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第三章
195話 祝賀会
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演説の後はその足でパレードを行った。
当初は微妙な空気にならないか不安だったが、エルシャの演説の効果もあってか皇都の何処へ行ってもお祝いムードであり、大きなトラブルもなく終えた。
パレードが終われば次は貴族や来賓を招いての祝賀会である。私が皇帝となって初めての外交の大舞台だ。
国内の貴族に対しては、先の革命の戦勝祝いでもあった。地方貴族たちは大盛り上がりの一方で、中央貴族らは隅で肩身が狭そうに身を寄せあっている。
「……まずはレオ、結婚おめでとう。そして皇位就任おめでとう」
「おめでとうレオ……」
「ありがとうございます、父上、母上」
貴族として当然私の両親も参加している。
父は自慢げな表情で私の肩に手を乗せた。母は感極まって涙を流している。
「一つ謝りたいことがあります。結果的にウィルフリードという名を継げなかったこと、申し訳ないです」
「気にするなそんなこと! それよりも、自分の息子が皇帝になったということの方がよっぽど凄い! ウィルフリード家が皇族に加えられたのだからな」
「そうよレオ、貴方はそんな小さなことを気にしないでいいの。これから国のために頑張りなさい」
プロメリア帝国、皇都プロメリトス、エルシャ=フォン=プロメリトス。流石にこれらの名前を全てウィルフリードに変えることは歴史的にも政治的にも難しかった。
だから両親の口から直接その言葉が聞けてよかった。
「……ありがとうございます。どうか私のことを気にせず、養子などを迎えてください」
「安心しろ。お前の両親はまだ若い。弟や妹の顔が見れる日が来るかもしれないぞ。それとも、孫の方が先かな!」
「ちょっと、やめなさいよ……」
「あははは……」
珍しく父も随分と酒を飲んでいるようだ。すっかりべろべろに酔っている。
母は挨拶回りなどするためにしっかりキープしているようだ。しっかり父の手網を握っていて欲しいと思った。
「すまないエル、こちらの話を……」
「良いのよ。仲が良くて羨ましいわ。私たちもあのようでありたいわね」
エルシャの母である上皇后はこの場には居ない。もう表舞台には出ないとだけ残し、遠い辺境へと隠居している。
義理の母に娘の晴れ舞台を見せてやることができなかったのは残念だが、これは彼女なりの娘への思いやりなのだろう。変に自分を皇位に担ぎあげられないよう、慎重な行動を選んでいるように見えた。
「ご歓談中失礼します。皇帝陛下、是非ご挨拶したいと来賓の方々がお待ちです」
「その話し方はやめてくれ孔明。気軽に話せる人が減るのは辛いものだと最近知った」
孔明はいつにも増して重そうな純白の鶴氅を身にまとい、袖の下で腕を組みながら跪いて話しかけてきた。
孔明は貴族ではないが私の 付き人としてこの場に参加している。
ある意味ヴァルターの後釜のような感じだ。
「これは失礼しました。……レオ、これは重大な仕事です。特に他国からの使者については事前に打ち合わせした通り、軽々しく口約束も交わさないように気を付けてください」
「分かった。……行こうかエル」
「ええ」
孔明が頭を下げている前を、エルシャと腕を組みながら通り過ぎる。それは厳格な上下関係の存在を印象付けただろう。
ここでの立ち振る舞いも全て見られているのだ。私が孔明に言われた通りに動いていると知られれば、孔明の命が危うくなる。少しでも付け入る隙を与えてはならない。
「デアーグ=エアネスト公爵にミドラ=ホルニッセ公爵、そして他の皆も今日はよく来てくれた」
まずは身内への挨拶から済ませることにした。
「これは皇帝陛下並びに皇后陛下、わざわざ御足労ありがとうございます。この度は御成婚、御即位おめでとうございます。心よりお慶び申し上げます」
ミドラがそう言い頭を下げるのに合わせ、デアーグや他の貴族たちも私たちに深く頭を下げた。
「今日は朝から戴冠式など長丁場であったな。この祝賀会では存分に楽しんでくれ」
「お心遣い感謝申し上げます。……それと陛下、陞爵という身に余る名誉を頂けたこと、この場を借りて御礼申し上げます」
「此度の戦いで特に軍功を挙げた者には陞爵している。これからもその手腕を我が帝国のために存分に振るうが良い」
リーンとホルニッセに加え、皇都まで到達するまでの活躍を見せた北方のノードウェステンとノードストンは、皆ひとつ爵位を上にした。元から最上位のウィルフリードとエアネストには賞金と勲章の叙勲を行った。
「は! 必ずや陛下の御期待にお応えするべく、粉骨砕身の思いで帝国に仕えて参ります」
「うむ。ではまた」
私は彼らのテーブルを後にし、次は矛を交えた中央貴族たちの元を訪れた。
「トーアにベゾークト、そしてその他諸君、御機嫌よう。祝賀会は楽しんでいるかな?」
「こ、これは皇帝陛下に皇后陛下! 我々から陛下の元へ向かうべき所を、大変申し訳ございません! ……こ、この度はおめでとうございます」
トーアの領主はあの戦いの中で歳三が始末した。今はその息子が領主を継いだらしい。私とそう変わらない年齢の新領主は、突然の皇帝の来訪に酷く狼狽していた。
「陛下! この度は一切の罰則を下さないという寛大な御対応ありがとうございました!」
ベゾークト領主が縋り付くような目で私に頭を下げる。
「諸君らが悪いのではない。むしろ諸君らもヴァルターやその一味に騙されていた被害者であろう。国を守るために戦ったその姿勢は賞賛こそすれ、罰などもってのほかだ」
「はは! 陛下の慈悲深い御心に改めて忠誠を誓います!」
アルドたちの調査によりヴァルターと共謀していた者は既に処分した。今ここにいるのはどちらにつくか迷った末に中央を選んだ者だ。
私が皇都にいる以上中央貴族である彼らとの関係は自然と深まるし、腐っても大都市を長年治めている大権力者だ。上手く関係を改善できるに越したことはない。
「陛下、他国からの使者が面会を求めております」
「うむ。ではそちらに行こう。……では諸君、楽しんでくれ」
孔明に呼び出され、私たちは中央貴族たちの元を後にした。
向かうは初めて対面する他国の代表者だ。
当初は微妙な空気にならないか不安だったが、エルシャの演説の効果もあってか皇都の何処へ行ってもお祝いムードであり、大きなトラブルもなく終えた。
パレードが終われば次は貴族や来賓を招いての祝賀会である。私が皇帝となって初めての外交の大舞台だ。
国内の貴族に対しては、先の革命の戦勝祝いでもあった。地方貴族たちは大盛り上がりの一方で、中央貴族らは隅で肩身が狭そうに身を寄せあっている。
「……まずはレオ、結婚おめでとう。そして皇位就任おめでとう」
「おめでとうレオ……」
「ありがとうございます、父上、母上」
貴族として当然私の両親も参加している。
父は自慢げな表情で私の肩に手を乗せた。母は感極まって涙を流している。
「一つ謝りたいことがあります。結果的にウィルフリードという名を継げなかったこと、申し訳ないです」
「気にするなそんなこと! それよりも、自分の息子が皇帝になったということの方がよっぽど凄い! ウィルフリード家が皇族に加えられたのだからな」
「そうよレオ、貴方はそんな小さなことを気にしないでいいの。これから国のために頑張りなさい」
プロメリア帝国、皇都プロメリトス、エルシャ=フォン=プロメリトス。流石にこれらの名前を全てウィルフリードに変えることは歴史的にも政治的にも難しかった。
だから両親の口から直接その言葉が聞けてよかった。
「……ありがとうございます。どうか私のことを気にせず、養子などを迎えてください」
「安心しろ。お前の両親はまだ若い。弟や妹の顔が見れる日が来るかもしれないぞ。それとも、孫の方が先かな!」
「ちょっと、やめなさいよ……」
「あははは……」
珍しく父も随分と酒を飲んでいるようだ。すっかりべろべろに酔っている。
母は挨拶回りなどするためにしっかりキープしているようだ。しっかり父の手網を握っていて欲しいと思った。
「すまないエル、こちらの話を……」
「良いのよ。仲が良くて羨ましいわ。私たちもあのようでありたいわね」
エルシャの母である上皇后はこの場には居ない。もう表舞台には出ないとだけ残し、遠い辺境へと隠居している。
義理の母に娘の晴れ舞台を見せてやることができなかったのは残念だが、これは彼女なりの娘への思いやりなのだろう。変に自分を皇位に担ぎあげられないよう、慎重な行動を選んでいるように見えた。
「ご歓談中失礼します。皇帝陛下、是非ご挨拶したいと来賓の方々がお待ちです」
「その話し方はやめてくれ孔明。気軽に話せる人が減るのは辛いものだと最近知った」
孔明はいつにも増して重そうな純白の鶴氅を身にまとい、袖の下で腕を組みながら跪いて話しかけてきた。
孔明は貴族ではないが私の 付き人としてこの場に参加している。
ある意味ヴァルターの後釜のような感じだ。
「これは失礼しました。……レオ、これは重大な仕事です。特に他国からの使者については事前に打ち合わせした通り、軽々しく口約束も交わさないように気を付けてください」
「分かった。……行こうかエル」
「ええ」
孔明が頭を下げている前を、エルシャと腕を組みながら通り過ぎる。それは厳格な上下関係の存在を印象付けただろう。
ここでの立ち振る舞いも全て見られているのだ。私が孔明に言われた通りに動いていると知られれば、孔明の命が危うくなる。少しでも付け入る隙を与えてはならない。
「デアーグ=エアネスト公爵にミドラ=ホルニッセ公爵、そして他の皆も今日はよく来てくれた」
まずは身内への挨拶から済ませることにした。
「これは皇帝陛下並びに皇后陛下、わざわざ御足労ありがとうございます。この度は御成婚、御即位おめでとうございます。心よりお慶び申し上げます」
ミドラがそう言い頭を下げるのに合わせ、デアーグや他の貴族たちも私たちに深く頭を下げた。
「今日は朝から戴冠式など長丁場であったな。この祝賀会では存分に楽しんでくれ」
「お心遣い感謝申し上げます。……それと陛下、陞爵という身に余る名誉を頂けたこと、この場を借りて御礼申し上げます」
「此度の戦いで特に軍功を挙げた者には陞爵している。これからもその手腕を我が帝国のために存分に振るうが良い」
リーンとホルニッセに加え、皇都まで到達するまでの活躍を見せた北方のノードウェステンとノードストンは、皆ひとつ爵位を上にした。元から最上位のウィルフリードとエアネストには賞金と勲章の叙勲を行った。
「は! 必ずや陛下の御期待にお応えするべく、粉骨砕身の思いで帝国に仕えて参ります」
「うむ。ではまた」
私は彼らのテーブルを後にし、次は矛を交えた中央貴族たちの元を訪れた。
「トーアにベゾークト、そしてその他諸君、御機嫌よう。祝賀会は楽しんでいるかな?」
「こ、これは皇帝陛下に皇后陛下! 我々から陛下の元へ向かうべき所を、大変申し訳ございません! ……こ、この度はおめでとうございます」
トーアの領主はあの戦いの中で歳三が始末した。今はその息子が領主を継いだらしい。私とそう変わらない年齢の新領主は、突然の皇帝の来訪に酷く狼狽していた。
「陛下! この度は一切の罰則を下さないという寛大な御対応ありがとうございました!」
ベゾークト領主が縋り付くような目で私に頭を下げる。
「諸君らが悪いのではない。むしろ諸君らもヴァルターやその一味に騙されていた被害者であろう。国を守るために戦ったその姿勢は賞賛こそすれ、罰などもってのほかだ」
「はは! 陛下の慈悲深い御心に改めて忠誠を誓います!」
アルドたちの調査によりヴァルターと共謀していた者は既に処分した。今ここにいるのはどちらにつくか迷った末に中央を選んだ者だ。
私が皇都にいる以上中央貴族である彼らとの関係は自然と深まるし、腐っても大都市を長年治めている大権力者だ。上手く関係を改善できるに越したことはない。
「陛下、他国からの使者が面会を求めております」
「うむ。ではそちらに行こう。……では諸君、楽しんでくれ」
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