、当たらない。
すると射程外に出ていた敵本隊が射程範囲を迂回するように南下を始めた。
その様子が全部パッシブレーダーに映っている。
「この分離した艦は、やはり陽動作戦だったんだな。
パッシブレーダーに映ってるから意味ないが……」
これは敵艦隊が北へ向かったと俺たちに思わせたかったということなんだろうな。
北の帝国はパッシブレーダーの存在を知らないということか……。
しかし、これで敵艦隊の狙いがわかった。
俺たちの戦力を分断してのリーンワース王国王都強襲だ。
こちらが今動かせる陸上戦艦は5艦。
敵艦隊は1艦減って14艦、1艦陽動に分離して13艦。
敵が油断している隙にこちらの5艦はリーンワース王国王都防衛に向かわせよう。
ここはキルトタルと長距離魔導砲で充分守れるだろう。
1
お気に入りに追加
813
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
日本帝国陸海軍 混成異世界根拠地隊
北鴨梨
ファンタジー
太平洋戦争も終盤に近付いた1944(昭和19)年末、日本海軍が特攻作戦のため終結させた南方の小規模な空母機動部隊、北方の輸送兼対潜掃討部隊、小笠原増援輸送部隊が突如として消失し、異世界へ転移した。米軍相手には苦戦続きの彼らが、航空戦力と火力、機動力を生かして他を圧倒し、図らずも異世界最強の軍隊となってしまい、その情勢に大きく関わって引っ掻き回すことになる。
スマートシステムで異世界革命
小川悟
ファンタジー
/// 毎日19時に投稿する予定です。 ///
★☆★ システム開発の天才!異世界転移して魔法陣構築で生産チート! ★☆★
新道亘《シンドウアタル》は、自分でも気が付かないうちにボッチ人生を歩み始めていた。
それならボッチ卒業の為に、現実世界のしがらみを全て捨て、新たな人生を歩もうとしたら、異世界女神と事故で現実世界のすべてを捨て、やり直すことになってしまった。
異世界に行くために、新たなスキルを神々と作ったら、とんでもなく生産チートなスキルが出来上がる。
スマフォのような便利なスキルで異世界に生産革命を起こします!
序章(全5話)異世界転移までの神々とのお話しです
第1章(全12話+1話)転生した場所での検証と訓練
第2章(全13話+1話)滞在先の街と出会い
第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚
第4章(全17話)ダンジョン探索
第5章(執筆中)公的ギルド?
※第3章以降は少し内容が過激になってきます。
上記はあくまで予定です。
カクヨムでも投稿しています。
見よう見まねで生産チート
立風人(りふと)
ファンタジー
(※サムネの武器が登場します)
ある日、死神のミスにより死んでしまった青年。
神からのお詫びと救済を兼ねて剣と魔法の世界へ行けることに。
もの作りが好きな彼は生産チートをもらい異世界へ
楽しくも忙しく過ごす冒険者 兼 職人 兼 〇〇な主人公とその愉快な仲間たちのお話。
※基本的に主人公視点で進んでいきます。
※趣味作品ですので不定期投稿となります。
コメント、評価、誤字報告の方をよろしくお願いします。
加護とスキルでチートな異世界生活
どど
ファンタジー
高校1年生の新崎 玲緒(にいざき れお)が学校からの帰宅中にトラックに跳ねられる!?
目を覚ますと真っ白い世界にいた!
そこにやってきた神様に転生か消滅するかの2択に迫られ転生する!
そんな玲緒のチートな異世界生活が始まる
初めての作品なので誤字脱字、ストーリーぐだぐだが多々あると思いますが気に入って頂けると幸いです
ノベルバ様にも公開しております。
※キャラの名前や街の名前は基本的に私が思いついたやつなので特に意味はありません
異世界転生してもまだモブだった俺が世界に復讐する話 〜全てに見捨てられた怨念たちと共に、我らの憤怒で罪人どもを滅ぼし世界を地獄へと変える〜
じぇみにの片割れ
ファンタジー
退屈どころか酷い日常を送っていた藤原悠司は異世界転生を果たしてギルドに保護される。しかしチートはもらえないし美少女にも囲まれない。現代知識チートが通じるほど甘い世界でもない。
しかも同じ時期に異世界転生してきた別の男──怜司が大活躍。そいつは女にモテるわ性格は良いわでいいこと尽くし。
自分はどうせ無能だからいい。異世界に来たぐらいで幸せになるわけがない──そう諦観していた悠司だったが、こっちの世界で出会った女性に一目惚れ。彼女を見てさえいられればちょっとは幸せになれた。
なのにその彼女さえ、大活躍していた主人公様に取られそうな気配。ついに我慢しきれなくなった悠司は怜司の殺害を試みるが失敗。ギルドの牢屋に幽閉された。
牢の中にいた彼の脳裏にある言葉が響く──我らとひとつに、と。
不思議な声に導かれるまま保管庫にあった禍々しい杖を掴み取ったとき、藤原悠司と“彼ら”の本当の物語が幕を開ける。
光の道を歩み続ける者たちと、その影に飲み込まれて見捨てられた者たちがぶつかり合うダークファンタジー。
異世界という幻想でさえ、冷酷な現実を超克することはできない──
貞操逆転世界に無職20歳男で転生したので自由に生きます!
やまいし
ファンタジー
自分が書きたいことを詰めこみました。掲示板あり
目覚めると20歳無職だった主人公。
転生したのは男女の貞操観念が逆転&男女比が1:100の可笑しな世界だった。
”好きなことをしよう”と思ったは良いものの無一文。
これではまともな生活ができない。
――そうだ!えちえち自撮りでお金を稼ごう!
こうして彼の転生生活が幕を開けた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる