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第五章
自覚した想い(悠互SIDE)①
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***
悠互はその日、なかなか会社を出られないでいた。
クライアントからの回答待ちだから仕方ない。向こう方も、夜遅くまで会議を重ねてくれているのだろう。
回答を待つ間、月曜のコンペチームの会議にむけて、各々が共有してくれたファイルに目を通していた。
しかし、メディア局からぽつり、ぽつりと人が消えていくのを見るたびに、ため息が零れそうになった。
――早く家に帰って、杷留と過ごしたい。同期と飲むと言っていたから、迎えに行きたい。
杷留に家族のことを知られ、甘えてしまったあの日から、彼女の態度はそっけなくなった。
きっと、知られてしまった頼りない自分の過去と、未だに家族との縁が切りきれていない事実に、呆れているのだろう。
しかも、あの日は杷留の厚意に甘え、彼女に体を委ねてしまった。
あの夜のセックスは、彼女の慈悲だ。ただの慰めだ。
彼女に掻き抱かれながら、きっとパリで自分を受け入れてくれたのも、彼女の優しさだったのだと気づいた。
『なるべく早く、離婚しような』
そう彼女に告げたのは、これ以上彼女を家のことに巻き込みたくない、彼女にこれ以上自分のことに身を砕いて欲しくないと思ったからだ。
杷留は、優しすぎる。
だけど、あの夜以降彼女がそっけない態度になっても、悠互には杷留と一緒にいる時間が大切だった。
ご飯を食べるとき。買い物に行くとき。
目が合うと顔を逸らされてしまうが、それでも彼女のことを見ていたかった。
今までよりだいぶ会話は少なくなったが、それでも時折彼女が笑みを見せると、心が躍った。
パソコンを開いたまま、手が止まってしまっていた。
無意識に、左薬指にはまった指輪を右手で触っていたのだ。
離婚をするまで、どのくらいだろう。
あと、どれくらい彼女と一緒にいられるのだろう。
〝ほとぼりが冷めたら離婚する〟という曖昧な条件で結婚生活を続けてしまったせいで、タイムリミットが分からない。
思うに、もう〝ほとぼり〟は冷めた。
お祝いを言ってくる同僚も上司もだいぶ減ったし、悠互たちの結婚の事実は、会社の中で〝当たり前〟の事実になっている。
人の噂も七十五日。もっとかかると思っていたが、案外その通りだった。
籍を入れてしまったあの日から、まもなくそれだけの日が経つ。
だけど、富永さんに同じコンペチームに入れられてしまったから、コンペが終わるまでは離婚するべきでないとも思う。
チームメンバーにまで、余計な気は遣わせたくない。
そこまで考えて、悠互はふと気付いた。
――それは、俺が離婚したくないだけの言い訳じゃないか。
それで、職場ではこぼすまいとしていたため息が、ついにこぼれてしまった。
「珍しいね。三条くんが、ため息なんて」
その声に、顔を上げる。局長室にいるはずの富永が、そこに立っていた。
気が付けば、オフィスには悠互と富永以外は誰もいない。
それだけ、遅い時間になってしまったのだろう。時計を見る。もう間もなく、午後十時になる。
「悩み事があるなら、相談に乗るよ?」
富永はそう言うと、悠互の隣の椅子を引き、そこに足を組んで座る。
頬杖をつきながらこちらを見上る彼は、独特の色気を放っている。きっと富永は、女性経験もそれなりにあるのだろう。
口を開きかけて、やめた。
悠互は富永に、何度も救われている。
あの家から自分を解放してくれた。この会社に入るきっかけを作ってくれた。
そんな彼に、恋の相談なんてできるわけがない。
彼は自分たちの結婚を喜び、婚姻届に証人の署名をしてくれた人物でもあるのだから、余計に。
「仕事のことではないので、結構です」
悠互はそう言うと、姿勢を正してパソコンに向かい合う。
すると、富永はくすりと笑った。
「仕事以外のことでは、悩んでいるんだ?」
悠互はぴくりと体を揺らした。
だがパソコンの画面から視線を逸らさず、冷静を装って答える。
「今は業務中ですから」
そう言うと、富永は「やれやれ」と言うようにため息をこぼす。
「なら、業務外ならどう?」
振り向くと、富永は笑顔を浮かべ、グラスを傾ける仕草をしていた。
「遠慮します。早く、帰りたいので」
悠互はそう言うと、視線をパソコンに戻した。
丁度、クライアントからメールが届いたところだ。
「三条くんは、愛妻家だねえ」
富永はそう言って立ち上がり、悠互の開いたメールを確認する。
「オーケーだね、お疲れさま」
冨永はそれだけ悠互に告げ、局長室へと戻って行った。
悠互はメールの内容に返信し、関係各所に連絡を入れるとパソコンの電源を落とした。
まさか、自分が愛妻家と言われる日が来るとは。
しかも、もうすぐ離婚する相手との。
悠互は複雑な気持ちになりながら、だけどもうすぐ杷留に会えるのだと笑みをこぼしながら、オフィスを後にした。
エレベーターに乗り一階へ向かいながら、悠互はスマホを手に取った。
杷留の飲み会は、もう終わっただろうか。
まだお開きになっていなければ、迎えに行きたい。
フランスでもお世話になった紛失防止タグのアプリを開くと、それは既に自宅を示していた。
もしかしたら、彼女も自分と会いたいと思って、飲み会を早めに切り上げてきてくれたのかもしれない。
自分に都合のいい考えが頭をよぎり、苦笑いがこぼれた。
杷留は自分に呆れているのだ。そんなこと、ありえない。
だけど、それほどまでに自分が杷留のことを好きなのだと思い知る。
先ほど富永に言われた『愛妻家』も、あながち間違いじゃなかったらしい。
悠互はそれほどまでに、杷留を愛してしまっている。
たとえそっけないとしても、同じ空間に彼女がいると思うだけで幸せなのだ。
自分たちは、いずれ離婚する。
だけど、今だけは。
家に帰れば彼女が待っているという事実に、もう少しだけ浮足立っていたい。
悠互は冷たいビル風の吹く街を、足早に歩いた。
悠互はその日、なかなか会社を出られないでいた。
クライアントからの回答待ちだから仕方ない。向こう方も、夜遅くまで会議を重ねてくれているのだろう。
回答を待つ間、月曜のコンペチームの会議にむけて、各々が共有してくれたファイルに目を通していた。
しかし、メディア局からぽつり、ぽつりと人が消えていくのを見るたびに、ため息が零れそうになった。
――早く家に帰って、杷留と過ごしたい。同期と飲むと言っていたから、迎えに行きたい。
杷留に家族のことを知られ、甘えてしまったあの日から、彼女の態度はそっけなくなった。
きっと、知られてしまった頼りない自分の過去と、未だに家族との縁が切りきれていない事実に、呆れているのだろう。
しかも、あの日は杷留の厚意に甘え、彼女に体を委ねてしまった。
あの夜のセックスは、彼女の慈悲だ。ただの慰めだ。
彼女に掻き抱かれながら、きっとパリで自分を受け入れてくれたのも、彼女の優しさだったのだと気づいた。
『なるべく早く、離婚しような』
そう彼女に告げたのは、これ以上彼女を家のことに巻き込みたくない、彼女にこれ以上自分のことに身を砕いて欲しくないと思ったからだ。
杷留は、優しすぎる。
だけど、あの夜以降彼女がそっけない態度になっても、悠互には杷留と一緒にいる時間が大切だった。
ご飯を食べるとき。買い物に行くとき。
目が合うと顔を逸らされてしまうが、それでも彼女のことを見ていたかった。
今までよりだいぶ会話は少なくなったが、それでも時折彼女が笑みを見せると、心が躍った。
パソコンを開いたまま、手が止まってしまっていた。
無意識に、左薬指にはまった指輪を右手で触っていたのだ。
離婚をするまで、どのくらいだろう。
あと、どれくらい彼女と一緒にいられるのだろう。
〝ほとぼりが冷めたら離婚する〟という曖昧な条件で結婚生活を続けてしまったせいで、タイムリミットが分からない。
思うに、もう〝ほとぼり〟は冷めた。
お祝いを言ってくる同僚も上司もだいぶ減ったし、悠互たちの結婚の事実は、会社の中で〝当たり前〟の事実になっている。
人の噂も七十五日。もっとかかると思っていたが、案外その通りだった。
籍を入れてしまったあの日から、まもなくそれだけの日が経つ。
だけど、富永さんに同じコンペチームに入れられてしまったから、コンペが終わるまでは離婚するべきでないとも思う。
チームメンバーにまで、余計な気は遣わせたくない。
そこまで考えて、悠互はふと気付いた。
――それは、俺が離婚したくないだけの言い訳じゃないか。
それで、職場ではこぼすまいとしていたため息が、ついにこぼれてしまった。
「珍しいね。三条くんが、ため息なんて」
その声に、顔を上げる。局長室にいるはずの富永が、そこに立っていた。
気が付けば、オフィスには悠互と富永以外は誰もいない。
それだけ、遅い時間になってしまったのだろう。時計を見る。もう間もなく、午後十時になる。
「悩み事があるなら、相談に乗るよ?」
富永はそう言うと、悠互の隣の椅子を引き、そこに足を組んで座る。
頬杖をつきながらこちらを見上る彼は、独特の色気を放っている。きっと富永は、女性経験もそれなりにあるのだろう。
口を開きかけて、やめた。
悠互は富永に、何度も救われている。
あの家から自分を解放してくれた。この会社に入るきっかけを作ってくれた。
そんな彼に、恋の相談なんてできるわけがない。
彼は自分たちの結婚を喜び、婚姻届に証人の署名をしてくれた人物でもあるのだから、余計に。
「仕事のことではないので、結構です」
悠互はそう言うと、姿勢を正してパソコンに向かい合う。
すると、富永はくすりと笑った。
「仕事以外のことでは、悩んでいるんだ?」
悠互はぴくりと体を揺らした。
だがパソコンの画面から視線を逸らさず、冷静を装って答える。
「今は業務中ですから」
そう言うと、富永は「やれやれ」と言うようにため息をこぼす。
「なら、業務外ならどう?」
振り向くと、富永は笑顔を浮かべ、グラスを傾ける仕草をしていた。
「遠慮します。早く、帰りたいので」
悠互はそう言うと、視線をパソコンに戻した。
丁度、クライアントからメールが届いたところだ。
「三条くんは、愛妻家だねえ」
富永はそう言って立ち上がり、悠互の開いたメールを確認する。
「オーケーだね、お疲れさま」
冨永はそれだけ悠互に告げ、局長室へと戻って行った。
悠互はメールの内容に返信し、関係各所に連絡を入れるとパソコンの電源を落とした。
まさか、自分が愛妻家と言われる日が来るとは。
しかも、もうすぐ離婚する相手との。
悠互は複雑な気持ちになりながら、だけどもうすぐ杷留に会えるのだと笑みをこぼしながら、オフィスを後にした。
エレベーターに乗り一階へ向かいながら、悠互はスマホを手に取った。
杷留の飲み会は、もう終わっただろうか。
まだお開きになっていなければ、迎えに行きたい。
フランスでもお世話になった紛失防止タグのアプリを開くと、それは既に自宅を示していた。
もしかしたら、彼女も自分と会いたいと思って、飲み会を早めに切り上げてきてくれたのかもしれない。
自分に都合のいい考えが頭をよぎり、苦笑いがこぼれた。
杷留は自分に呆れているのだ。そんなこと、ありえない。
だけど、それほどまでに自分が杷留のことを好きなのだと思い知る。
先ほど富永に言われた『愛妻家』も、あながち間違いじゃなかったらしい。
悠互はそれほどまでに、杷留を愛してしまっている。
たとえそっけないとしても、同じ空間に彼女がいると思うだけで幸せなのだ。
自分たちは、いずれ離婚する。
だけど、今だけは。
家に帰れば彼女が待っているという事実に、もう少しだけ浮足立っていたい。
悠互は冷たいビル風の吹く街を、足早に歩いた。
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